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<マクロスF 赤いきつね①>

2ヶ月経過。
ヴァジュラはフロンティア船団の様子を伺いにくるだけで何故か攻撃してこない。
(アルトとシェリルが頻繁に超時空セックスをしてるため。)
こちらから攻撃してもすぐ逃げられてしまう。
ヴァジュラとの戦闘がほとんど無いため、フォールドクォーツの研究も進んでなかった。

シェリルのライブ中、アルトはVF-171EXで哨戒任務についていた。
シェリルからお守りとしてイヤリングを渡されており、そのおかげかヴァジュラとの交戦は無し。
禁断のエリクシア歌ってる最中に、シェリル悪阻でライブ中断。
V型細菌により避妊パッチが効かなかったらしい。
シェリルの体調に関するウワサ(もしかして妊娠!?)が船団内を飛び交うことになる。

そんな中、アルトとシェリルはマヤン島で水着デート。
ただしシェリルは泳ごうとせずにカキ氷も食べず。
不審に思い体調を気遣うアルトに対して、桟橋でシェリルが妊娠を告白。
しかし、アルトが答えを出す前に召集命令の着信音が。


<マクロスF 赤いきつね②>

ボドルザー級要塞攻略戦。アルトも参加。
先端が開かれる直前にシェリルの歌声が戦場に響く。
アルトの無事を祈るシェリルの歌が、アルトの持つイヤリングを媒介としてヴァジュラに伝わっていく。
イヤリングを身に付けたアルトは、ヴァジュラにも心があることを知る。

戦闘を止めるためにVF-171EXで両軍の間に入り、シェリルの歌をもっとヴァジュラに届けようとするアルト。
それはまるで舞のようだった。
ヴァジュラ、ボドルザー級要塞から撤収。
ヴァジュラ本星の場所が判明。

ヴァジュラ撤収後、シェリルのストーカー(ゼントラン兵)に襲われてアルト機被弾。
アルトを助けたのはSMSのYF-25ミシェル機だった。
アルトの入院した病院に慌てて駆けつけるシェリル。
屋上で車椅子のアルト、シェリルに結婚を申し込む。
その瞬間報道ヘリが襲来。レポーターが大挙押し寄せてくる。

シェリル婚約+おめでたのニュースが大々的にフロンティア船団を席巻する。
フロンティア行政府も大統領自ら会見を開き二人の婚約を祝福。
歌舞伎の早乙女一門は、フロンティア船団が地球文化の継承者であることを示す、非常に重要な財産の一つである。
その御曹司がフロンティア船団の未来のために軍役に付いただけでも民衆好みの美談であり注目度は高い。
それがヴァジュラの大群をたった一機で退けた上に、故郷を失った銀河の妖精との婚約である。
奇跡にもほどがあり、政府の支持率UPのため、フロンティア船団の格を上げるのにこの慶事を利用するのは当然だった。

全てはギャラクシーの後ろ盾を失ってしまったシェリルが、フロンティア政府に使い捨てられることを防ごうとするグレイスの策略であった。


<マクロスF 赤いきつね③>

1ヵ月後。
シェリル、前々から予定にあったアルカトラズ島での慰問ライブを実施。
ラブリーボンバーなるコピーバンドの助けを借りて休憩大目で悪阻を乗り切る。

その後、婚約の報告をするため早乙女嵐蔵に会いに行く二人。
勝手に飛び出たこともあり、ケンモホロロに追い返されるものと考えてたが、すんなりと通される。
驚くアルト。一門総出で二人を待っていた。矢三郎兄さんも登場。
めっきり躰が弱くなり車椅子生活の嵐蔵。しかしその眼光は以前にも増して鋭い。
叱責の声を覚悟するアルトであったが、掛けられた声は意外なものであった。
ボドルザー級要塞攻略戦でアルトが見せた舞を褒められたのである。

そして婚約を許す条件として、シェリルの前で歌舞伎の演目を演じることを命じられる。
既にアルトの中に女形への拘りは無くなっていた。
超時空セックスを繰り返し、すでにシェリルへの自分の全てを曝け出してしまっていた。
それでもシェリルは自分を受け入れてくれる以上、女となることへの恐怖などない。
自然と気負い無く承諾する。

早乙女の邸宅には歌舞伎の舞台があった。
この夜観客はシェリルと付き添いのグレイスの二人だけ。
シェリルは着物を纏っていた。
アルトの母である亡き早乙女美与の着物である。
そのシェリルの前でアルトが舞う。
演目はシェリルにとって思い出深い桜姫東文章。
美しさと深みを増したアルトの演技にシェリルは酔いしれた。


<マクロスF 赤いきつね④>

無事に二人の婚約が早乙女一門に認められ、シェリルとアルトはそのまま邸宅で一泊することになる。
二人が泊まったのは美与が最後の時を過していた離れ。
美与の思い出を聞きたがるシェリル。
明日は美与のお墓参りに行く約束をする。
床に付くために着物を脱ぐシェリルをアルトが手伝う。
月明かりの中、床の間には一つの布団と二つの枕。
自然と二つの影が重なり合っていった。

翌朝、いちゃつきながら着付けをしている二人の許へ、矢三郎兄さんとグレイスが現れる。
アルトとシェリルは、その笑ってるのに笑ってない二人の様子にこれはマズイとタラリと汗をかく。
「ちょっとシェリル、お話があるの。いいかしら?」と微笑むグレイスに強引に引き立てられ、涙目で連行されていくシェリル。
必死に引き剥がされまいと手を伸ばすアルトであったが、「フフフ。昨日は随分お楽しみでしたね。アルトさん」と矢三郎がそれを阻止。
無情にも絡み合った指が解けてしまう。
そしてアルトとシェリルは、別々の場所でそれぞれ矢三郎とグレイスから朝っぱらから口すっぱく注意されることになる。
妊娠初期は激しくしてはダメとあれほど言ったでしょう!と。


<マクロスF 赤いきつね⑤>

政府よりフロンティア船団がヴァジュラ本星を目指すことが発表される。
あくまで侵攻ではなく、ヴァジュラの生態圏を犯さない形での移民であることが強調される。
アルトの舞とシェリルの歌をそのためにヴァジュラと交信するためのツールとして位置づけられる。

三島としてはまずは現段階では、ヴァジュラ星を手に入れるだけで満足すべきとしていた。
バジュラクィーンのいるヴァジュラ星をフロンティア政府の管轄下に置く。
そうすればヴァジュラはフロンティア政府の保護する原生動物扱いとなり、他の船団はフォールドクォーツに手を出せなくなる。
フォールドクォーツの刈り取りに関しては、ヴァジュラ星にじっくり腰を据えて準備を進めればいいという総合的判断だった。

三島は明らかに胡散臭いが、平和的移民のために協力して欲しいと言われると、アルトもシェリルも断れるはずがない。
自分たちの舞と歌で異星生命体との共存を叶えるなど、これ以上の演者冥利は無かった。
アルト専用機としてYF-29がロールアウトされ、SMSのマクロスクォーターにシェリルの舞台が用意される。
(ちなみにYF-29の4つの賢者の石は、ギャラクシー船団の大破した難民船から発見されたフォールドクォーツを利用。)


こうしてヴァジュラ本星でのヴァジュラとの和解作戦が実施される。
勿論後方では不測の事態に備えてという名目で、反応弾装備の統合軍がバトルフロンティアと共に出撃体勢を維持していた。
和解が無理な場合は、力押しという三島の考え透けて見えた。


<マクロスF 赤いきつね⑥>

作戦を前にして二人きりの時間を過ごすアルトとシェリル。
矢三郎とグレイスに散々言われるてるにも関わらず、やっぱり懲りずに盛り上がってしまい本番をしてしまう。
ちなみにグレイスは、和解が失敗したときにシェリルに強制的に歌わせるための質として、三島の命令によってバトルフロンティア側で待機中であった。

ちょっと色っぽ過ぎるシェリルのアイモが響き渡る中、マクロスクォーターが進んでいく。
ヴァジュラ本星から迎撃に出てきたヴァジュラたちは、クォーターの辺りを飛び回るだけで手を出してこない。
大気圏降下後ヴァジュラのネストに到達し、マクロスクォーターからYF-29が発進。
フォールドウェーブシステムによるツバサの舞に導かれ、ネストの中からヴァジュラクィーン登場。
そして相互理解。

ヴァジュラクィーン、長距離フォールド開始。
全てのヴァジュラたちがそれに続く。
ヴァジュラはアルトを、人間を理解してくれたが、それでも争いは起こると判断し、星自体を譲ってくれたのである。


・・・というのは嘘で。
単純に出撃前の愛の交歓で火照った躰で歌い舞ったシェリルとアルトのラブラブっぷりに当てられただけであった。
久しぶり交尾したくなって、アイモを歌いながら仲間の群れの許に飛んでいったのである。

その感動的?な星譲りの情景を見ていたフロンティア船団の人々は大いに歓声を上げる。
去っていっくヴァジュラのフォールド光に見蕩れ、感謝の念を捧げる。

ただ一人、三島だけは想定外の展開に「ちょっま・・・っ」と愕然となっていた。
フォールドクォーツ独占という三島とLAI社の密かな野望が潰えた瞬間であった。
が、移民先確保に沸くブリッジで、ガックシと崩れ落ちた三島に気付くものはいなかったという。


<マクロスF 赤いきつね⑦>

1ヵ月後 エピローグ。
ヴァジュラ星へのフロンティア船団の移民作業は順調に進んでいた。
アルトは軍の任務でヴァジュラ星の空を飛び回り、気象データ等の情報収集任務で忙しい日々を送っていた。
そんな中、アルトとシェリルの結婚式が行われる。

開拓の立役者たちの結婚式であり、バジュラ本星で行われる一番最初の結婚式である。
フロンティア政府が主催した大々的な式となった。
未成年だけど政府公認の特例。まあいっか的な。

シェリルのウェディングドレス姿は美しいをとおり越して神々しい。
安定期に入ったところだが、まだお腹も目立ってない。(だいたい元が細すぎだ。)
例によって例のごとく式開始前の控え室で思わずドレス姿でシちゃいそうになり、グレイスに止められる二人。
最後まで色ボケである。


無事に式を終えてブーケトス。
受け取ったのは緑色の髪をした少女。

このブーケがきっかけで、この少女ランカ・リーはシェリルの産休で暇になったグレイスにマネジメントされてデビューすることになる。
やがて超時空シンデレラと呼ばれるようになり、シェリルと銀河で人気を二分する歌手に成長していくのだが、それはまた別の話。


以上


長々とすみませんでした。
最終更新:2011年05月24日 08:51