書くつもりはなかったオリンピア編本番w
一応、色々萌え、滝にポロポロ投下してたSSから繋がってるよ
シェリルの柔らかな身体を壁に押し付け、貪るような口づけを交わす。
アルトは強引にシェリルの膝を割り開くと、彼女の愛液に濡れたショーツ越しに己の太腿を押し付けた。さらに、すっかりと熱を取り戻した劣情をシェリルの下肢に擦り付け、ゆっくりと腰を揺らす。
「……あっ」
敏感な秘所と、ガーターストッキング越しの太腿への焦れったい愛撫。
縋り付くように、アルトのジャケットの肩口を握り締めていた白い手が、高く結い上げられた彼の絹糸のような髪をクイッと引いた。
頭皮に走るむず痒いような感覚に、アルトは一旦濡れた唇を離し、シェリルの潤んだ青い瞳を見つめる。
「…ん、なんだよ……」
言いながらも、シェリルの下肢に挟まれてしまった己の足を引き抜き、代わりに不埒な指をシェリルの秘所に這わせた。
溢れ出したシェリルの愛液が染みて、アルトのボトムスの太腿部分は、濃く色を変えている。
ぐっしょりと濡れ、張り付くショーツの上から秘所を撫で上げると、鈍い快感にシェリルは身体を震わせた。
「…あっ、ん…。あると、やだぁ…」
「何が、やなんだ?」
意地悪く笑って、アルトは問う。ショーツの上を往復する指はそのままに。
「…さわっ、て……ちゃんと、触って…」
熱を孕んだ上擦った声で、欲に濡れた瞳で、シェリルはさらに先を懇願する。
アルトは背筋を這い上がる衝動に、ぶるりと身体を震わせた。
焦らしたつもりが、煽られた。
「そんな煽って…知らねぇぞ…」
チッと舌打ちをして、アルトはシェリルのショーツの隙間から指を差し入れる。
「…はは、大洪水……」
シェリルの下の唇から潜らせた指は、蠕動する内部に奥へ奥へと導かれる。
アルトの指から愛液が滴るほどに潤っているシェリルの内部だが、久しぶりのせいかいつも以上にきつい。
「あっ、あっ…ん」
中を探るアルトの指に、シェリルはさらに刺激を求めて腰を揺らす。
堪らなくなって、シェリルはアルトの熱に手を伸ばした。
「…あ、る…と、もう…がまん、出来、ない…」
先走りに濡れるアルトを先端から撫で下ろし、シェリルは熱い吐息を彼の耳元に零した。
「…っおま、…どこで、そんなこと、覚えてくるんだ……」
シェリルからの愛撫に、ともすれば射精してしまいそうになったアルトは、熱を散らすように、ゆっくりと息を吐いた。
「挿れるにも、多分、まだきついぞ?」
「いいからぁ……」
ゆっくりと中に挿れた指を動かしながら気遣うアルトの言葉にも、シェリルは首を振る。
立ち昇る女の色香にアルトはゴクリと喉を鳴らすと、濡れた指を引き抜きシェリルのショーツのサイドストリングを解いた。
そして、シェリルが触れている己の熱に手を伸ばしかけ、アルトはハッと動きを止める。
「…あ。あー…、ダメ、だ」
天を仰いで溜め息を吐くアルトに、シェリルは瞳を瞬かせた。
「……え?」
「シェリル、俺今日、スキン持ってないわ…」
欲を押し殺すように、細く息を吐きながらアルトは言う。
思わず触れたままのアルトの雄に目をやり、ハッと我に返って頬を染めたシェリルは、一瞬のあと、顔を俯かせて頷いた。
「…いい、わ」
「え」
「そのまま、して。…ツアー中は、ピル、飲んでるって、…知ってるデショ」
頬を染めたままアルトから視線を外し、シェリルは少し唇を尖らせて言う。
「…そうだけど」
「いいの!…中に…、欲しいの…」
自棄になって語気を強めて言うも、言葉尻は羞恥に震える。
耳朶まで真っ赤に染めながら雄を強請るシェリルに、アルトは理性をかなぐり捨てた。
「……ほんとに、お前は……っ」
吐き捨てるように呟いて、アルトはシェリルの片脚を抱え上げると、その身体を壁に押し付け、一気に灼熱を突き入れた。
「…あぁっ…!」
待ちわびた男の熱に、シェリルは白い首を仰け反らせて嬌声を上げる。
容赦ない突き上げに、つま先に引っ掛けた華奢なヒールのミュールが脱げ落ち、毛足の長い上等な絨毯敷きの床が、それを優しく受け止めた。
「あっ、あん…ある、と…っ」
背中は壁に押し付けられているが、細いヒールのミュールを履いた片脚だけで身体を支えるには不安定で、シェリルはアルトの首に腕を回し必死にしがみつく。
「アルト、ある、と……!」
ギュッとしがみつかれ思うように動けないアルトは、片脚で身体を支えガクガクと震えているシェリルの膝裏に手を差し入れると、力任せに抱き上げた。
「あっ……あぁぁ…!」
両脚が宙に浮いた状態になり、自重でアルトを最奥まで銜え込むことになったシェリルが、一層高く声を上げる。
身体の中心を貫く楔に深い安堵を感じながら、シェリルはアルトの動きに合せぎこちなく腰を振る。
高く響く水音と、肌を打ち合う音が響く。
「…アルト、どうしよ…もう、いっちゃう……っ」
熱く荒い吐息と共に耳元で零された言葉に、アルトも下腹部をブルリと震わせる。
「…あぁ、俺も…もう」
「アルト、あっ…あぁ…ん」
「シェリル…、中に、出していいか?…お前の、中……」
子宮口をこじ開けるような勢いで突き上げてくるアルトに、シェリルは必死に頷いた。
「いい、いいから…!アルト、中に、出してぇ…!」
啜り泣くようなシェリルの嬌声に、アルトはグッと息を詰めると、彼女の子宮めがけて熱い飛沫を迸らせた。
「あっ、…あぁぁ!」
腹の中でビクビクと跳ねる肉棒を銜え込んだ内部が、最後の一滴までも搾り上げるかのように蠕動し、シェリルも気を放った。
子宮を満たす白濁に、恍惚とした笑みを浮かべながら。
触れ合わせた胸から、早鐘を打つ心臓の鼓動がおさまらない。
アルトは抱え上げていたシェリルの両脚をゆっくりと床に下ろす。
「…平気か?」
「…ん」
腕と腰を支えて立たせながら、ふと足元に視線を落としたアルトは刮目する。
「うわぁぁ……。これ、怒られるか?」
「え……?」
アルトの視線を追って、己の足元に目をやったシェリルはかぁと赤面した。
「……アルトのせいじゃない」
「俺かよ!」
シェリルの白い脚を滴り伝った愛液と白濁が、絨毯に染みを作っていた。
そのそばに、挿入時に剥ぎ取ったショーツとミュールが絨毯の上に転がっている。
そういえば、服など何一つ脱がしていない。
あまりの余裕のなさに、お互い気恥しくなって俯いた。
「…お前、今日はどうしたんだ?」
情事後の気だるくも心地好い空気の中、優しくシェリルの髪を梳きながらアルトがぽつりと口を開く。
結局、お互いの熱が冷めやらず、ベッドに雪崩込んで二回戦を始めてしまったわけだが。
「…なにが?」
「あんなに積極的なの、滅多にないだろ」
「………別に」
アルトの言葉に、シェリルはシーツを被る。
「なに拗ねてるんだよ。言ってみろよ」
からかうようなアルトの物言いに、シェリルは唇を尖らせる。
「……アルトが悪いんだから」
「へ?」
ぽつりと零れたシェリルの言葉に、アルトは間の抜けた声を上げる。
「アルトが悪いのよ。久しぶりに会えたのに、女の子たちにキャーキャー言われて…」
アルトに非がないことは分かっているから、言葉尻が弱い。
「え。言われてたか?お前が、じゃなくて?」
シェリルの言葉に、アルトはきょとんとして首を傾げる。
2週間振りにアルトが護衛に付くことになってシェリルは浮かれていた。
午前中はツアーラストのオリンピア公演に向けて、スタッフと打ち合わせをし、昼から夕方にかけて雑誌のインタビューを数本受け、そして最後がウェブマガジン用の動画撮影だった。
紙媒体とは違い、ウェブ物は撮影しチェックが済めばすぐにアップ出来るのが楽でいい。
今回の動画も来週末には配信される予定だ。折角だからと、シェリルは季節に合わせ衣装に浴衣を選んだ。
「へぇ、浴衣、ですか?」
「えぇニホンの夏と言えば浴衣、なのよ?」
得意気なシェリルの言葉に、ヘアメイクの女性は感嘆の声を漏らす。
「シェリルさんの和装って、想像つかなかったけどいいですね!ご自分で着付けされたんでしょ?どこで習ったんですか?」
「うふふ。ヒミツ」
悪戯っ子のように笑って、シェリルはその話題を煙に巻く。
病気療養中に早乙女邸で過ごしたときに着付けを習ったなどとは、誰にも教えるつもりはない。
振袖も問題なく着付けられるのだから、浴衣の着付けなど朝飯前だが。
「でも…ちょっと着付け大胆すぎたかしらね…」
姿見の前でくるりと回ってシェリルはしばし考える。ここはやはり大先輩の意見を聞くべきだ。
「アル……早乙女大尉」
「…はい」
「ちょっと…」
控え室のドアを開け、シェリルが廊下で待機していたアルトを呼び寄せる。
「どうした?」
護衛として付いているので、必要以上に親しい素振りは出来ないが、アルトは優しい声を潜めシェリルを見る。
「うん…。あのね、これどう思う?」
向けられる眼差しの優しさに胸をときめかせながら、シェリルはアルトの前でもくるりと回ってみせた。
「へぇ…。その浴衣の意匠に兵児帯を合わせたのか。斬新だけど、悪くない。お前らしくていいよ」
濃紺の浴衣の裾には、白い藤の花が大胆にあしらわれている。
大人っぽいシックな浴衣に、薄い紅色と金地のふわふわの兵児帯の重ね付けが、シェリルの女性らしさを引き立てる。
アルトの言葉にシェリルが小さく笑を零すと、アルトも瞳を細めて柔らかく笑う。
その瞬間、シェリルの肩越しに、撮影スタッフの女の子たちの黄色い歓声が聞こえた。
耳聰いシェリルがそっと背後に聞き耳を立てる。
何あのイケメン!やだ、なにあの笑顔、超美人!っていうか、SMSの隊服着てるってことはシェリルさんの護衛?え、彼氏じゃないの?でも、超お似合い。もしフリーだったら連絡先聞いちゃおうかなぁ
聞こえてきたのは、アルトを讚美する言葉たち。もちろん、シェリルも悪い気はしないのだが。
「……シェリル?どうした?」
「………なんでもない」
なぜか途端に気持ちが急降下し、シェリルは唇を尖らせた。
婚約のことは内緒だから、SMSでもフロンティアの一部にしか知られていない。
その証拠に、急用が入ってしまったクランの代わりに護衛に付いた、オリンピア支部の年若い隊員は、シェリルとアルトが醸し出すそこはかとない色気に当てられ、今日一日ずっと居心地の悪そうな顔をしていた。
あーぁ、早くアルトのお嫁さんです!だから、アルトに手を出さないでね!って大声で宣言したいのに…と、シェリルは心の中で溜め息を吐いたのが、数時間前のこと。
「んもう!どうしてそう自覚がないの!」
「だって、ほかの女なんて興味ないし…」
「アルトが興味なくったって、女の子たちは興味津々なのよ、もう!アルトはあたしのなのに……っ」
そこまで言って、シェリルはしまったと口を噤む。
「…俺がお前の、なんだって?」
ポロリと零れたシェリルの可愛い本音に、アルトはニヤニヤと緩む頬を撫でながら問う。
「なんでもない!」
かぁっと頬を染めて背中を向けてしまったシェリルに、アルトは相好を崩す。
「馬鹿だな、お前」
「なんですって!」
笑みを滲ませる声色に、シェリルは思わずアルトを振り返り、声を上げる。
「…なにも心配することなんてないのに、婚約者殿」
ふわりと笑って、アルトはシェリルの首から下げられた華奢なネックレスに指を絡める。ペンダントトップ代わりに付けられたのは、エンゲージリング。
「…分かってるもん」
アルトがあたししか見てないのは。
それでも、自分の婚約者が女の子たちに騒がれるのは誇らしくあるが、面白くはない。
複雑な乙女心なのだ。
拗ねた振りをして、自分の胸に顔を擦り付けてくるシェリルに、キスの雨を降らしながらアルトは言う。
「あのさ、なんだかんだ忙しくて大まかにしか話進めてなかったけど…」
「うん?」
「…お前、来年は音源製作中心にするんだよな?」
「…うん」
「ん、良かった。スケジュール変わってなくて。俺も来年は長期休暇取れるから、さ。そろそろ、式の準備始めないとだろ?お前が憧れてたジューンブライドだ」
「…ジューンブライド」
いつかの病室で憧れだったと教えたことがある。それをずっと覚えていてくれたアルトに、シェリルは幸せそうに瞳を細めた。
「そう。ウェディングドレスのデザインもするんだろ?…あれ、一年近く猶予あるから、準備間に合うんだよな?」
なんせ初めてだから段取りが分からないと眉を下げるアルトに、あたしだって初めてよ!とシェリルは笑う。
「そっか、ジューンブライド…。あ。ね、アルト」
「ん?」
「白無垢!」
「え?…あぁ」
子供のようにキラキラと目を輝かせるシェリルに、アルトは笑みを零す。
「白無垢着たいわ!アルトのお母様の…。お義父様にお見せしたいの!」
「……そこで、親父かよ」
愛しい婚約者の口から零れた言葉に、アルトはガックリ肩を落とす。
「…なによ」
「先ず、俺に見せたい、だろ?」
「あら」
拗ねたように唇を尖らせるアルトに、シェリルは小悪魔の笑みを浮かべる。
「…ね、あたしがフロンティアでのライブで会場にした、教会ステージ覚えてる?」
「そりゃ…。忘れるわけ、ないだろ」
「ふふ。あそこ、バジュラ本星に移築保存されたらしいんだけどアルト、知ってる?」
「いや…俺たちがオリンピアに移ったあとのことだから、直接見てはいないけど…」
そう言えば矢三郎兄さんが言っていたな、とアルトは思案する。
「あのステージ、使えないかしら。…あたしが子供の頃に、花嫁を夢見て過ごしたギャラクシーの教会を模してるの……」
「あぁ、そうだったな。いいかもな。もともとお前のステージ用に作られたんだ、新政府軍に申請出せばすぐに許可降りるんじゃないか?」
「白無垢は、早乙女のお屋敷でお義父様や矢三郎さんに見てもらって…。ウェディングドレスは、大切なお友達だけを呼んでホームパーティーみたいなお式で着るの!」
どう?と夢見るような瞳に見つめられて、アルトは優しく微笑み返す。
「そうだな。婚約は内密にしたけど、結婚式は、多少のパパラッチくらいなら我慢してやるか。なんせ、銀河の妖精の挙式だからな。全銀河の野郎どもに、俺の嫁だ!って宣言しなきゃだな」
「そうよ、アルトは幸せ者なのよ!」
数時間前、ひとり拗ねていたことを思い出してシェリルは瞳を潤ませる。
アルトは全部、分かってくれているのだ。
「あぁ。銀河一幸せな亭主だ」
すんなりと告げられた言葉に、シェリルは思わずきゅんとして眉を下げ、慌てたように言葉を繋げる。
「じゃ、じゃぁ、次のオリンピア公演が終わるまでに、ドレスのデザイン纏めなきゃ!」
善は急げよ!と今にもベッドを抜け出して画用紙に向かってしまいそうなシェリルの身体を抱き寄せ、アルトは苦笑する。
「おいおい。今日は、このままゆっくり…だ」
なんならもう一回戦出来るぞ?とシェリルの白い背中に下腹部を押し付けるアルトに、シェリルはぴくっと肩を揺らした。
「……来年は、もうピル飲むのやめようかな」
そっと背中を振り向き、チラと上目遣いに呟かれた言葉に、アルトはかぁっと赤面した。
「…お前、不意打ちすぎる……」
思わず口元を抑えて唸るアルトに、シェリルも頬を染めて笑い返した。
END
最終更新:2011年07月13日 09:05