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 454 :届けたいんだ わたしに寄り添ってた音♪:2013/03/09(土) 20:33:10.47

マクロス30関係で萌えスレから流れて来ました。ですが、書き手は超銀河箱は手にしたものの 
ゲームが苦手だったり仕事が忙しくて開封出来なかったりして 
まだ未プレイなので、詳細が色々ゲームと食い違っていると思います 
それでもOK!と云う方だけ、数レスお付き合いをお願いします 

 



「―――本当にアルト君なんだね…!」 
そう言ってアルトの胸に飛び込んだ可愛い少女と、そんな彼女を 
優しく抱きしめていた男の姿が今も瞼の裏から消えない――― 

ランカちゃんと再会して、仲良く寄り添う二人の姿を見て… 
思わず感情的になって拗ねて見せた後に、私は与えられた自室の 
ベッドに顔を埋めて横たわっていた。 

泣き出しそうな顔を見たくて、そんな自分を見せたくなくて 
逃げる様にこの部屋へ戻って来てしまったのだ。 
脱がないと衣装がシワになっちゃうとか、泣きすぎると明日に響くわとか… 
そんな事がうっすらと脳裏を過ぎるけれど、動き出す気にはなれない。 

「アルト……」 

口に出してその名を呼んでみると、胸に詰まっていた愛しさと悲しさ、 
寂しさが形を取ってじわじわと心を責め苛んで来る。 
そして、そんな私の心を見透かしたかの様に、来訪者を告げる部屋のブザーが鳴った。 
「…俺だ」 
「…………っ」 

扉の向こう側から聞こえて来たのは、たった今名前を口にしたばかりの当人で。 
逢いたいけれど今は逢いたくない。揺れる心を押し留める様に、 
私は枕を抱きしめたまま、声を殺してアルトが去って行こうとするのを待った。 

このまま居ない振りをしていればアルトはすぐに立ち去るだろう。 
そしてまた……ランカちゃんの所へ向かうのかもしれない。 
けれどそんな私の思いには反して、暫く流れた沈黙の後に、もう一度アルトの声が聞こえてきた。 

「いるんだろ?…頼むからここを開けてくれよ」 
流石にこの部屋の前でずっと立たされているのは辛い、と。 
苦々しげに呟く声に仕方なく扉を開くと、驚いた様に瞳を丸くしたアルトの顔があった。 

「…何しに来たのよ」 
「何しにって、お前に逢いに来たに決まってるだろ。…入っても良いか?」 
その言葉に一瞬躊躇したけれど、素直に部屋の中へとアルトを迎え入れる。 
確かに部屋の入り口でこんなやり取りをしている所を誰かに―――… 
ランカちゃん達に、見られたくないって云う気持ちもあった。 

無言のままもう一度ベッドに腰を下ろすと、まるで当然とでも云うかの様に 
その隣へとアルトも腰を下ろす。その距離の近さが…今は辛いと思ってしまう。 
アルトの顔を見たくなくて視線を逸らせると、隣から呆れた様な溜息が聞こえた。 

「お前な…。本気で、あんな事でランカにヤキモチなんてやいてるのか?」 
「っ…」 
「ランカは俺にとっては妹みたいなものなんだよ。それをヤキモチなんて、今更だろ?」 
「…でも、妹じゃないわ」 
「まぁ確かにそうだけど…。俺は義兄しかいなかったからな。ああやって素直に慕ってこられると 
大事にして力になってやりたいと思うよ。それはお前も同じだろ?」 

溜息混じりに伝えられるアルトに言葉に、返事をする事が出来ないまま沈黙を返す。 
―――そう。ランカちゃんは私にとっても妹みたいに大事な女の子なのだ。 
明るくて素直で可愛くて…心から私を慕ってくれているのが分かる。 
だから彼女を大事にしたいアルトの気持ちは、誰よりも私が良く分かっている。 

(でも―――…あたしは女で、アルトは男なのよ…?) 
その辺りを、この鈍ちんの男は本当に分かっていないのだ。 
あんな風に抱き寄せられると、違うと思っていても揺れるだろうランカちゃんの気持ちだって。 
勿論、彼女に変な気持ちがないだろうとは分かっている。 

けれど今も…彼女だって。アルトを好きだった気持ち全てに整理をつけられた訳じゃない。 
もしも自分が逆の立場なら、やっぱり心を乱さずにはいられないと思うから。 

「…シェリル」 
そんな私の沈黙をどう受け取ったんだろうか? 
困りきった声で呼ばれて振り向くと、そっとアルトの指先が耳元へと差し伸べられた。 
そのままシャラン…と優しくイヤリングに触れる。ずっと大切にしている私の宝物。 
けれど今は片方しかなくて…番になったもう片方は、普段はアルトの機体に吊るされていたり 
チェーンに繋いで彼の首に下げられていたりしている筈だった。 

「……頼むから、そんな顔するなよ」 
「え?」 
そして、声と同じ様な困りきった色を瞳に滲ませて、アルトが小さく苦笑する。 
私を見るその瞳がどこか優しい光に満ちていて…どきんと胸が大きく高鳴った。 

「…何よ。どうせ可愛くない顔してるわよ。この顔を見たくないなら、 
久しぶりにあった可愛いランカちゃんの所に行けばいいでしょ」 

けれど、その優しい表情に泣き出しそうな気持ちを押し隠したくて、 
私はわざとそんな事を口にしてしまう。本当に本当に…こんな可愛くない、 
ひねくれた感情に振り回されている自分なんてイヤなのに。こんな自分を見られたくなくて 
もう一度アルトから顔を反らそうとしたけれど、イヤリングに添えられたままの掌はそれを許してくれなかった。 

「ったく、ホントにお前ってヤツは素直じゃないよな」 
「―――…放っておいてよ」 
「放っておける訳ないだろ。頼むからそんな、泣き出しそうな顔するな」 

そしてそのまま…ぐいっと力を込めて、アルトの胸の中に抱き寄せられる。伝わる温もりに 
泣きたくなる反面、さっきまでこの腕に抱きとめられていたランカちゃんの姿が脳裏に蘇った。 

「やっ…離して、アルト…」 
「―――離さない」 
思わずアルトの腕の中でもがくけれど、アルトはますます強く両腕に力を込めて来る。 
女性みたいな繊細な顔立ちをしている癖に、その体はやっぱり力強い男の人の物だった。 
日々鍛えられたパイロットの力に、どんなにもがいても私が叶うはずなんてない。 
諦めてアルトの腕の中で顔をあげると、すぐ目の前にアルトの顔があった。 

「あ…ると……?」 
「シェリル…」 
そのまま、驚きの声をあげる間もなくそっと唇に唇が重ねられる。 

「あ…アルト…」 
「そんな今にも泣きそうな顔、他のヤツラに見せるなよ、バカ…」 
「ぁ……」 
少しだけ触れて離れた唇が、今度はもう少し長く私の唇に重ね合わされて来る。 
そのまま何度も何度も…触れ合ってお互いに存在を確かめる様なキスを繰り返している間に、 
張り詰めていた何かが解ける様にして力が抜けて行くのが分かった。 
崩れ落ちそうな体を支える為にアルトの背中に腕を回してすがり着くと 
途端にぬるりとしたアルトの舌先が口内へと忍び込んで来る。 

「んっ……!?」 
その突然の行為に驚いて離れようとしたけれど、強く抱きこんだアルトの腕が 
それを許してはくれない。そのまま…口内をアルトの舌先に優しく探られながら、 
気付けばいつの間にか体重を傾けられて、二人してベッドの上に体を沈めてしまっている。 

「ちょっ…!アルト!離しなさい!」 
「…イヤだ」 
「い、いやだ……って」 
私を覗き込んでくるアルトの瞳に浮かんだ不穏な光に、小さく体が震える。 
そのままもう一度唇を重ねようとしてくる行為にアルトの意図を悟って、 
私は慌てて二つの唇の間に掌を差し込んだ。 

「ちょっと、やめて…。お、同じ基地の中にランカちゃんもいるのよ!?」 
「―――それでも…俺は別に構わない」 
「な…!?」 
けれど行為を止めるつもりはないのだろう。唇と唇の間に割り込んだ 
指先をアルトがちゅっと音を立てて吸い上げる。驚きに声も出せないまま 
いると、そんな私にはお構い無しに…アルトの掌が服の上から私の胸に触れて来る。 

「やっ…や、やだ…アルト…」 
「ヤダって云うなよ…」 
「だ、だって……ぁっ……」 
せめてもの抵抗にアルトの掌を自分の掌で何とか押し下げようとするけれど、 
冷たい唇を重ねられ、舌先を吸い上げられる度に力が入らなくなってしまう。 
何度も何度も繰り返されるキスに…自分の体が反応しているのが分かってしまう… 

全身が熱くなって、お腹の辺りがきゅっと締め付けられて。 
アルトに優しく触れられている胸の先がもっともっとって、おねだりでも 
しているかの様にどんどん固くなって行ってしまう。 

「はぁ…はぁ…あ…アルト…」 
「抱かせてくれよ」 
「だ、だって、ダメよ…あっ」 
胸を触っていた掌がスカートの中に入り込んで内腿を撫で上げるのが分かった。 
その動きの意図を悟って慌てて両手で左手を推し留めようとするけれど、 
アルトに耳朶を噛まれて耳元で囁かれると、どうしても全身の力が入らない。 

頭の中でガンガンと警鐘が鳴ってる気がするのに、どうにもならない……。 
アルトにだって、人の多いウロボロスの基地の中でこんな事をする訳には 
いかない事は分かっている筈だ。その証拠に、基地でリオン君達と合流してからは 
キスも殆どしていなくて…お互いに必要最低限以上の接触は避けて来た。 
(なのに…どうして…?) 

混乱する思考の中で、せめてもの抵抗に睨んでやろうとアルトを見ると 
そこには苦しげな表情を浮かべた『男の人』の顔があった。 
艶やかな色香さえ感じさせるその表情に、どきりと胸が跳ね上がる。 

「頼むから…ダメなんて云うなよ…」 
「だ、だって…」 
「今日はさ、本当にギリギリだったんだよ」 
「え?」 
「何度も『ここまでなのか』って諦めそうになる時があった。そのくらいに危ない戦いだったんだよ。 
でも…後ろにお前を乗せてるのに落とされる訳には行かないだろ?俺は、お前と生きて戻って来たかった。 
ちゃんと二人でランカを助けて無事に戻って来て……お前をこうして全身で抱きしめたかった…」 
「―――ずるいわ、そんな言い方…」 
「だよな」 

私が拗ねると、くすりと笑う笑顔さえ憎らしい。 
でもそんな顔さえ好きだと思ってしまう自分が一番悔しかった。 
「…衣装」 
「え?」 
「だから!衣装…ちゃんと脱がせて…シワになっちゃうでしょ…」 
「ああ……」 

アルトの求めに素直に応じる事は出来なくて、少し怒った様に伝えると、 
それでもアルトはふわりと嬉しそうな笑顔を浮かべてくれた。 
そんな顔をするなんて…正直反則なんじゃないかと、そう思う。 
綺麗に整った大人びた顔が、こんなに子供みたいに微笑む姿を見せられて… 
それで拒める女がいるのなら教えて欲しい。 

アルトの指先が、赤いステージ衣装を繊細な手つきで脱がせて行く。 
そうして脱がされたその下から出て来たのは、ウロボロスに来てから購入した下着だった。 
こんな場所だから普段愛用しているランジェリーショップやメーカーの品物がある筈もない。 
けれどそれでも…少しでもアルトが好みそうな物を、選んでしまった自分が少し可笑しかった。 
白いレースの上下の下着に包まれた自分の体を、アルトがじっと見詰めているのが分かる 

「っ……あんまり…ジロジロ見ないでよ…」 
「え?あ、ああ…悪い。でも綺麗だな、と思ってさ…」 

そっと壊れ物を扱う様にアルトの指先が下着のラインをなぞる。 
伝わる温もりと扇情的なその動きに、どきりとまた一つ心臓が跳ね上がった。 

「だ……だって……」 
「うん?」 
「だって、アルトを振り向かせる為に頑張ってるもの…! 
この下着だって…アルトは、こう云う色の下着が好み、でしょ…?」 
「ばっ…バカ…!!」 
恥ずかしい気持ちを押し殺して伝えると、目の前のアルトの顔が真っ赤になった 
私だって恥ずかしいのを我慢しているのに、アルトだけがそんなに赤くなるなんて 
なんだか不公平な気がして来てしまう。 

「バカって何よ、バカって!」 
「だからお前だ!っ、云っておくけどな、そんなに煽って…優しくなんかしてやれないからな…!」 
「え?ちょっ…あ、アルト…!?」 
そのまま、顔を赤くしたアルトの体が私の上に覆いかぶさって来る。 
言葉の意味を問いただそうとした唇は唇に塞がれて、すぐにアルトの舌先が入り込んで来た。 
触れ合った胸と胸から、アルトの心臓もドキドキと早いリズムを刻んでいるのが伝わる…… 
そのリズムを心地よく感じながら、そっとアルトの首筋に両腕を絡めた。 

「あっ、はぁ…あん、…アルト、あると…!」 
「シェリル…」 
「っ、やん…!」 

ストラップとファスナーを外して押し上げられたブラから露になった胸を、 
アルトの掌が包み込んできて、少しだけ乱暴な動きで揉み始める。 
性急な動きの掌でこすれた胸の先が小さな悲鳴を上げるのが分かった。 
けれどそれも一瞬で…指と指の間に挟む様にしたり、親指でくりくりと 
弄ぶ様にしたりしながら、アルトは固くなり始めた私の胸の先端に触れて来た。 
その度にゾクゾクする様な気持ちよさが背筋を這い上がって行く。 

「あ…あぁ…や、やぁ…」 
「ここ…もうこんなに固くなって来てるな…」 
「っ、バカ!アルトがエッチな事したせいでしょ!」 
そして、こう言う事を口にしてくる辺りがアルトのイマイチロマンティックじゃない所なんだと思う。 
あまりに露骨な言葉に抗議の声をあげると、アルトも拗ねた様な表情でこちらを覗きこんで来た。 

「し、仕方ないだろ?……今はそういうエッチな事しようとしてるんだから」 
「なっ…バカっ!何を開き直ってるのよ!?」 
「だからバカはお前だ。云ったじゃないか。優しくなんかしてやれない…って」 
「え…あ、いや…っ!」 
そんな言葉を言い放つと、今まで私の唇を好き放題にしていた唇と舌が、今度は胸の先へと触れて来る。 

汗ばんだ肌に優しくキスされて、膨らみ始めた赤いラインを舐められて、痛いくらいに 
固くなった先端を口に含まれて吸われると、くらくらする様な甘い感覚が全身を包みこんだ。 

「あっ、イヤ!やっ、やぁんっ…アルト、待ってアルト…!」 
「っ…逃がさない……!」 
「あぁ…っ」 
アルトの両手が私の胸を包み込んで、指先が口に含まれているのとは逆の胸の先を捏ね回す。 
覆いかぶさった体に体重をかけて、逃れようとしていた私の体を組み伏せて来る…。 
荒い息遣いとさらさらとした艶やかな髪の感触が、上気した肌に触れるのが分かった。 
そうしてアルトに求められる度に、きゅうっとお腹の奥が締め付けられて全身が熱を帯びて行く。 

もうこれ以上は何もしないで欲しいって云う気持ちと、もっと沢山私に触れて、 
全身で私を感じて欲しいって云う気持ち。二つの気持ちが自分の心の中で綱引きしているみたいで… 
どこかふわふわとした高揚感が全身を痺れさせて行ってしまう。 

アルトに触れられる度に体内に篭る熱が形を取って、じわじわと足の間から滲み出そうとしている。 
それが分かって何とか足を閉じようとするのに、足の間に陣取ったアルトの膝頭がそれを許してくれない。 
「あっ…アルト、お願い…あたし、もう、もう…っ!」 
「もう…?なんだよ…?」 
「っ…し、知らない…っ!」 

もう、どうして欲しいのか。止めて欲しいのか続けて欲しいのか…そんな事自分でも分からない。 
その事を…私がどうして欲しいのか分からないんだって言う事を、アルトも分かっているんだろう。 
意地悪な答を返すアルトを涙目で睨むと、唇が触れ合うだけの優しいキスを一つくれた。 
そのまま…唇が触れ合う啄ばむ様なキスを繰り返しながら、胸を弄っていた指先が這い下りて 
また私の内腿の辺りを撫で回し始める……… 

「ぁ……あぁ…あ、アルト……」 
「触って良いか…?」 
「イチイチ聞かないでよ、バカ…っ!」 
そして、形だけの確認を取ったアルトは、私の返事を聞くより早く…その場所へ。 
さっきから熱を帯びてじわじわと女の欲の証を滲ませ始めたその場所へと、 
下着の脇から入り込む様にして、長くて鍛えられたパイロットの指先を忍ばせて来た。 

「っ…ひゃん…っ…!」 
「すげぇ…濡れてるな…」 
「あっ…い、云わないで……あっ…」 
私の体の入り口をなぞる様にして触れるアルトの指先を感じる… 
その指先はすぐに、私が溢れさせた雫に塗れて、くちゅくちゅといやらしい音を立て始めた。 

今すぐ逃げ出してしまいたい位の恥ずかしいさと、アルトに触れられているんだって云う 
悦びの両方に苛まれて、唇からどんどん甘い声が漏れてしまうのを止められない。 
こんな事止めて欲しい……。止めないでずっと続けて欲しい……。 
二つの気持ちに揺らぎながら、いやらしいおねだりを口にしてしまうのが怖くて、 
自然と漏れる声を抑えようと口元を掌で覆うけれど、それさえアルトに留められてしまった。 

「我慢しないで、聞かせろよ」 
「き、聞かせろ…って…」 
「俺にしか聞けない、お前の声が聞きたい……」 
「やぁ…っ!!」 
そうして私の行為を押し留めながら……アルトは指先を器用にひっかけて 
じっとりと濡れた下着まで全部、私の体から剥ぎ取ってしまう。恥ずかしくて堪らなくて、 
思わず閉じようとした膝を押さえ込まれて、強い力で左右にぐんっと足を開かされた。 

「あ…やぁ…いや、いやよ……」 
「だからイヤって云うなよ」 
「だ、だって…!」 
恥ずかしい部分まで全てがアルトの視線に晒されているのが分かって、 
私はまた泣き出したい気持ちになってしまった。散々アルトに触れられた体は敏感に反応して… 
今こうして見られている現実にさえ反応して、とろとろと密度の濃い液体を体の奥から溢れさせ続けている。 

その事が泣きたいくらいに恥ずかしいのに、隠す事さえアルトは許してくれない。 
それどころか顔を近付けて来て…舌先で、濡れた私の体を探り始めた。 

「やぁっ!アルト、ダメ…止めて…っ!」 
「はぁ…シェリル…シェリル…」 
「お、お願い…ダメ…ぁ、あぁっ…やぁっ、あぁぁぁぁぁーーーーっ!!!」 
ぴちゃぴちゃと音を立ててアルトにそこを舐められて、好き放題にされて…。 
そうして私の体の奥の方まで舌で探りながら、アルトはその上にある 
充血した部分を指先できゅっと摘んで来た。途端に抗う事の出来ない 
大きな波の様な衝動が込み上げて、私の意識と体の両方を攫って行ってしまう。 
びくんと自分の体が跳ね上がって、体の奥から一層粘度の高い液体を吐き出すのが分かった。 

「あ…はぁ…はぁ…あぁ…」 
「シェリル…イったのか…?」 
「っ…バカ…ぁ…」 
どこか嬉しそうに聞いてくるアルトをせめて一発殴ってやりたかったけれど、 
達してしまったばかりの体には、とてもじゃないけどそんな力は入らない。 

ぼんやりと滲んだ視界の隅でアルトが身動ぎして…自分も衣服を脱いで 
全裸になって私に覆いかぶさってくるのが見えた。鍛えられているのに 
綺麗なラインを描くアルトの体に、どきどきとまた鼓動が乱れて行くのが分かる。 

「アルト…」 
「シェリル…挿れるぞ…?」 
「ぁ……」 
けれど、そんな私のドキドキなんてまるで気付かないままに、 
今もひくひくと蠢いて敏感な状態のそこに……アルトの物が押し付けられて来る… 
熱くてビクビク震えてるソレが、自分を馴染ませる様に私の入り口を軽く往復するのが分かった。 
どこか子供がおねだりするかの様なその動きを、なんだか愛しく感じてしまう。 

「シェリル…」 
「うん…良いの。ね、アルト…」 
「うん?」 
「一杯、気持ちよくしてね…?」 
「っ…このバカ…!」 
だからアルトを促す様に、きゅっと背中に腕を回してその体を引き寄せる。 
衣服ごしじゃなく直接触れ合うアルトの温もりは、私を幸せな気持ちで満たしてくれた。 

アルトに抱いて欲しい…。そして私にも一杯一杯アルトを与えて欲しい。 
そんな気持ちを伝えたくて言葉にすると、また怒った様に唇を唇で塞がれた。 
舌先が口内に入り込んでくるのと殆ど同時に、アルトのモノが私の中へ入り込んで来る。 

「んっ…!んーーーっ!ん、ふ…はぁ…あっ、あっ…!!」 
「はぁ…っ、く…シェリル…」 
少しずつ少しずつ…アルトの体と繋がって行く感覚…。 
このウロボロスに来て初めてアルトに抱かれた時にも感じた感覚。 
嬉しくて、気持ちよくて、少しだけ怖くて…何処か懐かしい…そんな感覚。 
自分の中の空虚な部分が、アルトに埋められて行くのが分かる。 

そして初めて彼と肌を重ねた時にも…私は確かに感じていた。 
ああ、私はきっと…ここに来る前にもこうしてアルトに抱かれた事があったんだ…って。 
どこか馴染んでしまっているアルトの存在を感じながら、私は少しずつその悦びに溺れてしまう。 

「あっ…はぁ…あ…アルトぉ…」 
「―――はぁ…。悪い…苦しくないか…?」 
「ん…へいき…」 

一度入り込んだ後に、どこか無遠慮な動きで私の一番奥まで 
自分を推進めて繋がってしまったアルトが、大きな息を吐き出しながら 
ゆっくりと汗で張り付いた髪の毛を優しく梳ってくれるのが嬉しい。 
求められてるんだって云う気持ちも…優しくしようとしてくれてるんだって云う事も。 
その全てが、私を嬉しくて幸せな気持ちで満たして行ってくれるから。 
だから、私はアルトの顔を見上げながら、もう一度ゆっくりと口を開いた。 

「アルト…」 
「うん…?」 
「―――ごめんなさい」 
ランカちゃんにヤキモチをやいて。こんなに大切にしてもらってるのに 
アルトの気持ちを信じ切れなくて拗ねたりして…ごめんなさい。 
全部を言わなくても、その意図はちゃんと伝わったのだろう。 
一瞬だけ驚いた様に目を見開いたアルトは、すぐに嬉しそうに相好を緩めた。 
子供が笑うみたいな可憐な笑顔。私が大好きなアルトの笑顔がそこにはあった。 

「まぁ…少し嬉しかったけどな」 
「え?」 
「お前があんなふうに素直にヤキモチ焼いてくれたことが」 
「―――ん、もうっ!バカ」 

そんな風に嬉しそうな顔を浮かべる姿が憎くて、きゅっと結い上げられた髪の毛を引っ張ってみる。 
一瞬だけむすっと眉を潜めた後に、アルトも「しかえし」と私の体中にキスを降らせて来た。 
薄く皮膚の表面を吸い上げられる度に、アルトのモノを受け入れたままの体が 
甘い疼きに急かされているのが分かってしまう……… 

「…動いても平気か?」 
「うん。あたしも…もっと一杯、アルトを感じたいわ…」 
「っ…だから、あんまり煽るな…っ!」 
「え?きゃっ…あ、アルト…!あっ、あぁぁんっ!」 
そしてもう一度、アルトの体は私の中で動き出し始めた。 
最初は私を気遣う様にゆっくりとしたモノだったそのリズムが 
次第に荒々しさと激しさを増して、私の奥を摺り上げて行く。 
肌と肌をぴったりと重ね合わせて、時々唇を優しく重ね合わせながら 
アルトは次第に激しい動きで私の中を突き上げて来た。 

「あっ…はぁ…やっ、アルトダメ…っ!あっ、あん…!」 
「シェリル…すごく…気持ち良い…」 
「っ…やっ…あぁっ!あ、あたしも…あたしも…ああっ、イイ…っ!」 

じゅぷじゅぷと音を立てて粘膜と粘膜が擦れ合うのが分かる。 
アルトの体が自分でも触れた事のない奥の奥に届いて私の体を満たしてしまう。 
出し入れされたり奥を突かれたり…忙しなく動き続けるアルトの動きに翻弄されながら、 
もう自分でもどうする事も出来ない。唇からはしたない声が漏れても、 
両手がアルトの背中に必死にしがみついても、両足が動き続けるアルトを求める様に 
彼の腰に絡み付いても…そのどれもを自分で押し留める事が出来なくなってしまう…… 

「ダメ、アルト…!あたし…ダメ、あたし、もう…っ!」 
「っ…俺も…もう…っ」 
「あっ…あぁぁぁんっ!!」 

そして、また近付いてくるその衝動に抗う事が出来ないまま………私はアルトに 
心も体も差し出して、同時に彼の全てを自分の物にしたいと自分でも動き続けた。 
熱を帯びた瞳も、さらさらと流れる髪の毛も、少し苦しげな表情も、低く良く通る声も、 
薄い形の良い唇も、遠慮のない動きで私をめちゃくちゃにする体も… 
真面目で、不器用で、ぶっきらぼうで…でも優しくて温かい心も…… 
アルトの全部が好き。全部全部…この人を作り出す全てを歌と同じ位に愛してる… 

「あぁ…好き…っ!アルト、好き、好きよ…っ!」 
「シェリルっ…!!」 
「っ…あぁぁぁぁーーーーーーーーーーんっ!!!」 
そうしてアルトのモノがぐんっと私の一番奥まで届いたと感じた瞬間。 
繋がったままの私の中で弾けた体が、どくどくと熱い雫を吐き出すのが分かった。 

(あ……あぁ……) 

お腹の中に広がる様な…幸せな感触を感じながら。私の体もさっきより更に高い 
絶頂へと押し上げられ登り詰めさせられてしまう。甘くてどこか気だるくて… 
でも温かくて幸せな、大好きな人と一つになる感覚。 

その感覚と、優しい表情で見つめてくれるアルトの温もりを感じながら 
私はそっとその意識を遠のかせて行ってしまったのだった。 

「シェリル………」 
自分を受け入れてくれた後に意識を失ってしまった彼女の 
華奢な体を抱きしめながら、もう一度耳元でその名前を囁いてみた。 
終わった後の処理をしてもまだ残る涙の名残を唇で拭うと、 
途端にまた胸の中に彼女への愛しさが込み上げてくる。 

…正直、酷い事をしたんじゃないかって云う自覚はあった。 
こんな人の多い基地の一室で彼女を抱くなんて、正直正気の沙汰じゃないだろう。 
けれど、本当にそろそろ…色々と限界が近かったのだ。 

もう何日彼女に触れずに過ごして来ただろう。キスだって他の人間の目を盗んで 
軽く唇を重ねるのが精一杯で…殆どちゃんとした物が出来なかった。 
軽く触れてその温もりや柔らかさを感じる度に…今夜の様に、しっかりと 
抱きしめて、自分だけが知っているその感触を確かめたかった。 

けれど基地にはどうしても他のパイロット達の目がある。 
それにリオン達に合流してからは忙しくてそんな余裕がなかったと云う点もあった。 

…勿論、こうして合流するまでは、それはそれで大変だったのだ。 
シェリルを狙うヤツラがいつ現れるか分からない緊張状態がずっと続いていた。 
それでも、この星に来た直後の曖昧な記憶の中で最初に思ったのは 
「シェリルと一緒で良かった」と云う事だった。 

こんな危険な状況で、もしもシェリルと離れ離れになっていたら? 
もしも自分が知らない所でシェリルが危険な目にあっていたとしたら? 
―――正直、冗談じゃないと…そう思う。 

もしも本当にシェリルと離れ離れになっていたとしたら… 
自分はとても、今の様に冷静な状態ではいられなかったに違いない。 

「ったく…本当にお前は俺に心配ばっかりかけるヤツだよな…」 
苦笑しながら腕の中で身動ぎするシェリルのふわふわとした髪に鼻先を埋める。 
甘くて優しい…いつの間にか馴染んでしまった彼女の匂いが鼻腔を満たした。 

…二人でキャンプをしながら過ごしていた間に、一度だけ。 
どうしても我慢出来なくて、箍が外れてシェリルを求めた事があった。 
こんな状況でも俺を信頼して嬉しそうに笑うシェリルが愛しくて、 
思わず彼女を抱きしめて…そのまま事に及んでしまったのだ。 

けれど、そうして直に触れた彼女の温もりに思い出した。 
シェリルはやっぱり俺の大切な人で…きっと自分達は以前からこう云う関係だったんだと。 
曖昧になっている記憶の中で最初に思いだすのがそこかよ!と 
我ながら情けなくて頭を抱えたりもしたのだけれど。 

だが、恐らくこの時にシェリルも気が付いた筈だ。こうして一つに溶け合うのは初めてじゃないと。 
自分達はここに飛ばされる前から一緒で…お互いを必要としながら過ごして来たんだと。 
なのに、今未だにランカに対して不安を抱えるなんて、コイツは俺を何だと思ってるんだろうか? 

『だって、アルトを振り向かせる為に頑張ってるもの…』 
「俺を振り向かせる…か」 

ふっと脳裏に、さっきシェリルが口にした言葉がよみがえった。 
―――本当に、それこそ『今更』なんだと思う。シェリルに出逢うまで、 
きっと自分はこんな気持ちを知らなかった。誰か一人を特別に思って、 
ずっと一緒にいたいと思う…誰よりも近くにいたいと思う、そんな気持ちを知らなかった。 
もしもシェリルに出逢わなければ、こんな気持ちは一生知らないままだったかもしれない。 
そう。最初からそういう意味では、俺はきっとシェリルの事しか見ていないのだ。 
今更振り返ったとしたら、逆にシェリルから顔を背けて変な方向を向く事になるだけだ。 

しゅるり、と髪を結わえていた紐を解いてシェリルの指先に結びつける。 
青い小さなバラの指輪が嵌められたその隣に繋がる赤い髪紐… 
その姿を確認した途端、まるで子供の戯れの様な行為に気恥ずかしさが込み上げてきた。 

『シェリルを尊敬してるし、大事に思ってる』 
リオンに問われて答えた言葉に、偽りなんて一つもない。本当に本当に…俺は、この 
意地っ張りな歌姫の事が大切なんだ。こうして彼女を抱きしめていると改めて 
二人一緒でよかったと思う。もう二度と離したくないし、離れたくも無い。 
俺の知らない場所で泣いたり苦しんだりして欲しくないと、心からそう思う。 

シェリルは自分を振り向かせようとしていると言った。けれど…だったら俺だって同じなんだ。 
今こうして腕の中にいる妖精が飛び去っていかない様に、必死に繋ぎ止めている。 

「俺だってちゃんとお前が好きなんだって、好い加減に気付けよ、このバカ…」 
そう耳元に囁くとシェリルの体が小さくぴくりと震えた。 

抱きしめる腕に力を込めて優しく唇を重ねると子供みたいにむずがって甘えてくる。 
そんな無意識の行動に、シェリルへの愛しさが溢れて自然に口元に笑みが浮かんだ。 

「ったく、本当に面倒な厄介なヤツだよな、お前は」 

けれど…そんな部分も含めて、結局は自分は彼女に魅せられてしまうのだろう。 
気丈さや強さの裏にシェリルが押し込めた気弱な少女の部分も… 
ステージで輝く歌姫としてのシェリル同様に、俺にとっては大切な彼女の素顔なのだから。 
そんな自分の気持ちにまた一つ苦笑すると柔らかな体を抱き寄せて眠りについたのだった。 

 

 

 



以上です。少しでもアルシェリスキーさんの気分転換になれば良いのですが 
……ものすごい規制がかかってて死ぬかと思いましたorz 
そんな中、支援くださった方々、本当に有難うございました! 
最終更新:2013年04月19日 23:16