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686 :最期のデート(おまけその2) [↓] :2013/12/01(日) 21:16:41.35
ピンク板らしく猥談にしたかったのですが、無理でしたorz


ミシェルのお見舞いに来てるシェリル。
シ「はい、ノート」
ミ「最近、アルトとどうなの?」
シ「どうって…忙しくて学校にあまり来ないわよ」
ミ「で、学校以外でも会ってるんでしょ?」
シ「まあ、たまにご飯作りにうちに来てくれたりするくらいよ」
ミ「それだけ?シェリルと部屋に二人きりで何にもないなんて、あいつ、大丈夫かな…」
 (あれ、アルトは同棲してるって言ってなかったっけ…?)
シ「こほん」(赤面)
ミ「なんだ、やっぱ、やる事やってんだ?
 いくら奥手とは言っても限界があるよね、病気なのかと心配しちゃったよ」

ミ「念願の彼に愛されてよかったじゃないか。幸せ?」
シ「私が、手近で、っていうか、戦中に私しか廻りにいなかっただけよ」
ミ「ほうほう、戦中に支え合って、愛を育んだって訳だね。いい話だ」
シ「腐れ縁が腐っちゃっただけ」

ミ「シェリル、俺から言うのもナンだけど、アルトは善い男だよ」
シ「そう、アルトは人が良すぎるのよね」
ミ「女の子たちから告白されても、ちゃんと全部断ってた。
 知ってると思うけど、結構、選り好み激しい上にワガママだよ。
 アルトが君の傍にいるのは、アルトがいたいからだと思うよ」
シ「ミシェル…じゃあ、病気でもうすぐ死ぬかもしれなかった、私が縋ったら、断れる?」
ミ「…確かに、俺にはそれは難しいかも。君は魅力的だからね。
 でも、アルトは、病気の事が分かる前から、君の事…」
シ「そうね、私たち、喧嘩ばっかりしてた。アルトが誰を見てたかなんて私だって知ってるわ。
 アルトを病気だった私のところに向かわせてくれたのは、あなた達よね?
 アイツが自分で実家に来るわけないもの。
 アルトには申し訳なかったけど、私はあなた達に感謝してる」

ミ「シェリル…君は何か勘違いしてない?」
シ「抱くから、愛してる訳じゃない事くらい、私だって分かってるわ。
 近くにいたらアイツ私の体が手放せないのよ。
 ああ見えてやっぱり男なのよ」
ミ「そうなんだ。体目当てだと思ってる?」
シ「面倒も随分見てくれるし、アルトはバカ優しいから可哀相な私を放っておけないのよ。
 寝るのはおせっかいのついでね」
ミ「君に愛が伝わらないような抱き方じゃ、アルトもまだまだだね。
 まあ、割と器用なヤツだけど、情熱が空廻って下手そうだもんね〜」
シ「愛する女を抱いた事もないくせに良く言うわよ」
ミ「厳しいなぁ。
 じゃあ、僕も厳しい事言わせてもらうけど、アルトにちゃんと君の気持ち言ったの?
 ちゃんと通じてる?」
シ「言う前に玉砕しちゃってるわよ」
ミ「それが勘違いなんじゃないの?
 少なくとも僕の記憶にある限りは、君たち相思相愛だったよ。
 だから僕たちが手を貸さずにはいられなかったんだよ」
シ「!!ば、バカな事言わないでっ。ミシェルの方が勘違いよ!
 あ、アルトがクランと話してるのを聞いちゃったんだもの」(半泣き)
ミ(焦り)「分かった。とりあえず、早まっちゃダメだよ?今日はアルトは帰ってくるの?」
シ「…会いたくない」
ミ「そっか、来るんだね。今からでも君の魅力でメロメロすればいいじゃないか。君らしくもない。
 ほら、帰っておめかししなよ。ノートありがとう」




ミ「って、シェリルが言ってたんだけど」
ク「なにーー!乙女の純情をもてあそぶなんて、早乙女アルト許さーん!」
ミ「落ちついて。クランがアルトと何を話したのか教えてよ。実はアルトに他に本命がいるの?」
ク「ああ、それか。全く心当たりがない」
ミ(ズコーー)「何か思い出せよ~」
ク「お前がいない間、フロンティアは大変だったんだ。
 アルトがシェリルを慈しんでいるのを見てると、私もフロンティアを守らねばと思ったもんだ。
 アルトに愛されているからこそ、フロンティアを守るシェリルの歌声には愛に満ちているものだと…。
 それなのに、シェリルを裏切るとは…!ぐぬぬぬ。ゆるさーん!」
ミ「落ちつけよ、クラン。お前が頼りなんだ」
ク「しかしアルトは、夜中抜け出してシェリルに会いにいくほど…そうか、実はシェリルのところじゃなかったの、か…!
 シェリルを心配している振りをして、この私を騙しよって…!」
ミ「アルトはそう言う男じゃないよ、クラン」
ク「そ、そうだな。すまん。シェリルの事があるから、私たちも、アルトが抜け出すのを手伝っていたんだ。
 お前が抜け出すのとは違う!
 最期の時間を二人で過ごす事くらい許されてよかろう!
 病床に臥すシェリルへのアルトの献身は、私の胸を打ったぞ。
 ミシェル、お前も見習え」
ミ「こうして通って来てくれるクランの献身が、俺の心を撃ち抜いてるよ、クラン」
ク「ちょ、調子のいい事をいいよって///
 そ、そうだ。その時は無理してでもシェリルの部屋に入り浸っていたから、最近会えなくてシェリルが寂しがってるんじゃないか?
 グレイスの件もあって今、シェリルの心も立場も不安定だと思うのだ」
ミ「だけど、それだけじゃ、他に本命がいる事にはならないでしょ?
 シェリルは、クランとアルトの会話を聞いたって言ってたんだ。
 シェリルの事だから、どうせランカちゃんの事だろ。
 何か心当たりはない?」
ク「あいつ等が結ばれる前に、ランカは先にバジュラ星に向かっていなかったからなあ。
 それでシェリルは病気なのに歌う事になったのだ。
 アルトは愛するものを守るため、…ランカを殺す決意までしていたのだ」
ミ(あまちゃんだったあのアルトが、そこまで軍人してたなんて…)
ミ「う~~ん。手がかりなしか」
ク「すまない…」
ミ「クランは悪くないよ。あいつ等自身が解決しないといけない事に、俺たちが首突っ込み過ぎてるのかもしれない」
ク「しかし、シェリルは、大事な友だ!出来る事はしてやりたい!!」
ミ「クランのそういう情に厚いところが、好きだよ」
ク「ななななな、からかうな、ミシェル!」


ク(俺に出来る事はこれくらいか…)
『To alto From M.B.
 シェリルが見舞いに来てくれた。元気なさそうだったぞ。
 ちゃんと捕まえとけ』
最終更新:2014年06月15日 00:21