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3スレ304 幼馴染3 晩御飯


304 名前:fusianasan[sage] 投稿日:2009/01/19(月) 18:00:59
話ぶったぎってごめんよ。幼馴染の続き↓

晩御飯は、ほぼ手伝いの者が作ってあったので、それを温めるだけだった。
かぼちゃの煮つけや焼き魚を皿に移しながら、アルトはシェリルに謝らなくてはと思った。
程度をわきまえろと言われておきながら、またもや突っ走ってしまった。
まだ中指の先に残っている、ひだっぽい生温かな感触を思い出して、
アルトは慌てて前かがみになった。
でもなぁー、とアルトは溜め息をつく。シェリルも過剰反応すぎるのではないか。
恋人どうしが一緒に風呂入って、何もしないなんてそんなのありえるのかなぁ、と
中学生のアルトは思うのだった。
ぶすっとした顔で、パジャマ姿のシェリルが表れた。
「よ、よお、さっきは、悪かったな・・・」
アルトは慎重に声をかける。
じろっとアルトを一瞥すると、シェリルはぷいと横を向いた。
「いきなりああいうことする、アルト嫌い」
「ごめん」 赤くなって、うつむいた。
けど、前もって言うのも、なんか変だぞ?シェリル。
「まあ、もういいけど。今日のご飯はナニ?」
いい匂いに興味が移ったのか、シェリルはいそいそとテーブルに着いた。
「かぼちゃと、さばの塩焼きと、ひじき」
料理をシェリルの前に並べていく。
そうだ、とアルトは冷蔵庫にプリンを冷やしておいたことを思い出した。
シェリルの食後のデザートにと、昨日作っておいたものだった。
冷蔵庫から取り出し、ガラスの容器に乗ったプリンを、シェリルに差し出す。
と、シェリルの二の腕に、アルトの手が当たった。
途端にびくっとシェリルが動き、怯えたようにアルトを見上げた。

「・・・なんだよ、なんもしねーって!」
心外のあまりアルトは声を大きくする。
「わ、わかってるわよ!当たり前でしょ・・・!」
耳まで赤らめ、眉を吊り上げたシェリルが叫ぶ。
結構傷ついたアルトがふらふらと食卓につき、二人は重々しく
「いただきます」と言い黙々と食べ始めた・・・。

むすっとしていたシェリルも、アルトのお手製プリンを口にすると
それがあまりに自分好みの味だったので、次第に機嫌よくなってきた。
それを目ざとく見てとったアルトは、「悪かったな、風呂場で。怖がらせちまって」
ともう一度謝った。
「怖いですって?あたしが怖がるわけないでしょ、ちょっと驚いただけ」
余裕ぶってシェリルが答える。
「うん、だよな。ごめん」
「もうしない?」
「うん、しない。・・・・・・え?」
「もうしないんでしょ」
念を押すように聞かれて、アルトは返答に詰まる。
そんなこと言ったって、遅かれ速かれするんじゃないかなぁ?
しばし言葉の意味を頭の中で反芻する。おそるおそるシェリルに聞いてみた。
「何を、してほしくない?」

「ヤダ。だから、さっきみたいなエッチなことを、よ」
顔を赤らめたシェリルは、スプーンを握り締めてアルトを睨んだ。
今度はアルトが睨む番だった。
「おまえさ、本当に俺のこと好き?」
シェリルは急に何を聞くかと言わんばかりに眼をしばたかせ、
やがて赤面したまま下を向き、好きよ、と呟いた。
このシェリルの反応に嘘はないと、アルトは信じたい。しかし、だからこそ
確かめておくことがあった。
「好きなら、そういうことしたいって思うのが、当たり前なんじゃねーの」
俺たち、キスだってしたじゃねーか。情けない気持ちでアルトは呟く。
「俺のこと、ほんとに好きなのかよ」
シェリルが怒った顔でアルトを睨んだ。しまった、とアルトは思う。
「好きよ!アルトとなら、キスだってしたいし、おっぱい触られたって別にいいし、
子供だって産みたいもん!」
ちょっと最後は話が飛躍したが、まあ分かってるんだなとアルトは少し安堵する。
「じゃあ、なんで?。もうしちゃだめとか言うんだよ」
だ、だって・・・と急にシェリルは指をもじもじさせた。
「アルト、お風呂で変なとこ触ったでしょう」
「ん、ああ」
また、下半身に血が集中し始める。
「あんなとこ触るなんて、信じられないわ。いくらあたしたち付き合ってるとは言っても
やっていいことと悪いことがあると思うわ。」
「・・・・・・」

親しき仲にも礼儀ありってやつか・・・?いやいや、違うだろそれ。
だっていずれは触る場所なんですけど、って、え?
「俺、おまえにもう一つ聞きたいことがある」
「あたしも、この際だから聞きたいわ」
真撃な顔でシェリルが、アルトを見つめた。
なんだよ、とアルトが気圧される。
「どうして、あんなところを触ったの?」

しばらくの間を置いてアルトは、シェリル、とかすれた声を出した。
「子供って、どうやって作るか知ってる?」
ぽかん、としたシェリルがすぐにカッと紅潮して叫んだ。「知ってるわよ、バカにしないでよね」
頬に手を当てて、うっとりと言う。
「大人になってもずぅっと好きあってたら、神様から授かるんでしょ」
一瞬すごい頭痛に見舞われたアルトは、額に手を当てて黙り込んだ。
嘘だ、13歳って性教育がまだとか、嘘だ。
アルトは知らなかった。シェリルの通うお嬢様学校では、性教育は
花のおしべとめしべに例えられて教えられることを。
どうしよう、どうしたものかと煮詰まる頭で考え込む。
アルトのパンツの中では、小さなおしべが靜かに受粉の時を待っているのだ。



一旦おわり
最終更新:2009年03月28日 23:59