4スレ747 250物語4
747 名前:fusianasan 投稿日:2009/01/29(木) 23:32:13
予想外に甘くなった、250物語。というか、メロメロアルトくん。
シェリルも多分満足してるぞw
5日ぶりにアルトはシェリルの部屋へ向かっていた。
初めて部屋に通されて以来、アルトは毎夜語りに行っていたので
こんなに長くシェリルと会わなかったのは初めてだった。
この5日間、夜伽に向かうことを恋しく思ったりはしていないが
シェリルの部屋へ向かうこんな月夜というものも悪くないものだ。
心が高ぶり、頬が緩んでいるような気がする。
まったく、俺も女王様に飼いならされちまったかな、とひとりごちて、
自分の事ながらアルトは赤面した。
事の発端は、アルトがシェリルとの新たな取引で、
国の貿易部門の次官補佐官を始めたことにある。
代わりに得るものは、女王の発行する通行証である。
仕事を始めて3日目、シェリルの部屋を訪れたものの、
「あ、つづき考えてなかった」
「あのねぇ、あんた何しに来たのよ。
私はいいわよ、あんたが旅に出るのが遅くなるだけ。
慣れない仕事で疲れてるんでしょう。ま、今日は帰って寝なさい」
このまま帰るのも物足りないので、
お互いの仕事の話やそれまでの仕事経験の話などでからかい合ったりと
安らぎの時間を楽しんでアルトはシェリルの部屋を後にした。
翌日は、物語の構想をしようにも、アルトの意識は仕事行ってしまい、
物語が十分に練れなかった。
その点、厳しいシェリルからは非常に不評で
「一応、今回だけはカウントしてあげるけど、
毎度こんな話聞かされるんだったら、取引き自体なかったことにしてもらうわよ」
シェリルに仕事の相談をすると、いいアイディアをもらったので、
自宅に帰ると夜遅くまで仕事をしてしまった。
さらに翌日、寝不足がたたり、話している途中で
アルトはシェリルのベッドで眠ってしまった。
目を覚ますと、どうやらシェリルを抱き枕にしていたのだった。
空が白んでいて、こんなに遅くまでシェリルの部屋にいたのは初めてだな、などと考えながら、
シェリルを起こさないように、アルトは静かにベッドを後にした。
その日の昼も近い頃、アルトの職場に女王の親書が届いたのだった。
『物語が出来るまでは部屋に来なくていいわ。
早く旅に出たいなら、仕事はやめなさい。
もし、やる気ならちゃんと責任は果たしなさい』
国の各地域の特性や貿易相手国の特性や関係も知れる興味深い仕事なので、
少しくらい旅立ちが遅れてもいいだろう。
女王から貰える通行証の今後の長旅への利益と比べるとたかが知れているし、
仕事自体が旅の下準備にもなる。
『仕事は続ける。物語が出来てなくても、部屋には行く』
使者にとっさに渡した返書が干渉を忌避する自分らしくなく、
後で思い出してアルトは恥ずかしさに悶えた。
あの寂しがりの女王のためなのか、それとも、自分のためなのか…。
そんな疑問が一瞬頭をよぎったが、
シェリルの肉体の与える快楽を求めるのは男として当然、という理由で
アルトは納得することにした。
『部屋には行く』と返書を送っていながら、それから5日が経過してしまっていたのだ。
仕事に夢中だったので、当然ながら、物語は出来ていないのだが、
仕事がひと段落した夕方、ふと我に返ると、
アルトはあの空間に足を踏み入れたくてたまらなくなった。
シェリルのいるあの夜の部屋。
きっと、「遅いわよ!」とか言って頬を膨らませて、照れ隠しをするに違いない。
日が沈むのが待ち遠しかった。
はやる気持ちを抑え、何事もないかのように装ったアルトは
シェリルの寝室へ足を踏み入れて、落胆した。
シェリルが寝ている。
初夜の翌日のように自分を待った様子も全くなく、
それはもう、しっかりとぐっすりと眠っている。
(あの時、起こせって言ったよな?起こしても怒るなよ)
うす灯りをつけて照らされたシェリルの寝顔にとろけるような気持になりながらも
その頬をつついたが、起きそうにない。
「シェリル、起きろよ」
(そう言えば、姫が王子のキスで起きる伝承があったなぁ。
いつか、話に盛り込んでやろう。
コイツ、似合わずロマンチックなの好きだからな)
アルトは自分だけが触れられる女王様の寝顔にアルトは唇を落とした。
シェリルの長いまつげが揺れる。
「シェリル、起きないならイタズラするぞ」
「あんた、久しぶりに来てイタズラとはいい度胸してるじゃない」
眠そうなシェリルが瞼を開いた。
自分のキスでシェリルが起きたことが何だか恥ずかしくて、おかしくてつい顔に出てしまう。
「何よ?何、笑ってるのよ?」
むっとした表情でシェリルが頬をつまんでくる。
大して痛くはないが「ひゃめろほ~~」とアルトがオーバーにリアクションをすると
シェリルが笑いながら両頬を撫で上げて、肩をすくめた。
「やっと出来たの?物語。早くしないと、もう忘れちゃうわ」
「実は作ってきてない」
「じゃあ、何しにきたのよ」
「・・・」
アルトは答えに困り、頬を染める、それを見たシェリルも頬を染め、目をそらした。
「し、仕事の相談に来たんだ!」
「あんた、また仕事なの?仕事してくれるのは、女王としてはありがたい限りだけど…。
ま、いいわ。大先輩が相談のってあげようじゃない」
二人は、ベッドの上で壁を背に、並んで話をした。
お互いの声は耳に心地よく、ちらりと相手を見やると、
柔らかにこぼれる笑みが胸を締め付ける。
耐えかねたアルトが手を伸ばしシェリルの手を握ると、
シェリルは一瞬びくりと反応したものの、変わりなく会話は続いていった。
アルトがシェリルの横に向かい合うように座って腰を抱くと
シェリルが肩に頭を預けてきたので、柔らかな髪の匂いがアルトの鼻腔をくすぐった。
「貿易国としては某国はアレだけど・・・」
お互いの鼓動も体温も伝わっていて、もう、誤魔化しようがない。
シェリルが顔をあげると、二人は噛みつくように、お互いの唇を貪った。
アルトがシェリルのネグリジェの肩ひもをするりと下ろし豊満な乳房を弄ぶと、
アルトも脱ぎなさい、とシェリルがアルトの前ボタンを外し始めた。
シェリルもようやく行為に慣れてきて、余裕が出てきたところだったのだ。
裸で抱き合って、二人は横になった。
アルトがシェリルの首元を唇で愛撫でしながら、背中を撫で上げると
シェリルもアルトの男を優しく擦りあげた。
シェリルが愛撫が出来るようになったのは、ごく最近で
キレ者の女王を処女から染め上げていった支配感で、アルトはさらに興奮した。
アルトはシェリルからの刺激を名残惜しく感じながらも、
体を下にずらし足をからめてシェリルの熟れてきた乳首を吸い上げた。
足に触れるアルトの熱さと、胸へ送られる刺激だけでなく、
アルトの頭と一緒に動いてくすぐる長い髪、肌の湿り気、粗い息、
感じる刺激の全てがシェリルの体を蕩けさせていった。
シェリルの肌を存分に味わった頃には、シェリルの中は十分に潤っており、
指でその襞の柔らかさと締め付けを存分に確認したアルトは、
今までないくらいに急峻に脈打つ己をシェリルへと埋めていった。
名を呼び合い、キスを送り合い、お互いのリズムが心地よく同期してくると
シェリルの締め付けがきつくなってきた。
「ヤ…!アル、ト。なんか、ヘン!!
イイけど…、ッ、怖い…!」
しがみついてくるシェリルを抱きしめ、耳元で教えてやる。
「『イけ』よ、シェリル。肉の悦楽を上り詰めろ」
「あ、あッ…、ッ!」
声にならない喘ぎとともに、シェリルの中がきつく波打ち緩んだ。
何とか吐精感を耐えたアルトは、男としての満足感で満たされた。
しかし、この欲も見たしてもらわなければ。
更に敏感になったシェリルは、ちょっとした抉りで大きく声を上げる。
アルトが狙えるようになってきた内部の弱いところを突くと、
シェリルは瞳も泉もぐしゃぐちゃにして、四肢の行き場がないかのように悶える。
アルトも、もはや上り詰め、シェリルを抱え込むと、
腰の速さを上げ、二人で一気に駆け上がった。
見たことないくらいに乱れ、湿気を含んだシーツの上で息を整えた二人だったが、
先に息が整ったと思ったアルトがシェリルを抱き込んだ。
触れられるだけでシェリルが息をのんだのがアルトにも分かったが、
そのまま優しく撫で上げながら、謝罪した。
「しばらく来なくて、ごめんな。
話は必ずまたちゃんと練ってくる。
でも、今日はお前も随分悦かったみたいで、来てよかった。
お前が悦いと、俺もイイんだ…。
だから…勘が覚えられるように、もう一回…」
シェリルの口から言葉が発せられる前に、アルトの口がそれを封じた。
おわり
事情があるとはいえ、これでくっつかないって
どれだけ意地っ張りなんだこの二人。
続きで「初めてのバック」が書きたかったんだが
長くなってきたので、次回にします。
ネタとSSの真ん中くらいの微妙な文章ですみません。
Aに刺激されて他の職人さんも来てほしいなぁ。妄想、妄想。
おいらは、ネタをみんなに考えてもらってるので楽しいし、楽です。
最終更新:2009年03月28日 23:30