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4スレ833 生徒会長室


833 名前:生徒会長室 投稿日:2009/01/30(金) 22:21:16

入れたての紅茶とイチゴのショートケーキが乗った盆を片手で器用に持ちながらアルトはコンコンっと軽く扉を叩いた。
そのままの格好で数秒待つが返ってくる声はない。
それもいつものことなので、アルトはそのまま扉を開いた。

『生徒会長室』
アルトが開いた扉には流麗な文字で書かれた札がデカデカと下がっている。
生徒個人が学校内に専用の部屋を持つなど通常では考えられないが、その部屋の設置を懇願したのが銀河ヒットチャートで常に上位にランクインするトップシンガーで、現三星学園の生徒会長であるならば話は別ものとなる。
当選が決まった直後、シェリルは『生徒は皆平等』という信念の下で教鞭を取る校長や教師に『生徒会長室の必要性』を熱弁し、その日のうちに増築の許可をもぎ取ってしまった。
建てられた当初はその存在に難色を示した学校側もシェリルが本当に公務以外で使う気がないことや彼女の仕事のことで、他の生徒会メンバーや生徒に影響を極力及ぼさないようにという気遣いで建てたことが伝わると、その存在を許容するようになっていった。

まったくたいした行動力だ。
心の中でそう一人愚痴ると、アルトはそっと息を吐く。
扉を閉め視線を前へと向けると幅が2メートルくらいありそうな机にこれでもかと書類が置かれていた。
それらに埋もれるようにしながら必死に目を通しているシェリルが見える。
ノックの音にも、自分の存在にも気付いていないようなシェリルの様子にアルトは再び息を吐いた。

シェリルが学校に来たのは3日ぶり。
つまり、自分と会うのも3日ぶりなのだ。
べつに涙を流して『会いたかった!!』と言ってもらうとか、ぎゅっと抱きしめてほしいとか、キスをしてほしいというわけではないけれど、(・・・・後者二つは、あっていいな・・・・・)それなりの挨拶くらいはしてほしい。
『久しぶり』とか『元気だった?』とか、『寂しかった・・・。』とか・・・・・。

「・・・・・・」

扉の側に立ったまま、ぼんやりとそんなことを考え出したアルトの思考は止まらない。
アルトの脳内でニコリと笑ったり、少し唇を尖らせたシェリルが浮かび始め、その無邪気な笑顔はどんどんその艶を増していく。
ぷっくりとした唇やその感触の記憶がふわりと脳内を横切ったかと思えば、いつの間にか微笑むシェリルからは『服』っという概念が消えている。
まだ、数回しか見たことはないその滑らかな肌の記憶に、アルトの体のどこかがジンッと痺れた。
よからぬ想像に慌てて蓋をすると、アルトは急いでドアに鍵を掛け、シェリルの元へと歩いていく。
鍵を掛けたのは別に変な気を起こしたわけではない。
ただ、久しぶりの二人の時間を誰かに邪魔されたくなかっただけだ。
たとえ、相手が公務に没頭しているとしても・・・・。

「シェリル。進み具合はどうだ?」
「・・・・。順調よ。」

急に掛けられた声に、シェリルが弾かれたように顔を上げた。
相手がアルトだと分かると、入室にも気付かなかった自分自身に苦笑する。
そして、そのまま再び書類へと視線を戻してしまった。
それもいつものことだ。
アルトが邪魔になりにくそうな場所にお盆を置くと、カチャリっという小さな音が立つ。

「・・・・今日のは?」
「イチゴショートとアールグレイのストレート」
「おいしそうね。」

アルトの言葉にシェリルが嬉しそうに笑った。
書類に意識を向けたままということは、しばらくは手をつけないという意思表示だろうか?
少しだけそんなことを考えた後、アルトはケーキ皿の側に置かれているフォークへと手を伸ばす。
自分の手にはいささか小さいフォークを手に取り、先の方からケーキを切ると、ふわふわの生クリームの下からカスタード色のスポンジと間に挟まれた真っ赤なイチゴが覗いた。
危なげなくそれをフォークに乗せるとアルトはまっすぐシェリルへと突き出す。

「口あけろよ。」
「あははは。楽でいいわね、コレ!!」
「今日だけだからな。」
「あら、毎日じゃないの?」
「当たり前だ。」
「残念。」

口と耳はアルトに傾けながらも、シェリルの目は書類を見つめたままだ。
会話はきちんと成立しているのだし、急いで片付けようとしているのがこちらにも伝わってくるから、今日だけは許してやろうとアルトは心の内で呟く。
シェリルが咀嚼し終えるのをゆったりと待ちつつ、タイミングを計りながらケーキを運ぶ自分の姿を想像したアルトの口元がわずかに緩んだ。
自分でちょっと想像するだけでも笑えてしまうのだから、人が見たらよっぽどだろう。
鍵を掛けておいてよかったとアルトは内心ほっと息を吐いた。

「・・・・・・・・」

コツン、コツンと爪の先が目の前のテーブルに当たる度に小さな音がする。
あれから、どれくらいたったのだろうか?
確かなのは時計の短針一つ分と応接用のテーブルが紙飛行機で埋まってしまうくらいの時間がたっているということだ。
外の世界にはすでに夜の帳が下り、いくつか星も見え出しているというのに、一向に自分に向かって掛けられるはずの『終わったわよ。』という声が聞こえてこない。
いい加減、アルトの我慢限界も近づいていた。

待ちくたびれた姿や相手を急かす幼い子供のような姿を見せるなんてことはアルトのプライドが許さない。
だから、何気なさを装いつつ、アルトはそっとシェリルの座る机へと近づいた。

「手伝うことあるか?」
「ないわ。大丈夫。」

未だに終わりが見えない書類の山を前にして、返ってきたのは『必要ない』という返事。
即答かよ!!っと内心零したことは内緒だ。それがどんなにそっけない態度であっても、
ほんの少し配慮に欠けるものだったとしても、シェリルに悪気があるわけではないのだ。
一生懸命になりすぎて、こちらに意識が回っていないだけなのだから、怒ってはいけない。
必死にそう言い聞かせ、努めて冷静に振舞おうとするアルトの口元がわずかに引きつる。
某○休さんのように、『慌てない。慌てない』っと何度も呪文を呟きながらアルトはもう一度優しく言った。

「終わったヤツを会議室に戻して来てやるから貸せよ。」
「いいわよ。大丈夫だって言ったでしょう?アルトは自分のことをすればいいじゃない。」
「・・・・・・・・・」

今のはこちらに配慮してくれただけだ。
気を使って、自分のことは気にしないでいいと言っただけだ。
深い意味などないのだ。
気にするな。っと何度も何度もアルトは自身に言い聞かせる。
シェリルが気付かなくても仕方がないのだ。
まさか、『シェリルを手伝えるように、自身の仕事を早めに終わらせていた』などとは
露ほどにも考えていないだろうし、今までの自分の態度を考えればそんな考えが出てこなくてあたりまえなのだから。

アルトはもう一度軽く息を吸い込む。
今度こそ手伝いを頼まれてやろうと意気込み、口を開いた瞬間、シェリルがアルトの方へと視線を向けた。

「…………」
「…………」
「アルト。」
「なんだ?」
「もう少しかかりそうだから先に帰っていいわよ?」
「・・・・・・・・・・・・」

シェリルの言葉にアルトの中の何かが音を立てて切れた。

確かに、早く帰りたいとは思った。やりたいことだってあるし、やらなければいけないこ
ともある。
それでも、ここでシェリルを待っているのは、一緒に帰りたいと思ったからだ。
久しぶりに話を聞きたかったし、自分の話も聞いて欲しかった。
何より、同じ空間に居たかったのだ。
だから、気長に終わるのを待っていたし、手伝おうともした。
帰る気があればとっくの昔に帰っていてもいいはずの自分が残っているのだから、少しは何かを感じてもいいのではないだろうか?!


それなのに。
それなのに、このピンクの妖精はしれっと「帰れ」と宣いやがった。

「…………」

アルトの中の何かがぷっつりと音を立てて、キレたのと同時になにかどす黒い感情が流れ出す。
それは、怒りという感情に比較的近いような感覚だった。
先ほどまではどうにか制御できていた自身の心がその箍を外し始め、どこか遠くに自分を感じる。
まるで誰かの記憶を覗いているような不思議な感覚だった。

「アル・・んっ・・・」

反応を返そうとしないアルトを不思議そうに見つめるシェリルの細い顎をすばやく固定し、勢いよく重ねた。
華奢な腕が自分を押しのけようとするのを端に捉えながら、それをあざ笑うかの様に深く貪ってやる。
相手が椅子に座っているのだから、乗り上げて体重を掛けてやれば一発だ。

隙間をこじ開けて中に押し入り、逃げ惑うそれを追いかけて絡め、何度も何度もすすってやる。
ざらりとした温かな感触と共に、イチゴと生クリームの香りが伝わってきた。
甘ったるいその香りが自分が"していること"を自覚させていく。

"何"を? 
"どこ"で?
"誰"と?

「っ・・・・んんっ・・」

くぐもった声が耳を犯す。
抱きしめた柔らかさが胸を締め付ける。
くちゅりっ絡まる感触が欲望に火をつける。

あぁ。止まらない。
まるで他人事のようだとアルトは低く笑った。

椅子に片足を乗り上げてシェリルの股を割り、覆いかぶさるような格好で左手を体のラインに沿わせて下ろしていく。
頬を滑り、首筋へと流れ、豊かな丸みに触れると、ピクンッとした反応が返ってきた。
それに気付かないふりをしながら、胸元のリボンを手探りで解き、抜き取る。
そして、未だに意味のない抵抗を続ける両手に結んでやる。
白い肌に赤いリボンは良く生えるだろう。
そんなことを考えながら唇を解放してやると、目の前の体が力なく傾いだ。

浅い呼吸を繰り返し、必死に息を整える様子を見つめながらアルトは右手を太ももに這わせ、スカートの中へと進入する。
シェリルの体が一際大きく震えたけれど、やめるつもりなど毛頭ない。
右手に触った柔らかな布の感触を辿り、その端から伸びる紐を引いてやると、それは簡単に崩れ落ちてきた。

「ちょっ、と、・・・・・アルトッ・・・・」

まだ息は整わないらしい。涙で少し潤んだ瞳でアルトをきつく睨むシェリルの頬はバラ色に染まり、『スイッチ』が入る一歩手前まできているのが分かる。
途切れ途切れになりながら紡がれる非難の言葉を一応耳に留めながらアルトは流されてしまえば楽なのにっと心の内で苦笑した。
それでも右手はシェリルの肌を滑りながら下腹部へと降りていく。
秘部へと触れる瞬間、もう一度唇を塞いだけれど、その口付けが深くなることはなかった。
アルトの指の感触に、シェリルの体が固くなったのだ。
軽いバードキスになってしまったことを少し残念に思いながら、シェリルに触れている指を
ゆっくりと前後させるととろみを帯びた液体が溢れ、絡み付いてくる。

「やだっ!!やだっ、アルトッ!!」

捕らわれてしまった両手で必死にアルトにしがみつきながらいやいやとゆるく頭を振るシェリルの瞳はさらに潤み、肌が微かに熱を上げ始める。
額や頬や首筋を優しいキスでくすぐりながら、アルトはシェリルを侵していく。
絡みつく内壁を擦り、かき回す度にシェリルの体が震え、跳ねる。
左手をシェリルの制服の裾から侵入させ、インナーを捲りあげると大胆な黒い下着が胸元を覆っていた。
慣れた手つきでその留め金を外し、インナーと同じ位置までずらすと、アルトはそこにも唇を寄せる。
肌のよい匂いが鼻腔をくすぐり、唇で感じる滑らかさと熱にアルトの熱も上がっていく。
ぷっくりと立ち上がった胸の突起を舌先で潰したり、煽ったりしながらその感触を楽しむアルトの耳に、わずかに漏れ出したシェリルの嬌声が届く。


いつもより少し高めの声も
鼻先にかかったような声も
ひどく耳に心地よい。

もっと、もっとっと際限なく生まれてくる衝動に、アルトの理性がゆっくりと解していく。

「シェリル…」
「やぁっ………んっ…」
「声、ヤバイんじゃないか?」
「!!……ん、っ……」

アルトの言葉にシェリルが震えた。
『学校』で『生徒会長』が『コンナコト』をしているのがバレたら、ただではすまない。
さらに、場所が場所だ。
シェリルの身体が強ばると同時に、中を侵すアルトの指がきゅっと締め付けられる。
これが、『自身』だったらと想像したアルトの下半身の熱がさらに上がる。
狭さを増した内側を再び優しく解きほぐしながら、アルトは自分の存在を伝えていく。
溢れ落ちる愛液の量が増し、アルトの指を汚していく。
部屋に響く水音と内に感じる存在がシェリルの羞恥心を煽る。
気持ちいい感覚だけを追おうとし始めた頭で唯一分かったのは、自分の衝動がもう止まらないだろうということだけだった。

「シェリル…来いよ。」
「ん…」

甘い声と共に伸ばされた腕の中へとシェリルが崩れ落ちてくる。
心地よい重さを感じながら、アルトはもう一度唇を吸い上げ、戯れに舌を絡める。
身体の位置を入れ替えシェリルを下に敷くと、衝撃で白い胸元がぷるんっと揺れた。
そっと、それに手を這わせると温かくやわらかな弾力が返ってくる。
未だに自由にならない手で顔を隠す様子が可愛らしい。

突起の先端にキスをして軽く吸い、舐め上げると残った唾液がテラテラと光を反射した。
もう片方も口に含みながら先ほどの後に指の腹を滑らせると、ぬるぬるとするその感触にシェリルが身体をくねらせた。

熱い吐息が漏れる度に、自分の名前が呼ばれる。
それは、時々途切れたり、間に甘いうわずりが挟まったりするから、一層艶っぽいものへと変わっていく。
耳を犯すその声に嬉しさを覚えながら、アルトはシェリルの秘部へとキスを落とした。

「シェリル。いいか?」
「だっ、だめっっ!!待ってっ!!」

取り出した自身を『入り口』へと当てながら聞いたアルトに返ってきたのは、『待って』の言葉。
痛いくらいに張り詰めている自身の抑えが効かないことも、シェリル自身が待ち望んでる
こともお互いによく分かっているはずなのに、シェリルがどうしてそんなことを言うのか分からない。
不思議そうにするアルトに、顔を真っ赤にしたシェリルが懇願する。

「手!!」
「て?」
「・・・解いて。・・・・ぎゅって、できないから・・・」
「・・・・・・・」

言葉にするのが恥ずかしかったのか、そっぽを向いたままそういうシェリルに、アルトの笑みが深くなる。
頬に手を沿わせ、こちらを向けさせるとアルトはもう一度シェリルに口付ける。
深く、深く、丁寧に、丁寧に絡めあい、放すととろみを増した銀糸が後を引く。
間近でシェリルの泣き出しそうなくらいに潤んだ空色の瞳を見つめ、柔らかく微笑んだ
アルトは、その笑みを深くし己を一気にシェリルの中へと打ち込んだ。

「んんっーーーーー!!」

一際高く上がるはずだった声を、唇で塞ぎ閉じ込める。
絡みつく熱い内壁に、アルト自身も一瞬息を呑んだ。

一気に放ってしまいたい衝動をギリギリで押さえ込み、時々息をつめながらシェリルの中を掻き回す。
ぐちゅりっという卑猥な音が部屋中に響くような感覚は、アルトを興奮させ、
両手を縛られているために、何かにすがりつくことすらできないシェリルの嬌声は、いつにも増して甘く響く。
追いかけてくる快楽の波から逃げ場を失ったシェリルは涙を零しながら、力なく首を振るしかなかった。

「あ、あぁ・・・・んゃっ、・・・ぁっ・」

全てを溶かしてしまいそうなその声にシェリルも自分と同じようになっていることを感じたアルトはその動きを徐々に早めていく。

「シェリル」

熱い吐息と一緒に耳元で聞こえた声に、シェリルがうっすらと目を開けた。

「あっ・アル・・と・・・・・・もっ、だ・・・めぇ・・」
「っ・・・あぁ・・・」

シェリルの声が聞こえると同時に、中の締め付けがきつくなる。
限界に近かったアルトは、その波に抗うことなく己の熱を吐き出した。

中に注がれる熱いモノと、すぐ側で感じる熱い身体に、シェリルははっと我に返った。
自分が重くなようにと両肘を床に付きながら自分を優しく抱きしめてくれている腕に泣きたいほどの感情が押し寄せてくる。


嬉しかった。

久しぶりに会えたのも
自分を甘えさせてくれたことも
自分を気遣って、待っていてくれたことも


……愛してくれたことも。


全部、嬉しかった。

「アルト。」

大好きな名前を小さく、小さく、シェリルが呼ぶ。
そして、ありがとうの気持ちをこめて、優しくアルトを抱きしめた。

以上です。
大量消費本当にスミマセンでした… orz
最終更新:2009年03月29日 03:45