6スレ257 250物語6
257 名前:えっちな18禁さん 投稿日:2009/02/15(日) 14:53:50 ID:y10usqvc0
250物語。こっちのスレ来て他のネタ職人さんがなりを潜めているので淋しい。
というより、なんか恥ずかしい。それも全て滝に流す。禁欲中なので、エロくない。
シェリル禁欲2日目。
落ち着かない気持ちを抑えたアルトは、
いつもの様子を装ってシェリルを寝室を訪ねた。
「よう」
「あら、ちゃんと今日は来たのね。
私の魅力に怖気づいて、来ないかと思ってたわ」
「昨日は仕事がたてこんでてな」
「ふ~ん、珍しいこともあるもんね?」
「誰かさんのせいで長期休暇取るから、締め切りが予定より早くなったんだよ」
「ああ、そうね。悪かったわ」
半分はホントで半分は嘘だ。
昨日は無性にシェリルに会いたい気がしたので、危険を感じて仕事に逃避したが、
今日は逃げてるような気がして悔しい上に、
やはり無性に会いたかったので寝室へ赴いたのだった。
「ふ、お前の色香如きで崩されるような軟な理性じゃないんでな」
「へぇ…」
「ちょっっ、ま、儀式調査の話もあるし、250話話し終えて、旅に出たいからな。
ちゃんと、うちの調査もしてくれてるんだろうな?」
「当然よ。私を誰だと思ってるの?現時点の報告までは、特に問題ないと考えてるわ。
さ、今日もちゃんと楽しませてちょうだいね?」
アルトは、シェリルの別れをなんとも思ってない様子に傷つけられても、
軽口の応酬に安らぎ、彼女のまっすぐな人となりに惹かれてしまっている自分を
もはや誤魔化しようがなかった。
まずはリビングで儀式調査に関する事務的な話をすることにした。
地図を見るので、シェリルの隣に座り同じ方向から見た方がより話しやすいのだが、
アルトは一瞬迷って、テーブルをはさんでシェリルの正面に腰をおろした。
儀式の類はあまり信じていないのだが、シェリルの信頼を裏切るわけにはいかない。
寝室に向かうときから胸が高鳴っていたのを自覚していたため、
シェリルを一目みて更に高鳴った鼓動を用心した、だけだ。
いつもは、何の気なしに傍にいたのに、
意識し始めるとシェリルの全てが、欲を煽るような気がした。
いざ、二人で、用件を話し始めたのだが…
触れる指先ですら、心臓が跳ねるほどに甘い。
澄んだ声が親しげな言葉を紡ぐと、じわりと胸を締める。
姿なんて見れるわけがなかった。
図面や書類に集中しているふりをして平静を装ったアルトが
なんとか、内容を頭に押し込み、今日のところの連絡を終えころには疲れ果てていた。
(続きは、明日の昼間の王宮にしてもらおう…)
しかし、夜伽の段となるとそう言うわけにもいかない。
最近の例とは違って同じ布団にこそ入らないが
同じ寝台の手の届く範囲に横になるため、どうやっても、
全ての感覚がかすかなシェリルからの刺激を拾ってしまう。
上の空で話をするが、シェリルには自分の様子がおかしいことは
絶対に気づかれているに違いない。
頭をよぎると恥ずかしくて身悶えするのだが、
それ以上に、シェリルに伸ばそうとする己の欲と闘うので精いっぱいだった。
(『禁欲』ってどこからなんだ…?
挿れなかったら、イイ…?
なら、口か乳でしてもらえば…なんて、甘くはないよな。
でも、考えることは止められないよな…
抱きしめるだけ、抱きしめるだけなら・・・!)
正直、今日のアルトは面白い。
(意地っ張りなんだから!)
なにやら自分と闘っている様子のアルトをシェリルは可愛く思ってしまう。
顔を赤くしたり青くしたりしながら、微妙につじつまの合わない物語を話していたアルトが
急にうつぶせになって自らの手を掴んで体を固くした。
「自意識過剰だ!」と言われるのを覚悟で、
いつもより肌の露出の少ない、厚めの夜着を着ていたのだが、
肝心のアルトは自分を見ようともしない。
寝台で向かい合っても、あれだけあからさまに視線を外されると、
理由は分かっているとはいえ、傷ついてしまう。
「見るだけでも色欲」な地方もあるのだろうか。
儀式の細かい規定は今まで知る必要がなかったため、
シェリルもどうして良いか分からないでいた。
身を固くしたアルトが動かないため、心配になったシェリルが手を伸ばした。
「・・・アルト?大丈夫」
半泣きの状態のアルトが、さっと身を引き、一目散に寝室から出て行った。
「悪い!儀式の件はまた明日、昼にでも王宮で!!」
捨て台詞をぽかんと聞いていたシェリルは
アルトのかわいらしい様子を思い出すと笑いが込み上げて来て、声をあげて笑った
儀式のことを忘れないアルトが、律儀な彼らしい。
例え肉欲だけだとしても、こんなにもアルトが自分を意識してくれているのが嬉しかった。
独り寝をしていた昨日は、
アルトが来たら麝香でも焚いてやろうかと思っていたが、今はそんな気もなくなり
今日のアルトの姿を反芻しながら、
明日会ったらなんと言ってやろうかと考えてはシェリルは顔を綻ばせた。
「アルト…、ちょっとくらいなら、いいのよ」
書類に目を縫い付けていたアルトが声の近さに顔を上げると
薄手の夜着を着たシェリルが
いつの間にかテーブルをはさんだ向かいから
アルトの座るソファーに移動してきていた。
シェリルはアルトにすり寄ると、アルトの手をとり、
夜着の合わせの隙間から自分の太ももに忍ばせた。
シェリルの太股はしっとりと温かく、
アルトはついその感触をすべすべと楽しんでしまう。
シェリルの甘い吐息でアルトは我に返った。
「!!だめだ!ちょっとで止めるのは…男には難しいんだ…」
顔を赤らめてかぶりを振ったアルトは、
恥ずかしさのあまり語尾を緩めて床へ目をそらした。
「大丈夫、アルトはちゃんと出させてあげるわ」
シェリルはアルトの肩に頭を預け耳元で囁くと、
アルトの足の付け根を優しく擦った。
その刺激にアルトは眉をひそめて、息をのみ込んだ。
これだけで、確実に大きくなっていく欲望が恥ずかしく、
その羞恥がさらに欲を大きくした。
既に女の匂いを立ち昇らせていたシェリルの足を開こうとアルトは手をかけたが
今日はダメ、とシェリルに制止された。
シェリルは逆に、股と陰部にできた狭い隙間に
触ってそれなりの固さになったアルトをはさみ込むように足を閉じた。
シェリルの愛液が挟み込んだアルトをぐっしょりと濡らした。
あんなにそっけなかったシェリルもこんなにも自分を欲してくれていたことに
喜びを感じ、柔らかなシェリルにキスを送りながら
ゆっくりとアルトは腰を揺らし始めた。
白い肌を桃色に染めて、快感に身を震わせるシェリルが愛しくてたまらない。
シェリルのうねうねと締め付ける刺激がアルトを快感へと誘い…
……うねうねと?
「!!!」
夢か…。
湯浴みをして衣類を替えようと、さらりとした黒髪を掻き上げた。
その悩ましげな様子は、いつも世話をしている召使達の中でも
その日、話題になるほどに色香を放っていた。
おわり
一番の欲求不満はアルトではなく・・・
最終更新:2009年03月28日 23:19