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7スレ15 酔ったシェリルと…


15 :えっちな18禁さん:2009/03/22(日) 05:41:34 ID:BLieaWEHO
1 GJ!ありがとう!
前スレ984です
エロなしですが先陣きって、酔っ払いシェリル投下します

「ひとりで、あるけるぅ」
 そう言いながらも、預ける身体は気だるげでおぼつかない。
 夢と現を彷徨うように甘ったるい声が首筋に掛かるのをアルトは忌々しく思う。
 理性を吹き飛ばすほどの衝撃ではないそれに屈服するのは、些か本意ではない。
 何せ、別段取り立てて奇異な出来事ではないからである。
「バカ言うな、立っても居られない癖に」
 脇を抱え、片腕を自分の首にかけ駄々をこねるシェリルをリビングへと促す。

 そのすがら肩にかけていた薄手の上着が落ちるも、気に留める余裕はなかった。
 かろうじて指を引っ掛けて、床を引き摺らせた鞄だけがリビングの隅に留まった。
 崩れ落ちるように床に腰を落とし、ソファーの肘掛に項垂れると唸り始める。
「アルトー、みずー」
 頷くかわりに肩を竦めると、アルトは無言のままキッチンへ立った。
 買い置きしてあったジュースを手についた適当なグラスへ注ぎ、愛飲しているミネラルウォーターを持って肘掛に顔を突っ伏しているシェリルの元へ戻る。
「っつたく、人を顎で使いやがって」
 ボトルのそこを頭にあてながら軽い文句を口にする。
 頼られているのか、ただの小間使いなのか定かではない所為で喜びとも、悔しさともない感情が溢れる。
 ミネラルウォーターを掴みながら、キャップを外し直接飲み口に唇をあてると、冷たい水を含んだ。
「それ飲んだら、部屋に戻って寝ろよ」
「……むり。つれてって」
 ゆるくキャップを締めると口元を濡らして呟く。

 水滴が顎を撫でるのさえ気付かず、小さく唸る。
 気だるそうにする彼女を見、下戸の癖にと、今日何度目かの溜め息を落とした。
「まったく人を何だと思ってんだよ――くそっ、ほら腕貸せ」
 そう吐き捨てながら、華奢な背中に腕をまわすとのろりと腕が伸び、肩にかかる。
 歩く気などさらさらない、抱き上げて運んで頂戴――腫れぼったい目蓋を落とした青い瞳が、そう囁いていた。
 悔しさをあえて呑み込むと、慣れた手つきでシェリルを抱き抱え寝室に向かった。

 シェードランプさえ灯らない部屋はリビングからもれる光だけが頼りだった。
 薄闇の中、ベッドの端を捉え、その上に片膝を添えながらシェリルを下ろす。
 恋愛映画のワンシーンのような場面だというのに、まったくもって感動が湧き上がらない――相手がシェリルだからだろうか、そう一人ごちた。
「おい……腕離せって」
 起きようとするもシェリルは離さないとでも言うように腕を首に絡め、ふわりと笑った。
「なによぉ、アルトのくせに。うれしくないの?」
「嬉しいわけあるか、酔っぱらいが」

 甘える声音に悦びを感じる自分のほとほと呆れながら、素っ気無く吐き捨てる。
 すると、まるで駄々をこねる子どものようにシェリルは口をすぼめ拗ね始める。
「……アルトのばか」
「ばかって、お前なぁ」
「だって。ちょっとくらい嬉しいとかドキドキしたとか、して欲しいもん」
 していないとでも思うのだろうか――理性的であろうとする自分の努力を容易く瓦解させるその仕草がひどく憎らしく、いとしい。
 胸の内にある想いを囁くには不向きな唇は言葉を紡ぐ代わりに、シェリルの拗ねる唇を吸った。
「――我慢してた俺がバカみたいだろ」
 ちゅ、と音を立て離れると、アルトは照れくさそうにそう呟いた。
「ガマンって?」
 ぱちりと目を瞬かせ答えをせがむ視線に晒さればつが悪い。言いあぐねていると急かすように身体を引き寄せられ、バランスを崩しあわやシェリルを押しつぶしそうになった。
 嗜めようとアルトが視線を上げると誘うように肩を竦め、その小さな身動きにベッドはかすかに軋んだ。
「……っ、くそ。知らないからな」
 息を呑む余裕さえないまま、悪態をついた。

 覆い被さる肩を押し、こちらが身を乗り出すとアルトはぱちりと目を瞬かせた。その様子に気をよくしたシェリルは腫れぼったい唇を舐め、微笑む。
「なんだか、すごく気分がいい」
 立場を逆転させ、アルトを跨ぎ腿の上に腰を下ろす。胸に手をあてながらバランスをとるのだが、浮遊感に似たそれがシェリルの平衡感覚を奪う。
 その様に呆れながらもアルトはシェリルを支えるように腰に片手を伸ばす。
「そりゃあ、ふらふらの癖に人の上に乗れば気分もいいだろうよ」
「やっぱりアルトを見下ろすのって、いい」
 悦に浸り、ぽつりと呟いた。ぴくりとアルトの眉尻が上がる。

「美人を押し倒してるんだもの」
 いつだったかそれとなく容姿にコンプレックスがあるのだと、アルトは言った。姫などどいう愛称を恥辱だと殊更露骨に憤慨するのはそれの最もたる現れだろう。
(そういうところが、かわいい)
「アルトはイヤ?あたしに押し倒されるの」
「嫌ではない、でも・・・」
 でも?と問い返すと、視線を外し表情を固くする。先に続く答えを引き出そうと、小さな悪戯を始める。こそこそと指を這わせ胸の辺りで円を描くように擽ると、なにやら無性に薄手の部屋着の下に感じる肌の熱が恋しく思う。
「男なんだぞ、そんなこと言われて喜ぶわけないだろう」
「褒めてるのに」
「馬鹿言え。からかってるの間違いだろ」
 そう呟いてささやかに怒る横顔は美しい。整った眉を寄せ、眉間に皺を入れるさまが不思議と愛らしく、シェリルは肩に手を添えると身を乗り出す。
 ちゅ、と音を立てて鼻筋にキスをおくる。
「アルトのそういうとこ好きよ」
「ガキっぽい、って言いたいだけだろ」

「ちがうわよーー」
 頬を膨らませて否定する。
「どうだか……」
「もう!拗ねないのーーほぉら。じゃあ、今日はあたしがよくしてあげるから」
 小首を傾げたシェリルが甘くそうささやくと、アルトは目を見張らせた。

 ベッドの上に座り、後ろ手に片手をついたアルトは自らの足の間にうずくまる少女に自然と視線を向けた。
 前を軽く寛げたそこから、おずおずとした手つきでシェリルはそれを取り出す。まるで焦らしているかのようなやわやわとした感触にアルトは焦燥を募らせる。
 一方、アルトの足の間に蹲るシェリルは取り出したそれの先端にちろりと舌を這わす。指の腹でなぞりながら視線を上に向けると頬を紅潮させ苦悶の表情を浮かべるアルトがあった。亀頭を口に含むと小さな溜め息が降る。
「……ちょ、それ。待て、って」
 そう言い放つと、アルトは手を伸ばしシェリルの額に触れながら押し退けようとする。あまりにも唐突な反応に困惑を覚えるも、渋々アルトに従うように口を開けた。
「……よくなかったら、そう言いなさいよ。こういうのの方が傷つくわ」
 濡れた自分の唇を指の腹でなぞると、口惜しさが胸に沁みた。

「ちがーー馬鹿そういうんじゃない。なんつうか、その……視覚的な問題だ」
「何よそれ」
「言えるか馬鹿」
 粗雑な物言いにシェリルは腹が立った。
「……なら、いいわよ。もうアルトの言うことなんて聞かないから」
 そう吐き捨てると、カットソーを脱ぎ下着を外す。露わになった上半身にアルトの目が止まるが、そんなことおくびにも出さず自らの乳房を手で包む。掬うようにして持ち上げ、背を屈め、屹立するアルト自身を挟むも、完全に包みこめない。
「っ……、お前こんなの、どこで覚えてくるんだ…よ」
「ん、どこだって、いいでしょーーあ」
 圧迫させながら擦っていると胸の間のそれは先ほどよりもやや大きさを増した。

「シェ、シェリルっ。もう…やば、い」
「も、我慢しなさいよ。まだ、始めたばっかりなのに」
 上擦りながら掠れる声が興奮を煽る。もう少し胸が大きければ、と思うけれど口にできぬままアルトが果てる前触れのような熱に触れ、えもいわれぬ悦びを覚える。
 しばらくして果てさせた熱を肌に感じ、征服欲にも似た感慨にシェリルは疼き、吐息混じりの声音に彼の名を乗せた。
「……アルト」
 それはまるで先をねだるように響く。


===
以上です

事後のいちゃつきの最中に寝オチしそうなシェリル
最終更新:2009年04月04日 01:32