7スレ目
>>140くらいからのネタより
スレに落とす時間がなさそうだったので、直接こちらに落とさせていただきました。
もし、何か不都合等ありましたら、削除して構いません。
よろしくお願いいたします。
090407に少し加筆させていただきました。
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肩から学生鞄を下げ、左手には今日の晩御飯の材料が入ったスーパーの袋。
いつもより量が多いのは、待ちに待った誰かさんが帰宅するからだ。
そう長い間離れていたわけじゃないし、メールだって電話だって毎日のようにしていたのだから寂しいとは感じなかったけれど、やはり会えるとなると嬉しくなるものだ。
喜ばせてやりたいなと考えながらスーパーや商店街を回っている内に、買い物カゴはどんどんとその重さを増し、気が付けばいつもの2倍くらいの量になっていた。
どれだけシェリルに甘いのだと苦笑する。
それでも心に溢れる感情は温かいものだからどれだけ"落ちている"のだろうかと、自分で呆れそうになる。
軽いため息を付きつつも、アルトの頭はシェリルが帰ってくるまでに完璧に晩御飯を作り終えるための過程を描き出していた。
「ただいま~」
「お帰りwアルト。」
誰もいない部屋に響くはずだった帰宅の挨拶にはなぜか、こたえが返ってきた。
「・・・・・・」
急な展開に頭が付いていかない。
ヴァルキリー乗りとしてそんなことがあってはならないと思うのだが、それはシェリルの格好のせいだ
・・・・・と思いたい。
少し胸の辺りが窮屈そうではあるけれど開襟の白シャツは良く似合っていたし、短めのグレーのスカートも適度にスリットが入っていて色っぽい。
それから覗く足も黒のストッキングに包まれていて、いつもとは違う印象を与える。
端的に言ってしまえば、『仕事ビシバシ!きゃりあうーまん』というOLスタイルだ。
ただ、一つ違和感があるとすれば、その腰から下がっている丸い物体。
見えている部分ではその輪は一つしかないけれど、きっとスカートの向こう側にも同じような輪があるはずだ。
でも、それはテレビや小説に出てくる冷たい戒めと様子が違った。
冷たく光るはずの輪の部分装飾が施され、ふわふわとした布が覆っている。
しかも、ピンク。
桃色・・・・・・
桃・・・
「・・・・・・なんで・・・」
「ん?」
軽くこめかみの辺りを押さえながら、アルトは少し考えた。
いることに突っ込むべきだろうか。
それとも、格好に突っ込むべきだろうか。
それとも、スカートから下がっているものに突っ込むべきだろうか。
それとも、色に・・・・・・
どうしたものかとあまり動かない頭で必死に考えていたというのに、シェリルの表情を見た途端、アルトは苦笑し、降参の白旗を振った。
格好からして一見近寄り難そうにも見えるのに、その顔に浮かぶのは『嬉しい』という感情を満面に押し出した極上の笑顔。
陥落したって悪くはないだろう。
たった6日間。
されど、6日間だ。
「んっ・・・・・」
荷物を降ろし腕の中へと連れ込むと、アルトはすぐさま唇を重ねた。
甘いシェリルの香りがふわりと舞う。
抱き込んだ肢体は柔らかく、背中に回された腕は自分を優しく包んでくれる。
久しぶりの逢瀬。
この空間にいるのは二人きりだから、ここでキスにのめり込んだとしても誰にも文句は言われない。
言うとすれば、腹の虫だけだ。
きっと、腹の虫もこちらを堪能することを選ぶだろうと思いながらアルトは絡む舌を追いかけ、シェリルを貪欲に貪った。
「なんで、いるんだよ。夕方だって言ってただろ?それにその格好・・・」
「ちょっと、待っ、て・・・・。そんなに、いきなり、答え、られないわよ。」
「じゃあ、まず一つ目。帰る時間が違うのは?」
「・・・・一つ前の便がね、・・・・・・空いてたのよ。」
「!!」
少しだけ言いにくそうに、そっぽを向いて話すシェリルの頬が僅かに染まり、唇が少しだけ尖る。
その様子はアルトの想像したことを肯定するもの。
それを見た瞬間、アルトの抱きしめる力が一層強くなった。
「わっ、ちょっ・・・・ちょっと、アルトッ!!」
苦しいっと、腕の中から悲鳴があがる。
それでも放すことは出来なくて、暴れる心を沈めたくて、アルトはずっとそのままだ。
初めのうちはもがいていたシェリルもしばらくすると脱出を諦めたように、軽く息を吐いてゆるゆると力を抜いてアルトへと寄りかかってきた。
「お帰り。」
「・・・・・タダ、イマ//////」
「・・・・・・・・お帰り」
左手は抱きしめたまま放さず、右手をそっと頬に添える。
視線を落としたままのシェリルを上向かせ、そして、再び優しく重ねた。
自分にふさがれ、シェリルの吐息がくぐもる。
それすら愛しいと思えた。
そのままアルトはシェリルの足を掬い上げると寝室へと場所を変える。
自分の意図が簡単に伝わったことは、おとなしく腕に抱かれるシェリルの頬がほのかに染まっていることで分かった。
静かにベットの端へと降ろし、自分も手と膝を使って乗り上げると、2人分の重さにベットが軋む。
僅かに後ずさるシェリルを頬に手を這わすことで捕え、そのまま唇を塞いだ。
舌を差し入れて
絡める。
口内を溢れさせて
擽る。
熱が
上がる。
「ん・・・・ふぁ・・・」
「・・・・・・・・なぁ、抱いて?」
「なっ!!/////////」
口付けの余韻に浸るシェリルにアルトがそう言うと、途端にシェリルが声を失った。
ほんのりと桜色に染まっていた頬は一気にその色を増し、見開かれた空色の瞳は動揺の色を浮かべる。
唇は戸惑うように開かれ、いつも強い意志を示すはずの眉は情けなく下がってしまっている。
「ぷっ・・・・ははははははは」
見たことのないシェリルの表情に、アルトがたまらず吹きだすと、ようやくからかわれたのだと分かったシェリルが起動する。
「ア~ル~トォ~!!」
「あーっ、腹いてっ・・・」
「じ、自分だっ、て、顔赤いじゃないっ?!」
笑い続けるアルトとは対照的に、シェリルは真っ赤になって怒る。
冷静になろうとしているのに、楽しげなアルトを見るたびにうまくいかなくなった。
頬が熱い。
それがキスのせいか、耳元で囁かれた『妖艶な誘い言葉』のせいかは分からない。
ただ、それはどちらにしてもアルトのせいだ。
そう結論を出したシェリルはキッとアルトを睨みつけた。
が、自分の絶対優位を信じているアルトには効かない。
そのことが一層シェリルをむくれさせる。
「・・・・・いいわ・・・」
ポツリッと呟かれたいつもより格段低い声にアルトは気付かなかった。
そのままシェリルはアルトの胸元へと顔を埋める。
それから一呼吸置いて、一度頭をからにしてからシャツを掴み、離されないようにしながら、アルトにギリギリ聞こえるよう、艶やかに呟いた。
「ねぇ、目・・・瞑って。」
「・・・・・・」
先ほどとは違い、しっとりと紡がれた誘いの言葉にアルトが息を呑み、一瞬にして部屋の空気が変わる。
それは情事の前と同じような静かさで、二人を包んだ。
世界を少し遠くに感じるような感覚。
ビロードに包まれたときのような
どんな小さな音さえ吸い込まれてしまいそうな
独特の"トキ"の雰囲気。
アルトは言われるままに、瞳を閉じた。
すると、唇に何かが触れる。
「いいって、言うまで開けちゃダメよ。」
シェリルの声が耳元で聞こえ、熱い吐息がアルトの耳を嬲り、耳裏に優しいキスが落ちる。
それから、シュッシュッっというシーツと肌が擦れる音。
背中に温かく、柔らかい肢体が絡みつく。
そして、自分より幾分熱い手がアルトの手を誘った。
誘われるままに手を伸ばし、自分を包む身体の背中を滑らせる。
柔らかい感触が背中へと押し付けられ、その正体に気付いたアルトの熱がまた少し上がった。
一度ぎゅっと背後から強く抱きしめられた後で、シェリルがアルトの背中と腕の間から抜け出す。
でも、すぐに背中にまとめられたアルト手に柔らかい感触が与えられる。
首筋へとキスが落ち、制服の襟が引っ張られ、より深いところへキスが落ちる。
くすぐったくて、アルトの口が笑む。
愛しさが溢れてくる感覚に嬉しくなり、同時に貪欲な心が熱を手に入れ、のっそりと蠢きだす。
止まらぬ自身の衝動を感じはじめたアルトが先ほどの謝罪を口にしようとした瞬間、ふわふわとしたものが両手首に触れ、同時にカチリッと鳴った。
「?!」
違和感を覚えて、両腕を戻そうと慌てたアルトの手は腰の辺りに下りたけれど、離れることは出来なかった。
左右に引くたびに、カシャカシャという金属音がして、一定の距離以上には動かない。
「シェリッ・・・・・」
目を開けた先に見たシェリルの表情に言葉を奪われ、アルトは名前を最後まで呼べなかった。
「エ・ロ・ア・ル・トwww」
勝ち誇ったようにこちらを見つめたかと思えば舌を出し、忌々しくも左目下の肌を人差し指で引っ張ってみせる。
明らかに人を小ばかにした態度にアルトが奥歯をかみ締める。
睨みつけても見たけれど、当のシェリルはどこ吹く風だ。
ベットの上に仁王立ちになるなり、見事な曲線美を描く足を上げると、アルトの胸に当てて軽く押した。
支えるもののないアルトの抵抗はむなしく数秒後に崩れ、情けなくそのまま後ろへと転がる。
仰向けに転がったアルトを悠然と見下ろしながらシェリルは意地悪く笑った。
ミニスカートを履いているせいでもう数ミリ視線を動かせばその中が見えそうになるのだけが、アルトの得られた利点だろうか。
それを言ってやろうかどうしようかと迷うアルトを手も足も出ないと判断したのだろうシェリルが嬉々としてしゃがむ。
見えなくなったことに内心悪態をつくアルトに向け、にっこりと笑ってやるとシェリルはアルトの首元から、ネクタイを抜き取った。
そして手早くそれをアルトの頭へと巻きつけ、その視界を覆ってやる。
「・・・・何がしたっ・・」
叫ぼうとした唇が急に柔らかいもので塞がれる。
そして、馴染みの熱がアルトの口内へ入ってくる。
胸の辺りに少し体重がかかったと思ったら、今度は甘い香りが鼻腔を擽り、温かいものが自分の身体に沿うように重なった。
口付けは激しいものでなく、静かに絡めあうもの。
零れる吐息も重なる肌も熱くて、でもひどく心地よかった。
「・・・・しっかり、反応してるじゃない。」
知ってる。
シェリルの言葉に、アルトは心内で呟いた。
アレだけ濃厚なキスを何度も交わしたのだ。
だからそそくさとシェリルを抱き上げてココまできたのだ。
反応していないわけがない。
所詮、男なんてそんなものだ。
シェリルの言動に改めて、シェリルが自分以外の男を知らないのだと実感し、少し嬉しくなる。
上がる口角を隠そうにも、両手は身体の下だからできるはずもない。
そんなアルトの表情に、再びシェリルの唇が尖る。
何も出来るはずがない。と馬鹿にされ、笑われたのだと思ったのだ。
シェリルの怒りのボルテージが上がる。
そして勢い良くアルトのズボンのベルトを解くと留め金を外し、ジッパーへ手を掛けてひき降ろす。
下着の中でテントを張るそれに一瞬たじろいだものの、『ここで引いては、女がすたるっ』と日本男児顔負けの精神で取り出した。
「なっ・・・・シェリ・・・っ、ぁ・・・」
驚いたのはアルトのほうだ。
むんずっと引き寄せられたかと思った次の瞬間にはベルトが外され、ズボンを寛げられ、あっと思った瞬間にはソレに濡れた感触が走った。
思わず息を詰め、背筋を這い上がる感覚に耐えるけれど、それは一瞬のことではない。
収められただけだったそれに恐る恐る熱い濡れたモノが触れ、優しく絡みつく。
言い表せぬ感覚は初めて感じるものだったけれど、ソレがどういう状態で行われているかの想像なんて容易に出来てしまう。
アルトだって健全な高校生男子なのだから、れっきとした彼女にソレを望んだことだってあるのだ。
こういう状態でされるとはまったく想像できなかったけれど・・・・・
たどたどしく舌が上下し、形をなぞっていく。
何度も、何度も優しく舐められ、愛撫される。
深く、深く飲み込まれる度に、少し苦しそうな声が漏れ、濡れた吐息がアルトを震わせる。
決して上手だとは言えないだろう類のそれは、それでもシェリルの精一杯だ。
コイツ・・・・。
シェリルによって高められる熱をなんとか唇から吐き出しながら、アルトはきつく拳を握る。
男なんてっと言いながら、ちっとも分かってないのだ。
ぎこちない愛撫がどれだけ男を煽るのか。
自分のために早く帰ってきたと伝えられて、どれだけ自分が舞い上がったのか。
性急に求めようとしたのに、受け入れてもらえたことがどれだけ嬉しかったのか。
・・・・・どれだけ自分が愛しく思っているのか。
「・・・・・っ、アッ・・・・・」
握り締めていた手の中でシーツが一層引かれる。
踏ん張っていた太ももがビクビクと痙攣する。
張り詰めていた自身が熱の解放を望む。
限界が近かった。
それでもシェリルの口内に吐き出すのは少し可哀想な気がして、必死に耐えていると、急に愛撫が止んだ。
唾液と自身の先走りに濡れたソレに、外気があたり寒さを感じる。
息を整えていると、視界が急に開けた。
最初に映ったのは唇を濡らし、頬を染めたシェリル。
少しだけ不安そうにその瞳が揺れる。
「どう、した?」
「・・・・ァ、・・・・・なんでもない」
アルトの問いかけに弾かれたように身体を震わせたシェリルは、慌てて顔を背け、再びアルトの下腹部へと顔を埋める。
そして再び、アルト銜え込んだ。
「っ」
先ほどまでの愛撫に、さらに視野からの刺激が加わる。
自身の熱が急にその温度を上げたのは自身でもすぐに分かった。
「しぇり、・・・ちょ、っと、待て・・・」
切れ切れに成りながら、そう呼ぶとシェリルが弾かれたように震え、そして愛撫が止んだ。
ギリギリを行き来していたアルトは静かに安堵の息を吐き、顔を伏せながらじっと自分の言葉を待つシェリルに小さく笑う。
先ほどまでの彼女ならきっと呼んでも止まってくれなかっただろうから、。きっと、"そう"なのだ。
心の中にほぼ確信と読んでも間違いないだろう予感を感じ、アルトは優しく名前を呼んだ。
「シェリル。」
「・・・・・」
「・・・・シたくなった?」
アルトの問いにシェリルの肩がピクリと跳ね、俯いたままのシェリルが肯定を伝える。
その表情は見えないままだ。
そんなシェリルに優しく笑いながら、アルトは言葉を続けた。
『俺もシェリルの中がいい』っと。
真っ赤な顔は相変わらず下を向いたままだったけれど、シェリルがおずおずとアルトに近寄り、その肩口へ顔を埋める。
重なる肌と肌からその熱が伝わった。
アルトがもう一度先ほどの問いを繰り返すと小さくシェリルが頷く。
「・・・・起こして。流石に腕が痺れてきた。」
首元に抱きつくシェリルに頬を寄せ、撫でる代わりに擦り寄ってやると、シェリルがゆっくりと抱き起こす。
幸い頭の向きはそのままで良かったから、起き上がるとアルトは枕を背中とベットの端に敷き、もたれかかった。
「服、脱いで。」
「・・・・バカ」
「恥ずかしいなら、シーツでも被れよ。」
「・・・うるさいー//////」
アルトに言い返しながらも、シェリルはゆっくりとシャツのボタンを外していく。
ストッキングを脱ぎ捨て、スカートを地へ落とし、シャツを脱ぐと、シェリルがお気に入りの下着だけを身につけた姿になる。
そういうモノを選んだということは、そうなるコトを望んでいたととってよいのだろうか?
浮かぶ疑問に苦笑しながら、アルトはシェリルを見つめる。
「下着も。」
「わ、分かってるわよっ!!」
そう返事をしながらも若干のタイムロスが生まれる。
戦中に初めて契って以来、もう何度も肌を重ねているというのにシェリルも未だに慣れていない。
自分達の仲は進んでいるように見えて、そんなに変わっていないのかもしれないなっと、アルトは思った。
全てを床へと落としたシェリルがアルトの首筋へと再び抱きつく。
その暖かさをしばらく享受した後、アルトはシェリルに服を脱がせてくれるように頼んだ。
もっとも、最初に頼んだのは手の拘束を解くことだが、それはあっさりと却下された。
長く、細い指がアルトのシャツのボタンを外し、その肌を露にしていく。
その様子を見つめる降りをしながら、アルトはじっとシェリルを見つめる。
白く豊かな胸元
その先でツンと膨らんだピンクの蕾
そして、下腹部に向けての滑らかな流れの線
それらがとても温かくて、触れるととても気持ちが良いことを知ったのは少し前。
そして、彼女が上げる声の甘さも、背中に走る小さな痛みも、知れば知るほどより深く、深く落ちていく。
彼女の全てを感じられるのは自分だけ。
彼女が感じられるのは自分だけ。
それが、とても嬉しい。
全てを脱がし終えると、裸の胸と胸が重なった。
感じる体温と柔らかさに、アルトが優しく笑う。
「後ろから抱きつけ。」
「?」
「・・・・・自分でできるか?」
アルトの言葉の意味が分からず、不思議そうだったシェリルが意味を理解した瞬間真っ赤になり、慌ててアルトの背後へと回った。
背中に抱きつくように言い、手の上に腰を降ろすように伝えると、先ほどの柔らかい感触と熱が今度は背中から押し付けられる。
視界がないことが少し怖かったから、いつもより慎重に触れた。
「・・・・・・口でシてたら、濡れたのか。」
アルトの軽口に返ってくる声はない。
それでも、触れるたびに背中が跳ね、同時に小さな声が聞こえるから、シェリルが感じていることは分かる。
アルトはそのまま優しく触れた。
ぬるぬると滑る愛液を絡めながら指先をナカへと侵入させ、動かす。
熱い内壁を広げるように何度も何度も擦り上げ、狭さをとっていく。
背中に抱きついているせいか、シェリルの小さな喘ぎが全て耳をを擽る。
音と吐き出される熱が肌に心地いい。
もっと、もっと上げさせてやりたいと、アルトは執拗に内壁を擦り、突起を煽った。
愛液が重力にしたがって零れ落ち、アルトの指を汚し、シーツへとシミをつくる。
掻きまわし、煽る指を増やしながら、アルトはシェリルの熱を上げていった。
「ね、もぅ・・・」
「ダメだ。」
「で、も、・・・・」
「・・・・・シェリル?」
「あっ・・・・・・・ちょう・・・だい?」
言葉一つで意味を理解する。
そして、その求めに応じる。
言われるままに、動くシェリルにアルトの中の支配欲が満たされる。
衝動のまま、めちゃくちゃにしてやりたかった。
「来て」
自分を跨がせて膝で立たせる。
そして、入り口へと宛がわせた。
ぐちゅりっという水音が部屋へ落ちる。
僅かにシェリルの身体が緊張したけれど、アルトはそのまま腰を落とさせた。
銜え込まれ、擦れる度に背筋が震える。
この先の快楽の記憶がもっと、もっとと、アルトを誘い、衝動を突き動かす。
一気に貫いてしまいたい衝動を、アルトは必死に制した。
「もう少し」
「んぅ。」
すでにシェリルの口からは、甘い嬌声の欠片が零れ落ちている。
埋まる度に、その形のいい胸がふるふると揺れる。
アルトは愛しげに頬を寄せると、そのまま先端を口に含み、舌で転がした。
「ひゃ、ぁんっ・・・・」
一際大きく上がった声と共に勢いよくシェリルがアルトを飲み込む。
胸への愛撫で一気に腰が砕けたのだ。
胸元にすがり付いたままのシェリルを抱きしめてやることも叶わず、アルトはそれを少し悔しく思う。
今はあの時と違って幸せでたまらないはずなのに、どうしてかあの時の苦い記憶は未だに胸を焼くのだ。
懸命に毎日を生きていたあの頃。
傍に居たくて、共に生きてたくて、たまらなかった。
慎ましやかではあったけれど、穏やかな毎日が幸福だと思った。
だから、同時にソレを失うかも知れないという恐怖が心の片隅にいつも渦巻いていた。
「・・・・シェリル。やっぱり、手、外して」
「えっ?」
「俺が、お前を抱きたい。」
先ほど前と違うアルトの声にシェリルが不思議そうになる。
けれど、次に囁かれた熱い言葉にシェリルが震えた。
「・・・・・引っ張る前、に、一度逆に押して」
「あぁ。」
言われたとおりに動かしてみると、カチリッという小さな音が鳴り、拘束が解かれた。
もう一方も外そうと目の前に持ってきてみたが、アルトが引っ張ったせいで手首が赤く染まっている。
それを見たシェリルの目がしょんぼりとなり、そっと唇を寄せてきた。
「大丈夫だ」
一応言ってはみるものの大して意味はないだろう。
それなら一刻もはやく溺れさせてしまえと、アルトは良い匂いのする肌に顔を埋める。
温かく、すべすべとした感触が頬に触れた。
左手を乳房に這わせ、自分は右の乳房にむしゃぶりつく。
突起の近くを丁寧に舐め上げ、軽く噛めば、シェリルの身体が僅かに強張る。
同時にナカが締まった。
強まったその締め付けに、アルトの顔が歪む。
それは自身を襲う快楽の波をやり過ごすためだ。
けれど、それはシェリルには違うものに見えたらしい。
頬を包み込み、自分を見上げさせるようにしたシェリルがアルトに『イタイ?』と訊ねる。
波に攫われそうになりながらも、不安の色を浮かべたそれはひどく扇情的で、アルトを誘った。
「気持ちいいんだ。・・・ナカ、締まるし、・・・・さっきのも・・良かった。」
アルトの言葉にシェリルの瞳が見開かれ、そして、頬がいっそう赤くなる。
大丈夫だとくしゃりと髪を撫でてやると、シェリルの表情がほっとゆるんだ。
「ん。いい顔。・・・気持ちいいか?」
「・・・・・ぃ、・・・・つも、ね。」
「!!」
先ほどとは反対に今度はアルトの瞳が丸くなり、嬉しそうに微笑んだ。
静かに笑うアルトにシェリルがそっと口付ける。
軽く触れるだけのそれは『ありがとう』の気持ちをこめたお礼だ。
頬を染めたシェリルもアルト同様、嬉しそうに笑った。
「あっ、・・・やっ、ん・・・・」
アルトの手が腰にかかると同時に突き上げられたシェリルから甘い声が上がった。
咄嗟に絡まる腕にアルトの笑みが深くなる。
耳を犯すその声をもっともっと聞きたいと思った。
「シェリル。ちょっと動くぞ?」
「えっ?!あっ・・・」
言うなり抱きしめてベットへと倒れこむ。
そしてそのまま自身が上に来るようにすると、アルトは一気に自身を引き抜いた。
急に訪れる喪失感にシェリルから声が上がる。
そして、再び身体を転がされた。
「何?!」
急な展開についていけないシェリルに不敵に笑うと、アルトは自身の胸をシェリルの背中へと寄せる。
そして、左右の手をそれぞれに捕えると、再びシェリルを貫いた。
「あぁっっ―――――」
求めていた質量と熱を与えられたシェリルから歓喜の声が漏れる。
アルトはシェリルの背中に赤い花を咲かせると、愛しむように舌で舐め上げた。
シェリルの背筋にゾクリとしたものが走る。
背中が僅かに反るのと同時に今度は腰を引き寄せた。
「はっ、・・あっ・・・」
突き上げたり、引き抜いたりして内を蹂躙するたびに上がる声は、同等に甘美だとアルトは思う。
呼ばれる名前も求める声も、全てが甘く響き、自身の欲を満たしていく。
どんなに獰猛な欲望さえ、この前には解けてしまうのだ。
熱く絡み付いてくる感覚に、溺れそうになりながらアルトは夢中でシェリルを揺さぶる。
両手に握られたシーツが新たにたくさんのひだを作り上げ、同時に濡らされていく。
行き場を失った波の余韻はシェリルの身体から力を奪う。
崩れ落ちるシェリルを支えられるものはなく、腰だけがアルトの手の内へと残った。
「アッ・・・・ぁ、ん・・・は、ァ」
漏れる熱い吐息。
掻きまわされる度に響く水音。
体中を巡る波の残滓。
全てがアルトを刺激し、高みへと導いていく。
コトの終わりが近いことを感じながら、アルトはシェリルの白い背中を静かに見つめていた。
白磁の滑らかな肌に咲く赤い花。
そして、両肩に広がる翼の痕。
真ん中に走る少しくぼんだ柔らかい線
『全て、愛おしい』
そんな言葉が頭に浮かぶ。
笑うことでアルトはそれを肯定すると、腰を進める。
奥へ、奥へ、打ちつけて引き抜き、追いすがるシェリルを翻弄し、翻弄される。
飛沫を上げる波は二人を攫おうと必死で、その手を伸ばしてくる。
震える身体を抱きしめながら、アルトは全てをその最奥へと吐き出した。
トロトロと注がれる熱を届けると、アルトはズルリと自身を引き抜く。
改めてその背中にキスを送ると、シェリルの身体がベットへと沈んだ。
「大丈夫か?」
「・・・・・バカ」
「悪い」
慌てて隣へと倒れこみ、こちらを覗くアルトにシェリルがそう一言呟く。
暴走したことを素直に詫びるアルトに、分かっていないなと苦笑するとシェリルはそっとアルトの胸へ顔を埋めた。
「顔、見たかったのにな。」
「ん?」
「・・・・なんでもない。」
ぽつりと小さく呟いたシェリルに慌ててアルトが聞き返すけれど、シェリルは何でもないと繰り返すだけだった。
穏やかに微笑むシェリルをアルトが優しく抱きこみ、その桜色の髪と戯れる。
甘やかな空気が二人を包み、優しい夢の中へと誘う。
夢の淵を彷徨いながら、シェリルは手に触れた小さな輪を見つけ、微笑んだ。
そして、それを自身に通すとカチリッと小さな音がする。
それは未来を繋ぐものではないのだけれど、代わりに夢の中で自分とアイツを繋いでくれればいいなと思った。
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以上です。アリガトウゴザイマシタ。