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418 名前:えっちな18禁さん[sage] 投稿日:2009/06/28(日) 02:21:09 ID:oxtau8DL0
いろいろ混ざってカオスですw
さらにアルトが鬼畜でどエロです。
以上の点にご注意ください。




「まずい・・・わよね・・・流石に昨日の今日で、なんて・・・・」

銀河の妖精は、玄関に立ち尽くしていた。
その手には今届けられたばかりの箱。
差出人を見てみれば、愛用の通信販売のショップ一つである店の名前が刻まれている。
よくよく思い出せば数日前に、うきうきと商品を選び注文したものの中に届かなかった荷物があったような気もする。
朧げで確信は得られなかったけれど、荷物が届いているのだからそういうことなのだろう。
シェリルの背中にさぁーっと冷や汗が伝った。


『お前、そろそろいい加減にしとけよ?』

そうアルトに言われたのは昨日。
仕事先からネット通販をするのが日常になりつつあったシェリルをアルトがとうとう嗜めた。
最初は仕事の合間の暇つぶしに遊びのつもりでシェリルもざっと見ていただけだったのだけれど、意外と面白い商品が転がっている
ことに気付いたら、それらを発掘するのが面白くなってどんどんハマってしまったのだ。

初めは洋服。
いつもは店に出向くのにそんな時間が思うように取れず、残念な気分のままネットを見ていたところに丁度よさそうなワンピースを見つけた。
試着もせずに買うのもどうかとは思ったけれど、画像で見る程度には悪くなさそうだし、居合わせたスタイリストからもそのブランドはあたりだと教えられ、ついつい手を伸ばしてしまった。
そして、自宅に帰ってみればすでに商品は到着しており、言われたように着心地も悪くなく、見た目もイメージ通りで、珍しくアルトも『可愛いな』と褒めてくれたのだ。
途端に舞い上がり、その手軽さと面白さに少々年頃の女の子が引き込まれたってしかたないだろう。

通常ならば、家計に迷惑をかけないことを条件にポケットマネーの範囲なら、苦笑去れつつも容認されるのだが、シェリルの場合はそのポケットマネーの大きさが問題だった。

自他共に証言するようにすでにギャラクシーバンクの預金口座はパンパンだったし、現在進行形で膨大な仕事もこなしているのだ。
もともとあった金額の多さに加えて、新たなギャラや使う時間のなさが加わりシェリルのポケットマネーは想像を絶する状況になっていた。
さらに、グレイスの英才教育のおかげかシェリルは『正しいお金の使い方』を知らないと言っても過言ではないくらいにある意味ぶっ飛んでいる。
アルトに言わせてみれば、シェリルのそれは明らかに趣味の範囲内の無駄遣いを超えていた。

帰宅してみればダンボール箱が2,3箱、毎日のようにマンションのクロークに預けられているのだ。
嬉々として買った商品を見せに来るシェリルは可愛かったけれど、流石に最近は笑えなくなってきている。
中身が服とかなら、まだしょうがないなとなんとか理解もできたけれど、流石に『これであなたも料理の達人!』と書かれた箱に詰め込まれた包丁セット×2や鍋セット×3、『熱気バサラの全ステージ』とされたVCD、『布団たたき棒3本セット』、『盆栽の全て 全16巻』、『ドーナッツの穴』『娘娘メニューの遍歴』、『象の秘密』等々、何のために買ったのか分からないものがありすぎる。
さらに、それらの片付けは自分がやった方が安全で確実にすばやくできるから、必然的に"そう"なる。
それがここ数日続いていたのだ。
いい加減にアルトが切れて、夜中に長々とシェリルに説教しても誰もアルトを責められないだろう。
1時間近く説教された後で、シェリルはアルトに『これからものを買うときはアルトに一言相談します』という念書まで書かされた。

「・・・隠した方がいいわよね・・・」

ようやく真っ白になっていた思考回路が動き出す。
ポツリと呟かれた一言に返ってくる答えはなかったけれど、今のシェリルにはそれ以外考えることができなかった。
隠し場所として一番いいのは同じようなものの中に隠すことだけれど、あいにく今までの荷物をアルトがどう分けて直したかをシェリルは知らない。
タンスやクローゼットも考えたけれど、洗濯物や着替えを出すときに見つかってしまう恐れがある。
っとなると、後は普段なるべく人が覗いたりしないところが的確だろう。

シェリルはそっと足音を忍ばせて寝室へと急いだ。
戸棚からガムテープを引っ張り出してベットへと向かい、その下へと潜り込む。

本来なら収納棚などが設置されているのだが、アルトの掃除しにくいからという一言で現在のベットの下には何もない。
シェリルは小さく頷くと、持っていた小さな箱を紙のガムテープでそのベット裏へと貼り付けだした。
その様子はスパイ映画に出てくるベタベタの女スパイのようだ。
何十にもガムテープを張り巡らせ、落ちないことを確認したシェリルはようやくほっとしたように息を付いた。

「シェリルー?」
「?!なっ、何?」
「・・・・何やってんだ?お前・・・・」
「ス、ストレッチよ!!さっきから背中が固まっちゃってるような気がしてたからっ」
「ふーん。」
「・・・・・・」

微妙な沈黙。
分かっているのかいないのか分からないアルトの視線に、シェリルの心音が僅かに早くなる。
そのまま数秒間見詰め合った後で、ようやくアルトが息を吐くとくるりとシェリルに背を向けた。

「午後、仕事なんだろ?」
「うん。日程の打ち合わせと衣装合わせだけだからすぐに帰ってこれると思う。」
「じゃ、昼飯食べてけよ。チャーハンか何か作ってやる。」
「ありがとう!アルト」

先に部屋を出るアルトの後をシェリルが追う。
扉を閉める際に、大丈夫かと思い一瞬躊躇したけれど、今更どうにかなるわけでもない。
見つかりませんようにっ!っと心の中で早口に唱えるとシェリルはパタンッと扉を閉めた。

*******


「さて、やるか・・・」

昼食とその後片付けを終え、シェリルを送り出したアルトはそう言うと腕まくりをした。
足元には掃除機、雑巾、水の入ったバケツ。
このハイテクなご時勢にここまでアナログな装備も珍しい。
シェリルはいつものようにハウスキーパーを雇えばいいといったのだが、別にそこまで切迫した状況ではないのだから、自分達で行うのがいいだろう。
本音を言ってしまえば、自分達の空間を人に好きに弄られるようなことは避けたい。
アルトは部屋を見渡すと、早速掃除を始めた。

窓を開け、はたきで一週間分の埃を落とした後で掃除機をかける。
その後、雑巾で拭き掃除をして、ワックスをかけ乾くのを待つ間に窓を掃除する。
普段からまめに掃除をしているせいで1時間もあればピッカピカになった。
それから、洗濯しておいたシーツと枕カバーを乾燥機から取り出してマットレスに被せる。
皺一つ残らないように気をつけながら広げると、アルトは満足そうに息を吐いた。

きっと、帰ってきたシェリルはニコニコしながら『いいにおーい』などと言い、嬉しそうにベットへダイブして、ばたばたと足をバタつかせるのだ。
簡単に想像できてしまうシェリルの様子にアルトが苦笑する。
本来ならば、自分ばかりが家事をすることを怒ってもいいのだけれど、不思議とそういう気分にさせないから得なヤツだと思う。
まぁ、甘やかしてやりたいという気持ちがあるのだし、笑ってもらえるのならと容認してしまう自分がいるのだから半分くらいは自分のためにもなっているのだろう。
そんなことをぼんやりと考えながら、アルトはクルリと部屋に背を向けた。

"ドサッ"

「ん?」

部屋を出ようとした瞬間、何かが落ちる音がした。
不思議に思って部屋を見渡してみるけれど何も落ちてはいないし、何かが落ちるような位置に置いておくなど不注意なことはシェリルもしないから、起こりえるはずがない。


窓から何か動物でも入り込んだのだろうかと考えたアルトは、注意深く部屋へと戻った。
とはいっても、クローゼットなどはしまっているのだから確認するのは一箇所しかない。
アルトはゆっくりと身を屈めてベットの下を見た。

「なんだぁ?コレ」

落ちていたのは動物でも何でもなく、紙のガムテープでぐるぐる巻きにされた小さな小包だった。
こんなことをするのはシェリルしかいない。
そして、先ほどを思い出せばなぜあんなに慌てていたのかが分かる。

「中二の男かよ・・・」

手の中の箱を見ながらアルトははぁっと大きなため息を付いた。
まぁ、シェリルがここまで必死に隠すことを見ると、よほど昨日の自分の説教が効いたということなのだろう。
シェリルの慌てようを思い出して苦笑すると、アルトはさっさと片付けてしまおうとその箱を開いた。

「・・っ・・・・・」

巻きつけられたガムテープをキレイに剥ぎ取り、箱を開けたアルトはその数秒後勢い良くその箱を閉じた。
(待てっ、マテッ、まてっ、待てっっっ!!!!ちょ、えっ?!・・へっ・・?!)
同じ単語がぐるぐる、ぐるぐると回る。
一瞬自分の見たものが信じられなくなった。

中にあったものは、いわゆる『大人のオモチャ』らしき物体とクリームが入っているような背の低い円柱状の入れ物と変わった形をした小瓶がいくつか。
セットのような扱いになっていたところから見て、"ソレ"関連のような気がする。
バクバクと音を立てる心音を押し込めるようにしながら、アルトは恐る恐るもう一度箱に手をかけた。
が、正視することができるはずもない。
とりあえず、閉じようとする手を必死に押さえつけながらアルトは距離を置いてみた。

顔が熱い。
鏡を見なくても真っ赤になってることが分かるくらい、顔が熱い。
別に誰かが見ている訳でもないのに、妙に気恥ずかしくてたまらない。
何もやましいことはしていないというのに、どうしてこうも罪悪感のような妙な感情が押し込めてくるのだろうか。
そして、本当にこんなものを本当にベットの下に隠すヤツがいるとは思わなかった。

「ベタすぎだろうが・・・・」

恥ずかしさを押し込めるようにして呟いた一言に、帰ってくる言葉はない。
もうしばらく時間を置いた後で、アルトはそっと箱に手を伸ばした。


***************


「ただいまー」
「お帰り。晩メシまだだから、先フロ入って来いよ。」
「分かった。そうするわ」

帰ってきたシェリルは出て行った時と同じようで変わらない。
思えば、昼食を作るときのシェリルもいつも通りで、おかしかったときといえば昼間にシェリルを部屋に呼びに行ったときだけだ。

「・・・・・」
「何?」
「いや。打ち合わせうまくいったみたいだな。」
「当たり前でしょ?シェリル・ノームが相手なんだから」
「そうだな。」
「変なアルト!!」

急に押し黙ったアルトに不思議そうな視線を向けた後、シェリルはそのまま風呂場へと向かう。
その後姿を見送りながら、アルトは作りかけのスープをかちゃかちゃとかき回した。

ニンジンを裏ごしして作ったスープ。
トマトとチーズとバジルのサラダ。
近くのパン屋で買ってきたパン。
メインデッシュのローストビーフ。

一つ一つを口にする度にシェリルから小さな歓声が上がった。
二人分の食事を食べ終えるとシェリルが食器を食洗機にかける間にアルトが果物を剥く。
タイミング良く、シェリルが二つのちいさなプリン皿を戸棚から取り出し、そこにアルトがプリンを盛った。
そこに先ほど切ったフルーツを盛り付けるとシェリルが冷蔵庫から生クリームの入った絞り袋を出す。
それをてっぺんに盛るのかと思えば、シェリルは嬉しそうにそれを指に取るとペロリと舐めた。

「ふふっ。おーいしw」
「なにやってんだよ。せっかく冷えてるんだからとっとと乗せて食おーぜ。」
「褒めたげたのよ?生クリームだけでも美味しいって!」
「まぁ、俺が作ったからな。」
「あら、まぁ。ナマイキ・・・ね」
「なんとでも言え。作ったのは俺だ。」

堂々とそう宣まったアルトにシェリルが少し呆れたような視線を向けた後でくすくすと笑う。
今度こそ真面目に盛るのかと思えば、またもやシェリルは指に出しただけだ。

「シェ~リ~ル~。食べ物で遊ぶなって」
「やだ、遊んでなんかないわよ?味見よ!味見!!」
「ったく、貸せよ」
「や~よ。アタシがやるのっ!あっ、でもその前にっ!!」
「っ、んっ・・・」

ぺちょっという音と共に唇に柔らかいふわふわとした泡のようなものが触れる。

「そういう自慢もいいけど、ちゃんと味見してからにしなさい?・・・今日の、ちょっと甘くないわよ?」
「っ・・・・・」

シェリルの人差し指によって押し付けられた生クリームと舐めとってみると確かにいつもより甘味が足りない。
味見をしながらつくったはずなのにっとため息をついたアルトにシェリルが少しだけ不安そうな瞳を向けていた。
あぁ、"そういうこと"か。
先ほどのシェリルの行動を思い返したアルトが苦笑する。

アレは、シェリルなりの気遣いだったのだ。
せっかく作ったのに、いつもと同じようにできなかったことを自分に気付かせたくなかったのだ。
でも、短い時間の中でどうしたらいいのかが分からなくて、『美味しい』とも言ってしまっていたし、自分も『あたりまえだ』と豪語して自ら逃げ口を閉ざしてしまっていたのだ。
もしあのまま、デザートに移ってしまっていたら、きっと気まずい雰囲気が流れてしまっていたに違いない。
変に気を回されるのも、無意識にそれを強いてしまった自分もあまりいい気はしないだろうし、それをきっとシェリルはフォローしようとするだろうから、きっと悪循環に陥ってしまっていただろう。
どんな些細なことだって、時や場所、状況やその積み重ねによって、どんなに強い関係でも大きくひび割れさせてしまう可能性を含んでいるのだ。

「・・・・悪かったな。」
「しょうがないわね、キス一回で許してあげる」

暗に含めた二つの意味に、シェリルが少し困ったように笑うと、そう言った。

「仰せの通りに。」

左手を腰に回して抱き寄せる。
右手で頬に触れる。
唇を重ねる。

シャンプーの匂いがする。
右手を滑らせ、髪に触れればまだしっとりとした独特の感触が残る。
服を通して伝わる肌の熱がまだ湯上りの熱さを残していた。

「・・っ、んんっ・・」

零れ落ちた吐息が耳をくすぐる。
触れた舌先は甘く、微かに残ったクリームの余韻がふわりと浮かび上がる。
深く、深く、重ねる度に息苦しさが増すけれど、離れたいとは思わない。
限界まで、何度も何度も舌先を潜り込ませた。

「はっ・・・んぁ・・・」
「ん・・・ふっ・・・・」

うっすらと目を開くと、その頬がほんのりと染まっていた。
長い睫が影を落とし、少しだけ苦しそうに眉根が寄っているけれど、先ほどから求めに応えようとする様子は変わっていない。
そんな様子がひどく淫らにも思えて、灯り始めた情欲の火をゆっくりと膨らませていく。

いつの間にか気持ちが逸り、シェリルをすぐ背後の冷蔵庫へと縫い付けていた。
シェリルの足の間に割り込ませた足と背中に回した腕に当たる冷たいプラスチックの感触が嫌に現実的で、気持ちいい。
背中にぎゅっとしがみ付いていたシェリルの手がゆっくりと落ちてゆく。
それは、思考が熱に飲まれていくのと同じくらいのスピードだった。

「シェリル。」

小さく名前を呼んで砕けそうになったシェリルを抱き上げるとアルトは寝室へ向かって歩き出す。
もっと、もっと、触れたいという欲望だけが先走ってしまう。
視線を前に向けたまま、アルトは無言で寝室のドアを開けた。
灯りの付いていなかった部屋はひんやりと冷たい。
アルトはシェリルを抱いたまま、リビング灯りを消した。

一瞬にして生まれる暗闇の世界。
それでも、きっとシェリルの目は光を集めておぼろげに揺らぐのだ。
そんな瞳で自分を見つめるシェリルを見たらその場で押し倒してしまってもおかしくはなかっただろう。

焦る心を見透かされないように必死に表情を取り繕いながらアルトはシェリルをベットへと下ろすと自分も乗り上げる。
二人の重さにギシリと軋む音がする。
暗くて表情が見えないのも嫌だったから、いつものようにサイドテーブルの灯りを一番小さくして灯した。

白いシーツの波に無防備に投げ出された手足。
うっすらと上気した頬。
まっすぐに自分を見つめる瞳。
ゆっくりと上下する胸元。
アルトの中に波が生まれた。
そして、それは一瞬の間を置いて全身へさざなみのように広がっていった。

「アルト?」

小さく呼ばれた名前に小さくアルトの身体が跳ねた。
言葉を返さず、もう一度唇を重ねる。
今度は、ただ、重ねるだけ、だ。

唇から、耳元、首筋を通って鎖骨、それから胸の谷間。
夏が近づいてきたせいか、最近のシェリルの夜着は薄めのものへと変わってきている。
むき出しの肩にもキスを落とすと、アルトはシェリルのベビードールに手を入れた。

幾重にも重ねられたチョコレート色のレースの下の肌は、しっとりと手に吸い付いてくる。
腹部に余計な肉がないのがシェリルらしかったけれど、抱き潰してしまいそうにも思えるので、欲を言えばもう少しくらいふっくらとしていて欲しいとも思う。


脇腹をくすぐり、真ん中あたりを撫ぜ上げ、上へ登っていくと下着に触れる。
アルトの手が止まると、シェリルが少し身体を浮かせてくれた。
片手でホックを解き下着の間に手を押し入れると、先ほどよりも数倍柔らかい感触がする。
自分の手には余るソレに大切そうに触れながら、アルトはもう一度シェリルの唇に触れた。

先端の突起を弄るとシェリルの身体がピクンッと震える。
舌先をのど元へと滑らせるとシェリルの身体が少し硬くなる。
ソレを蕩かすように何度も唇を合わせた。

「熱っ、・ぃ・・・」

少しぼんやりとしたシェリルの声がする。
まだ、キスしかしていないというのに肌はどんどん熱を上げてゆく。
自分の手も唇も同じくらい熱かった。

シェリルの服を脱がせ下着一枚だけにして、シーツを掛けてやる。
アルトもシェリルをまたぐように膝立ちをして上着を脱ぎ捨てた。

「・・・・・・・・」
「・・・・アルト?」

顔を上げたアルトが一瞬動きを止めた。
それをシェリルが不思議そうに見上げると、アルトはおもむろにベットの上に作られた棚へと手を伸ばし、シェリルに小さな円柱状の入れ物を見せた。

「シェリル、コレ何か知ってるか?」
「?」

アルトの質問に、シェリルが首を振るとアルトはその蓋を開け、右手の小指で少しだけすくった。
そして、そっとシェリルの唇に寄せる。
少し昔の女の人が紅を引くように、シェリルの唇をアルトが撫ぜた。


最初は下唇。
次が、上唇。
引き終わる度に唇がぷるんっと震える。
艶を増したソレをじっと見つめたアルトはゆっくりと唇を舐め上げ、割ってやる。

「んっ?・・あま・・い?」

絡んだ舌から与えられたのは甘い白桃の余韻。
甘い香りが一瞬にして広がっていった。

「何?コレ」
「ナイショ。・・・好きか?」
「そうね、嫌いじゃないわ。」
「ふーん。」

意味ありげにアルトがそう言う。
まだ蓋を閉めずに置いておいたソレからもう一掬いすると、アルトはそれをシェリルの上へと垂らした。

「つめたっ・・・やだ、なぁっ・・ぁ・」

とろりと濡れた液状のものが落ちたかと思えば、それを拭うようにアルトの舌が走る。
ぬるりとした感触が肌に走ったかと思えば、別の手がシェリルの肌を滑っていく。
感じたことのない感覚に、シェリルの背中を何かゾクゾクするものが走り抜ける。

胸の先端をつままれたかと思えば、それを忘れさすように舌が動き、また別の手が胸を揉みしだく。
もう片方の手はシェリルの下着の中へと潜り込み、秘部へと触れた。
同じように濡らされた手の感触にビクリッと身体が震えるけれど、アルトは大して気にした様子もなく、指を中へと押し入れてくる。
くにゅくにゅと煽られる度に身体が熱くなる。
けれど、アルトは決定的な刺激を与えてはくれず指先で煽るばかりだ。

「あっ・・・ふぁ・・・っ・・」

気持ちいい。
もっと、もっと触れて欲しい。

身体が熱い。
もっと、もっと、シて欲しい。

蕩けるようなキスがしたくて、
アルトに触れたくて、
アルトに触れて欲しくて、おかしくなりそうだ。

頭に浮かぶのはもっと、もっと、という淫らな欲望だけ。
身体に走る刺激の数々に身体が震え、持っていかれそうな意識を必死で繋ぎとめるために、シーツに波が走る。

「・ぁ・・・もっ・・と、シ、て・・・」
「ん?」
「ちゃん・・ぁっ、と、触りな、さ・・よ・・ぉ・・」
「してる。」

熱に浮かされた声。
身体。
瞳。

見ているだけでゾクゾクする。

もっと、もっと乱れさせたい。
もっと、もっと声を聞きたい。
もっと、もっと懇願させたい。

胸に渦まくのは醜いを言われても仕方のないほどの独占欲。

震える姿が可愛くて、
恥らう姿が可愛くて、
喘ぐ姿が可愛くてたまらない。

満ちていく感覚は、繋がったときとは別のもの。
それでも、それは同じくらいの誘惑を常にアルトに仕掛けてくるのだ。

「シェリル、・・・ほしい、のか?」
「っ・・・・・・」

生理的な涙に濡れたシェリルの瞳がうっすらと開く。
辛そうに空色の瞳が揺らぎ、きっ、とアルトを睨む。
答えなど分かっているくせに、わざわざ聞くなということだろうか?

「・・・・ほしい?」
「・・・・ほ、しい。」

数秒間の間を空けてもう一度問えばシェリルがたどたどしく返事を返す。
アルトの指によって解された秘部は、もうしとどに濡れそぼり溝を伝ってシーツへと染みを作っていた。
下着の上からなで上げるだけでもくちゅりという小さな水音がたち、下着はその機能をなしていない。
アルトはゆっくりと焦らすように下着を取り去ると自分も裸になる。

濡れそぼった秘部へわざとらしく宛がうとけれど、その先には進まない。
やがて、シェリルの腰が動き出し、アルトを飲み込もうとしだした。

「淫乱、だな。」
「・・・・・」
「でも、俺より、こっちがいいんだろ?」

恥ずかしさに顔をゆがめ、泣き出しそうになるシェリルに、そう言うとアルトはマットレスとベットの背の部分との間に手を差し入れ、何かを取り出した。

「・・・な、に・・?」

見慣れない物体にシェリルの声が震えた。
それに構わず、アルトはその切っ先をシェリルの中へと押し込む。
冷たいプラスチックの感触と、異物の進入感にシェリルが身を震わせてる内に奥へ奥へと埋め込み、スイッチを入れた。

「やぁーーーーーーーっ」

ぶぃーんという動作音と共に、シェリルから悲鳴が上がり、身体が一気に緊張する。
一層強くシーツが握られ、いやいやと首が振られる。
いく筋もの涙が頬を伝い、床へと零れた。

「シェリル。」

耳元に唇を寄せてみても、シェリルからの反応はない。
びくびくと震えながら、寄せる快楽の波に攫われないように必死に身を縮こまらせ、耐えようとしている。
アルトの指がそっと『おもちゃ』を咥え込んだ部分をなぞると今まで以上の愛液が指へと伝い落ちてくる。

「気持ちいいか?」
「俺よりそっちのが好きか?」
「・・・機械でこんなに濡れるんだな」

アルトがどんな言葉を掛けてもシェリルはいやいやと首を振るばかりだ。
ぎゅっと目を閉じたまま、唇を引き結び、応えようとはしない。
言葉ではなく、手を伸ばして優しく撫でてやると涙をめいいっぱい溜めた空色の瞳がようやく開く。
その無言の懇願にアルトがそっとそのスイッチを切ってやると、シェリルの身体から力が抜け、パタリとシーツへ沈み込んだ。

「・・・シェリル?」
「・・・あ、ると?・・ね、コレ、抜いて・・」
「じゃあ、交換条件だな。いいって言うまで舐めて。」
「う、ん・・・」

アルトがベットへ腰を落とすと、シェリルがゆっくりと起き上がりアルトの足元へ顔を埋めた。
先端を口に含んだ後で舌が絡みだし、ペロリ、ペロリと愛撫される。
たどたどしく繰り返されるそれは、丁寧に、丁寧に繰り返される。
先端がゆっくりと飲み込まれ、徐々にシェリルの口内へと消えてゆくと、シェリルはゆっくりと顔を上下させ始めた。
唇がアルトを擦りあげる度に、アルトの背筋にぞくぞくとしたものが駆け上がってゆく。
シェリルが動くたびにふわふわのストロベリーブロンドが舞い、それが行われている行為とのコントラストを描いてゆく。
溢れる唾液がアルトを濡らし、それを塗りこめるように何度も何度もシェリルの舌がアルトをくすぐった。

「っん・・やだ、待って・・それ、やだぁ・・」

アルトの手が再びスイッチへと触れた途端、シェリルの身体が急にピクンと跳ね上がる。
先ほどより幾分か小さい動作音にシェリルはしばらく身体を縮こまらせていたけれど、アルトが止める気のないことを知ると、シェリルはおとなしく愛撫を再開する。
時々自分を襲う快楽の波に震えながらも、途切れることなくシェリルの舌がアルトの上を滑り、濡れた吐息が静かにアルトをくすぐってゆく。
アルトとの言葉を必死に待ちながら、シェリルは懸命にアルトを咥え、その熱を高めていった。

時折、ビクンッと震えながらアルトがその質量を増してゆく。
自分のナカに埋まり、快楽の波を生むのがどうして今自分の手の中のものじゃないのだろうと思うと、ひどく心が渇望する。
心と連動するように下腹が震える度、その動きが強くなるのは感じたけれど、欲しいのはそんなものじゃなかった。

プラスチックなんかではなく、温もりが欲しかった。
熱いアルトが欲しかった。

「ねぇ・・・ちょうだい?アルトの、アタシに、ちょう、だい?」

潤んだ瞳がアルトを見上げる。
切ないほどの情欲に浮かされたそれにアルトは降参の白旗を振る変わりにシェリルの頭を撫でてやった。
スイッチを切るとアルトはシェリルに埋め込まれたそれをゆっくりと抜いてやる。
その先端からとろりとした愛液が零れ落ちていった。

「入れるぞ?」
「きて・・・」

くたんっと力を失うようにして倒れこんだシェリルを優しく抱き上げ、上向けに寝かせてやり、切っ先を宛がってやるとシェリルが小さく震える。
小さく囁かれた誘いの言葉を合図にアルトはゆっくりと先端を埋めてゆく。
とろとろに解された中の最奥を付いた途端、シェリルの身体が一際大きく跳ねた。
アルトを包み込んでいた内壁が一瞬にして押し寄せ、全てを搾り取ろうとする。
言葉にすることのできないほどの勢いで迫り来る吐精感を息をつめることで必死に堪えると、アルトは優しくシェリルの髪を撫で、名前を呼んだ。

「シェリル」

甘い余韻を残して宙へと溶ける言葉の響きは、何度も何度も生み出される。
百年の眠りに落ちたいばら姫を起こすように、アルトは何度も名前を呼んだ。

「んっ・・」
「シェリル?」
「あ、ると?」
ぼんやりと惚けていたシェリルの瞳がアルトを映し、2,3度瞬いた。
「おはよう。」
「おはよう?」

シェリルからの声にアルトは嬉しそうに笑うと、額にそっとキスをする。
唇を離すと、そっとシェリルの手がアルトの頬を包み込んだ。

「・・・キス、して?」

シェリルからのおねだりにアルトは小さく笑うと同じようにキスをする。
嬉しそうにそれを受け止めるとシェリルが微笑んだ。

「いいか?」
「うん。」

アルトの問いかけにシェリルが応えると、アルトはゆっくりと腰を動かし始めた。
蕩けきったナカは熱く、動くアルトを遮るように深く深く絡みついてくる。
アルトはシェリルの太ももを抱え込むと一気に腰を進めた。

奥へ奥へと潜り込み、シェリルの全てに触れてゆく。
かき回す度にシェリルから声が零れ、それがアルトをさらに高めていった。
穿つ角度を変えるたびにシェリルの身体が跳ね、ナカじが収縮を繰り返す。
すがり付いてくるその熱さに自分自身も溶けてしまいそうだ。

「は・・ぁ・・きもちっ・・いっ」
「くっ・・・・あぁっ・・・」

汗がしっとりと肌を覆い、触れるものを吸いつけてゆく。
触れるものの一片さえ、離れたくないのだと言われているようでもあった。

ナカで動くアルトの熱塊はシェリルを壊してしまいそうなくらい強い刺激を与えてゆくけれど、心に満ちるのはどこまでも優しい感情だけだ。
愛しくて、大切で、ずっと傍にいたいと思わせてくる。

「あるとぉ・・・」

アルトの動きに合わせてシェリルの腰が揺らめきだすとアルトが嬉しそうに笑った。
言葉で示されるのも、行動で示されるのもどっちも嬉しかった。
アレだけのことをしたというのにシェリルはこうして求めてくれるのだ。
自分では気付いていないふりはしたけれど、"アレ"を見つけた時は自分じゃなくていいのかもしれないという疑問は静かにアルトを揺らし続けていた。
だから、なおさら嬉しかった。

最後の坂を二人で駆け上がる。
飛びそうになる意識を何度も何度も繋ぎとめながら、波に追いすがった。
徐々にその大きさを増してゆく波の裾を何度も何度も掴みかけながら、その頂点へと上ってゆく。
一際大きく揺らぐように風が吹き、二人を一気に空へと押し上げた。

熱い吐息と共に吐き出される残滓の名残を全て受け止めるように、シェリルは優しく背中を抱いた。
とく、とく、とく、と注がれる感覚。
自分だけがアルトのものであるのだと感じられる瞬間。
しあわせでたまらなくなる。
きっと、目を開けば優しい瞳が笑ってくれるのだ。
そして、唇と頬と額に一回ずつキスをくれるのだ。

ゆっくり、ゆっくりと何か温かく、柔らかいものに包まれていくような気がした。
ねむる前にアルトに"伝えなければ"と思う。
なぜかは分からなかったけれど、意地悪になる前のアルトの瞳は少し不安そうに揺れていたから。

けれど、シェリルは穏やかな誘いに導かれてゆく。
ぼんやりとする世界の中で、シェリルは小さな声でそっと呟いた。



『あいしてる』と。



FIN

本当に長々とスミマセンでした。orz



ちなみに今回の送り主はアルトさんの義兄さんだったりしますw
シェリルが通販にはまってることを耳にした義兄様が嬉々として普段アルトさんに贈っても受け取り拒否される物体を送ったと。
シェリルは濡れ衣なんですよね♪
最終更新:2009年07月13日 03:58