17 名前:fusianasan[sage] 投稿日:2009/12/15(火)
22:56:07
~*~* クリスマス特集 *~*~
誕生日がおわったばかりの
シェリルの目に飛び込んでくるのは
クリスマスの町並み。
当然メディアというメディアがクリスマス一色で。
何となくめくる雑誌もクリスマス特集だった。
(そういえば、クリスマスプレゼント・・・準備しないとね)
まず贈る相手である、無愛想な男を思い出し、
シェリルは顔を綻ばせた。
(誕生日プレゼントも随分苦労してたみたいだけど・・・
もうすぐクリスマスじゃない。
アルト・・・また困ってるかしら)
ぱらりとめくると
【 プレゼントは、わvたvしv 】
ボディケア特集の煽り文句である。
シェリル自身は頭のてっぺんからつま先までが商品であり、
ボディケアもプロの力を存分に借りているため、
こういったものはあまり目を通さないのだが。
そのインパクトに引かれ手を止める。
クリスマスに恋人に体をゆだねることを、プレゼントとするらしい。
お互いに愛し合っていて相互利益になってるのに、
プレゼントと言っていいのだろうか?
毎夜のごとくプレゼントをしている自分はオカシイ?
「シェリルさんも、彼にプレゼントですか。
シェリルさんがもらえるなんて、彼、羨ましいですね」
「な、何言てるの!私が、誰か一人にあげられるわけないでしょ!」
しっかり『彼』を特定されているのが恥ずかしいところである。
公衆の面前であれだけやらかしてしまったのだから仕方ないのだが。
「でも、イブはちゃんとオフなんですよね?」
「そそそそれは、うちのスタッフにもお休みして欲しいから」
録画で済む仕事なら、当日は空けてあげたい。
家族を大事にしてほしい、というシェリルの願いもあった。
「そうやって、シェリルさんが一緒にいてあげるだけでも
彼、きっと喜びますよ」
「そ・・・そうかしら?」
突っ張っていたシェリルも、『彼』のことを想い顔を赤らめた。
***
「ね~アルト、クリスマスなんだけど」
「あ~そういや、予定どうなんだ?」
アルトお手製の肉じゃがはほっこりとしていて美味しい。
今ではシェリルの好物の一つとなっている。
「イブの夜からはオフよ。アルトは?」
「夜は空いてるよ」
「何かする?」
ほっこりと箸で割ると、しっかりと味のついた飴色の表面とは違った
じゃが芋本来の色が覗いた。
素材の味を生かしたアルトらしい料理。
「お前がしたいなら」
「プレゼントは?」
そういう面ではあまりマメな男ではない
(家事などはとてもマメだ)が、
もう考えてたりするのだろうか?
もし考えてたら、余り余計なことは言えない。
「お前が欲しいならな」
恥ずかしがり屋の彼が言葉通りの行動をしているとは限らないが
この様子からすると、どうやら、まだ、特に考えてないだろう。
ならば。
「おねだりしてもイイ?」
「・・・珍しいな。言ってみろよ」
「アルトが欲しい」
言葉の意味を確かめようとアルトはシェリルを見つめた。
かすかに緊張してしまう。
「・・・どういう意味で?」
「性的な意味で」
シェリルがニッコリと微笑む。
少しおどけた演技じみている様子に内心ほっとした。
が、ちょっとまて。
『性的 な 意味 で』
どういう意味なんだ!
それは、現状では満足していないから
クリスマスはもっと頑張れゴラァってことなんだろうか。
あの、喘ぎ声は演技だった?
いやしかし、お初からじっくり開発していった末だから
まさかそんなことはあるまい。
むしろ喘ぎ声を我慢しようとしても理性が追いつかないっていう風情が
何とも刺激的になってきているというのに。
自分で恥ずかしがるほどに濡らして
中もっと緩めてって言ってもむりって言いながら
ぐねぐね吸いついてくるのは演技じゃ無理だろ!
それとも、自分専用にしたい、浮気スンナゴラァってことなんだろうか。
そんなの全く身に覚えがない。
当直のない夜は直帰だし、やましい嘘をついたことなどない。
シェリルも疑ってるような様子はなかった。
むしろ今晩は勘弁してな空気をたまに感じるくらいのところを
その気にさせてお互いハッピーになるっていうのに。
シェリルはなんだかんだでお願いされるの好きだし、
するのも好きだなんだと思う。
ああ、そうか。
するの好きなんだ。
シェリルは、恥ずかしがりやだけど大胆で、
駆け引きとか出来ない女で
臆病で遠まわしなことはあるけど、聡明で気の使い方は上手だ。
素直に受け取ってやればいいんだ。
「25日の予定は?」
「一日空けてるわ」
「じゃあ、うんとサービスしてやるよ、性的な意味で」
「楽しみにしてるわね」
さすがに少し照れた様子のシェリルがお碗に目を移して俯いた。
「サービスコースが沢山あってだな、どれを選んでいただくか、
ちょっとお試しいただきたいんだけど」
「ナニソレ?」
驚いたシェリルが顔を上げる。
ったく、びっくりさせやがって。
挑発するようににやりと笑いかけると、シェリルのほほが真っ赤に染まった。
今晩からお楽しみいただけますよ。
「シェリル、明日の予定は?」
「朝からガッコ」
「なら今日はちょっとだけ、な」
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さて、おまいら、
好きなコース妄想してくれ。