43 名前:fusianasan[sage] 投稿日:2009/12/20(日) 22:27:11
アルトの腕の中でもぞもぞと温もりが動いた。
ぼんやりとしたまま、心地よさを逃がすまいと、抱き締め直すと
「アルト、私、水を浴びてくるわ。手を・・・」
緩めてちょうだいと声の主がそっと手を添えてきた。
なら、仕方ないと、アルトがその言葉に従うと
するりと温かさが逃げ出した。
かすかな淋しさとともに横になっていたアルトだったが、
ちらと視界に入った、まばゆい光の中で泉に足を踏み入れる白い女に
惹きつけられるように身を起こした。
鬱蒼と茂る木々のせいで、昼であるにも関わらず静かな薄暗い森であるが
泉の部分は林冠を欠いており、水面には光がまばゆく差し込んでいた。
波打つ金の髪が光を受けて眩しい程輝いている。
かすかに赤みを帯びていて神々しいだけでなく柔らかな色彩だ。
豊かな髪から隠れ見える、触れば温かな柔肌は
逆に、抜けるほどに白い。
それは昔絵画で見た光の妖精のようだと思った。
波紋を広げながら、女はゆっくりと泉の奥へと歩みを進める。
輝く水面に幾重にも重なる波紋がアルトの心をざわりとさせた。
歩みをとめた女はふわりと背中まである髪を水面に漂わせて膝を折った。
水と戯れるその流れる動きの優雅さにアルトは息をのんだ。
Dans le calme du soir
Leve les yeux afin du voir
Apparaitre et scintiller
Toutes les etoiles
聞いたことのない言葉。
聴いたことのない歌。
美しい女の声が響く。
再び立ち上がった女は、泉の深みへ歩みを進めて、
尻へ腰へと水に沈んで行きながら歌を続ける。
アルトはただ、ぼんやりと見惚れていた。
Ainsi la mer refletera
Qui s'eleve l'a finir sera les hommes
急に女が消え、歌が途切れた。
「シェリル!」
アルトは泉へ飛び出していった。
泉の中は石がごろついていて、よろけながらも泉の奥へと走る。
どんどんと深くなっていき、
水の抵抗で思うように進めないもどかしさにいら立ちながら、
水を掻き分け走った。
すると、急に足元が抜け、アルトは水へ沈む。
東屋側が浅瀬になっていて、奥に深い部分があったのだ。
シェリルはここに沈んでしまったのだろうか。
それとも、泉に帰ってしまったのかもしれない。
「シェリル!」
アルトは息を吸うと泉の奥へと潜った。
@@@@@
乾燥地域で育ったアルトはあまり泳いだことがなかった。
早乙女の地を潤す大河やオアシスで稀に泳ぐことはあったが、
潜るという行為を殆どしたことがない。
もともと浮くようにできている体をどうやって水に沈めたら良いのだろう。
人は水は溺れ沈むこともあるというのに、自分の体は思うように進まない。
上へ上へと押し上げられる体を必死で水を掻いて沈ませるが
潜るほどに圧迫感と闇に不安を掻きたてられる。
シェリルはきっとこの奥にいるというのにどこにもその姿が見えない。
もがくアルトの目前にふわりと金が舞った。
シェリルだった。
くるりと優雅に泳ぐと、闇に鈍く光る黄金を揺らめかせて、ニコリと笑うが
白い肌はただ深水の青に妖しく染まっていた。
アルトは、その様を見てふと気が抜けると、
余りの苦しさに気付き、水面へと身を浮かばせた。
「ぶはっ」
続いてシェリルが水面へ顔を出した。
「大丈夫?凄く苦しそうよ?」
アルトは息も絶え絶えで、やっとのことで足のつくところまで泳ぎ進めてたが、
シェリルは水の中を自在に泳いでいた。
「お前、泳ぐの上手いな・・・」
「だって、ずっと、海で育ったんだもの」
水面が膝ほどまでになるまで歩み進めながらアルトが息を整えたころ、
シェリルはすいとアルトの足もとまで泳いできて、足をついた。
すっと、目前にシェリルの顔が現れ、アルトを見上げる。
海のような瞳がアルトを射抜き、
まばゆい光の下で、青く澄んでいた。
アルトはその美しさに目を奪われた。
が、シェリルは急に目を上下すると羞恥に顔を染め、
胸を手で覆い隠すと座り込んで俯いた。
二人とも全裸だったのだ。
クスリと笑ってアルトも屈みこみ、シェリルの顔を覗き込んだ。
光の妖精のように輝いていても、泉の妖しのように艶めかしくても
目の前にいるのはシェリルだ。
「シェリル」
「な、何よ」
「水辺に戻ろう」
アルトが繋ごうと手に触れるが、シェリルは胸元の腕を離そうとしない。
「なんでだよ」
「まだ、水、十分に浴びれてないもの」
存分に泉に潜った末に、肌に水を滴らせて、
髪は濡れて豊かだった波が凪いでいるというのに、まだ浴び足りないのだろうか。
「もうずぶ濡れじゃないか」
「まだなの!アルトは向こう行ってて」
そんなことはない、と分かっていても、
またシェリルが消えてしまうのが、少し恐ろしかった。
シェリルの肩を抱いて、ぬくもりで不安から気を逸らしつつ、もう一度促してみた。
「帰ろう、シェリル」
アルトの様子から不安を感じ取ったのか、
シェリルがしぶしぶといった感じでうなずいた。
手で体を隠しつつアルトに肩を抱かれながらゆっくりと東屋へ歩いていたシェリルが
東屋に近づくと、小走りに水辺へ上がり、東屋へと駆け込んだ。
大きな布をとり体を隠すと、アルトへも、ぽいと別の布を取り投げかけた。
もうずいぶんお互いの体を知り尽くしたというのに、
晒しあうことにはまだ抵抗があるのだろう。
その初々しさにがかわいらしく、アルトは苦笑した。
@@@@@
シェリルが薬草もほとんど流れてしまったアルトの腕の傷を気遣い
離宮の侍医の下へ戻ろうと、言ったが、
アルトはもう少し二人きりでここにいたかったので、
布で軽く髪と体の水を拭い、身を包むと、
シェリルを促し水辺へと腰かけた。
アルトがシェリルの腰に腕をまわし身を寄せると、シェリルも体を傾けてきた。
低く結び直したアルトの肩に流れる漆黒の髪にシェリルはそっと唇をよせる。
二人に穏やかな時間が流れる。
足先で遊ぶ水音と、風が奏でる葉音と鳥の囀りが二人を包む世界に響くだけだった。
「海で育ったんだな」
「ええ、私が育った離宮は島にあったの。
もちろん、勉強もたくさんさせられたけど、自由に育ったわ」
「海を泳いだり?」
「そう。その代わり、泳いだ日には
肌が焼けないようにって臭い薬草をたくさん塗りたくられたわ」
目を細めシェリルが遠い日を懐かしむ。
「それで、こんなに綺麗なんだな」
体幹に巻いた布からむき出しのなめらかな肩をアルトがそっと撫で見つめると、
シェリルは顔を逸らして赤面した。
「あんた、いつの間にそんな歯の浮くようなセリフを言うようになったのよ」
「あ、えっとその・・・」
うっかり素直な感想を言ってしまったアルトも気恥ずかしくなり顔を赤らめた。
しかし、もう恋人同士?なんだし、こういうことはちゃんと言わなくては!と
アルトは意を決した。
「思ったから言ったんだ。こんなの、お前にしかいった事ないからな!」
それを聞いて、振り向いたシェリルが、嬉しそうに笑う。
「私だけ?」
「お前だけだ」
恥ずかしさに耐えてアルトは訴える。
「私だって、あんただけよ。他の男には見られたことないもの」
「俺だけ?だって」
部屋に初めて行った時から無防備だったじゃないかと問うと
「部屋に入ったのアルトが」初めてだったんだもの・・・と語尾を緩めて
シェリルが再び俯く。
そうか、この姿さえ自分だけのものなんだな、と頬が緩んだアルトは
シェリルの顎に指をかけ、そっと上を向かせ、ふわりと唇が重ねた。
少し離れてはアルトが重ね、少し離れてはシェリルが啄み、
鼻頭をこつんとぶつけあいながらも二人はじゃれ合い口付けた。
アルトが深く口付けようとシェリルの唇を軽くしゃぶると
シェリルが、スッと身を引いて、体を泉に向き直す。
唇は赤く、頬もまたバラ色に染まっているのが、明るい水辺ではより一層鮮やかだ。
@@@@@
「あ、アルト、命令よ!」
「なんだよ、急に」
「向こう向いてなさい!」
甘い口づけのほてりが残るアルトは、シェリルに押されて渋々背を向けた。
が、やはり、まだ少し残る不安を和らげようと柔らかな髪の房を握っていたが、
すぐ近くでぽちゃんと水音がした。
シェリルがまた、水に溶けるのでは、とアルトがとっさに振りむくと、
シェリルは、布を巻いたまま、泉の中に腰をおろしていた。
「あ、こっち向いちゃダメ」
「なんでだよ」
「どうしても」
頬を膨らますシェリルは妖精でもなんでもなく、やはり表情豊かなただの少女だった。
アルトは口元をほころばすと、これ以上怒られないように
シェリルに背を向けてやった。
「あんたは、泳ぎなれないみたいだったわね」
「そりゃあ、海なんて2回しか見たことない」
この前、出張に行った時がその2回目だったよ、と話ながら、何気ないやりとりに
アルトは心穏やかになっていった。
ちゃぽちゃぽと水音は響くが、シェリルの様子に変わりはなく、
どうしても、水浴びしたかったんだな、と苦笑した。
「でも、海じゃなくても、河でもオアシスでも泳げるじゃない」
「あいにく、うちの領地は、あんまり大きなのがなくてね」
「そうなの、ん」
シェリルの異変を感じ取って振り向くと、
シェリルは膝を立てた自らの股の間に手を動かしていた。
「何してんだよ」
「あ!こ、こっち向いちゃダメって・・・」
アルトもすかさずシェリルの横にチャポンと腰をおろし、
シェリルに向き合った。
足の間に潜っていた右手を取り上げるとからかうようにぺろりと舐めて問うた。
「この手は何してたんだ?」
シェリルがアルトから羞恥に頬を染めて顔を逸らした。
「洗ってたの!」
「どこを?」
今度はその細い指をしゃぶってみせたが、シェリルは顔を背けたままで
びくりと肩を震わせた。
「中・・・。さっきシたから」
「そんなの、俺がしてやるよ」
シェリルを胸板で水辺に押し付けてシェリルの抵抗を封じると、
アルトは手を布に隠されたシェリルの秘所へと忍ばせた。
少し強引にしてしまうのは、ちょっとした下心故なのだが、
そんなことはおくびにも出さずアルトは事を進めていく。
割れ目へ示指を差し入れようとするが、ぬめりが少なく抵抗がある。
「ん」
シェリルが少し痛そうだ。
少し奥へと忍ばせると、中にヌメりの溜まりがあり、
指を曲げ掻きだした。
が、水中だと、掻きだすとともに、泉の水が流れ込んできてしまう。
アルトの体の下で、シェリルが苦しそうに悶えている。
@@@@@@
「シェリル、上がった方がいい」
アルトは軽々とシェリルを持ち上げると地面に膝立ちにさせた。
水を滴らせながらシェリルのなめらかな体に布が張り付く様子が何とも扇情的だ。
こんなところで、何考えてるんだ俺は、と我に帰ったアルトは
唾液が少しはマシだろうと、自分の人差し指を舐め、
裾から手を入れると再びシェリルへとゆっくり挿入していく。
シェリルはアルトの肩へもたれかかって刺激に耐えている様子だ。
そうやって俺を煽るな、と内心思いつつ
指に絡みつくシェリルを感じながら中を掻きだすと、
広げられた入口から、入り込んだ泉の水がぼたぼたと流れ落ち、アルトの手を伝った。
「ん」
シェリルからかわいらしい声が漏れた。
もう限界かもしれない、とアルトは残り少ない理性を総動員するが、
欲望が、シェリルを楽にしてやれと囁く。
続けて再び指を動かしだす前に、指を差し込んだまま
逆の手で俯いたシェリルの頭を軽く上向かせる、唇を重ねた。
名目上は少し痛そうなシェリルの気を紛らわすため。
自分の中の欺瞞など自覚しているが。
唇を味わいながら、ゆっくりと中を探り、ぬめりを掻き集めようと
指でシェリルの肉壁の表面をしごき出していった。
@@@@@@@
「ん、ふ、ふ」
ぬめりはシェリルの外へと幾分かは吐き出されていったが
しかし、むしろ中のヌメりは増す一方で、つまり、シェリルが感じてきてしまっていた。
刺激に耐え、ぎゅっと目をつぶったシェリルは快楽に頬を染めつつあった。
もう無理だ。
アルトが手を止めると、そっとシェリルの両の乳房に手を添えた。
シェリルがはっと顔を上げる。
「きもちいいか?」
立ち上がりつつある乳首をころころと弄んでアルトが尋ねると、
目的から外れた質問にシェリルが眉を寄せ、首を振った。
顔は羞恥に染まっている。
「もう、いい。掻き出せたわ」
「うそつけ」
気持ち良く感じてるし、中はまた濡れて余計にぬめって掻き出せてないだろ。
俺だって、お前の滲みだす欲情にあてられてるんだから。
アルトの瞳の中に獣を見たシェリルはとっさに立ち上がろうとしたが
そんままアルトに腕を引かれ、膝の上に倒れこんだ。
アルトは唇を割るとすぐさまシェリルの口の中へ己の舌を侵入させ
彼女のそれと存分に絡み合わせた。
驚いて一瞬は目を見開いた彼女は結局受け入れたのか、ぎゅっと目をつぶったのだが、
一方でアルトは、その様子から目が離せなかった。
髪よりも深い色の睫毛がプルプルと震えたり、
またすぐに目元が薄紅色に染まってしまったり、
その一つ一つが愛おしい。
その甘さに胸が締め付けられ、ぎゅっと抱きしめる腕に力を込めた。
応えるようにシェリルがしがみ付いてかえしてくれると、余計に切なさが増した。
何度離れようとしても離れられない二人はようやく唇を離して、
お互いの表情に欲情の炎を映した。
アルトはその欲に従い、シェリルを膝のに跨がせるように座らせ、
布に包まれた、豊満な乳房にかぶりついた。
「待って」
まだ理性の残るシェリルはアルトの肩に手を置き、軽く突き放そうとするが
そんなことはお構いなしにアルトは目の前の乳房を吸い続けた。
「ここじゃ、丸見えだわ」
「遠くからじゃ大して見えないさ」
このまま続けたいアルトは自分にもそう言い聞かせた。
「でも・・・」
シェリルの首筋に舌を這わせながらシェリルのまとう布を剥ごうとするアルトに
抗うようにシェリルは、布をぎゅっと握って固持した。
それなら、と布の上から愛撫でを続けると、シェリルからも甘い息が漏れる。
「シェリル」
甘えるように、アルトは裾から差し込んだ手で尻たぶを撫で、揉みしだき、
焦らすように、軽く、スリットを撫でると、その手に、湿り気を感じた。
そのぬめりを手に絡めるように、花弁を弄ぶと、シェリルが声を殺して喘ぐ。
「ね、東屋に戻りましょ」
あそこなら、垂れ布で見えないからと、アルトへ移動を促すが
アルトは、もういっその事、この輝く光の下で愛する女を抱いてみたいという欲から離れることが出来ない。
むしろ、この女は自分のものだと見せつけたい気すらしてきていた。
@@@@@
アルトは、片腕でシェリルを抱いたまま、空いた手でシェリルの手を興奮した中心へ導いた。
その大きさを認めたシェリルは、切なく息をのんだ。
「シェリル、このまま・・・」
アルトがシェリルを膝立ちにして支えて、腰巻から出した己を添えると
その切なげな様子に観念したシェリルが、ゆっくりと腰を落とした。
アルトは掻き出したはずのシェリルの中で、再び溢れ出る豊かな愛液に包まれた。
二人は、快楽に息をもらす。
押しだした愛液がアルトの漆黒の叢にこぼれキラキラと光を受けていた。
「繋がってるの、見えるだろ?」
「バカ」
シェリルが、見ることを拒んでアルトの体にしがみ付くが、
しかし、シェリルの内壁は正直で、ぎゅっとアルトを抱きしめていた。
なかなか動かないシェリルを促すようにアルトが下から小突くと
深くつながった体位で、シェリルの最奥をノックしたせいか
悶えたシェリルが余計にへたりこんで余計に奥を押し広げた。
「あっ」
その強い刺激にシェリルが背を逸らし、
桃色に染まった顔に光を返す金の髪がキラキラと揺れた。
浅い体位を探してシェリルが一旦腰を引くが、
体は再び刺激を求めて腰を前後にくねらせ、快感に眉をひそめた。
「や、も、恥ずかし」
一生懸命につぐんで、啼きながら弱弱しく訴える口から羞恥を溶けださせてやろうと
アルトは唇に吸いつき、小刻みに突き上げる。
それに合わせて漏れるシェリルの呻き声が上も下も繋がった男に呑み込まれていく。
やはり、シェリルの豊かな乳房やなめらかな腰が見たいアルトは
シェリルが快楽におぼれている間にと、そっとシェリルが体にまとう布に手をかけたが
それに気付いたシェリルが、やはり胸元からしっかりと布を握った。
むっとしたアルトが布を持つが、シェリルが身を引いて
勢いシェリルの中からアルトが抜け出た。
シェリルは体の中の空洞を感じ声を漏らす。
「あ…」
シェリルが呆然としている隙に、アルトは自分の腰巻を地に広げ
そこにシェリルを押し倒すと、半分乾きの金の髪が広がる。
「シェリル・・・」
アルトは、驚いた様子のシェリルの耳元に唇を寄せ、手で肌をなぞり、誘惑する。
アルトもまだギンギンであり、お互いの欲と意地の張り合いとなっている。
切なさが増したシェリルが、膝をこすり合わせて、息を飲み込んだ。
アルトの唇は、鳴らされた喉をたどり鎖骨をなぞって左右すると、ゆっくりと胸元へ下りる。
布の端をにかみつくと、口で巻き込んでいる部分を解くと、
シェリルが羞恥のあまり手で顔を覆った。
自分のわがままを許してくれたシェリルの可愛い様子に支配感を含んだ笑みを浮かべると
布に手をかけて、隠された裸体を暴き出した。
思わず、喉を鳴らす。
透けるように白くなだらかな肌が豊かな起伏を作り出している。
ずっと眺めていたいような、でも、今すぐにでも触れて貪りたいような欲の葛藤を覚えたが
まずは、目で鑑賞しつつ、手を伸ばして、柔らかさを感じる。
うつ伏せでも美しい形を保つ乳房は、ふわりと柔らかいのに不思議と手に十分な弾力を返し自在に形をかえた。
頂きの突起の色が淡紅色でかわいらしいのに、何故か口に含みたいという欲情を煽る。
本能のままに口に含んでねぶると
自分の手のひらで顔を隠したシェリルが一層息を殺そうとしているのが分かった。
アルトがシェリルの右手をとり、手を絡めると、シェリルは左腕で目を覆った。
口元は見えるが、目をあけてくれそうにない。
しょうがないなと、アルトが右手と口とでシェリルを煽ると、
シェリルがきもちいいと手をぎゅっと握り返してきた。
@@@@@
アルトが眼下の白い肌を貪っていると、いつの間にかもれそうになる声を抑えようと
目を覆っていた左手は外され、目はぎゅっとつぶって手で口をふさいでいた。
ちゅっとまぶたにキスを落とすと、シェリルが青い瞳を覗かせて、ふと笑ってくれた。
笑みに満足したアルトは、我慢してとっておいた、シェリルの花弁も、と
白い膝の間に割って入ると、下腹部の金の茂みに顔を近づけた。
割れ目は既に、とろとろに蜜を垂らしていて、
そっと指で開くと、中からパクパクと、さらに蜜を吐きだした。
シェリルがビクンと跳ねとっさに膝を閉じようとするが、
その桜色の花弁から目が離せないアルトを挟んでしまうだけだった。
アルトはさらに奥を見ようと、指を差し入れて広げた。
「やん」
シェリルから声が漏れたが、アルトは貪欲にその中を覗いた。
奥はやはり光が届かず見えないが、ヒクヒクと動く肉壁が生々しく、
ココがさっきまで自分が入れて突いていたシェリルへの入り口なのだと、
興奮が抑えられなくなってきた。
「も、恥ずかし」
弱弱しく訴えるシェリルの声が聞こえ、アルトが体を起こして
表情をうかがうと、羞恥で真っ赤にしている。
「シェリル」
アルトが優しく声をかけると再びシェリルの青い瞳が覗く。
「お前、凄く良いよ・・・」
綺麗だよ、とは素直に言えず、そんな言葉しか掛けられなかったが
そんなアルトの気持ちを汲んでか、シェリルは羞恥の表情にに少し悦びを乗せた。
「そんなの、あたりまえじゃない」
恥ずかしがる表情と裏腹なシェリルの強気な発言にアルトは微笑みを溢した。
再び、シェリルと繋がろうとアルトは怒張した己を、
先ほどまでいじっていた割れ目にあてがうと、ゆっくりと挿入した。
@@@@@@
シェリルは体の中に、また熱いアルトが入ってくる感覚に浮かされながら、
樹と空と、そしてアルトを見上げる。
象牙色の肌に汗を散らしながら、快楽に顔を歪ませるアルトが
日ごろとは異なる男の美しさを湛えているのに、何ともかわいらしく思えた。
差し出された両の手に手を重ねると、ぎゅっと握ってくれたのが嬉しく、
ますますとろけるような幸福感に包まれた。
アルトが抜き差しを始め、そのままシェリルはその刺激に全て感覚を奪われてゆく。
横で束ねたアルトの髪がゆらゆらと視界で踊るが、
それが何なのかも分からなくなってくるほどに、甘い刺激に翻弄されている。
その愉悦に浸りきったシェリルの痴態がアルトをさらに煽るが
そんなことは知る由もなく、首をふり、手足をばたつかせてシェリルは快感に悶える。
衝撃に合わせて漏れていた吐息は、やがて喘ぎ声に変わって行くが、
手を握られていて、口を覆うこともできない。
屋外での行為ということがあって声を殺さずにいられず、シェリルが唇をかむと
アルトが上体を重ねてきて、噛み締めている唇をぺろりと舐めた。
「あんまり噛むなよ」
感じてる表情のアルトがその上に重ねる可憐な笑顔が、愛しくて胸が詰まる。
「アルト」
全身でアルトを感じたいシェリルは握っていた手を離すと、
抱きしめて、と手を伸ばした。
@@@@@
折角だからシェリルを存分に目に焼き付けたい気持ちもあったが、
さっきから随分わがままも聞いてもらったので、
アルトは、優しい彼女の求めに応じることにした。
繋がったまま上体を倒すと、彼女を抱きつぶさないために、やや体を浮かせて肘をついた。
シェリルの温かく柔らかな肌を胸に、腹に感じる。
絡みつくなめらかな四肢を背中に、腰に感じる。
全身が彼女を感じていた。
頬にキスをすると、再びシェリルを穿ち始めた。
声を殺そうと、シェリルが首を起こしアルトの肩に唇を押しつける。
「んふ、ん、ん」
シェリルの息を肩に感じながら、アルトは腰から脳天へ駆け上る快楽を追い求めた。
昇りつめたアルトが欲望をシェリルの腹にはき出すと、
ようやく快感から解放され、びくりびくりと跳ねるシェリルの体も徐々に弛緩してきた。
頂点から降り同じように体の力が抜けたアルトはシェリルの横の地面に寝そべった。
裸の背中を野草がチクリチクリと刺すが、気だるさが勝ってぐったりと力を抜いた。
見あげる先には、森と青い空。
このまま、眠ってしまわないように、しないとなと考えながら、
アルトは満たされた心地よさに身を委ねた。
@@@@@@
こら、起きなさい
ほっぺたを引っ張られる刺激でうとうととしていたアルトは目を覚ました。
あんた、なんて恰好で寝るつもりなの!
「え!」
身を起こすと、胸を布で隠したシェリルが笑っている。
日の影の位置も記憶にある時から殆ど変りなく、
時間がそう経っていないことにほっとした。
腹には、シェリルがまとっていた布がかけられていて、
かわりにシェリルが隠れているのが、アルトが最初身に着けていた
シェリルの下敷きにして泥まみれになった布だった。
ちょっとした優しさが嬉しかった。
昼から、こんなところで、獣みたいに交わったっていうのに
こんなに可憐なのは卑怯だ。
俺じゃどうやっても太刀打ちできない。
「わたし、また水浴びするけど、次は一人で浴びるわよ!
あんたも向こうで浴びてらっしゃい」
「また俺が洗ってやるのに」
「もういらないわよ、バカ。ほら、頭にも草がついてるわ」
アルトの髪から草を摘まんでくれるシェリルの優しい笑顔に
アルトも溶けるような笑顔を返した。
「な、なによ」
「いや、自分じゃ分からないから、髪洗ってくれないか?」
「ちょ、ちょっとだけよ!軽く洗うだけだから、
館に帰ったらすぐに浴室に行くのよ?
それと、腕の治療も」
「分かったから、入ろうぜ。まだ、残ってんだろ、腹に」
布をめくると、シェリルの腹には白いアルトの激情の跡が残っていた。
「ばか!!もう洗ってあげないんだから!」
最終更新:2009年12月22日 03:09