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13-309 - (2008/02/18 (月) 03:03:52) のソース

309 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/04/02(月) 22:24:32 ID:BFUxA+Lp

サイト「コルベール先生、なんでこんなことになったんですかね?」
コルベール「おや?君は『東の世界』に帰りたかったのではないかね?」
   サイト「そりゃそうですけど……」
      「こういう形は、ちょっと」
  デルフ「まあ!相棒いまさらジタバタしてもはじまんね−よ。」

サイトがそう言うのも無理はない。今、彼らはB−29の中にいてもっか
「東の世界」に移動中である。しかも、人質に限りなく近い。
て言うか人質である。出るのは溜息ばかりでコルベールにいたっては
B−29に興味津津で、人質などどこ吹く風である。

   ???「うるさいわね!あんたら、もうすこし静かにできないわけ」

この怒鳴りつけてきたのは、ガリアの王女イザベラである。
どうやらこの姫様は、かなりご立腹のようだ。人質にでもなれば、
しょうがないことかもしれないが。聞くところによるとタバサの親戚らしが、
性格が正反対である。物静かなタバサにたいして、
こっちはやかましやらあつかましやらで、
どうあつかっていいものかわからず途方にくれているところで、
サイトに言はせればまったく勘弁してくれという感じである。


317 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/04/02(月) 22:49:00 ID:BFUxA+Lp
ところでなんでこなことになってしまったのかというと、話は、
三ヶ月前に遡る「東の世界」(ロバ・アル・カリイエ)から、
突然ガリアに対して侵略が始まった。当初は、
ガリアの圧勝かと思われたが、見たことのない兵器(ハイテク?)
の前に劣勢を余儀なくされてしまう。王権同盟に従い、
トリステイン、ゲルマニア、が参戦するのだが各個撃破されてしまう。
(ロマリアは参戦せず。)戦況が悪化していくうちに、
アルビオンでまたもやクーデターが発生、
他方ゲルマニアでは幽閉されていた皇族を中心に反乱が起こり、
ガリアでは、オルレアン公派が叛旗を翻した。
止めは王都リュティスにたいする、B−29の空爆である。
空爆の中で、ジョゼフ王は生死不明になり。とても、
戦争が継続できる状態ではなくなり、各国のトップが
リュティスに集まり休戦会談をすることになった。
結果、ガリアは、政権交代でタバサもといシャルロットが王位につき新女王誕生。
アルビオンは、旧領土を全回復。ゲルマニアは、
反乱は鎮圧したものの領土の放棄と莫大な賠償金。トリステインは、
アルビオンにおける領土の放棄と人質の差出。


319 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/04/02(月) 22:55:38 ID:BFUxA+Lp
アンリエッタ女王と仮面の男(東方の世界)の会談
仮面の男 「これこれは、女王陛下ご機嫌麗しゅう」
アン   「お世辞は結構、早速本題に入りなさい。」
仮面の男     「失礼しました。」
      「早速ですが、わが国が望むのはアルビオンにおける貴国の領土と一切の権益の返還、そして、人質です。」
アン    「ひとじち?」
 仮面の男「はい。人質です。」
     「でその人質なんですが、」
 アン「ちょっとお待ちなさい、ゲルマニアには確か賠償金を要求したはず、なぜ人質なのですか?」
仮面の男「貴国にそのような財産はないでしょう。」
アン 「………  」
仮面の男 「なんで知っているのか、ていう顔をしていますね。」
     「わが国の情報網をなめないでください。」
「話を元に戻します。その人質になるのは……」

マザリーニ「どうでした女王陛下、どのような難題を?」
アン「アルビオンからの完全撤退、そして2人の人質です。」
マザリーニ「人質ですか?それで、どのような人物を」
      「母君ですか?」

アン  「それが……」

355 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/04/03(火) 20:10:33 ID:QjSd6xyu
~>319続き
所変わって魔法学院
  
サイト「あ痛い、痛いってもっと優しく」
シェスタ「もう、無茶するからですよサイトさん」
サイト「仕方ないだろう。ああするしかなかったんだから」
シェスタ「3万の軍の中、駆け抜けるなって」
デルフ「まったく、よく生きて帰ってこれたもんだぜ」
サイト「でも、なんで銃で撃ってこなかったんだろう?連射式なんだから、
間違いなく当たっただろうに」

敵の司令官(仮面の男)がサイトを生け捕りにするように指示したからである。サイトが知る由もないが。

ルイズ「このバカ犬、このバカ犬」
ルイズが言いながら蹴りをいれてくる。いったいいつの間にきたんだ。
それにこれで最低、戻ってきてから5回以上もらってるんですけど<蹴りを>
サイト「痛い、だから痛いって!」
この痛みを実感しながら俺って生きているんだなぁとしみじみと思うサイトであった。

サイト(しょうがねーだろうが、ガリアの奴ら自分の主君(イザベラ)を見捨てていくんだもんよー)
と心の中で訴えかけるサイト。仕方がないので、
イザベラと馬に二人乗りで敵と戦うという非常に困難(おいしい?)状態になりながらも、
3万の軍の中なんとか逃げ切ることに成功したのだが、これを口に出してて言うようものなら、
ご主人様に何されるか分かったもんじゃない。



356 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/04/03(火) 20:16:34 ID:QjSd6xyu
サイト「所でルイズ、会談の結果てわかったのか?」
ルイズ「うーん、それがね姫様が帰ってきたらしいだけど、とても落ち込んでるらしのよね。」
シェスタ「会談は失敗で、また戦争ですか?」
ルイズ「いや、それはないみたいなんだけどね」
    「かなり、厳しい条件をつきつけられたみたい。」
シェスタ「賠償金が高くて、悩んでるとか?」
ルイズ「かもしれないわね。」
シェスタ「税金高くなっちゃんですかね。」
ルイズ、シェスタ、サイトの間に重苦しい雰囲気が漂う。とそんな時、重苦しい沈黙を破ったのはタバサの使い魔シルフィ−ドであった。
 シルフィ「きゅいきゅい、どうしたの、どうしたのね。」
こいつもいつの間に来たのやら、
 サイト「お前はいいよなぁ〜、たくほんとに。」
シルフィ「ほめられたのね、シルフィほめられたのね。」
タバサ「少しうるさい、ちょっと黙れ」
シルフィ「おこられちゃったのね」
タバサ  「ちょっと、話がある。」
サイト「俺に?、いったい何?」
「わりいルイズ、シェスタちょっといってくる。」


357 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/04/03(火) 20:20:59 ID:QjSd6xyu
不満そうにしながらも、
ルイズ「後で、御主人様にちゃんと報告するんだからね。」
シェスタ「包帯の交換はもうすみましたから。またなにかあったらいつでもいってください。」 
サイト「うん、わかった。ありがとう。じゃいくか。」
こくりとタバサが頷く。 
タバサとサイトが一緒に歩いていくのをみて、
シェスタ「はっきり言って、ヤバイですよね。ミス・ヴァリエール」
ルイズ「ななななな何がヤバイのよ」
シェスタ「だって………」
    「サイトさんは実はああいうのが、好みかも」
ルイズ「そそそそそんなわけあるはずが……」
ないとはいいきれないのが悲しいところである。



358 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/04/03(火) 20:22:46 ID:QjSd6xyu
デルフ「相棒はもてるね−」
サイト「茶かすなよ」
   「で話ってなに?重要なこと」
重要だから、わざわざ2人きりになって話をするのだか
タバサ「時間がないから、用件だけいう。」
   「今、すぐ逃げて」
サイト「いや、そのいきなり逃げろと言はれても、意味が分かんないですけど。」
   「 第一どこに逃げろと」
タバサ「自分で考えて」
サイト「お前はどうするんだ。お前も一緒に逃げるのか?」
首を横にふるタバサ、それからおもいもがけない言葉が返ってきた。
タバサ「私は、ガリアに戻る。」
サイトは一瞬この少女がなにを言っているのかわからなかった。
あれほど、ガリアから苦労してタバサと母親を奪い返したというのに、
またそこに戻るとは。
 サイト「ちょっと待てって、戻って何をするんだ?まさか復讐か?」
タバサの父親がガリアの王に殺されたのはキュルケから聞いている。
 またも首を横に振るタバサ
タバサ「やることがある。」
「お嬢様お時間ですじゃ。」
と執事のペルスランが声をかけてくる。
タバサ「わかった。」
  「とにかく、どこでもいいから逃げてお願い。」
  「それと、いままでありがとう。そしてこれはお礼」
そういうがはやいか、サイトの顔を強引に両手で自分の顔付近にもってくると
サイトの唇に自分の唇を重ねあわせ、まさに『マウスちゅうマウス』の状態になり、
 サイトは何が起きたかわからず目をぱちくりするばかりで、一方タバサはなかなか
離れようとはせず、一分くらいたちようやくサイトを解放し、
執事のいる馬車まで走っていってしまった。

    デルフ「あ…… 相棒大丈夫か?……」
    この一声でようやく我に返ったサイトは
         「ああ、多分」
    気のない返事をしていると、突然シルフィ−ドが現れ
        「シルフィもお礼(?)をするのねー」
    と言ってサイトにキスした後、竜に変身してタバサの後をおいかけていった。
     サイト「なんだったんだ?」
     デルフ 「さあ、なんだったんだろうな」
     と言っているうちに、後から凄まじい殺気を感じてロボットのように
 “ギギギギ”という音をたてて首を回してみると、ご主人様とメイドが
  “氷の微笑”をうかべてたっているじゃありませんか!?
      サイト「デルフ」
      デルフ「なんだい、相棒」
      サイト「男の幸せってなにかな?」
      デルフ「なんだろうな」
この後、サイトがどのような運命をたどったか言うまでもない。

1時間後ぐったり気絶しているサイトを見ながら
  ルイズ「どんな話だったのかしら?」
  シェスタ「愛の告白だったりして」
  ルイズ「ありえるわね。(しかもキスしてたし)」
     「後で聞きださないと。」
  シェスタ「まったくです。」
 
デルフ「相棒、大変だなぁ……」
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