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第一話 使い魔を召喚しに行こう - (2008/04/08 (火) 03:27:43) のソース

今日はッ!あの!神聖なサモン・サーヴァントの日!!! 
ゼロのルイズと呼ばれた少女が呼びだしたものは! 
……意外!それは黒い物体だった。 

ゼロの奇妙な使い魔~フー・ファイターズ、使い魔のことを呼ぶならそう呼べ~ 
    [第一部 その出会い] 第一話 使い魔を召喚しに行こう 


その日、ルイズは召喚の儀を行い、毎度お馴染みの爆発が起こった。 
こうまでなると周りの人は、ルイズが失敗したのをほとんど確信していたし、誰だってそうするようにからかう準備をしていた。 
…しかし、煙がはれると、そこには謎の黒い物体あり、がウジュルウジュルうごめいて形をなしていっているのだ。 
その姿はまさしく怪人!人型であるが人外の何か。そう、つまり使い魔に相応しいヴィジュアルのものがいたのだ。 
ルイズは勝ち誇る「どうよ!成功したわよ!」 
観衆と化している生徒達は各々ざわめきだす。 
「なんだってぇーー!ゼ、ゼロのルイズが成功しただとぉぉー!」「馬鹿なッ!ルイズが失敗することはコーラを飲むとゲップが出るくらい確実なはずなのにッ!」「許可しなぁぁぁい!ゼロが成功することは許可しなぁぁぁぁいぃぃぃぃッ!」などなど。 
ルイズが魔法を成功させるだなんて、普段失敗を目の当たりにしている生徒たちにとっては、月までぶっ飛ぶ衝撃なのである。 
そんな生徒たちを尻目にして、ルイズは己の召喚したものに近づき呪文を唱える。 
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ……」 と。 
そして接吻をする。 
すると黒い使い魔は、熱さに悶え苦しみ奇声をあげたが、ある程度して熱が収まると、落ち着いたようだった。 
しかし、使い魔のルーンはどこにも浮かび上がってはいなかった。 


「ここは何処なんだッ!私はいったい!?ホワイトスネイク…いや、神父に始末されたはずの私がッ!なぜ生きているんだッッッ!?」 
使い魔は取り乱していた。死んだとばかり思っていた自分が、今、こうして生きていることに。 
「どどど、どうしたのよ!だ、大丈夫???」 
ルイズが自分の使い魔を心配して声をかけてきた。 
(なんなんだ、この少女は。髪でも染めているのだろうか。それよりも徐倫達は神父を倒すことができたのだろうか。徐倫達の安否が知りたいッ!) 
使い魔はそう思った。そして、自分を心配して声をかけてきた少女を無視するのは失礼なので、返答する。 
「あぁ、大丈夫だ。」 
「そう、よかったわ。これからは私の使い魔として過ごすのよ。私はルイズ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。よろしくね。」 
話がまったく理解不能!使い魔は状況が飲み込めていない!しかし話はそのまま続く。 
「あなたの名前は?」 
状況は飲み込めていないが、これだけは確実に答えられる。だから答える! 
「……フー・ファイターズ、私のことを呼ぶならそう呼べ。」 

使い魔が名前を名乗り終えると、タイミングよくルイズに声がかけられた。 
「まさか、あなたが成功するなんてね。」 
巨乳で小麦肌で赤毛。まさにルイズとは対照的ともいえるそんな女が話しかけてきたのである。その名はキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー!ルイズとは犬猿の仲である。 
「あたりまえじゃない!私が失敗するわけないでしょう!それに私の使い魔は会話もできるのよ!」 
「でも、いったいどんな能力を持っているのかしら?」 
(そうよ、そういえば!見たことも聞いたこともない幻獣?だわ!いったいどんな能力なのかしら。) 
ルイズが疑問に思ったその瞬間、 
「みんな教室に戻るぞ。」 
禿た教師、コルベールが指示を出した。 
「じゃあねルイズ。また後で。」 
キュルケがいやみったらしく、城のような建物に向けて飛んでいった。 
他の生徒達も同じようにして向かっていく。 
そう、ただ一人!我らがルイズを除いてはッ! 
「み、水………」 
そしてフー・ファイターズもピンチに陥っていた。 

to be continued…

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