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第一話 使い魔を召喚しに行こう - (2007/06/02 (土) 12:57:07) のソース
今日はッ!あの!神聖なサモン・サーヴァントの日!!! ゼロのルイズと呼ばれた少女が呼びだしたものは! ……意外!それは黒い物体だった。 ゼロの奇妙な使い魔~フー・ファイターズ、使い魔のことを呼ぶならそう呼べ~ [第一部 その出会い] 第一話 使い魔を召喚しに行こう その① その日、ルイズは召喚の儀を行い、毎度お馴染みの爆発が起こった。 こうまでなると周りの人は、ルイズが失敗したのをほとんど確信していたし、誰だってそうするようにからかう準備をしていた。 …しかし、煙がはれると、そこには謎の黒い物体あり、がウジュルウジュルうごめいて形をなしていっているのだ。 その姿はまさしく怪人!人型であるが人外の何か。そう、つまり使い魔に相応しいヴィジュアルのものがいたのだ。 ルイズは勝ち誇る「どうよ!成功したわよ!」 観衆と化している生徒達は各々ざわめきだす。 「なんだってぇーー!ゼ、ゼロのルイズが成功しただとぉぉー!」「馬鹿なッ!ルイズが失敗することはコーラを飲むとゲップが出るくらい確実なはずなのにッ!」「許可しなぁぁぁい!ゼロが成功することは許可しなぁぁぁぁいぃぃぃぃッ!」などなど。 ルイズが魔法を成功させるだなんて、普段失敗を目の当たりにしている生徒たちにとっては、月までぶっ飛ぶ衝撃なのである。 そんな生徒たちを尻目にして、ルイズは己の召喚したものに近づき呪文を唱える。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ……」 と。 そして接吻をする。 すると黒い使い魔は、熱さに悶え苦しみ奇声をあげたが、ある程度して熱が収まると、落ち着いたようだった。 しかし、使い魔のルーンはどこにも浮かび上がってはいなかった。 第一話 使い魔を召喚しに行こう その② 「ここは何処なんだッ!私はいったい!?ホワイトスネイク…いや、神父に始末されたはずの私がッ!なぜ生きているんだッッッ!?」 使い魔は取り乱していた。死んだとばかり思っていた自分が、今、こうして生きていることに。 「どどど、どうしたのよ!だ、大丈夫???」 ルイズが自分の使い魔を心配して声をかけてきた。 (なんなんだ、この少女は。髪でも染めているのだろうか。それよりも徐倫達は神父を倒すことができたのだろうか。徐倫達の安否が知りたいッ!) 使い魔はそう思った。そして、自分を心配して声をかけてきた少女を無視するのは無礼なので、返答する。 「あぁ、大丈夫だ。」 「そう、よかったわ。これからは私の使い魔として過ごすのよ。私はルイズ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。よろしくね。」 話がまったく理解不能!使い魔は状況が飲み込めていない!しかし話はそのまま続く。 「あなたの名前は?」 状況は飲み込めていないが、これだけは確実に答えられる。だから答える! 「……フー・ファイターズ、私のことを呼ぶならそう呼べ。」 第一話 使い魔を召喚しに行こう その③ 使い魔が名前を名乗り終えると、タイミングよく、 「まさか、あなたが成功するなんてね。」 巨乳で小麦肌で赤毛。そんな女がルイズに話しかけてきた。その名はキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー!ルイズとは犬猿の仲である。 「あたりまえじゃない!私が失敗するわけないでしょう!それに私の使い魔は会話もできるのよ!」 「でも、いったいどんな能力を持っているのかしら?」 そうよ、そういえば!見たことも聞いたこともない幻獣?だわ!いったいどんな能力なのかしら。 ルイズが疑問に思ったその瞬間、 「みんな教室に戻るぞ。」 禿た教師、コルベールが指示を出した。 「じゃあねルイズ。また後で。」 キュルケがいやみったらしく、城のような建物に向けて飛んでいった。 他の生徒達も同じようにして向かっていく。 そう、ただ一人!我らがルイズを除いてはッ! 「み、水………」 そしてフー・ファイターズもピンチに陥っていた。 to be continued ----