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歌が聞こえる。おそらく洋楽だ。どうして、そしてどこから聞こえてくるのかはわからない。 というよりもここは何処だろうか?あたり一面真っ白でそれ以外何も見えない。いやぼんやりとだが人影が見える。 歌はその人影から聞こえているように感じる。 She keeps Moet and Chandon in her pretty cabinet 'Let them eat cake' she says, just like Marie Antoinette A built in remedy for Khrushchev and Kennedy And anytime an invitation you can decline Caviar and cigarettes well versed in etiquette Extr'ordinarily nice ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~...(~~~) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (~~~~?) どうしてだろうか、サビが殆ど聞こえない。私の耳がおかしいのだろうか? To avoid complications, she never kept the same address In conversation, she spoke just like a baroness Met a man from China went down to Geisha Minah Then again incidentally if you're that way inclined Perfume came naturally from Paris (naturally) For cars she couldn't care less, fastidious and precis ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(~~~~) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(~~~~~?) いや、おかしくはない。他の部分は聞こえる。どうしてだかサビの部分だけが聞こえないんだ。 人影をよく見てみる。 Drop of a hat she's as willing as a playful as a pussy cat Then momentarily out of action, temporarily out of gas To absolutely drive you wild, wild She's out to get you ~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(~~~) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (~~~~~?) その人影の右腕だけはやけにはっきり見えた。その腕は…… 意識の浮上を感じる。それと同時に体が何らかの影響を受け揺れているのがわかる。何だ? そういえば疲れて眠ってたんだったな。それにしても頭がうまく働かない。目を開けるとそこにはミイラ男の顔が至近距離にあった。 「うおおっ!?」 頭が覚醒し一気に跳ね起きる。しかし目の前にはミイラ男の顔! 「イタッ!」 「グベッ!」 当然のようにぶつかってしまった。い、痛い……、頭が覚醒してても事態は飲み込めてなかったようだ。 頭を手で押さえながらミイラ男を見ると顔を押さえながらうずくまっている。 そうだ、このミイラ男はギーシュだ。すぐに意識が覚醒できないほど寝ていたのか。 「おいギーシュ。大丈夫か?」 とりあえず声をかけてみる。 「な、なんとか大丈夫……」 ギーシュが顔を押さえながら立ち上がる。さすがギャグキャラだ。結構な勢いでぶつかったというのに丈夫だな。 「その顔の布切れ取っといたほうがいいぞ。格好悪いし、いつまで着けてる気だ?」 まったく紛らわしい。 「きみは謝るということを知らないのかい?せっかく夕食だから起こしてあげたのにこんな目に合わされたぼくに謝ろうという気持ちはないのかい!?」 ギーシュが顔を押さえながら怒鳴る。 「しかもぼくのこのセンスにケチつけるなんてきみの美的センスはどうかしてるよ!」 声からして割と本気で怒っているようだ。いつの間にか手に杖も持っている。 「……すまなかった」 とりあえず謝っておく。もし謝らなかったら危険な目にあう、そんな感じがしたのだ。 というかセンスはお前の方がどうにかしてるぞ。 「わかればいいんだよ、わかればね」 かなり屈辱的だ! ギーシュと一緒に1階に下りルイズたちと合流する。テーブルには料理と何本かのワインビンがあった。 ギーシュやキュルケが率先してワインを飲み始める。どうやら明日アルビオンに渡るから大いに盛り上がろうということらしい。 こいつら自分たちの命の危険を考えたことがあるのだろうか?いつ敵に襲われるかわからないのに酒を飲むなんて何を考えているのだろうか。 キュルケから酒を勧められたが断り早々に料理を平らげ部屋に戻る。 ベッドの上に寝転がるが眠くならない。夕食を食べる前に寝ていたからな、仕方ないことだ。 ベッドから起き上がりベランダに出る。気分転換になるだろう。 空を見ると月が一つしかなかった。赤い月が見当たらない。何故だ? そういえば昨日ワルドが言っていたな。今日は二つの月が重なる夜だと、『スヴェル』の月夜だったか? 元々もとの世界ではこの景色が当たり前だったな、ここまで月が大きくはなかったが。 しかしこういう月を見ながら酒を飲むのはいいかもしれないな。もし命の危険がなければ飲んでいたかもしれない。 さて気分転換にもなったし部屋に戻るか。振り向いて部屋に戻ろうとすると突然自分の体が影に覆われる。何だ? 再び振り向くとそこには巨大な何かがあった。その何かが私への月明かりを遮っている。何だこれは!?さっきまでこんなもんはなかったぞ!? よく見ると何だか見覚えがある。……そうだ!ゴーレムだ! さらに観察するとゴーレムは岩で出来ているようだった。『土くれ』のフーケと戦ったときのゴーレムは土で出来ていたがどうやら岩でも作れるらしい。 ゴーレムの肩に何か乗っている、いや誰かが座っているようだ。髪の長い女だ。懐から銃を素早く取り出す。 「お久しぶギャゴッ!!??」 何か話しかけてきたがそれを無視し銃を撃つ。胸に2発、腹に2発、顔に1発。 ルーンで強化されたスピードと動体視力で撃ったんだ。反応できまい。それを示すかのように弾丸はすべて敵に当たり、ゴーレムの肩から落ちていった。 やっぱり銃はいい。こういった時に素晴らしい効果を発揮する。 敵を眼前にして防御してない馬鹿でよかった。っとそんなこと考えている場合じゃない。部屋に戻りデルフを掴む。後ろでゴーレムが崩れていく音がする。 敵はこれだけではない筈だ。はやく対応できる用意をしなければ!それにしてもさっきの敵どっかで見たことあったな、まあいい。 1階へ行ってルイズたちと合流したほうがよさそうだ。やれやれだクソッ! 1階に下りるとルイズたちも敵に襲われていた。敵はメイジではなく傭兵のようで矢で攻撃している。数も多い。 ルイズたちは床と一体化しているテーブルの足を折りそれを盾にして攻撃を防いでいた。 デルフを抜き姿勢を低く保ちながら素早くルイズたちの場所へ行く。とてもじゃないが1人で逃げ切れるような人数ではない。 もしかしたら2階の方が安全だったんじゃないか?ドジこいた!クソッ!2階から一人で逃げればよかった! ----
歌が聞こえる。おそらく洋楽だ。どうして、そしてどこから聞こえてくるのかはわからない。 というよりもここは何処だろうか?あたり一面真っ白でそれ以外何も見えない。いや、ぼんやりとだが人影が見える。 歌はその人影から聞こえているように感じる。 She keeps Moet and Chandon in her pretty cabinet 'Let them eat cake' she says, just like Marie Antoinette A built in remedy for Khrushchev and Kennedy And anytime an invitation you can decline Caviar and cigarettes well versed in etiquette Extr'ordinarily nice ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~...(~~~) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (~~~~?) どうしてだろうか、サビが殆ど聞こえない。私の耳がおかしいのだろうか? To avoid complications, she never kept the same address In conversation, she spoke just like a baroness Met a man from China went down to Geisha Minah Then again incidentally if you're that way inclined Perfume came naturally from Paris (naturally) For cars she couldn't care less, fastidious and precis ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(~~~~) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(~~~~~?) いや、おかしくはない。他の部分は聞こえる。どうしてだかサビの部分だけが聞こえないんだ。 人影をよく見てみる。 Drop of a hat she's as willing as a playful as a pussy cat Then momentarily out of action, temporarily out of gas To absolutely drive you wild, wild She's out to get you ~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(~~~) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (~~~~~?) その人影の右腕だけはやけにはっきり見えた。その腕は…… 意識の浮上を感じる。それと同時に体が何らかの影響を受け揺れているのがわかる。何だ? そういえば疲れて眠ってたんだったな。それにしても頭がうまく働かない。目を開けるとそこにはミイラ男の顔が至近距離にあった。 「うおおっ!?」 頭が覚醒し一気に跳ね起きる。しかし目の前にはミイラ男の顔! 「イタッ!」 「グベッ!」 当然のようにぶつかってしまった。い、痛い……、頭が覚醒してても事態は飲み込めてなかったようだ。 頭を手で押さえながらミイラ男を見ると顔を押さえながらうずくまっている。 そうだ、このミイラ男はギーシュだ。すぐに意識が覚醒できないほど寝ていたのか。 「おいギーシュ。大丈夫か?」 とりあえず声をかけてみる。 「な、なんとか大丈夫……」 ギーシュが顔を押さえながら立ち上がる。さすがギャグキャラだ。結構な勢いでぶつかったというのに丈夫だな。 「その顔の布切れ取っといたほうがいいぞ。格好悪いし、いつまで着けてる気だ?」 まったく紛らわしい。 「きみは謝るということを知らないのかい?せっかく夕食だから起こしてあげたのにこんな目に合わされたぼくに謝ろうという気持ちはないのかい!?」 ギーシュが顔を押さえながら怒鳴る。 「しかもぼくのこのセンスにケチつけるなんてきみの美的センスはどうかしてるよ!」 声からして割と本気で怒っているようだ。いつの間にか手に杖も持っている。 「……すまなかった」 とりあえず謝っておく。もし謝らなかったら危険な目にあう、そんな感じがしたのだ。 というかセンスはお前の方がどうにかしてるぞ。 「わかればいいんだよ、わかればね」 かなり屈辱的だ! ギーシュと一緒に1階に下りルイズたちと合流する。テーブルには料理と何本かのワインビンがあった。 ギーシュやキュルケが率先してワインを飲み始める。どうやら明日アルビオンに渡るから大いに盛り上がろうということらしい。 こいつら自分たちの命の危険を考えたことがあるのだろうか?いつ敵に襲われるかわからないのに酒を飲むなんて何を考えているのだろうか。 キュルケから酒を勧められたが断り早々に料理を平らげ部屋に戻る。 ベッドの上に寝転がるが眠くならない。夕食を食べる前に寝ていたからな、仕方ないことだ。 ベッドから起き上がりベランダに出る。気分転換になるだろう。 空を見ると月が一つしかなかった。赤い月が見当たらない。何故だ? そういえば昨日ワルドが言っていたな。今日は二つの月が重なる夜だと、『スヴェル』の月夜だったか? 元々もとの世界ではこの景色が当たり前だったな、ここまで月が大きくはなかったが。 しかしこういう月を見ながら酒を飲むのはいいかもしれないな。もし命の危険がなければ飲んでいたかもしれない。 さて気分転換にもなったし部屋に戻るか。振り向いて部屋に戻ろうとすると突然自分の体が影に覆われる。何だ? 再び振り向くとそこには巨大な何かがあった。その何かが私への月明かりを遮っている。何だこれは!?さっきまでこんなもんはなかったぞ!? よく見ると何だか見覚えがある。……そうだ!ゴーレムだ! さらに観察するとゴーレムは岩で出来ているようだった。『土くれ』のフーケと戦ったときのゴーレムは土で出来ていたがどうやら岩でも作れるらしい。 ゴーレムの肩に何か乗っている、いや誰かが座っているようだ。髪の長い女だ。懐から銃を素早く取り出す。 「お久しぶギャゴッ!!??」 何か話しかけてきたがそれを無視し銃を撃つ。胸に2発、腹に2発、顔に1発。 ルーンで強化されたスピードと動体視力で撃ったんだ。反応できまい。それを示すかのように弾丸はすべて敵に当たり、ゴーレムの肩から落ちていった。 やっぱり銃はいい。こういった時に素晴らしい効果を発揮する。 敵を眼前にして防御してない馬鹿でよかった。っとそんなこと考えている場合じゃない。部屋に戻りデルフを掴む。後ろでゴーレムが崩れていく音がする。 敵はこれだけではない筈だ。はやく対応できる用意をしなければ!それにしてもさっきの敵どっかで見たことあったな、まあいい。 1階へ行ってルイズたちと合流したほうがよさそうだ。やれやれだクソッ! 1階に下りるとルイズたちも敵に襲われていた。敵はメイジではなく傭兵のようで矢で攻撃している。数も多い。 ルイズたちは床と一体化しているテーブルの足を折りそれを盾にして攻撃を防いでいた。 デルフを抜き姿勢を低く保ちながら素早くルイズたちの場所へ行く。とてもじゃないが1人で逃げ切れるような人数ではない。 もしかしたら2階の方が安全だったんじゃないか?ドジこいた!クソッ!2階から一人で逃げればよかった! ----

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