ゼロの奇妙な使い魔 まとめ内検索 / 「本気男-4」で検索した結果

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  • 本気男
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  • 本気男-4
    三階に上がると、甲高いキャンキャン声が聞こえてきた。聞き間違えるわきゃあねー、 あの小うるさい小娘―ルイズの声だ。使い魔の俺がいないことでわめき散らしているようだ。 (ヤバイぜ・・・このままじゃあ使い魔の心得『粗相したらとりあえずご飯抜き』が発動する・・・!) どう言い訳をすべきか考えながら部屋に近づくと、俺は自分の勘違いに気づいた。 (・・・もう一人、誰かが部屋にいやがる・・・) わめき声の合間にもう一つ、小娘ほど大声ではないもう一つの声が聞こえる。 われらが御主人様はそいつと『口論』、っつーか口ゲンカしてるらしい。 「あー、ただいま戻りましたぜェー。御主人様よォー」 そういってドアをくぐると、はたして部屋の中には小娘以外にも人がいやがった。 だが俺の予想に反していたのは、一人じゃなく二人だったこと、そしてでっかいトカゲもいたことだ。 (うおッ!ち...
  • 本気男-5
    『ささやかな』朝食も終わり、俺と小娘は授業を受けるために教室へ向かった。受ける必要があるのは 小娘だけで、俺は使い魔として『いる』だけでいいんだが、『魔法』の授業っつーのは俺も興味があるぜ。 ちょっぴりワクワクしながら教室に入る。教室内にはすでに結構な数のガキ共と・・・ (うわーお、いやがるいやがる。見たこともねーナマモノがいっぱいよォー) 犬、ネコ、鳥公、蛇、亀、カエルのような馴染みのある格好のやつらもいれば、 空飛ぶ目玉やら蛸人魚やら足生えた魚やら真ん丸いドラゴンやら、明らかにファンタジーなやつらもいる。 (お、ボンキュとメガネもいやがる。同じクラスだったんだな) ボンキュの周りには男がアリのように群がっている。やっぱアレの魅力には勝てねーよな。 メガネは相変わらず黙々と本を読んでいた。 とりあえず使い魔の心得『主人が椅子に座るときは椅子を引くこと』...
  • 本気男-2
    俺は小娘―ルイズ―の部屋にいる。本当は使い魔専用の小屋だかがあるらしいのだが、 もちろん俺以外は人間じゃなくて動物だ。しかも極めてファンタジックな、だ。 俺は動物が好きな方だがそんな得体のしれない奴らと一緒に寝食ともにしたら流石に発狂するぜ。 と、いうわけで俺は特別に主人である小娘の部屋に居候することが許可されたのだと、 その御主人様に恩着せがましく説明された。 「ところでよォォ、使い魔ってなにすんだ?」 俺が今最も重要視するのはそれだ。この世界はなんなのか?魔法とはどういうものか? 他にも山ほど知りたいことがあるが、まず俺は自分の立場を固めておきてぇ。 俺は当分、この小生意気な小娘の世話になるだろうからな。 使い魔としての働きの不手際を理由に放逐されたら、俺は身を寄せる所がねー。 小生意気な小娘は『これだから田舎者は』的仕草のあと、使い魔の働...
  • 本気男-6
    教室内は阿鼻叫喚の地獄絵図だった。 先公のファブリーズっつーオバハンはまともに爆風を喰らい黒こげで転がっている。 ガキ共はあらかじめ机に隠れていやがったのでほぼ無傷だったが、 爆音にびっくりした動物共が暴れはじめ、ガキ共は次々と血祭りにあげられていった。 その動物共同士も見境なくバトルロワイヤルを繰り広げている。 もう一度言う、教室内は阿鼻叫喚の地獄絵図だった。 しかしわれらが御主人様はそんな状況を一目見てこう言った。 「ちょっと失敗したみたいね」 ちょっとどころじゃねエェェェェェだろォォォォォォ!!? 俺だって直前にリトル・フィート出してなかったらヤバかったぞ!? っつーかなんで爆発に一番近い張本人がピンピンしてるんだよォォォ!? 『おーイ、ウシろ、うしロ』 ん?うおォォォォォォッ!!フレイムが火炎放射しながら突っ込んで来たァァ...
  • 本気男-3
    すがすがしい朝だッ!見事に快晴だッ!まさしく洗濯日和だッ! っつーわけでよおォォォ、御主人様のいいつけ通りに洗濯しようと思うんだが、 「場所わかんねーじゃねーか」 しっかりしろよ御主人様よおォォォ。この学校は広い。バカみたいに広い。 がむしゃらに探してもなんとかなりそうにねー。だが今叩き起こしたらまた機嫌を損ねるだろう。 「しょおがねーなあぁぁ」 とりあえず部屋から廊下に出て、まだちょっぴり痛む頭(昨日の洗脳の後遺症だ)を抱えていると、 「あの・・・なにかお困りですか?」 洗濯かごを抱えた女が話しかけてきた。ご都合主義?なにをいってるのかわからないな・・・ 「あん?」 「ひゃっ、す、すいません・・・」 おっと、ついガンつけちまった。カタギと話すなんて何年振りだ?今度はビビらせねーように注意する。 「あー、そのとおり、お困りなん、です。洗濯出来...
  • 本気男-1
    俺の刃がヤツの首を掻っ切るより早く、ヤツの弾丸が俺を蜂の巣にした。 「うげっ」 おいおい一生に一度の断末魔が「うげっ」はないだろう、もうちょっと頑張れ俺。 「これからはもっと・・・しんどくなるぜ・・・てめーらは・・・」 これでベネ(良し)、よく頑張った俺。さてと、すまねーなお前ら。俺は一足先に地獄に逝ってるぜ。 お前らはもうちょっとゆっくり来いよな。特にギアッチョ、お前はなんか二倍速で来そうだからな。 だからっていつまで待っても地獄に来なかったら許さねーからな、お前ら。俺泣くぞ。 あ、ヤベェ、もう限界っぽいわ。しょおぉがねーなあぁぁ、それじゃ、あばよアホども、後は頼んだ。   ・   ・   ・ 「あん?」 目を開くと青い空が見えた。地獄っつーのは空が見えんのか?それともこれから落とされんのかな。 首をちょっと回す...
  • 使い魔会議1
    星屑「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」 DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーッ!」 不死の「騒がしいな…ドッピォ、そこのお菓子取ってくれ」 ギアッチョ「無駄ってのは分かる…言葉になってるからな、だけどよぉ、オラって何なんだよオラってよぉ~!どういう意味なんだ馬鹿にしてんのかクソッ!クソッ!」 絶頂の「はい、ボス、どうぞ…なんかこうやってボスと直接話せるなんて…僕、嬉しいです」 ペッシ「あっ、兄貴ぃー、いきなり召喚されてキスされて、俺あんな女の子にキスされちまって、押し倒してやろうかと思ったんですけど」 変態「オメーよぉ!押し倒してやろうだなんて甘ったれた事言ってんじゃねえ!押し倒したなら使ってもいい!」 兄貴「テメーペッシに何教えてんだこのゲス野郎!」 リゾット「よせ…メローネは天然だ。今はチームが再会できただけでもよしとしよう…これからの事も...
  • 使い魔会議
    星屑「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」 DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーッ!」 不死の「騒がしいな…ドッピォ、そこのお菓子取ってくれ」 ギアッチョ「無駄ってのは分かる…言葉になってるからな、だけどよぉ、オラって何なんだよオラってよぉ~!どういう意味なんだ馬鹿にしてんのかクソッ!クソッ!」 絶頂の「はい、ボス、どうぞ…なんかこうやってボスと直接話せるなんて…僕、嬉しいです」 ペッシ「あっ、兄貴ぃー、いきなり召喚されてキスされて、俺あんな女の子にキスされちまって、押し倒してやろうかと思ったんですけど」 変態「オメーよぉ!押し倒してやろうだなんて甘ったれた事言ってんじゃねえ!押し倒したなら使ってもいい!」 兄貴「テメーペッシに何教えてんだこのゲス野郎!」 リゾット「よせ…メローネは天然だ。今はチームが再会できただけでもよしとしよう…これからの事も...
  • 各部キャラ
    一部 ~ファントム ブラッド~ ジョナサン使い魔波紋疾走 ジョジョとサイトの奇妙な冒険 ジョージ逆に考える使い魔 石仮面仮面のルイズ ブラフォード使い魔は勇者 ディオ・ブランドーおれは使い魔になるぞジョジョー! 二部 ~戦闘潮流~ ジョセフジョセフ 忘れえぬ未来への遺産 カーズ究極の使い魔 ゼロの究極生命体 シュトロハイムハルケギニアのドイツ軍人 シーザー割れないシャボンとめげないメイジ 使い魔の魂~誇り高き一族~ ワムウ風の使い魔 風と虚無の使い魔 ストレイツォストレイツォ 三部 ~スターダスト クルセイダース~ DIODIOが使い魔!? 承太郎スターダストファミリアー スターダストは砕けない ゼロサーヴァント・クルセイダーズ ンドゥール見えない使い魔 ペット・ショップゼロの番鳥 花京院法皇は使い魔 ゼロのパーティ メロンの使い魔 ヴァニラ亜空の使い魔 ホル・ホース使い魔は皇帝 エン...
  • メニュー
    目次 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 トップページ メニュー 更新履歴 各部キャラ トリップ一覧 第一部 使い魔波紋疾走(ジョナサン) 逆に考える使い魔(ジョージ) 仮面のルイズ 使い魔は勇者(ブラフォード) ジョジョとサイトの奇妙な冒険(ジョナサン) おれは使い魔になるぞジョジョー!(ディオ・ブランドー) 第二...
  • ワンポイントギーシュ
    【ワンポイントギーシュ】 砕けない使い魔(仗助)登場。レビテーションでC・Dを封じるなどギーシュには珍しく頭脳派。でも結構ゲス野郎。 露伴未登場。ストーリーが進めば登場するかも? 絶頂の使い魔(ディアボロ)登場。杖を折られて殴られただけで被害は少ない。 使い魔は静かに暮したい(デッドマン吉良)登場。手を撃ち抜かれた後、足蹴にされた。その後も顔面を叩き壊されたり、怪我の絶えないギーシュ。 康一未登場。マスターがアンリエッタの為、出られてもチョイ役か? DIOが使い魔!?(DIO)登場。出るキャラみんなブラックの中、全身ハリネズミになって保険室送り。最近ようやっと復帰したらしい。 slave sleep~使い魔が来る(ブチャラティ)登場。ブチャラティに拷問されるが、モンモランシーの励ましもあって、脱・マンモーニ。妙に強い。ブチャラティに完全敗北するものの、ゲスにもならず目覚めた奴隷。……が...
  • 使い魔は勇者-4
    ズドォン! 前回の最後に食らったブラフォードの回し蹴りによってギーシュは椅子に直撃した 「今のは明らかにお前が悪い・・・!しかも何故この娘に罪をなすりつけた! この娘はお前達のために働いていたのに!」 ブラフォードは過去にこれに似たものを見た!だからあえて回し蹴りを入れた! 「ききききき・・・貴様!なんてことを!!!!!ぜ・・・絶対に許さん!!!決闘だ!!! 15分後に決闘だ!ヴェストリの広場で決闘だ!!!!」 鼻血をだらだら流しながらギーシュはブラフォードに吐き捨て食堂から出て行った 「ちょ・・・・ちょっとあんた!いくらあんたが強そうだからって!平民が貴族に勝てるわけが無いのよ! 今すぐ謝ってき「断る!あの娘の名誉の為にも断る!」 断った!そしてルイズは知らなかった!ブラフォードには武器がある! マカブダンスヘアー!ブラフォー...
  • ゼロの兄貴-49
    タバサの部屋から場所を変えてシルフィードのねぐら。 さすがにタバサの部屋の窓にシルフィードが張り付きっ放しというのも目立つし なにより声が結構デカイので移動したわけだが、まだ結論は出ていない。 「で、貸すのか貸さないのかどっちだよ」 一応そう質問したが、ぶっちゃけ貸さないと言っても無理矢理借り受けるつもりでいる。 先にもあったが、ギャングが求める答えにNoは無い。『だが断る』や『絶対にノゥ!』は存在すらしていない。 かと言って、自分が出す答えにはしっかりそれがあるのだから自己中心的極まりないというところだろう。 タバサもいい加減この男がどういうタイプか分かってきているので、どう答えても同じ結果になるんだろうなと思っている。 ……思っているのだが、なんだか釈然としない。 百歩譲って韻竜という事がバレた事は置いておくとしても、隠してきた素性とかを...
  • ゼロの兄貴-47 後編
    声のする方向に視線を向けたが、なにやら揉めている。 アニエスがコルベールに剣を突き付けているようで、中々の修羅場のようだ。 「さっきから何やってやがる。内輪揉めとか本気で勘弁しろよ。メンドクセぇ」 負傷や戦闘の疲れでかなりダルい。 最悪二人ともブン殴って終わらすかと思って近づいたのだが、どうも事はそう単純ではないらしい。 「貴様…何故わたしを助けようとした!  あの時、女、子供も容赦なく焼き殺したお前が!今、わたしを助けるぐらいなら何故あの時故郷を焼いた!!」 アニエスのその言葉を聞いて思い当たる事はある。 リッシュモンはあの時殺ったが、あれは命令を出しただけだ。パッショーネで言うならボスの立場か。 当然、実行者。これもパッショーネに例えるなら暗殺チームが居るはずなのだが、それがコルベールか。と判断した。 「命令だった……」 「命令?リッシュモンのか!」 ...
  • アンリエッタ+康一-4
    互いに睨みあい視線が交錯する。使い魔、広瀬康一とメイジ。 そしてまず均衡を破ったのはメイジだった。 のそりとしたような、しかし俊敏な動きでメイジは体を動かす。 そして呪文を瞬きをするような間に完成させたッ! だが俊敏なのは康一も同じだった。 剣を弾き飛ばした魔法の威力を見ていても、躊躇うことなくメイジに向かって突っ込むッ! それを見て取ったメイジは迎撃するべく魔法を解き放った。 風の刃が3つ。康一の正面から飛来する。 だが康一に飛んでくるものは、それだけではなかったッ! ガキッ!ガキャッ!ガキンッ! 飛んできたものは康一の盾となって身を守った。 カーテンだ。布である薄いカーテンが魔法を弾き飛ばしたのだッ! 「エコーズACT2!!」 康一のスタンドの2番目の形態。 ACT2のしっぽ文字で音の表す物理的効果を表現化する能力。 『ガキンッ』のしっぽ文字...
  • ゼロの兄貴-44
    遂に艦隊出撃し、どこか人が少なくなったような首都トリスタニアをお馴染みのローブで身を包み歩いているのは、ご存知…もとい久しぶりのフーケだ。 「はぁ…わたしもヤキが回ったかね」 そう呟いたのは、今頃部隊を率いてある場所に向かっているある男のせいだ。 フーケ自身は、裏の情報を生かしトリステインの内情を探るという事で別に動いていたが、正直乗り気ではない。 一応の義理はあっても義務は無いし、あの男を嫌悪しているというのが大きいだろうが、それでもやらなければ己の身が危ないのだ。 そろそろ、合流するかとして人通りの少なくなった通りを歩いていると、後ろから肩に手を置かれた。 ロングビル時代の習慣で蹴りが飛びそうになったが、目立つと不味いので耐える。 「悪いけど、わたしはあんたみたいなヤツは知らないよ。向こうへ行きな。蹴り殺すよ」 少なくともこんなヤツに肩に手をおかれ...
  • ゼロの番鳥-4
    机を拭いて、床を掃き、爆発の結果により起こった惨状の後始末をしたルイズとペットショップ まあ、足で箒を使ったり塵取りを運んだりとペットショップが掃除の大部分をやったのだが 主人の不始末は使い魔の不始末。それ故にルイズの頭にはペットショップの行動など勘定に入ってない、そんなこんなでアルヴィーズの食堂に到着した一人と一羽。 三列の食卓には絢爛な飾りつけがされており、その上には飾りに負けず劣らずに豪華な食事が並んでいる。 始祖ブリミルと女王陛下にお祈りをしてから、モグモグと食べ始めるルイズ。朝に食べられなかったからか、かなり幸せそうだ。 だが、ある程度食べ進めてから、隣をキッ!と見るルイズ。その先には使い魔ペットショップの姿 「ペットショップ! あんたはご飯抜きって言ってるでしょ!そんな物欲しそうな目で見たってあげないんだからね!」 ルイズとしては格好良く決めたつもりだろうが、使い...
  • ゼロの兄貴-43
    明るくなってきた頃妙な重みを感じ目を覚ましたが、前。 「なんだこりゃあ…」 正確に言うと、視線の斜め下75°の先に黒い髪。 シエスタの頭があって本気でビビった。 おまけに顔をこちら側に向けているため、スーツの胸のあたりに思いっきり涎の跡が付いている。 普通に考えると、ちょっとばかりアレでナニな状況で人に見られたらモノ凄く誤解されそうだが 正直、今のシエスタさんには魅力もクソも何も無い。 素面でやってるのなら平均値を上回る胸が当たっているだけに効果はそれなりにあるかもしれない。 …が、ここに居るのは潰れた酔っ払いの成れの果て。 脱いだら結構凄いのにそれなりに重要な局面で悉く空回りしているのが勿体無い。 したがってプロシュートにとって、今現在のシエスタも手の掛かる弟分扱いである。不憫。 もっとも、この唯我独尊がデフォルトな元ギャングに目上...
  • 小ネタ
    承太郎 ジョルノ 仗助 露伴 ディアボロ ブチャチーム アブドゥル DIO様 プッチ神父 リンゴォ ジャイロ 吉良 ギーシュvs億康 荒木 ジョースター家 ギアッチョVSプッチ神父※ゼロ魔とは関係なし 世界の中心で愛を叫んだギアッチョ ツンデレギアッチョ ツンデレギアッチョ2 重天気A-GAIM: 仮面ルイズの違和感 魔少年ビーティーinハルケギニア ジョースター卿の新たな人生 ゼロ・ターボ 仗助なルイズ もし吉良のスタンドがルイズだったら ヤバイ「RUNE」がIN!! 伝説の使い魔 召還されたころの話 『トリステイン魔法刑務所』 懲りずに荒木ネタ エレオノールとシンデレラ フーケの魔法学院日記 続・フーケの魔法学院日記 The Book ブランドーの無駄話 氷 ラバーソール アレッシー ストレングス HTH ジョセフ ゼロの悪霊 ■ ファンタCM ...
  • ゼロの兄貴-46
    「ふん…何人か足りないね」 人質が集められている食堂に来たフーケだが、集められている生徒と教師を見て数が合わない事に気づいた。 「1、2、3…あの火の小娘とタバサ、コッパゲに…モンモランシーか    最後のはともかく、トライアングルが三人…何企んでるんだかね」 もっとも、フーケ自身はコルベールを自分より下と見ているため、あまり勘定には入れていないが。 「戻ったよ」 「土くれか。どうだ?」 「収穫無しさ。特に何もありゃしない。街で手に入る情報なんてたかが知れてるって事さね」 確かに嘘ではない…が内心では心臓が跳ね上がりそうだ。 焦ったりすれば、メンヌヴィル曰く『感情が乱れれば、温度も乱れる』らしいから、何かしら疑われかねない。 下手打ってバレれば焼かれかねないし、生き延びたとしても異変を察知したあのドSが自分諸共巻き込んであの力を使いかねない。 前門の虎、後門の狼...
  • アバッキオ-4
    ワルドの人をも殺しかねない、刺すような視線の先に佇むアバッキオ。 だがそんな視線もアバッキオは意に介さない。 何も言わずに地面にへたり込んでいたルイズを引っ張りあげて、しゃんと立たせる。 そんな態度がますますワルドの癇に障った。 「私がッ、何故ッ、オマエはここにいるのかと聞いているのだぞッ。使い魔ァッッ!」 ようやくアバッキオはワルドを見据えて、本当に下らなそうに呟く。 「マヌケかテメー。いや…聞くまでもねぇことだな。テメーはマヌケだ」 「同感だな」 ウェールズも躊躇いなく、それに同意した。 「グッ!………っ!?」 さらに怒りを増したワルドだが、その勘は怒りで鈍ったわけではない。 背後から聞こえる風切り音。 危険を感じて、咄嗟に飛びのき着地。 ワルドが寸前に自分のいた場所に目をやると、そこには見たこともない人型があった。...
  • サブ・ゼロの使い魔-4
    「おい、起きな」 ガン!とルイズのベッドを蹴り飛ばす。しかしルイズは起きない。 ガン!もう一度、更に強く蹴り飛ばす。しかしルイズは目覚めない。 ドガン!更にもう一度、勢いをつけて蹴り飛ばす。しかしルイズは気付かない。 ベッドを蹴り飛ばしていた男の眼がスッと感情をなくす。 「クソガキ・・・このオレがわざわざ早起きまでして仕事をしてやってる ってェのによォォ~~」 ギアッチョの糸より細い堪忍袋の緒は音も立てずに切れた。 「ホワイト・アルバム」 ギアッチョがその言葉を口にした途端、ルイズの部屋は北極の海にでも 投げ込まれたかのように急激に冷え始めた。 ビシィッ! 窓が凍る。 ビシィィッ!壁が凍る。 ビシビシィッ!!絨毯が凍り、 ビキキキキッ!!シーツが凍り始めたところで、 「さ、さささ寒ッ!!?」 ルイズはようやく眼を覚ました。 ...
  • ゼロの兄貴-42
    猫の姿なぞ見えないのに猫の鳴声がするだのでプチ幽霊騒ぎが起こっているが、正体はもちろん猫草である。 その猫草がヴァリエール家に住み着いてから約二ヶ月。 「…マジか?」 「ええ、明日の夜ぐらいに着くって姉様がフクロウで」 「ウニャ!ニャ!ニャ!ニャ!」 ボールを転がして遊んでいる猫草の鳴声を背景に出た言葉が『マジか?』である。 覚悟はしていたが遂に来た。元ギャングをしてこれほどの反応を示す物。 つまり、遂にルイズがここに帰ってくるという事だ。 無駄に広い領地なので老化もあるし、まぁ大丈夫だとは思うが一応警戒態勢に入らねばならない。 「ニャギ!フギャ!ニャン!ニャ!」 「ルセーぞ」 何かヒートアップしてきた猫草の上に布を被せる。 しばらくもがいていたが、寝たようだ。自由奔放もいいとこである。 草だが猫。猫だが草。奇妙という言葉が最も似合...
  • 三年本気組リトル先生
    ホルマジオ「えー、だから『黒後家蜘蛛』の毒は人間でさえ死に・・・」 ルイズ「先生すいません。今のところわからないんで教えて欲しいんですけど」 ホルマジオ「しょォーがねェ――なァ――」 キュルケ「先生お化粧崩れちゃったんで直していいですか?」 ホルマジオ「しょうがねえなあ~~~~っ」 タバサ「ペットに餌をやりに」 ホルマジオ「しょうがねーなあああ~~~~」 ギーシュ「トイレに・・・」 ホルマジオ「しょうがねーな~~~~」 フーゴ「こいつにスパゲティを食わせてやりたいんですがかまいませんね!!」 ホルマジオ「しょおおがねーなあああ~~~~」 ルイズ「面倒見がいいのか面倒くさいのかどっちなのよ・・・」 タバ茶 『くだるくだらねーは飲む人しだいな味』でたッ!
  • 『女教皇と青銅の魔術師』-4
    某教師の日記 ミス・ロングヒルが実家の急用とかで逃げた。無理もないが。 そんなわけで今日からオスマン師の秘書業務をすることになった。 一日、オスマン師の後をついて歩く。 髪が抜けていくのがわかる。 死にたい。 ギーシュがあの大暴れした使い魔と決闘する、という話はすぐ全校に広まった。 朝、オスマン宛にギーシュが書状を送り、オスマンはそれを一読するとこの事をすぐに朝一番の授業で皆に伝えるよう、教師に伝えた。 大暴れし多大な損害を出したあのエルフの責任を取る為、ギーシュは詰腹を切らされる。 生徒の間での評判はそんなところに落ち着いた。 しかし、自分たちには関係ないと思っていた彼等は、間違っていた。 上機嫌のオスマンが、授業を参観するようになったのだ。 この日ギーシュは授業を休み、決闘の現地である広場でミドラーと模擬戦闘を始めた。 始めた直後から、ギーシュは宙...
  • ストレイツォ-4
    ルイズが寝付いたのを確認した後ストレイツォは行動を開始した。 建物の構造を知る為と敵の有無を確認するためである。 あらかた見て回り危険は無いと判断出来たので、水場の探索にうつる。 そして洗濯場らしき所を発見したが、洗濯道具が無い事に気付いた。 (水だけでこすり洗いするか?いやそれでは汚れが) 修行の一環として自分の事は自分でやってきたストレイツォは、意外とこういうことが好きだった。 結局誰か洗濯に来るまで待つ事にしたストレイツォは、ルイズの部屋に戻ってきていた。 夜なら指一本触れさせないと言った以上は律儀にそれを守る気である。 ルイズの健やかな寝息を聞く内に夜は白み始めていた。 本来なら暗所に引っ込む時間であるがそうはいかない。 ローブを着込み光を遮断する。 確かに活動はできるが気分のいいものではない。 人間で例えれば、ビニール袋...
  • ゼロの兄貴-40
    夏ッ!ムカつかずにいられないッ!この暑さに荒れているクソッ!! どこぞの吸血鬼一歩手前の英国貴族のような出だしだが、ここヴァリエール家領地も夏である。 それだけならまぁどうという事はないが、この前まで科学世界で居た方にはエアコンというものがないこの世界の夏は少々堪えてた。 魔法学院も夏季休暇があるということでルイズあたりが戻ってくるかもしれんとちと警戒していたのだが、どうやら戻ってはこれなくなったらしい。 ターゲットであるクロムウェルの事もそれとなく調べてみたが、現在のアルビオンの皇帝という事だけだった。 「できるなら能力…いや、属性か。そっちも知っておきてーな」 相手は一般ピーポーではなく、少なくとも魔法を使うメイジだ。 グレイトフル・デッドの汎用性が恐ろしく低いだけに、対象の属性を知っておくにこした事は無い。 火ならディ・モールトベネ。土や水ならまだしも...
  • ゼロの兄貴-47 前編
    グッタリしたオスマンを引きずるように連れて行くフーケを見送ったが、どうやったもんかと少し考える。 直限定となると、いきなり食堂に行ってもどうしようもないし、魔法なんぞ使えないので老化して人質に紛れる事もできない。 なお、モンモランシーも食堂行きだ。スデに一人始末したので、 それが帰ってこないのは拙かろういうことで、まだメイジが居たから探しに行った。という事にするらしい。 こうなれば、隙を見て一人一人順番に順番に始末していくしかない。面倒だが、それしか無い。 一先ず、塔から出て別の広場に来たのだが、意外なヤツがそこに居た。 「……邪魔だ」 正面に立ち塞がるようにして、シルフィードがそこに居た。 「きゅい」 「……オメーの相手してる暇ねーんだよ。隠密性もクソもありゃしねぇ」 邪魔だと言っても、退かない。夜とはいえこんなんが居た日にゃあ一発で補足されるに決まってい...
  • DIOが使い魔!?-45
    冷酷な予告と共に、ルイズは『破壊の杖』を両手で構えた。 威圧的にフーケを射抜くルイズの目は、 完全にイっている。 ……………本気だ。 それを横目で確認した瞬間、 フーケは最後の賭けに出ることにした。 ルイズは、『破壊の杖』を使うつもりだという。 それは良い! 使え使え、使うが良い! 使うには、DIOがやってみせたように、 セッティングに時間が掛かるはずだ。 今ならまだ自分の方が早い。 今だ、フーケ。 自分にとってのここぞという瞬間は、今なのだ。 大丈夫だ。 こちらには、さっき仕掛けた布石がある。 今。 …今だ! フーケは自分にそう奮い立たせ、次の瞬間、 バネ仕掛けのオモチャのように跳ね起きた。 それと同時に杖を構え、ルイズに向ける。 しかしルイズは慌てない。 まるでそれが予め台本に書き定められていた ...
  • 小ネタ-4
    露伴「はっ!?ここは……一体…!そうか『魔法』で…スタンドじゃない、魔法でこのハルキゲニアに召喚されたのか!    なんてことだ、、、最高だッ!おもしろいッ!ぼくはマンガ家として最高のネタをつかんだぞッ!」 ルイズ「…………あんた誰」 露伴「ヘブンズ・ドアーッ!    実にいいッ!実に気に入ったよ!君の性格、、、読者からもきっと好かれると思うよ」 露伴「ルイズ……『君は普通の人より大分高慢で他人からは軽く見られがちだが好きになったら素直になれないツンデレになっている』」
  • ゼロいぬっ!-41
    「………………」 アニエスの目蓋が開く。 寝床から見上げた天井は宿舎の物より遥かに高い。 当然だ、ここは貴族専用の宿。平民のごった煮である宿舎とは違う。 窓を開けるとそこには朝靄の立つラ・ロシェールの町並み。 まだ陽は昇りきっておらず人の気配もない。 出航は夜なのだからまだ寝ていてもいいのだが、 体に染み付いた早起きの習慣がそれを許してくれない。 せっかくの高級ベッドを名残惜しそうに見つめながら彼女は支度を整えた。 不意に窓の外へと顔を向けた彼女が宿から外に出て行く影を目撃した。 それはソリを引いた犬。考えるまでもなくミス・ヴァリエールの使い魔だ。 まあ犬だから散歩ぐらいはするだろうとそのまま彼女は見送ろうとした。 しかし、その視界の端には彼の後に続くワルド子爵の姿があった。 (……マズイ!) アニエスとて無神経な人物ではない。 ...
  • 使い魔は手に入れたい-49
    竜騎士隊の竜に乗りながら、私は竜と竜に乗る騎士を観察した。 竜騎士隊というのはルイズ曰く、竜を自在に乗りこなし戦う騎士隊。まさに名の通りの連中だ。 竜を乗りこなすことのできる人間で構成され、さらにその全てが貴族だという。 しかし、よくこんな恐ろしい生物に乗れるものだ。しかも結構楽しそうに。私には到底信じられない。 竜を乗りこなすにしてもやはり訓練は必要だろう。基本は乗馬と同じようなものだからな。違いは乗るものが馬か竜かの違いだけだ。 だが、その違いはあまりにも大きい。馬なんて高が知れてるし普通の人間でも対処できる。しかし、竜は違う。 普通の人間では太刀打ちするにはあまりにも強大な存在だ。巨体で空を飛び、鍵爪を振るい、火を吐く。 まさしく怪物だ。魔法が使えなくては話にもならない。しかしメイジでも正直ドットやラインでは相手にならないんじゃないかと思っている。いや、な...
  • ゼロいぬっ!-46
    空賊の船に曳航される『マリー・ガラント』号。 それを格子付きの窓から覗き込みながらルイズは溜息をついた。 本来ならあの船でアルビオンの港まで入り込めた筈なのに。 「…どうしてこうなっちゃうのよ」 「おまえのせいだ、おまえの!」 びしりと彼女に指を突きつけながらアニエスが激怒する。 事の起こりは十数分前、船員と乗客の人数確認が行われた時だった。 内戦中のアルビオンに観光旅行する貴族もいるまいと、 当然のように私達は連中に怪しまれた。 その場を何とか切り抜けようとする私の苦労を余所に、 「私はトリステイン王国の使いよ! 大使としての扱いを要求するわ!」 事もあろうにミス・ヴァリエールは大胆にも自分の正体を明かしたのだ。 突然の強気な態度に困惑するも空賊達は聞き返す。 「使いって…貴族派のお偉方にかい?」 「バカ言わないで! あんなの...
  • ゼロの兄貴-48
    「ところで、どうしてフーケがここにいるのかしら?」 一段落ついたのでとりあえずオスマンの待つ学院長に一同揃ったのだが 今更になってキュルケがフーケが気付いたのかそう聞いてきた。 「来たくて来たんじゃあない」 どこか諦めたような表情でそう言ったが、当のプロシュートはフーケの肩に肘を置き涼しい顔をしている。 「……そういう事。もう年なのに大変ね」 二人の様子からある程度は察したのか、少しばかりの同情を含めて返したが、さりげなく禁句を入れているあたり流石と言えよう。 「だ、誰が年ですって?わたしは『まだ』23よッ!」 「あら、23といえば十分婚期を逃しているんじゃございませんこと?」 「小娘が…どうやらあんたとは決着を付けた方がよさそうだね…」 「よろしくてよ、おばさん。この微熱のキュルケ、謹んでお相手つかまつりますわ」 売り言葉に買い言葉とはこ...
  • ゼロの兄貴
    ゼロの兄貴-1 ゼロの兄貴-2 ゼロの兄貴-3 ゼロの兄貴-4 ゼロの兄貴-5 ゼロの兄貴-6 ゼロの兄貴-7 ゼロの兄貴-8 ゼロの兄貴-9 ゼロの兄貴-10 ゼロの兄貴-11 ゼロの兄貴-12 ゼロの兄貴-13 ゼロの兄貴-14 ゼロの兄貴-15 ゼロの兄貴-16 ゼロの兄貴-17 ゼロの兄貴-18 ゼロの兄貴-19 ゼロの兄貴-20 ゼロの兄貴-21 ゼロの兄貴-22 ゼロの兄貴-23 ゼロの兄貴-24 ゼロの兄貴-25 ゼロの兄貴-26 ゼロの兄貴-27 ゼロの兄貴-28 ゼロの兄貴-29 ゼロの兄貴-30 ゼロの兄貴-31 ゼロの兄貴-32 ゼロの兄貴-33 ゼロの兄貴-34 ゼロの兄貴-35 ゼロの兄貴-36 ゼロの兄貴-37 ゼロの兄貴-38 ゼロの兄貴-39 ...
  • ゼロの兄貴-41 前編
    石造りの床を鳴らしながら歩くのは、銃士隊隊長のアニエス・シュヴァリエ・ド・ミランだ。 この前の事件の傷は、アンリエッタの治癒魔法で綺麗サッパリ治っている。 王宮では珍しい剣士を見て、周りのメイジが聞こえよがしに中傷を投げかけるが、一瞥もせずに歩く。 まぁ言うと、前のアンリエッタが攫われた時に現れた男の事が気になっていたからだ。 「陛下をお助けになったのは、ヴァリエール家の御息女達だと聞いたが…ならばヤツは何処に行ったのだ」 途中で二騎が離れていったというから、恐らくそれと戦ったのだろうが、確証が無いし、何より姿を見せないと言うのが妙だ。 味方なら、姿を隠す必要が無いし、敵であるなら、自分達の命は無いはずだ。 死んだとは思えないし思ってもいない。メイジではないようだったが、何か別のような物があると感じた。 「考えたところで仕方無い…か」 そこまで考えて思考を打ち切った。 ...
  • サブ・ゼロの使い魔
    ■ 第一章 ├ サブ・ゼロの使い魔-1 ├ サブ・ゼロの使い魔-2 ├ サブ・ゼロの使い魔-3 ...
  • DIOが使い魔!?
    第一部『ゼロのルイズ』 ■ DIOが使い魔!?-1~10 ├ DIOが使い魔!?-1 ├ DIOが使い魔!?-2 ├ DIOが使い魔!?-3 ...
  • 仮面のルイズ
    仮面のルイズ-1 仮面のルイズ-2 仮面のルイズ-3 仮面のルイズ-4 仮面のルイズ-5 仮面のルイズ-6 仮面のルイズ-7 仮面のルイズ-8 仮面のルイズ-9 仮面のルイズ-10 仮面のルイズ-11 仮面のルイズ-12 仮面のルイズ-13 仮面のルイズ-14 仮面のルイズ-15 仮面のルイズ-16 仮面のルイズ-17 仮面のルイズ-18 仮面のルイズ-19 仮面のルイズ-20 仮面のルイズ-21 仮面のルイズ-22 仮面のルイズ-23 仮面のルイズ-24 仮面のルイズ-25 仮面のルイズ-26 仮面のルイズ-27 仮面のルイズ-28 仮面のルイズ-29 仮面のルイズ-30 仮面のルイズ-31 仮面のルイズ-32 仮面のルイズ-33 仮面のルイズ-34 仮面のルイズ-35 仮面のルイズ-36 仮面のルイズ-37 仮面...
  • 小ネタ-45
    響きわたる爆発音。 「またかよ」 「早く帰らせろよ」 「そうだそうだー」 ルイズ本人もあきらめかけていたが、煙の中になにやら光るものを見つけた。 かけよって拾い上げる。 が、一瞬のうちに手の中で溶けてしまった。 「・・・氷?」 ダイアー(の破片)-再起不能
  • 小ネタ-43
    私が儀式の上で召喚した使い魔はちょっと変わっていた。 人よりも記憶力が良くて 「これ、君が落とした物だよね………うん間違いない。確かに君が落とした物だ」 「ちっ違う僕のじゃない!」 そう言ってギージュが慌てたように私の使い魔に叫ぶ。 「いや確かに君のポッケから落ちたものだ」 そう言って私の使い魔はギージュに香水のビンを渡した。 人とは違った力を持っていた。 「決闘…………」 そう言いかけたギージュの顔が真っ青に染まり始める。 「おいおい、まるでたちの悪い風邪にかかったようじゃないか。気をつけたほうがいいぞ。  昔似たような病気にかかった事がある……。ゆっくり養生した方が良い。」 「………ねえ、あんた文字読めるの?」 「こっちの世界の文字は読めないよ。でも憶えておけば後でゆっくり読み直せるだろう?」 そう言って私の使い魔はゆっくりと本をめくってい...
  • 小ネタ-47
    爆発の煙の中にそのシルエットが浮かび上がる。 横に突き出した髪の毛がなんとも異様である。 煙が晴れてくると、その姿がはっきり見えた。 風変わりなめがねに髪についた飾り。 「アンタ誰?」 「あぁん?ここはどこだ?」 「見ろ!ゼロのルイズが平民を召還したぞ!」 一人の生徒がそう叫ぶと、いっせいに笑いが起きる。 すると、その男が最初に声をあげた生徒に歩み寄る。 「なっ、なんd・・・」 唐突に声が切れると、そこにはもう服と『何か』しかなかった。 しばらくの沈黙。ふいに男が振り向く。そして、 「うわぁぁぁぁっ!」 その場にいた全員が、我先にと逃げ出す。 残ったのは、座り込んで呆然としているルイズと、その男。 「な、なななにしたのよ」 「知りたいかァーい?」 男はルイズに歩み寄る。 これは危険だと感じる。そして、 「オラ...
  • ゼロと奇妙な隠者
    ■ 第一部 ├ ゼロと奇妙な隠者-1 ├ ゼロと奇妙な隠者-2 ├ ゼロと奇妙な隠者-3 ...
  • 小ネタ-44
     ある男が居た。  ジョースター家と百年に渡る戦いを繰り広げ、死してなお怨恨を残して敵を苦しめ続けた強大な力を持つ吸血鬼。  かつて、その男は世界を握りかけた。  スタンドと呼ばれる力の中でも、停止した時間を自由に行動することが出来るその男の力は特に強力だった。  同じ能力を持つスタンド使いが現れなければ、男は唯一の弱点である日光を時間停止という能力を持って克服し、世界を支配しただろう。  だが、歴史は彼を否定した。  彼の意思を継ぐ者が宇宙そのものを巡って夢を追い求めても、彼が目指したものに辿り着くことはなかったのだ。  其の過程で、世界中の人間達に降りかかった苦難は、多くのものを不幸に貶め、多くのものを成長させた。  結果として、其の男は世界に希望の種を蒔いたのだ。  男が、それを望んでいなかったとしても。  世界の名を持つスタンド使いにして吸血鬼ディオ・ブラ...
  • 小ネタ-41
    ○月×日 今日もまたオスマンの使い魔共退治に忙しかった ご禁制の薬やワインを注射してこようとするから困る 数も多いのでキレてゴーレムで踏み潰してやった 疲れたから食堂で水をもらった この水を飲むと不思議と寝不足が解消されるので助かる 料理長のマルトーに理由を聞いたら「ソレハ企業秘密デス」と 何故か片言で返された 黒髪のメイドが荷物を髪の毛を使って運んでいる あれは便利で羨ましいと常々思う 二年生達が使い魔と戯れているのを見た 眼鏡をかけた少女の肩には隼が止まっている 氷を自由に操れる珍しい種類だ 薔薇を手にした少年は言葉を解する亜人に 角砂糖を口でキャッチさせている よしよしがキモい 一見平穏そうなこの学院だが、何かおかしい気もしてくる オスマンに頼んでしばらく休暇でももらって家に帰ろうかねえ そん時は、留守を守ってくれて...
  • 小ネタ-40
    エレ「カトレアが召喚して使い魔にした平民って貴女?     『女性に幸運を与える事が出来る』っていうけど、そんな嘘で妹は誑かせても     ヴァリエール家長女である私には通用しないわよ!」 辻彩「フ~~厳密には違いますわ。     私が出来るのは女性に、幸福になれたり愛されたりする人相を与える事ですわ。」 エレ「…ふざけないでほしいわね。     やはりただの詐欺師ね! そんな出鱈目で妹を騙して…」 辻彩「ところでエレオノールさん、貴女の人相は目と眉の形が良くないわね~~。                    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・     この形では男の人は、貴女が好きになればなるほど逃げていくのよね~~~。」 エレ「ふ、ふざけないで! そんなこと一度たりともないわ!!     ……...
  • 小ネタ-48
    ラ・ロシェールにて。 ルイズたちが乗り込んだ船が形を変えてゆく!力が上がりスピードが増す。 予定より一時間も早くアルビオンに到着。 その後その船はレキシントンに衝突し、今度はレキシントンの姿が変わる。中では兵士たちが襲い来る船の部品と戦っている。 しかし、時間の問題だろう。この世界の征服も夢ではない。 そんなことをストレングスは『異世界の書物』を読みながら考えていた。 フーケ戦とかのことは気にしないでくれ
  • 小ネタ-49
    「一応猶予期間は定めてありますから  それまで諦めずに挑戦してください」 今日の最後の授業が終わりコルベールがルイズに声をかけてきた 「あまり気落ちしないように  貴女が誰よりも努力していることを私は知っています」 進級試験もかねた召喚の儀式。ゼロのルイズは大方の予想通り地面を掘り返すだけ 途中で銀色の円盤を召喚したと言い出したが現物がどこにもなかった上にそんなものが使い魔になるはずもないので生徒達の物笑いの種になった あとはただそれだけで虚しく一度目の挑戦は終わり。この日に召喚できなかったのはルイズ一人だけだった 何故私だけがこんな惨めな目に遭ってるんだろう ふらふらと廊下を歩きながら考える。貴族らしくない歩き方だと思ったけど頭がぼうっとして力が入らない 確かあれが頭に当たってからだ。銀色の丸い何か。確かに召喚したはずなのに誰も信じてくれなかった...
  • 小ネタ-42
    「きみたちが、わしらを連れてきた場所が食堂で助かったわい」 「じじい、何言ってやがる?」 アルビオンに雇われた傭兵部隊がトリステイン魔法学院を急襲した 女生徒おおよそ九十人と学院長であるオールド・オスマン氏が 人質にとられ、護衛に来ていた銃士隊も、捕らわれずに済んでいた キュルケ、タバサの両名も隙を伺うことしかできなかった そんな中で、オスマン氏は突如としてそんなことを言い放つ 「ここなら、すぐ隣の厨房に、美味いワインがたくさんあるからのう」 「へっ!その美味いワインでどうするってんだ?!  まさか、飲ませて酔わせる……なんて作戦が、  今更利くと思ってんじゃねえだろうな!」 メンヌヴィルは、義眼でオスマン氏の方を睨みつける 「いいや、飲ませはせんよ。ただ、たーーーっぷりと味わってもらうだけじゃ。  ……血管で、直接のう!!」 オスマン氏の目が、かっ!と大きく見...
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