ゼロの奇妙な使い魔 まとめ内検索 / 「第四話 余の仇名はゼロ」で検索した結果

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  • 第四話 余の仇名はゼロ
    ... ゼロの変態第四話 余の仇名はゼロ 「着替えさせて。」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」 「着替えさせてって言ってんの。貴族は使用人がいるときに自分で着替えたりしないのよ。」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・わかった・・・」 メローネは着替えさせている間中自分の中の獣(発情中)を押さえるのに必死だった。 着替えをすませると、2人は食堂へ向かった。 「うほっ、いい食事!」 豪華な朝食をみてのメローネの一言である。もうすこしまともな台詞を吐け。 「そういやここ最近ろくな文句って無かったもんなァ~」 なぜかって?あなた達には理解できるはずだ。 「なにいってんのよ。あんたの食事はこっち。」 ルイズの指さした先は・・・床だった。 そこには堅そうな黒パンとお茶と見間違えそうなスープ。 「感謝しなさい...
  • ゼロの変態
    ... 第四話 余の仇名はゼロ ├ 第五話 二股貴族物語 ├ 第六話 フルボッコ・ギーシュ・シティ① ├ 第七話 フルボッコ・ギーシュ・シティ② ...
  • 第四話 【そいつの名は『ゼロ』】
    ...使い魔』 第四話 【そいつの名は『ゼロ』】 「皆さん。春の使い魔召喚は、大成功のようですわね」 中年の女教師 ミセス・シュヴルーズは教室を見回すと、満足そうに微笑んだ。 視線の先にはサラマンダー、バグベアー、スキュア、カラス、大ヘビ、フクロウ、 人食いリス、カタツムリの殻を背負った犬、レザーブーツを履いた猫、 耳が ケンカか なにかで 虫に喰われた葉のように 欠けている ネズミ 服が  趣味か なにかで 虫に喰われた葉のように 穴だらけの 人間。 ………人間? 「おやおや。変わった使い魔を召喚したものですね。ミス・ヴァリエール」 シュヴルーズがとぼけた声で言うと、教室は笑いの渦となった。 「ゼロのルイズ!召還できないからってその辺歩いてた露出狂連れてくるなよ!」 小太りの少年がガラガラ声を張り上げて嘲りの言葉を浴びせる...
  • 第四話 ゼロのルイズ②
    ++第四話 ゼロのルイズ②++ 「これは?」 「あんたの朝食よ」  床に置いてある皿を指差して、ルイズは言った。  皿の上にはいかにも固そうで、まずそうなパンが乗っている。  それと、おまけ程度に肉のかけらの浮いたスープ。それだけだ。 「椅子は?」 「あるわけないでしょ。あんたは床」  確かに自分は使い魔になると言った。でも、この仕打ちはあんまりじゃないだろうか。  花京院の中で葛藤が生まれる。ここまでされても許すのか、それとも怒るのか。  しかし、ルイズはさっさと花京院を無視し、食事の前の祈りを始めてしまった。 「偉大なる始祖ブリミルと女王陛下よ。今朝もささやかな糧を我に与えたもうたことを感謝いたします」  他の生徒たちの唱和も重なり、食堂に響き渡る。  怒るタイミングを逃してしまい、花京院は握り締めた拳を下ろした。  食事はお世辞にもおいしそうとは...
  • 紫霞(しか)の使い魔
    ...違反疑惑”浮上】 第四話 【そいつの名は『ゼロ』】 第五話 【自分からの第一指令:『食事をゲットせよ!』】 第六話 【行進曲は高らかに奏でられる】
  • フー・ファイターズ、使い魔のことを呼ぶならそう呼べ
    ... 第四話 今にも落ちてきそうな人の下で ├ 第五話 ギーシュが来る! ├ 第六話 そいつの名はロングビル ├ 第七話 タバサ-捜索者 ...
  • メロンの使い魔
    ... ゼロのルイズ① 第四話 ゼロのルイズ② 第五話 メロンとメイド 第六話 当然の理由 第七話 使い魔の決闘① 第八話 使い魔の決闘② 第九話 使い魔の決闘③ 第十話 使い魔の決闘④ 十一話 虚無の曜日 第十二話 デルフリンガー
  • ゼロの奇妙な白蛇
    ... ゼロの奇妙な白蛇 第四話 ゼロの奇妙な白蛇 第五話 ゼロの奇妙な白蛇 第六話 ゼロの奇妙な白蛇 第七話 ゼロの奇妙な白蛇 第八話 ゼロの奇妙な白蛇 第九話 ゼロの奇妙な白蛇 第十話 前編 ゼロの奇妙な白蛇 第十話 後編 ゼロの奇妙な白蛇 第十一話 ゼロの奇妙な白蛇 第11.4話
  • ヘビー・ゼロ
    ...出会いのち晴れ間』 第四話 『決闘日和 ~格の差~』 第五話 『上は爆発下は洪水警報』 第六話 『低気圧のち信頼』 第七話 『微熱注意報』 第八話 『青色上昇気流』 第九話 『寒冷前線最前線』 第十話 『吹き荒ぶ風と立ち塞がる土くれ』 第十一話 『ゼロを包む風』 第二章【風に揺れるアルビオン】第十二話 『帽子旋風』 第十三話 『夢枕のち閃光』 第十四話 『Re:決闘日和 ~Blind Spot~』 第十五話 『澱んだ風と立ち向かう土くれ ~決路~』 第十六話 『風を切る三騎 ~Three Bravemen~』 第十七話 『過去を思う男・彼女を想う男』 第十八話 『アルビオン暴風警報発令!』 第十九話 『悪魔の虹』 第二十話 『そよ風の中で』 第三章【虚空の中の虚無】第二十一話 『愛の蜃気楼』 第二十二話 『湿気った心に蔓延る黴』 第二十三話 『亜熱帯の夜』 第二十四話 『カントリ...
  • 変な帽子みたいな使い魔
    ...シは硝煙の香り』 第四話『ギーシュ決闘イベントは省略されました。続きを読みたい方は「モンモンLOVE」と書き込んでください』 第五話『よし、俺のシエスタにスケッチさせてみよう』 第六話『帽子はどこに溶けた?』 第七話『悶えルイズ、萌えルイズ』 第八話『「土」との遭遇』 第九話『プロジェクト「ゼロ」―挑戦者たち―』 第十話『 Lesson 1 My Name Is MANHATTAN-TRANSFER 』 外伝1『恋する乙女はグレイトフル・デッド!』 外伝2『風の吹くまま、気の向くまま』 外伝3『風とともに去りコルヌ』
  • ゼロの奇妙な白蛇 第四話
     モンモラシーは、朝一番でギーシュのお見舞いへと来ていた。  友人には、二股していた奴に、よく会いに行けるわねぇ、と言われたが、仕方ない。 ――――――だって、好きなのだから。  あの浮気性は困り者だが、それさえ無ければ、お調子者で女の子に優しくてキザでドットで………… ………………・・・せめて、浮気性ぐらい秘薬で治しておくべきか。  そういえば、惚れ薬なんて言うのもあったわねぇ、とか考えていると、医務室の前に辿りついた。  でも、なんというか、様子がおかしい。  朝一番と言ったが、空はまだ薄暗い。  だと言うのに、扉が僅かに開いている医務室から話し声が聞こえてくる。  なんだろうと思い、僅かな隙間をそっと広げて中を窺ってみると、そこにはコルベールとロングビルの姿があった。  そして、その二人が囲っているベッドの上には――― 「ギーシュ!!」  扉を勢い...
  • メニュー
    目次 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 トップページ メニュー 更新履歴 各部キャラ トリップ一覧 第一部 使い魔波紋疾走(ジョナサン) 逆に考える使い魔(ジョージ) 仮面のルイズ 使い魔は勇者(ブラフォード) ジョジョとサイトの奇妙な冒険(ジョナサン) おれは使い魔になるぞジョジョー!(ディオ・ブランドー) 第二...
  • おれは使い魔になるぞジョジョー!-4
    ...るぞジョジョーッ! 第四話 日が昇ってから時間も経ち、生徒達の声もいつの間にか聞こえてくるようになった。 そんな中、ディオはルイズの部屋にスルリと入る。 フン、まだ寝ていやがる。使い魔である以上放っておく訳にはいかないので無理矢理起こす。 「ん…んんぅ…」 「おっとルイズ、朝だ、起きるんじゃあないのか?」 と言いながら毛布を剥ぎ取る。 「な、なによ!何事!?」 「朝だ、ルイズ」 目をこすりながらディオを見上げたルイズは 「…あんた誰よ!?」 と怒鳴った。このド低脳めッ! 「昨日ぼくを使い魔にしたのはどこの誰だったかな?」 「あ…帰ってきてくれたの…じゃなくって昨日はよくも!ちゃんと掃除洗濯したんでしょうね!?」 「ああ、してあげたよ。御主人様」 昨日の行動から想像できなかったルイズは面食らいながらもやっと使い魔の自覚が持てたのかと...
  • 短編
    第一部ゼロの外道な初代様 逃亡した使い魔(スピードワゴン) 閃光の紳士 第二部ゼロのテキーラ酒売り シュトロハイムの野望・将星録 教師な使い魔 第三部アブドゥルさん放浪記 ゼロのタバサ(DIO) ゼロの剣 いただきマサクゥル 割れた世界 第四部ゼロの料理人 吉良 老兵は死なず(ジョセフ) シアー・ハート・アタック 望みの使い魔(トニオ) 少女よ、拳を振れ 紙・・・? うしろの使い魔 収穫する使い魔 茨の冠は誰が為に捧げられしや 茨の冠は誰が為に捧げられしや 『魅惑の妖精亭』編 猟犬は止まらない 第五部ペッシ ブラックサバス アバッキオVSギーシュ ギーシュの『お茶』な使い魔 鏡の中の使い魔 本当に良くやった使い魔(殉職警官) ゼロの鎮魂歌――黄金体験(GER) ゼロのチョコラータ 絶望の使い魔(チョコラータ) しぇっこさん 永遠の使い魔 死にゆく使い魔(カルネ) 王の中の王 -そいつの名は...
  • ゼロと使い魔の書-04
    ゼロと使い魔の書 第四話 朝焼けが琢馬の頬をぬらした。 静かな洗い場に着くと、洗濯を始めた。洗剤などの道具は何一つとしてないが、水洗いである程度汚れは落ちる。 しばらくの間、水の流れる音だけが響く。春といってもまだ水が冷たい。 下着が洗い終わったところで、不思議な鳴き声が聞こえてきた。 顔を上げると、校舎のほうで青緑色の竜が部屋を覗き込むような姿勢で上空を羽ばたいていた。 革表紙の本で調べるまでもない。あれも誰かの使い魔なのだろう。 そんなつもりではなかったが、つい習慣で唇の動きを読んでしまう。 「お・ね・え・さ・ま・だ・い・じょ・う・ぶ・な・の・ね……?」 もし、人語を話しているのだとすれば、そう言っているはずだった。言ってる内容には興味がなかったが、人の言葉を解するのだとすればもしかすると The Bookの記述が読めるかもしれない。機会を狙...
  • 第四話 『決闘日和 ~格の差~』
    第四話 『決闘日和 ~格の差~』 雨は小雨程度だが、ヴェストリの広場に集まった人間の熱気で蒸発しそうだった。 「諸君!決闘だッ!」 少年が薔薇の造花を掲げた。ギャラリーの熱気が跳ね上がる。 ウェザーがチラリと観客の方を見ると、キュルケが青髪のチビと話していた。 そこから少し離れた位置にはルイズがいた。腕を組み、冷たい視線をこちらに向けている。「自業自得」だとその眼は訴えていた。 「ギーシュが決闘するぞ!相手はルイズの平民だ!」 ギーシュは観客たちに愛想を振り撒いている。一回り観客にこたえると、ようやくウェザーを見た。 広場の真ん中に立つ二人。 「逃げずによく来たね平民君。その無謀さは褒めてあげよう」 オペラ歌手にでもなったつもりで喋っているのか、抑揚がおかしい。 「だが、僕は慈悲深い。僕の魔法に痺れてしまう前に、土下座して『ゼロの使い魔ではギーシュ様には勝てません。 ...
  • ゼロの奇妙な白蛇 第五話
    ...。 第四話 戻る 第六話
  • 第三話(19) 過去からの復讐人形
     第四話(19) 過去からの復讐人形 ここはシルフィードの背中の上。 ラグドリアン湖の付近にあるタバサの実家から、 仇であるガリア王ジョゼフのいるヴェルサルテイル宮殿に向かっているところである。 そこで二人は、宮殿についてからのことを再度確認をしている。 特にその中で行動として重要な、復讐の前に王位を継承すること。 初めのうち、タバサはジョゼフを殺害して、王座を奪うものだと思っていた。 しかし、打ち合わせの内容を聞いて、それはジョゼフから正当な手順を踏んでの継承であることを認識した。 ただその具体的方法をプッチは話さない。 タバサは、あの伯父王が自分に王位を継承させることは、 普通に考えてありえないことではあると思ったが、何らかの方法があるのだろうと口を挟まなかった。 けれどもそのことに、表情にあらわれない程度に少しばかり落胆した。 な...
  • ゼロの奇妙な白蛇 第3.5話
    ... 第三話 戻る 第四話
  • 第四話(14) 鬼気!偏在の男
     第四話(14) 鬼気!偏在の男 「ウェールズ皇太子、僕とルイズの婚姻の媒酌をお願いしたいんだが…」 アンリエッタからの手紙を渡してもらったあと、ワルドがウェールズに頼んだ。 因みに今回の手紙奪還のご一行は、ワルドを除いてウェールズとほとんど話していない。 ルイズもタバサもマリコルヌも、自分のことでいっぱいいっぱいで頭が回っていないからだ。 また、FFも肉体のほうの事情であまり積極的に話すことができない。 唯一、ワルドだけは媒酌を取ってもらうために、とても親身になって話を度々していた。 しかも会話の中の絶妙なタイミングでこれを頼む。 断られる確立は0%だ。 「わかった。私がこれからの未来ある二人の媒酌を引き受けよう。」 ウェールズの返答に、ワルドはにやりとして感謝の意を伝える。 その後、ウェールズと暫し談笑したあと、結婚のことをルイズに伝え...
  • ゼロと奇妙な鉄の使い魔
    第一章 死と再生 第二章 乱心の『ゼロ』 第三章 誇りを賭けた戦い 第三章 誇りを賭けた戦い-2 第四章 平穏の終焉 第四章 平穏の終焉-2 第五章 二振りの剣 第五章 二振りの剣-2 第六章 土くれと鉄 ~あるいは進むべき二つの道~ 第六章 土くれと鉄 ~あるいは進むべき二つの道~-2 第六章 土くれと鉄 ~あるいは進むべき二つの道~-3 第六章 土くれと鉄 ~あるいは進むべき二つの道~-4 第七章 双月の輝く夜に 第七章 双月の輝く夜に-2 第八章 王女殿下の依頼 第九章 獅子身中 第十章 探り合い 第十一章 土くれのフーケの反逆 ~ またはマチルダ・オブ・サウスゴーダの憂鬱 ~ 第十二章 白の国アルビオン 第十三章 悪魔の風 第十四章 土くれと鉄Ⅱ ~ 誉れなき戦い ~ 第十五章 この醜くも美しい世界 第十六章 過去を映す館 第十七章 真...
  • 反省する使い魔!-4
    反省する使い魔!  第四話「使い魔人権ヘッタクレ!」 音石は窓の外から来る日差しと チュンチュンとなく鳥の鳴き声で目が覚めた。 音石は元々一度寝れば昼頃まで起きないような人間だったが 三年も規則正しい刑務所で暮らしていたせいで その生活習慣が体に完璧に染み付いてしまっていた。 目を覚ました音石は周りを見渡し 立ち上がり、服に引っ付いた藁を払うとルイズを見た。 (やっぱり夢じゃなかったか…まあ、別にいいけどな) 音石はルイズのベットの向こう側にある窓を開け喚起をする。 すると窓からは気持ちのいい風が入ってきた。 (空気が美味いってのはいいもんだ…杜王町じゃなかなか味わえないぜぇ………お!) 窓から音石の目に入ったのは湧き水のようなものがでてる水汲み場だった。 ちょうどいい、まだ時間はあるし顔でも洗ってくるか… 音石は愛用のギタ...
  • スターダストは砕けない
    スターダストは砕けない 前作:スターダストファミリアー ■ 第四章 誓約の水精霊 ├ 新章! 日食の終わり ├ 戦勝! 城下町でお買い物 その① ├ 戦勝! ...
  • 小ネタ-24
    あたりに爆音が響き渡る。 「また失敗かよ」 「何度やっても無駄だ!」 「ちょっとぉ、いつまで待たせるのよ」 周りの生徒から次々に野次が飛ぶ 「…ごめんなさい。次こそ成功するから!もうちょっと待ってて」 野次を飛ばされている桃色の髪の少女は、皆に謝ってから再度サモン・サーヴァントに掛かった。 ドグオォ~ン! 当然の如く失敗。 「もういい加減にしろよ!」 「そうそう、諦めたら?」 「うん、絶対無理だろうしなwww」 「このままじゃ夕食に間に合わないんじゃない?」 皆からの野次が一段と大きくなる。 それに対して渦中の少女は、 「ごめんなさい。でも!次こそは成功するから!お願い!もうちょっと挑戦させて!!」 と謝りつつ、サモン・サーヴァントを続けようとした。 そこへ、一際福与かな体形の少年が、追い討ちをかける様に野次を飛ばした。 ...
  • ゼロの兄貴-13
    フーケが潜んでいるという場所に向かうべくロングビルが用意した馬車で移動している。 屋根無しの荷車のような馬車で、襲撃を受けた時の脱出を容易にする為だ。 ロングビルが御者を担っているが、手綱を握る彼女にキュルケが話しかける。 「ミス・ロングビル…手綱なんて付き人にやらせればいいじゃないですか」 「構いません。わたくしは、貴族の名を無くした者ですから」 「え?だって、あなたはオールド・オスマンの秘書なのでしょ?」 「ええ、でも、オスマン氏は貴族や平民だという事にあまりこだわらないお方です」 「差しつかえなかったら、事情をお聞かせ願いたいわ」 キュルケは興味津々といったようすでロングビルに迫るが、ルイズがそれを止めに入った。 「よしなさいよ、昔の事を根掘り葉ほひ…って何すんのよ!」 言おうとした事を誰かに止められる。手の主はプロシュートだ。 モノ...
  • 嫉妬! 贈り物に気をつけろ!
    嫉妬! 贈り物に気をつけろ! ルイズの部屋に戻った二人は、さっそくデルフリンガーを鞘から抜いた。 「さて、いきなりだがお前が知ってる事を全部話してもらうぜ。拒否権はねー」 「はい何でも喋りますですから命だけは助けてお願い!」 「じゃあ喋りな。『使い手』とは……何の事だ?」 「解んね」 ルイズが杖を構え、承太郎はスタープラチナを出した。 「ちょっ、マジで解んないの! おめーさんを見てたら急に頭に浮かんだだけさね!」 「ねえ。私、ちょっと精神力使い果たしたみたいで、今あの魔法は使えないのよ。  だからジョータローがやっちゃって。遠慮は無用よ」 「仕方ねー。見かけより頑丈そうだが、とりあえずへし折ってみよう」 スタープラチナが刀身を握りしめる。その握力にデルフリンガーはビビッた。 「イヤアアッ! やめて! マジ! 思い出すから! ねっ!? ...
  • 第十四話 『Re:決闘日和 ~Blind Spot~』
    第十四話 『Re:決闘日和 ~Blind Spot~』 港町ラ・ロシェール。狭い峡谷の間の山道に設けられた小さな街である。 人口は三百人程度しかいないが、アルビオンへの玄関口として常に十倍以上もの人々で賑わいを見せている。 立地条件から昼間でも薄暗いのだが、裏通りのさらに奥深く、日の光から逃れるかのようにして一軒の居酒屋が存在する。 その『金の酒樽亭』には酔っぱらった傭兵や、カタギとは縁遠い輩がたむろしている。 しかしそう言った連中しか開かないはずの扉が、今日に限っては違った。 はね扉を開いて現れたのは白い仮面にマントの長身の男と目深にフードを被ったやはり長身の女だった。 男は女に奥の席に行くよう指示をすると店主と話し始めた。女は少し覚束ない足取りで席にたどり着くと身を縮めて座った。 酔っぱらった男たちは目配せをすると女の席に近づく。 「お嬢さん、連れが...
  • 第四話 『決闘と血統』前編
    ギーシュの奇妙な決闘 第四話 『決闘と血統』  ハルキゲニアの夜空に輝く二つの月。  二重の月明かりに照らされて、ギーシュはモンモランシーを伴って広場を散策していた。  医務室からの帰り道に、付き添いをしてくれるというモンモランシーの申し出に、ちょっとした下心を出した結果の、散歩であった。  月夜の散歩で格好良くエスコート! のはずだったのだが、扉でホームランされた後遺症が残っているらしく、あっちへふらふらこっちへふらふらとなんともしまらない有様だった。 「……ちょっと、ギーシュ大丈夫? 散歩なんかしないで、すぐに部屋に帰ったら……明日はモット伯に会いに行くんでしょう?」 「だ、大丈夫さ、このくらい……君が僕に笑いかけてくれれば、僕は何度でも立ち上がれるからね」  己の身をいたわってくれるモンモランシーの言葉に感激しつつ、ギーシュはバラの造花をキザったらしく構えささやきかけた。  実...
  • 悲恋! 精霊への誓い その②
    悲恋! 精霊への誓い その② 「スタープラチナ!」 「エア・カッター!」 白金の拳と烈風の刃が交錯し、承太郎の指の付け根から甲にかけて浅く切り裂かれた。 生身の拳で受けていたら手のひらが真っ二つになっていただろう。 ウェールズのエア・カッターを合図に、周囲のアルビオン貴族達が魔法を詠唱する。 彼等が口にするルーンを聞きキュルケとタバサは即座に防御のための魔法を唱える。 敵は精神力を温存するつもりらしくドットの魔法で少しずつ弱らせる戦法を取り、一個の生命であるかのように動く彼等の連携は反撃を許さない。 「どうしたジョータロー。僕を引き裂くんじゃなかったのか?」 柔らかな微笑みのままウェールズは風の魔法を放ち、承太郎のスタープラチナをわずかずつだが傷つけていく。 敵が多すぎる、連携が完璧すぎる。防御で手いっぱいだ。 ウェールズは承太郎の間合いを...
  • ~燃えあがれ、俺の波紋っ!~
     第二陣のすすぎも完了し、汚れの少ない第三陣と落っことした第四陣の洗濯物へ取り掛かる。 あれから三十分近く正座で説教を受けさせようやく落ち着いたのか、シエスタも頑固な汚れの 取れた洗濯物を干せて上機嫌だ。 ちなみに正座で説教は経験がある(主にjojoの巻き添えで)ので癖になっていたようだ。 「…で進級したメイジが己の力量や系統を示すために使い魔を召喚する伝統行事、まぁ一人前だってことを示す儀式みたいなものね」 二つ並んでそびえる泡の山のそばで手頃なところに腰掛けたキュルケがシーザーに解説していく。 「成る程。俺にのしかかっていたのはその類か」  かつてシーザーは貧民街で野宿の毎日を送っていたこともある。そのとき野良犬や猫、 たまに鳥などが彼を枕にして眠り、お陰でシーザーは二日に一回は脱水症状と酸欠の ツープラトンで苦しみ最悪な目覚めを味わっていた。  波紋の力で安...
  • 第二十四話 『カントリーロード』後編
    第二十四話 『カントリーロード』後編 キュルケがヴェストリ広場でボロ切れのテントを見つけたのは夜も更けてからだった。 ウェザーを探すためにフレイムの目を使おうと思って感覚を共有した瞬間に目の前にウェザーがあらわれたのには驚いた。 どうやら大分前からウェザーと一緒にはいたらしい。そしていざ行ってみると―――― 「ピンゾロのアラシ」 「ぐわー!また負けたッ!タバサ、オメーイカサマしてないだろうなあ?」 「ざわ・・・ざわ・・・」 火を囲んでタバサ、ウェザー、ギーシュの三人が何かしているのだ。 「・・・何やってるの?」 「あれはチンチロリンって言ってサイコロを使った博打遊びですよ」 背後から声がしたことにキュルケは驚いて振り返った。そこには手にバスケットを持ったシエスタが立っていた。 「チンチロリン・・・?」 「はい。曾祖父が伝えた遊びらしくて、わたしは全然苦手なんですけ...
  • 反省する使い魔!-14
    反省する使い魔!  第十四話「追跡計画中計画実行中」 音石明はこの世界でルイズの使い魔を続けている内に 何度も同じ疑問を自分の頭のなかで浮かべていたことがある。 別によ~~、このオレがわざわざルイズみてぇな やかましい小娘に仕える必要なんて本当はどこにもねぇんぜぇ~~? 仮にだ、ルイズに義理みてぇなモンがあったとしよう。 オレがそんなモンわざわざ守ると思うかぁ? オレは御伽噺や漫画に出てくるような 義理堅い勇者野郎でもなんでもねぇんだよぉ~~~~……………。 しかしだ!よく考えてみてくれよ。俺は刑務所で三年の月日を費やした。 三年だ!たったの三年!! あの杜王町で俺がやったことがたった三年で許されるだとぉ~~~ッ!? わざわざ殺人まで覚悟してやった俺のあの行いが たった三年で許されるような安っぽいモノだとでも思ってんのかッ!! はやく出所できたんだ...
  • 第二十四話 『カントリーロード』前編
    第二十四話 『カントリーロード』前編 「さてと、皆さん」 コルベールは禿げ上がった頭をぽんと叩いた。彼は先日起きた侵入者の一件で、「フーケに続きまたしても!この学院は狙われていますぞ!」などと叫び怯えていたが、喉元過ぎれば何とやら。今ではすっかり調子を取り戻していた。 もっとも、あの侵入者たちの真の恐ろしさは実際に戦った五人にしかわからないだろうが。 そもそも彼は戦闘や争いと言った類に興味がないようである。興味があるのは学問と歴史、そして研究と言ったインドア派だ。 だから彼は授業が好きだった。自分の研究の成果を存分に開陳できる、いわば趣味と実益を兼ねた発表会みたいなものだった。 そして今日もまた、彼の奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外四捨五入な研究の賜物が机の上にその全貌を明かすのであった。 「それはなんですか?ミスタ・コルベール」 生徒の一人が指さした先には妙な物体があった。...
  • アヌビス神・妖刀流舞-16.5
     双月輝く夜空の下、小さき影が三つ走る。  小さきネズミ三匹。  うち二匹は小汚くもその身はネズミとしては巨躯に部類するいわゆるドブネズミ。一方の片耳は虫食ったかの如く、損傷を負っている。  一匹はその身小さく、そして小綺麗な姿の白いハツカネズミ。  白きネズミは脚を止めることなく床を壁を駆け回る。  ドブネズミが声を上げる度に、不可視の力場が働き、そして床が壁が奇妙に抉れた。  白きネズミはそれに捕らわれんと、駆けめぐる。 「チュァァァー!(追いつめたゼェェー)」  白きネズミが壁の穴に駆け込むと、ドブネズミが雄叫びをあげる。  穴を覗き込み身体を捻じ込む、耳を虫食ったドブネズミの姿。 「ちっちっち(甘えよ小僧)」 「ヂッ?(何だと?)」 「ちゅちゅちゅちゅっ(ここはな、学院のボスが俺にとある奴の偵察をさせる為に用意した場所! お前には判らんだろうが、丁度出て直ぐ...
  • 味も見ておく使い魔 第五章
    トリスタニアの街から離れた、ある森の一角に王立魔法研究所の第二研究塔はあった。 敷地は高い塀で囲まれていて、外からはおり中を見ることはできないようになっており、草原になっている広場の広さは、魔法球技『クィディッチ』ができるほどある。 その敷地内にて、ルイズの姉であるエレオノールはとある実験を行っていた。 研究員らしい白衣を着た、ややぽっちゃりとした体形の女性が、同じ格好のエレオノールに間延びした声を投げかける。 「エレオノール様ぁ。準備できましたよぉ~」 「いいわ、でも『そろそろ』ね。作業員に安全確保を徹底なさい」 エレオノールは考え事をしながら、彼女の近くにすえつけられている大砲を見ていた。 「はぁ~い。ではぁ、ごじゅうさんぱつめ、いきますぅ~」 あの助手有能なんだけども、やや間が抜けてるのよね。 あのピンクの髪が、どことなくカトレアを連想させるし。 そう思っているエ...
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