漂う土煙!これはルイズによって起こされたもの!
召喚の儀だというのに、性懲りもなく爆発を起こした少女、ルイズ!!
召喚の儀だというのに、性懲りもなく爆発を起こした少女、ルイズ!!
しかし、しかし!だからこそ現れたのではないだろうか!
爆発こそが「それ」を象徴する能力なのだからッ!!
爆発こそが「それ」を象徴する能力なのだからッ!!
時間は少し遡る。
幽霊の出る小道で主と引き離された「それ」は‘どこでもない場所‘を彷徨っていた。
体はバラバラ、ひび割れて無残な姿だ。
主を失ったスタンドはどうなるのか・・・それはわからない。
おそらくは消えていくのであろう。
幽霊の出る小道で主と引き離された「それ」は‘どこでもない場所‘を彷徨っていた。
体はバラバラ、ひび割れて無残な姿だ。
主を失ったスタンドはどうなるのか・・・それはわからない。
おそらくは消えていくのであろう。
だが!「それ」の場合は消えなかった!
主がとどまり続けるのと同様に(もちろん「それ」はそのことを知らないが)、
「それ」もまた新たなる世界でとどまり続けるのだ!
主がとどまり続けるのと同様に(もちろん「それ」はそのことを知らないが)、
「それ」もまた新たなる世界でとどまり続けるのだ!
さあっ!迎えの光がやってきた!
光に飲み込まれていく「それ」は自らの体が修復されていくのを感じていた・・・。
光に飲み込まれていく「それ」は自らの体が修復されていくのを感じていた・・・。
土煙が晴れ、そこに一つのヴィジョンが佇んでいた。
それを見たルイズは喜びに打ち震えていた。自らが召喚した使い魔がその優美な姿を見せていたからだ。
猫と髑髏が融合したかのような顔、筋骨隆々たる体、そして何者をも寄せ付けない気高い威圧感!
そのどれをとっても貴族たる自分に相応しい。
そのどれをとっても貴族たる自分に相応しい。
「嘘だろ・・・ゼロのルイズが成功しやがった・・・。」
「イ、インチキに決まってる!!」
「そうだ!爆発に紛れて何とかしたんだ!」
「イ、インチキに決まってる!!」
「そうだ!爆発に紛れて何とかしたんだ!」
プツンッ!ルイズの方から何かが切れた音がした。
「黙りなさい・・・。」
「何だよ!図星なモンだから焦ってんだろ。」
「黙りなさい、と言ったのが聞こえなかったの・・・?
このルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール・・・。
そのような姑息な真似は!一切!!していないッ!!!
これは正真正銘!私が召喚した!私の使い魔よッ!!!!!」
「黙りなさい・・・。」
「何だよ!図星なモンだから焦ってんだろ。」
「黙りなさい、と言ったのが聞こえなかったの・・・?
このルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール・・・。
そのような姑息な真似は!一切!!していないッ!!!
これは正真正銘!私が召喚した!私の使い魔よッ!!!!!」