桜羽 吉野 1/4
地/CHARACTER/Female 【コスト】地地地地
-想い出の中で生き続ける-
『桜羽 吉野』は、キャラクターやナビゲーターの特殊能力と、イベントカード・スペルカード・アイテムカードの影響を受けない。
以下の能力は、あなたのドローフェイズに『桜羽 吉野』がダストボックスにあるとき、使用しなければならない。
「あなたはドローフェイズにカードを1枚引くかわりに、あなたのダストボックスにある『桜羽 吉野』の枚数に等しい数のカードを引く」

F&CTCGでは珍しい、場に出ないキャラクターカード。
とりあえず2枚捨て札にあればターン開始時のドロー枚数が増える。
だが序盤からデッキを回す要素が少ない作品のため、頼るのは一種の博打になりがち。
序盤に《奈良橋 籐平》を配置するプレイヤーもいたが、もちろん成功率は高くない。
他のカードが捨て札に落ちても活かせたり、回収できるデッキであれば活用できる。

一つ目の能力はメリットに思われがちだが、仮にフィールドに出すと除去されにくいのが災いしディフェンスしないと捨て札に行けないという変なジレンマがある。
「引くかわりに」なので捨て札に1枚では何も変わらず、引くのは強制なので基本50枚で山札を組む本作においてデッキアウトに注意したい。

かなりのぶっ壊れカードに思われがちだが、最低でも2枚引いてきたうえで捨て札に送る必要があることと、キャラクターとしては殆ど役に立たない割にコストが重いので場に出す選択肢を取りにくい事、手札コストを要求するカードはキャラクターのタップ能力ばかりであり本作の環境上場に残れない事が余りにも多い事、速攻デッキが主流故に2ドローにたどり着いても手遅れが多い事、結局引けても対処できるカード自体が少ないので4積みする方が早く割とそのまま引けるという事で単体の強さの割にあまり使われなかったカードである。
「捨て札に送れば良い」であればまだ使いやすかったのだが、「捨て札に送るしかない」という事が結構な手間になっている。

なお、「影響を受けない」なのでカードのセットは自体は可能であり、セットしているカード自体が効果を発動する物は問題なく利用できる。
よって《線香花火》との相性は地味に良かったりする。
他には《白銀の剣》をセットした場合、能力値の修正こそ発生しないが、アタック時のドローは発生する。
特殊能力はフィールドにいる時にしか関与しないため、《シャロン・エステル》や《リザレクション》での呼び戻しも問題ない。

セカンド発売直後のみ、各属性に1キャラいる「デッキの上から1枚をクラッシュする」能力が、発売直後は起動コストに回数が記載されていなかったため、《ムース》を搭載しつつ早急に2~3枚落とすというデッキが流行したが、1週間で1ターン1回制限が入り即消滅。

その後は《フィーリア》を用いるコンボデッキにおいて、複数枚同時に捨てられる上に《フィーリア》自身の防御手段にもなる事から採用された例がある。

 FAQ 
Q:《桜羽 吉野》が捨て札にあり、《木ノ下 泰男》の特殊能力条件を満たしている場合、はどうなりますか?
A:《桜羽 吉野》の特殊能力により、通常のドローフェイズの処理がスキップされることになりますので《木ノ下 泰男》の特殊能力によるカードを追加で引く結果は得られず、ダストボックスにある《桜羽 吉野》の枚数分のカードを引くことになります。

ファースト-コモン
最終更新:2012年10月29日 21:26