重装魔銃歩兵


重装魔銃歩兵

第一次文明戦争後、ソレグレイユ魔法素利用技術の開発や軍事転用が進められたのと同様に、
ユグドラシルでも鹵獲した兵器や捕虜から接収した武器の類を解析する作業が行われていた。

戦後、ガノッサ帝が敷いた政策が温和なものであったとはいえ、
戦時中に目の当たりにしたソレグレイユの強大な技術力・軍事力が脅威であることに変わりはなく、
これに対抗出来るだけの戦力の確保と兵器の開発は、軍部にとって急務となっていたのである。


そして、その成果として生み出されたものの一つが、
霊晶石をエネルギー源として"魔弾"を撃ち出す武器『魔銃』である。

機関部に組み込まれた魔導装置によって形成される"魔弾"には、
射手の意思に従ってある程度標的を追尾する能力が付与されており、
慣れた者が扱えば、1~2km先の的を精確に撃ち抜くことが可能となっている。

この『魔銃』の誕生により、それまで弓矢や初歩的な銃器程度しか
遠距離攻撃の手段がなかった一般兵の戦力は飛躍的に向上し、
第二次文明戦争初期のソレグレイユ侵攻戦において多大な貢献をすることとなった。

最終更新:2014年06月06日 02:04
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