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カーメイオン


『海への玄関口・カーメイオン』

ユグドラシルに広がるベルカン水路が集まり、海へと至る玄関口にある港町。
国内の物流の中心地であるライクネルと同じく、対外貿易の要として非常に繁栄している。
またユグドラシル海軍の一大拠点であるカーメイオン軍港が設置されており、
軍事的にも経済的にも重要な町と言えるだろう。

第二次文明戦争において外海へ逃れようとするアーサー艦隊が通過する際、
追撃艦隊が共同戦線を張っていたリユニオンの艦隊に軍港の封鎖と挟撃を命じた
『カーメイオン軍港攻防戦』が行われた。

戦力としては追撃艦隊側が圧倒的に優勢だったが、開戦直後にリユニオン艦隊が造反したことにより
追撃艦隊はかなりの損害を受け、結果的にアーサー艦隊をリユニオンの海中拠点
グランセリア要塞 』へと取り逃がすという時間的猶予を与えてしまった。

この戦いにおいてリユニオンが反マイスナーの立場を鮮明にし、
アーサー一派と結びついたことはこの戦争における勢力図を塗り替える大きな事件となった。




「お兄様、先程の音はなんだったのですか? エマリーは目が覚めてしまいまいた」

「さあ? 砲撃音だったみたいだが。軍港の方から聞こえてきたようだが……」

「まあ!? まさか、このカーメイオンに敵が攻めてきたのではありません?」

「それはありえないよ。戦争はこちらが攻めているんだ、この町が攻撃されることはありえないさ。
 大方訓練か何かだろう」

「そうですの……よかった。あら? あそこの関所を通っている船、あれは皇帝閣下の船ですわ」

「おいおい、まだエマリーは夢の中にいるみたいだな。陛下はソリビエ草原で御療養中なんだぞ?」

「でも、あれは確かに去年観艦式で見た船と同じで……」

「ははは、エマリーは頑固だなぁ。さあ、ここは冷えるから部屋に戻ろう。」

――カーメイオンに住む貴族の兄妹の会話


最終更新:2014年06月12日 23:53