視界の端から端まで埋め尽くして余りある財宝の海を目前にして、ジョルノ・ジョバーナは感嘆の吐息を零した。石段に腰を降ろし、己を取り囲む世界をぐるりと見渡す。剣に槍、斧に弓、食器に財宝、果ては巨大な飛行船。この世に現存するあらゆる宝具の原点と呼ばれる代物が、そこかしこに転がっている。この蔵に存在する宝の中に、ただのひとつとして贋作は存在しない。正真正銘の宝の山だ。
この世に現存する宝と黄金をありったけ集めたとて、この黄金の蔵を再現するには及ぶまい。ましてや、たったひとりの人間がこの規模の宝を集めたとなると、それはまさしく夢物語のように思われた。けれども、それを成し遂げた英雄の王がいることを、ジョルノは知っている。かの王にしてみれば、眼前に積み上げられた財宝の山ですら数ある偉業のうちのひとつにすぎない。
「これが世界最古の英雄王が誇る宝物庫……まるで御伽話の世界にでも迷い込んだ気分だ」
自分が今見ている夢が、いったいいかなる性質のものであるかをジョルノは既に理解している。この風景を見せた張本人に心当たりがあった。
首を回して石段の上を仰ぎ見ると、西へと傾き始めた強い陽射しがジョルノの目を射した。反射的に顔の角度をそらして、目を細める。視界の先に佇む男の輪郭が、陽の光よりもなお黄金に輝いているようにジョルノには見えた。
「――英雄王」
ぽつりとその称号を呟く。
英雄王は、陽の光を全身に受けて、その身に纏った黄金の鎧を煌めかせている。一歩ずつ石段を降りで、ジョルノへと歩み寄る。ジョルノは自然と立ち上がり、英雄王へと向き直っていた。それが礼儀だと自ずと思わされたからだ。
英雄王は、その燃えるような赤の瞳で、しかし底冷えするほどの冷たい眼差しをジョルノへ送った。舐め回すようにジョルノを見て、やがて英雄王はふん、と小さく鼻をならした。
「我が宝物庫を前にして物欲のひとつも抱かぬか。礼儀を弁えていると言えば聞こえはいいが」
「このジョルノ・ジョバァーナには……黄金のような夢がある。どれほどの財宝であろうと、その夢を眩ませることはできない……とでも言っておきましょう」
「ほう」
英雄王の笑みは、やはり冷たかった。けれども、その笑みには幾分かの喜悦が含まれているように感じられた。
◆
規則的に体を揺さぶる車の振動の中、ジョルノは目を覚ました。
短い時間だが、夢を見ていた気がする。小さくかぶりを振って、靄の掛かったような思考を覚醒させる。
「お目覚めですか、GIOGIO(ジョジョ)」
ミラー越しに視線を向ける運転手と目が合った。運転手は、ジョルノが支配する組織、パッショーネの構成員だ。今日はこうしてジョルノの送迎を買って出てくれている。
「ええ、どうやら少し微睡んでいたようです」
「お疲れだったのでしょう、今は少しでもお休みください」
「ありがとう、そうさせてもらいます」
言いながらジョルノは、シートに後頭部を深く預けたまま、ぼんやりとした視線を窓の向こうへと注いだ。ジョルノが生まれ育ったイタリアの景色と似た、芸術性にすぐれた建物が立ち並んではいるものの、通りを歩く人々の多くは日本人で、ここが故郷から遠く離れた土地であることを否応なしに認識させられる。
ポケットの中から取り出した宝石を、手の中で転がす。ちらりと視線を下ろせば、ジョルノに握られた宝石は、きんきんきらきらと過ぎる程に黄金色に輝いて、その存在を主張していた。サーヴァントの自己顕示欲がよく現れている。ジョルノは己のサーヴァントの存在を思い、ふ、と笑みを零した。
ジョルノの監視の目を外れたパッショーネの構成員が、遠く離れた日本で独自の麻薬密輸ルートを確立し、大きなカネを動かしている。そういう話を聞いた。パッショーネが麻薬に関わっている以上、看過する訳にはいかない。今回はカネの規模の大きさもあって、ジョルノが直々に日本へと足を運ぶことになった。
麻薬の売人を見つけることは容易かった。よもやパッショーネのボスが直々に日本まで出向くなどと思ってもいなかったのだろう、売人連中が油断していたことも、迅速な事件解決に至った大きな要因のひとつだったといえる。
けれども、ジョルノは未だイタリアに帰れずにいた。この街から、出られずにいた。
売人から無色透明の宝石を接収したあたりから、ジョルノを取り巻く世界が変わった。本来ジョルノが見ていたはずの、日本元来の風景はもはやこの空間には存在しない。そこにあった街も、人も、風も、空気も、なにもかもが、異質だった。
ジョルノは、聖杯戦争に巻き込まれたのだ。
◆
見滝原の誇る高層ビルの上層階に宿をとったジョルノは、誇りひとつ存在しないスイートルームをざっと見渡し、早々に窓の際に立ち、カーテンを開けた。夜の見滝原は、芸術的な装いの建造物もさることながら、街中の至るところに設置された光源に照らされて、幻想的な風景を演出していた。
川に視線を向ければ、淡い光源を浮かべたゴンドラが行き来している。ベネツィアの町並みをそのまま再現したような景色だ。こうして街全体を高い場所から俯瞰して、ジョルノは改めてこの街の異質さを認識した。
「どうした、雑種。不遜にもこの我(オレ)を喚んでおきながら、随分と辛気臭い顔をする」
後方から、嘲りを多分に含んだ冷笑が聞こえた。ほぼ同時、窓の向こうの戦いにも決着がついた。片方のサーヴァントが、霊子となって霧散したのが見えた。ジョルノは片手でカーテンを閉めながら、声の主へと向き直った。
手元で黄金の盃を揺らしながら、ひとりの男が備え付きのソファに深く腰掛けている。夢で見た黄金の鎧は今は纏っていない。白の長袖のVネック一枚に、ヘビ柄のパンツを身に纏い、長い足を膝の上で組んでいる。絹糸のような金色の髪の隙間から赤い双眸をちらつかせて、男は口元を歪めた。
「それとも舞台となる街を俯瞰して、高みの見物気取りか」
「高みの見物と言われれば……そうなのかもしれません。徒に行動を起こして、無駄に体力を消耗する必要もない……と思ったまで。僕は無駄なことが嫌いな性分なので」
ほう、と唸ると、男はもう一口黄金の盃を煽った。
「妥当な判断だな。年は若いが、案外とものの道理が見えている」
「そうでなければ、僕はとうに愛想を尽かされている頃でしょう、アーチャー」
アーチャーと呼ばれた男は得意そうに笑った。
「当然だ。無聊の慰めとはいえ、我が眼前に拝謁するに能わぬもののために時間を使ってやれるほど、我は優しくはない。この我を召喚した男が無能であったなら、今頃その四肢は吹き飛んでいたと心得よ」
「ええ……肝に銘じておきましょう」
ジョルノは窓から離れ、アーチャーの眼前へと歩を進める。己がサーヴァントに対して、極端に上から命令をする気も、必要以上に媚び諂うつもりも、ジョルノにはなかった。あくまで対等の立場として、ジョルノは振る舞うつもりでいる。
「アーチャー。戦うべきときが来れば、僕は戦います。そして、その時は近い……そういう予感がある。この見滝原に来てからというもの……奇妙な感覚がするんです」
首筋のアザが疼く。痛みを感じているわけではないし、不快というわけでもない。なにか自分に親しい存在が近付いているような、言語化するのが難しい奇妙な感覚を、ジョルノはこの見滝原で感じ続けていた。
「そのために、この英雄王に力を貸せと」
「ええ。あなたには、僕と一緒に聖杯を獲ってもらう」
アーチャーの表情がぴくりと動いた。眉根が寄る。瞳が細められる。
「口の聞き方を知らぬ雑種よな……ならば問おう。貴様は、聖杯に如何なる願いを託す」
「僕の願い……ですか」
「そうだ。くだらぬ願いを口にすれば、この場で我が誅罰を下す。その覚悟を以て口を開けよ、雑種」
ガラスのテーブルに杯を置いたアーチャーが、組んだ足の上で指を組み合わせた。ソファに後頭部を預け、見下ろすような視線をジョルノへと送る。
視線を逸らさず、英雄王をまっすぐに見据えたまま、ジョルノは己の意思を述べた。
「このジョルノ・ジョバァーナには夢がある……黄金よりも気高い夢が。しかしそれは、聖杯に望むものではない。夢とは、自分自身の力で実現させるものだからです」
アーチャーはなお、顔を顰めた。理解に苦しむといったそぶりだったが、構わずジョルノは続けた。
「聖杯は獲る。しかしそれは、己が欲望を叶えるためではありません。このジョルノ・ジョバァーナは……二度とこんな催しが開かれないよう、聖杯を管理……、または……破壊する」
ジョルノはカーテンで閉ざされた窓へと視線を向けた。
本来ならば聖杯戦争になど巻き込まれる必要のなかった人間が、これからきっと犠牲になってゆくのだろう。
平和に暮らせる筈だった無辜の民が、麻薬に狂わされ、ギャングの抗争に巻き込まれ、その人生を狂わせる。それと同じことが、この聖杯戦争で起ころうとしている。
ギャングスターを夢見た少年には、それが許せなかった。
「願いを叶える願望機を、手ずから破壊すると」
「結果だけを追い求めていると……人は近道をしたくなるものです。しかし、近道をしたとき……真実を見失ってしまうかもしれない。大切なのは、真実に向かおうとする意思です……僕は、僕の夢を聖杯に託しはしない。結果だけを追い求めて、近道をしようとは思わない」
「ハッ、それは矛盾だな。口でなんと言おうと、戦争には乗るのであろう? いかに綺麗事を並べ立てようと、それでは聖杯を狙う凡百の簒奪者どもとなにも変わらぬ」
「聖杯は獲る。しかし、マスターは殺さない。サーヴァントだけを『始末』します……理論上、すべてのサーヴァントが消滅すれば、それで聖杯戦争は終わる筈だ」
「ほう。ならば、ものの道理が通用せぬ外道がマスターであった場合はどうする。殺さぬ、などと綺麗事を宣っているうちに、その牙が民草へと向けられたならば」
「その場合において……迷う必要がどこにありますか」
アーチャーは訝しげに目を細めた。
「その必要があると判断したなら、マスターを『始末』することも躊躇いはしない……それがギャングのやり方です。今更この手を汚すことを厭いはしない。悪人まで守ってやれる程、僕は人間ができてはいません」
悪をもって悪を制する。この世の正義では裁き切れない悪を、パッショーネが始末する。それはあの日
ディアボロを倒して以来、ジョルノが歩み続けた道だった。今更立ち止まる気は毛頭ない。ギャングスターを目指すならば、とことんまで悪の花道を突き進むまで。
ジョルノの真っ直ぐな瞳を、アーチャーはじいっと見つめる。ほんの数秒の時間が、何倍にも引き伸ばされたように感じられた。けれども、その間ジョルノは一度足りともアーチャーを捉えた視線を外しはしなかった。
やがて、折れたのはアーチャーの方だった。
「フ……、ハハハハハハハッ! 貴様は度し難いほどに歪んだ男よな。この英雄王を喚んだ魔術師が、どれほどの猛者かと思えば……聖杯を獲るため、他者を蹴落とすならばまだ分かる。成程それこそが遍く魔術師の懐く正しき目的なのであろうよ」
「僕は魔術師じゃあない。僕は僕の成すべきことのために、暗闇の荒野を進んでいくだけです。笑われる謂れはありません」
「ハッ、これを笑わずしてなんとする! この我を喚び出した男がどれ程の器かと思いきや、蓋を開けてみればとんだ『救世主気取り』ときた! これでは興醒めもいいところよなあ」
ジョルノは、アーチャーの言葉をそのままの意味で受け取るきにはなれず、無言のまま次の言葉を待った。興醒めというには、あまりにもその声は弾んでいた。
「最早此度の聖杯戦争の愉しみなど、貴様の奮戦ぶりを眺めて嗤うほかにはあるまい。人の身に余る救世の大望を背負い込み、苦しみ、足掻く、その葛藤……慰みモノとしては上等だ」
言いつつ、アーチャーの口元の笑みは深まっていった。口角が不敵につり上がり、機嫌よく盃を煽っていく。
「それは……僕とともに戦うと捉えてもいいのでしょうか」
「フン、精々己の限界に挑み、奮戦することだ。案ぜずとも、貴様の足掻く様は我が見届けてやる」
無言のまま、ジョルノはアーチャーの次の言葉を待った。
「貴様の道化ぶりは度し難いが、曲がりなりにも我がマスターゆえな……ことによれば、我が力を下肢してやってもよいぞ? 見込んだ玩具が早々に壊される様を見せ付けられることほど面白みに欠けることもあるまい」
「それでは……僕らはこれより、共闘の間柄にあると考えさせてもらっても」
「ハッ、うぬぼれるな雑種。それも貴様が我を飽きさせぬ限りにおいては、の話よ。逆に、無様を晒して我を失望させるようなことがあれば」
くつくつと不敵に笑うアーチャーの傍らに、金の波紋が広がった。
波紋の内部から射出された金の短剣が、ジョルノの首筋を擦過して、背後の壁に突き刺さった。首筋に傷はついていないが、しかし確かな熱を感じる。額を、冷や汗が伝って落ちていった。
「その時は、わかっているな?」
背筋を悪寒が突き抜けていくような冷笑を浮かべて、アーチャーは、大気に解けるようにその姿を消した。霊体化だ。魔力消費を抑えながら、気が向いた時だけ姿を見せる。まさに神出鬼没というに相応しい。
「僕は、一度口に出してやると言ったなら……必ず成し遂げる。あなたを失望させるようなことは、ないと思ってください」
たった一人の室内で、ジョルノはどこへともなく言葉を投げた。
――おまえの気高き『覚悟』と……
――黄金のような『夢』に賭けよう、ジョルノ・ジョバァーナ。
ジョルノの胸の中には、今も大切な仲間から貰った言葉が強く息づいている。仲間たちに誓った、黄金のように気高い夢がある限り、ジョルノはいかに困難な道であろうとも歩みを止めようとは思わなかった。
あの黄金の英雄王を失望させる気は毛頭ない。必ずこの聖杯戦争を生き残り、二度とこのような悲劇が繰り返されないように聖杯を管理、ないし破壊しなければならない。この胸に宿った黄金のような夢にかけて。
ふいに、背後の壁に突き刺さった短剣に視線を送った。金の短剣が粒子となって消えていく。夢で見た、あの莫大な数の宝物と金とを収めた蔵へと還っていったのだろう。
あの、黄金の風が吹く気高き場所へ。
「これからよろしくお願いします、アーチャー……黄金の英雄王、ギルガメッシュ」
強い眼差しは決して崩さず、しかしジョルノは微かに微笑んでみせた。
【出展】Fate/Grand order
【CLASS】アーチャー
【真名】ギルガメッシュ
【属性】混沌・善
【ステータス】
筋力B 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運A 宝具EX
【クラス別スキル】
対魔力:E
魔術に対する守り。無効化はできず、ダメージ数値を多少削減する。
単独行動:A+
マスター不在でも行動できる能力。もはややりたい放題。
神性:B
最大の神霊適正を持つのだが、ギルガメッシュ本人が神を嫌っているのでランクダウンしている。
【保有スキル】
カリスマ:A+
大軍団を指揮・統率する才能。
ここまでくると人望ではなく魔力、呪いの類である。
黄金率:A
身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
大富豪でもやっていける金ピカぶり。一生金には困らない。
バビロンの蔵:EX
ギルガメッシュは財宝のコレクターでもある。
地上のものはすべて集めた、とは彼の口癖だが、それは比喩でもなんでもない。
彼は彼の時代において発生した、あらゆる技術を集め、納め、これを封印した。
【宝具】
『天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)』
ランク:A++ 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大補足:1000人
エヌマ・エリシュ。
乖離剣エアによる空間切断。
圧縮され鬩ぎ合う風圧の断層は、擬似的な時空断層となって敵対するすべてを粉砕する。
対粛正アーマークラスか、同レベルのダメージによる相殺でなければ防げない攻撃数値。
乖離剣エアは剣のカテゴリではあるが、その在り方は杖に近い。三つの石版はそれぞれ天・地・冥界を表し、これらがそれぞれ別方向に回転することで世界の在り方を示している。この三つすべてを合わせて宇宙を表しているとも。アルトリアのエクスカリバーと同等か、それ以上の出力を持つ「世界を斬り裂いた剣」である。
『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』
ランク:E~A++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足-
黄金の都に繋がる鍵剣。
空間をつなげ、宝物庫にある道具を自由に取り出せるようになる。
所有者の財があればある程強力な宝具になるのは言うまでもない。
【人物背景】
言わずと知れた英雄王である。
今回はGrand orderからの参戦のため、このギルガメッシュ自信に他の聖杯戦争の記憶はない。が、他の聖杯戦争で戦った自分自身を知識として知っていてもおかしくはない。
【サーヴァントとしての願い】
とくになし。
【基本戦術、方針、運用法】
ギルガメッシュは気が向いた時、または気まぐれでジョルノを助けることはあるのだろうが、ジョルノがギルガメッシュに助けを求めることは(よほどのっぴきならない状況でない限りは)おそらくない。
ギルガメッシュとしても、一応当分はジョルノを見殺しにする気はない。
【出展】ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風
【マスター】ジョルノ・ジョバァーナ
【人物背景】
ジョジョの奇妙な冒険 第5部主人公。
父親は邪悪の化身
DIOだが、その肉体はジョナサン・ジョースターであったため、ジョルノにはDIOのカリスマ性と、ジョナサンの誇り高き黄金の魂の両方が受け継がれている。
ギャングによって腐り切った街を救うため、ディアボロを頂点とする組織・パッショーネに入団し、組織を内部から変えるため、ブチャラティらとともに戦った。
かつてのボス、ディアボロを打倒し、パッショーネのボスと成り代わったジョルノは、今も街の浄化のために日夜戦っている模様。
【能力・技能】
『ゴールド・エクスペリエンス』
破壊力 - C / スピード - A / 射程距離 - E(2m) / 持続力 - D / 精密動作性 - C / 成長性 - A
テントウムシがモチーフの接近パワー型。触れた物体に生命力を注ぎ込み、無機物から動物や植物といった生物を生み出す能力を持つ。
既に生きている生命を殴るなどして、更に生命力を注いだ場合、過剰になった生命力が暴走を始め、対象は動作やものの見え方が非常にゆっくりとなる。もしこの状態で攻撃を受けると、ゆっくりとダメージを受けて行き必要以上の痛みを感じることになる。
【ロール】
元々の目的はパッショーネのボスとして、日本で暗躍する麻薬密売組織を叩くこと。
実質役目を果たしたため、現在のところ、表向きには日本に滞在している旅行者のような状況。
【マスターとしての願い】
聖杯を獲る。
その後は二度と聖杯戦争が起こらないように管理、ないし破壊する。
【令呪】
左手の甲に三角。
最終更新:2018年05月01日 01:00