イオニアス9世
風花雪月の登場人物。
第一部、帝国暦1180年の
アドラステア帝国皇帝でエーデルガルトの父。他に10人の子がいた。
政略結婚で結ばれた正妃とは別に後宮を迎えており、エーデルガルトの母であるアンゼルマもその一人である。
エーデルガルトが女神の塔で語る所によれば、イオニアス9世は士官学校の卒業から数年後に皇帝に即位しており、すでに正妃も迎えていたが学生であったアンゼルマと初恋に落ちて惹かれ合ったという。
彼女の実家であったアランデル家は帝国の小貴族であったが、急伸して大公の地位まで贈られていることからも寵愛は確かであったと思われる。
皇帝としては中央集権を目指したが失敗して帝国暦1171年の
七貴族の変によって実権も失っている。
在位期間は不明だが、アンゼルマと邂逅した時点で皇帝であったことから、少なくともエーデルガルトが生まれた1162年以前から在位していたことがわかる。
帝国暦1180年2月には病床の身ですでに余命幾ばくもなかった。
その後に姿を表すこともないため、まもなく亡くなったと見られる。
最終更新:2025年07月07日 23:32