蒼月(そうげつ)の章
風花雪月の第2部シナリオの一つ。俗に「
王国ルート」と呼ばれることが多い。
青獅子の学級を担当した場合のルート。
主人公が消息を絶って眠りについていた間、ディミトリも王国の内乱で生死不明となり、精神状態が著しく悪化した状態で生き延びていた彼と再会し、王国軍として戦いを始める。
第1部でNPCとして登場するギルベルトがこのルートでのみ加入する。
「風花雪月」の「月」。
第1部から覗かせたディミトリの心の闇の克服が物語の中心にあり、前半は彼の暴走と付き合いつつ戦いを進めるような状態。
そうした回り道をしつつも、多くの犠牲と引き換えに闇を乗り越えたディミトリは、因縁のエーデルガルトと憎悪ではなく信念から向き合い、決着をつける。
一方で、第1部で匂わされた
闇に蠢く者の存在や主人公の素性、
フォドラの歴史の真実といった謎がことごとく明かされないのも特徴。
祖国を奪われた王子が王都を奪還して戦乱を招いた悪の皇帝を倒すという筋書きは非常にFEらしいのだが、風花雪月という作品の中ではある種の異端とも言えるルート。
最終更新:2025年09月26日 16:33