フォレストヴィレッジ

【ひたすらに広大な自然が広がる緑の大陸の端の方に位置する小さな集落】
【木々の枝の間に板や梯子を掛け、通路とし、さらにその上に家屋や神事の際に使う祭壇を祀ってある】

大陸の境目付近に存在する為、度々他の大陸の民から攻撃される
住民達もなれたのか、常に荷造りはされている、しかし土地を離れないのは愛着があるからか―

しかし収穫の月の半月の夜(第三世界暦2011年10月9日)────赤と黒の種族による連合軍の襲撃を受ける。
運悪く緑の大陸の軍が黒の港街ヴァスカトルへ侵攻しているときと重なったため、常駐兵の数は平時の半数ほどな上に援軍も望めぬ状況にあった。
そんな中での襲撃であったが、緑白軍勢は奮闘。しかし次第に押し負けていき────


──────この夜。フォレストヴィレッジは赤黒陣営の手に落ちる。
フォレストヴィレッジは赤と黒の種族の支配下に置かれ、村の周囲では赤と黒の種族の徘徊は容易になってしまった。
幸いなのは村人の避難がほとんど終わっていた点だろうか。
村は占領されたが、この戦いで捕虜にされたものは数えるほどであった。




村の隅には、ひとつの墓がある。
それはひとりのデゾンメリーの墓。フィサリスという名のデゾンメリーの墓だった。
墓標にはただ一言、「フィサリス」としか書かれていない。
その墓標の側には、紅いほおずきが咲いている。


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最終更新:2012年02月29日 19:41
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