七つの満月

概要

ハイランド王国所属の個人ギルド。八人の団員は一人を除いて10〜20代という若手ばかりのギルドだが、腕は確か。 【ご近所のお悩みからお偉い人のお悩みまで】がモットーらしい。 ハイランド王国所属になってはいるが、色々別大陸の仕事もこなしたりする。 基本的に仕事の種類は選ばず何でも(簡単な探し物(それが子供の失くし物であっても)や魔物討伐、賊の退治など))依頼があればこなす。 いわゆる裏の仕事は団長や副団長の意思もあり引き受けない、あくまで表向きの綺麗な仕事だけをこなす。

個人ギルドとは

冒険者が集い結成する集団のこと。 結成には申請を冒険者ギルドに行う必要がある。 基本的に気の合う仲間達と結成するものであり、現在メルディア大陸には軽く数百の個人ギルドがあるとされる。 ギルドを結成するメリットは次の通り。 【1:国や地位のある人物が出した仕事、人気のある仕事などを優先して受けさせてくれる(ある程度実力があると認められたギルド限定だが)】

【2:直接依頼主から指名された依頼が届く。(名が売れてからになるが)この場合ギルドの仲介料が発生しないため報酬が大きい(普通の依頼は、依頼→請け負うまでギルドが保管(ここで費用が発生する)→請負という流れのため)】

また個人ギルドはメンバーが何らかの事情で犯罪者として捕まった場合、即座に解体される。 その後三年間はそのギルドのメンバーはギルドの結成、加入はできないし、依頼の報酬が三割引かれる。(迷惑料としてさっぴかれる)

所属メンバー

  • 団長
    • トーラ=ディスティング

メンバー詳細

トーラ=ディスティング

少し癖のある短めの銀髪に、蒼い瞳を持つナイト。二十五歳。 【七つの満月】の団長を務める。 個性的で愉快な仲間達を華麗に纏めるナイスガイ(本人曰く) 華麗かどうかはわからないが、確かに個性的なメンバーを持ち前の明るさと人懐っこさで上手くコントロールしているその姿は、年齢以上の貫禄を感じさせる節がある。 速さを追い求めており(足の速さ、攻撃の早さの二つを主に)、プライベートな時間は大抵相棒である巨大鳥グラッペ(名前はペコ助)と共にハイランドの雪原を駆け回っている。 年齢以上の役割をしっかりとこなしながら、どこか子供っぽい純粋な気持ちが残る好青年。

ミリィ=エリクス

長い三つ編みの銀髪に、淡い紫色の瞳を持つプリースト。二十三歳。 ギルドの癒し系担当。(トーラ曰く) 【七つの満月】結成当初から居り、副団長をずっと努めている。 個性的なメンバーをぐいぐいと引っ張っていく力はとてもトーラには及ばないが、メンバーのメンタル面のサポートに関して彼女の右に出るものは居ない。 現に今のメンバーが揃っているのはトーラだけではなく彼女の存在も大きいのだ。 聖職者の鏡とも言うべき人物で、誰に対しても分け隔てなく、罪を憎んで人を憎まずを実践している慈悲の塊。 どこかのお嬢様だったらしく、容姿端麗、口調は至極丁寧で物腰は上品。ある意味完璧である。 普段は控えめだが、いざと言うときには戸惑うことなく一歩を踏み出すことの出来る勇気の持ち主でもある。

ラヴェル=ジェード

栗色の癖のあるぼさぼさ髪(曰く子犬のような感じらしい)に蒼い瞳を持つアサシン。二十二歳。 ギルドのおちゃらけ担当。(トーラ曰く) アサシンの癖にとにかく冗談、賑やかなこと好きで、そして少しの悪戯好き。 ギルドの明るい雰囲気は大抵彼が作り上げた物である。 童顔な上声も高く、その性格も合わさって初対面ではまず間違いなく実年齢より下に見られる。 意外と面倒見がよく、そして自分なりの意見をしっかりと持っており、ちゃんと空気を読むことの出来る子供な大人。

リーディル=レスター

ブロンドの長髪に深い緑色の瞳を持つバード。五十八歳。 彼だけは長寿な種族であるエルフのため、見かけはトーラたち二十代グループと変わらない。 ギルドのBGM担当。(トーラ曰く) ラヴェルに次いで(若しくは夜の時間帯の)雰囲気作りが得意で、肌身離さず持っているリュートを気ままに演奏してギルドの明るい雰囲気に貢献している。 音楽のセンスは抜群だが作詞のセンスが絶望的だったりする。 そのため、彼は自作の歌を一生作らないと既に宣言済み。 実はかなりの酒豪。夜中に一人ぶらりとどこかへ出かけては相当な量を飲んでくるらしい。(勿論費用は自分で持っている)

ティシェイル=アーク

エメラルドグリーンの整った髪に、黄色い瞳を持つクレリック。十五歳。 ギルドの和み担当。(トーラ曰く) 生まれつき【睨んだ相手を麻痺させる】能力を持っており、その所為で人から忌み嫌われ命を落としかけていたところをヴォイスに助けられ、そのままギルドに入団する。 入団前に何度も受けていた数々の悲惨な仕打ちにより対人恐怖症の節があり、メンバー以外相手になると何も話さなくなってしまう。 また、そんな仕打ちの原因になった自分の瞳を非常に嫌っており、何時もオペラで使うような仮面を身につけている。 こうすることで他人と一線置いた距離を保てると本人は思っていたのだが、【どこか憂いを感じさせる少年】と町の奥様娘様に大人気。 更にメンバーであるナターシャがいたく彼を気に入り、なかなか傍から話さない。ほぼ毎日女性に振り回されている少年。

ヴォイス=レガーダ

銀色の長髪に赤い瞳を持つアサシン。二十一歳。 ギルドのツンデレ担当。(トーラ曰く) 彼女はラヴェルと違い、正真正銘裏の仕事を引き受け続けてきたアサシン。 故に刺々しい、どこか近寄りがたい雰囲気を持っている。 性格は一言で言えば【姉御】。 とにかくまどろっこしいことやうじうじした人間が嫌いで、口より先に手が出る。ある意味ギルド一番の問題児なのだが、特に周囲とトラブルを起こさずにいるのは団長であるトーラ、副団長のミリィによるところが大きい。 既に暗殺家業からは足を洗っており、徐々に徐々に性格を丸めようと必死になっている一面も。 そう努力していた結果が、ティシェイルの命を救ったといえる。 なかなか自分に素直になれない、クールを装う女性。

ナターシャ=スレイン

クリーム色のふわりとした長髪に、蒼い瞳を持つウィザード。二十一歳。 ギルドのお色気担当。(トーラ曰く) 他人を(特に可愛らしい少年)をからかうのが好きという少し性格が曲がっている女性。 といっても其処まで酷いからかいはなく、あくまでも常識の範囲内。(たまに超えそうになってるとはラヴェルの話) 異なる属性をあわせて放つという魔術を使えるただ一人のウィザードであり、その手の人間からはかなりの有名人だったりする。 ギルドに入団したティシェイルを一目見て気に入り、以来なかなか自分のそばから離さない上にからかいまくる日々を送る。 ミリィとはプライベートタイムを一緒に過ごす仲。(お茶したり買い物したり)

ミラーネ=サンライズ

桃色のショートヘアに赤い瞳を持つアーチャー。十四歳。 ギルドの看板娘担当。(トーラ曰く) 元々記憶喪失者で、街を彷徨っていたところをトーラとミリィに保護され、そのままギルドに入団する。 【七つの満月】初めての入団者でもある。(ミリィはトーラと共に結成を宣言しているため、厳密に言うと初めての入団者ではない) とにかく元気の塊で、そろそろ初恋の一つでもしようかという年齢の癖にまるでそっちの話しに興味が無い。 彼女の興味は興奮に胸が高鳴り心躍るような冒険なのだ。 まだまだ未熟だが、いずれ立派になってこのギルドを支えると意気込み、現在めきめきと実力を上げている。 人を殺せる料理を無意識に作り上げるという特技(?)を持っており、過去何回かメンバー達を生死の境に送り込んだ経験の持ち主。 勿論現在は料理禁止令が出されている。

名前の由来

【七つも満月出てたら皆びっくりするだろ? 俺たちもそんなびっくりな人間になろうぜ!】 とトーラが言って決めたらしい。 早い話が超適当。

最終更新:2012年03月27日 20:05