冒険者とはここメルディア大陸で、己の目的のために世界各地を渡り歩く人間達の総称でもあり、冒険者ギルドの正式な認証を受けた人間達の総称でもある。 目的達成には先立つものが必要と、各地の町や村のギルドに立ち寄り依頼を受諾、達成して報酬を受け取る、何でも屋のような存在でもある。 国の自警団や騎士団が出るまでも無いような細かい仕事や、逆に自警団や騎士団にとって手の届きにくいような依頼をこなすため、すっかりメルディア大陸の一つの職業となっている。
殆どの都市、町、村に存在する施設。
冒険者・個人ギルドの登録及び管理、依頼の引き受けを主に行う巨大組織。 メルディア大陸の国全てが資金を出し合い運営を行っている。 よほどの田舎でなければこのギルドの建物が存在し、その都市、町、村の管轄を受け持っている。 民の些細な仕事(例えば探し物であるとか、遠い場所へのお届け物であるとか)から国の重要な仕事(要人護衛、式典行事の進行補佐などなど)まで一切を扱っており、冒険者はまずここへ出向き依頼を受諾しなければならない。 その歴史は古く、三百年ほど前に冒険者ギルドの原型が出来上がったといわれる。 冒険者と共に時を刻み、今では無くてはならない存在となった組織。 ちなみに冒険者の間では、【逆らってはいけない組織】としても有名。
基本的に其処まで厳しいハードルは用意されて居ない。 何十万といる冒険者を徹底的に管理などできないし、志半ばで倒れたとしてもそれは自分の責任であるとして、管理といってもかなりドライなものである。 基本的に冒険者になるには冒険者ギルドに申請を行い、テストとして簡単な依頼(大抵ご近所の細かいいざこざの解決に回される)を出され、それをクリアすれば晴れて冒険者と認められ、鉄製のブレスレットを貰うことができる。(一応何番目の登録かはしっかり管理されているらしい。ちゃんとナンバーがブレスレットの内側に刻まれているのだ)