魔族(cell)
概要
イーシス大陸における、人間・エルフ・竜・精霊・魔獣を除く、魔の力を持つものの総称。
ヒトの形をしたものからケモノのような姿のものまで、様々である。
人間と比べると身体能力が高く、長命であることが多い。
代表的な魔族
鬼
日本(ヒノモト)由来の魔族。
筋骨隆々、肌色とは異なる赤や青などの肌を持ち、頭部には角を持ち、肌の色に準じるような属性を有する。
だが、長い年月の間に社会生活に適応するために人の姿を持つようにその体を変化させていった。
その結果、今ではヒトのような姿が表となり、必要に際して鬼の姿を出すように変化している。
個体差により魔力や腕力、速さなどのいずれかの能力が長け、他の能力は平凡に等しい。
中には複数の能力に長けているものもいるが、一つに優れた鬼からすればその能力は劣る。
共通して生命力が強く、ちょっとやそっとの傷ではひるみもしないのが殆ど。
グリフォン
鷹の翼と上半身、ライオンの下半身をもつ魔族。
神々の馬車を引くとされ、聖なる力を宿している。
背中に持つ翼は一対又は二対で、その翼から放たれる風は強力。
知性が高く、ヒトへと姿を変えることも可能である。
轟陸
重厚な肉体を持ったヒトのような姿の魔族。
体格は小さくなるか、巨体となるかのどちらか。
成長しても身長はあまり変わることがない。
巨体を持ったものは時折その肉体に変異を起こすことがあり、一見すると魔物のような姿になってしまうこともある。
骨や肉体が非常に強固で、個体差によるが金属の鎧よりも頑強になる。
その反面、見た目以上に体が重く、泳ぐことが出来ない。
それ以外にヒトとの大きな差はなく、魔力なども普通に有する。
サキュバス/インキュバス
男性や女性の性を食らう魔族。
淫夢を見せ、夢の中で性を食らったり、深い眠りに誘って直接襲うこともある。
背中に蝙蝠のような羽を持ち、寒色系の肌を持つことが多い。
基本的には女性の姿か男性の姿の一方であるのだが、極稀に両性具有の者が生まれることもある。
デュラハン
頭部と胴体が離れた魔族。
死を予言する存在とされるためか、霊魂との接触が可能。
基本的に騎士のような鎧を身に纏い、剣や槍、斧などの白兵戦の武器を使用することが多い。
また、そこに順ずるようにパワーが高いのも特徴。
天狗
深い山や森の奥に住む魔族。
顔が紅くて鼻が長く、鷲の羽を持つ「紅天狗」
烏の頭に烏の羽を持つ「烏天狗」
犬や狼の頭や体の構造に白い羽を持つ「狗天狗」
紅天狗は魔力、烏天狗は素早さ、狗天狗は腕力に長ける。
獣寄りの姿だからといって四足歩行だったり手がなかったりするわけではなく、ヒトのように二足歩行し、ちゃんとした手もある
基本的に、山伏の服装に一本歯の高下駄を履いている。
ヒトと殆ど変わらない姿の天狗もいるが、生える翼は其々の色を持ち、各天狗の顔を模した面をつけたり持ち歩いたりしている。
ナーガ
上半身が人間、下半身が蛇の魔族。
とある伝承では精霊ないし神とされるが、ルーツは不明。
聖と邪を含んだ、様々な属性を持つことがある。
白い身体に赤い眼の姿のナーガが最も強い能力を持つとされる。
プリスロポス
鳥に変身する能力を持ったヒト型の魔族。
遥か昔、空に憧れた人が自らを変化させ、鳥となったといわれている。
時には人の姿に紛れ、時には鳥に紛れ、古くから生きていた。
特徴として、人の姿でも鳥の姿でも体毛が根元から先端にかけて、色が変化している。
人の姿の際、両腕を翼に、両足を鳥のものに変化させることが出来、飛行することが出来る。
また、人の姿をしていても卵生であり、鳥目でもある。
最終更新:2015年05月26日 02:48