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盗賊団プレアデス
概要
ミニチュアガーデン北の砂漠に拠点を置いていた義賊団。
戦時中、争いを嫌った踊り子や吟遊詩人たちが集まり、結成した。
金持ち貴族、悪徳商人への窃盗を中心に、遺跡荒らしなども行っている。
稼いだ分は商業や娯楽施設の運営につぎ込んで還元している。
「ただ楽しむだけに生きる」をスローガンに掲げる気ままな集団だが、不必要な殺生や略奪は許さない。
後述する7つの歌の効果もあり、個性的な面々がそろいつつ一枚岩の結束力を持つ。
それは民族と言えるほどにまで栄え、何もない砂漠にひとつの商業都市を作るまでに至った。
ルオルと名づけられたその町は戦時中でも中立を貫き続けたが、13年前ついに魔道士の侵攻にあい壊滅した。
その時団員は全員死ぬかアンデットになり、アンデットになった1部の者達が人の心を保ちながらゾンビとして
ユキと暮らしていたが、現在は色々とあって全員生身の体を得た。
町は跡形もなくなってしまい、首領であるユキ、
ユカリスが療養のために全員
ヤチに移住している。
ルオル復興はしばらくお預け。その代わり温泉宿を全員で経営している。
人生何がどうなるかわからんもんである。
首領
プレアデスの首領になるには特殊な条件を満たす必要があり、実力やコネでなれるわけではない。
首領に就いたものはプレアデスに対して絶対的な権力を持つ。
ユキ(ユカリス=ユキ・プレアデス)
種族:
魔物(元
人間)
性別:女の子
年齢:13
盗賊名:星団の名前「プレアデス」から。
現在の首領。
柔道着のような服を着た少女。癖毛のある茶髪と黒い目は母親譲り。
物心つく前に7つの歌の条件を満たし、首領の地位に就いたため己の絶対権力を自覚していない。
ミニチュアガーデンの存続と関係者全員の生還という無謀な願いをかなえるため、『全員で生きて帰る』という
命令をメンバーに強制してミニチュアガーデン崩壊にのまれる。
その後ほぼ人間の体で復活を遂げたものの、心身ともに消耗しきって療養していた。
経過は良好で、たまに戦闘にも顔を出すまでに回復している。
ユカリス(ユカリス=ユキ・プレアデス)
種族:
魔物製造機(元
人間)
性別:女の子
年齢:13
盗賊名:星団の名前「プレアデス」から。
元々はユキの多重人格として存在していた少女。しかし首領としての能力を持っている。
ユキと瓜二つの容姿だが、無表情で無愛想。そして毒舌。さらにもふもふ狂。
ユキとともにミニチュアガーデンの崩壊にのまれ、ユキと分離。そのまま魔物製造機として復活する。
ユキの一番の味方であり、ユキ馬鹿。好意や愛情を通り越してユキに依存している。
同じく消耗が激しかったためユキと一緒に療養中だが、ユキよりも外を出歩く模様。
ユキと同様首領としての権限を持つが、最終的な決断はユキに任せることが多い。
また、独断で指示、行動を起こす時もユキの考えや希望に沿ったものになるよう心掛ける。
2人とも
ティマフを除いた他プレアデスメンバー全員からは娘のような存在として扱われている。
その他団員(部下)
首領以外の面々は後述する歌の効果により首領の命令には絶対服従しなくてはならない。
しかし元々の首領との信頼関係もあるため、彼らは進んでその立場にいる。
ティマフ以外アンデットであったが、全員肉体を得て復活。彼らも復活の際かなり無理をしたはずだが、
嬉しすぎて疲れなんて吹き飛んでいるらしい。
種族も魔物となってしまったものの、生前同様人間として普通に暮らせている。
これと言って不具合もないようだ(ただしティマフを除く)。
ティマフ(ティマフ・シャーロット=E=アルシャイン)
種族:
魔物(元
鳥人族)
性別:女
年齢:75(外見15)
盗賊名:ペルシャ語で「襲う鷲」の意。
昔、ユキの両親と師匠に師事していたユキの姉弟子。
背中に赤い大翼、両腕にも羽を持ち、両手足は鉤爪がついている。
プレアデスのメンバー全員と親しい間柄で、特にナガリスとはフィネストを取り合った仲。
ユキには姉のように振舞うが、ユカリスは苦手。
ミニチュアガーデンの事件から生還して以降、好戦的な言動が目立つ。
プレアデスの中で彼女だけ「愛称」がない。
フィネスト=フィオ・アラドファル
種族:
魔物(人間32年→浮遊霊10年→魔物1年目)
性別:男
年齢:42(見た目30代)
盗賊名:「爪」の意。
ユキ、ユカリスの実父。
内跳ねの剛毛を紐状のヘアバンドで押さえつけている。娘とよく似た快活な笑顔は彼のトレードマーク。
涙もろく実直な性格で、何よりもまず娘達を優先させる親バカ。
当の娘達からは疎ましがられている現実に涙を禁じ得ない。
友人と認めた人にはおおらかで、自分を半殺しにしたティルダすら笑って許したことがある。
一度ユキをかばって死に、長らく浮遊霊をしていたがミニチュアガーデンの崩壊と再構築を経て肉体を取り戻した。
年齢は浮遊冷時代のも加算して42歳。
ただし外見は死んだ時のままであり年齢より若い。
フォルアには感謝しつつも、やっぱり嫉妬と敵意むき出しである。
フラディにもやっぱり(ry
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ヤチでの生活 |
娘達よりも戦闘力がないという哀しい現実により、傭兵稼業よりもヤチでの活動を余儀なくされている。
役割分担は主に食材調達。人懐っこい性格なので受付をもする。
危険をよく知らない無邪気なユキ、わざと危険スレスレを行くユカリスにやきもきする毎日である。
そのせいか、本来泣き上戸ではないのにお酒が入った時の愚痴と泣きがひどくなった。
アルコールが入っていなくても号泣するのもいつものことであるが。
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ナガリス=ナギ・シャウラ
種族:
魔物(人間30年→浮遊霊10年→魔物1年目)
性別:女
年齢:40(見た目30代)
盗賊名:アラビア語で「針」の意。
フィネストの妻で、ユキ、ユカリスの実母。
癖の強い茶髪も顔立ちも娘達と瓜二つ。
常に笑っているやさしい人だが、その実血気盛んで男勝りな性格。
普段はよく先走るフィネストやティルダのストッパーとなることが多いのだが、ナガリスが暴れたら男2人がかりでないと止まらない。
ティマフとはフィネストを取り合った仲。
一度死んで浮遊霊となったが、ミニチュアガーデンの崩壊と再構築に伴い肉体を取り戻した。
年齢は浮幽霊時代を加算しているが、見た目は死亡時のままなので若い。
スリの達人でありその腕は敵の武器すらいつの間にか奪えるほどである。
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ヤチでの生活 |
数少ない女性であるため、必然的に宿の仲居として働いている。
夫よりは子離れができている……かと思われるが、夫および周辺があまりにも騒ぐために
自分が騒ぎそびれているだけだったりする。
本性は男子顔負けに血気盛ん。
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主な技一覧 |
『スリ』
すれ違いざまに相手からアイテムや金銭を盗み取る。
『リスの早抜け』
スリとは逆に、相手の懐に様々なアイテムを忍ばせる技。
忍ばせるのは爆薬だったり妨害アイテムだったりいろいろ。
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ティルダ=ティル・ペルセウス
種族:
魔物(人間30年→ゾンビ13年→浮遊霊1年目→魔物1年目)
性別:男
年齢:43(見た目30代)
盗賊名:ギリシャ神話の英雄、「ペルセウス座」から。
ユキの師匠。
焦げ茶の長髪を1つに束ねた長身痩躯の青年。いわゆるモテ男。
しかし手加減を知らないところがあり、ナガリスをめぐってフィネストと対峙した時は彼を半殺しにしたという
過去も持つ。
フィネストに負けず劣らず親バカでユキを溺愛しているが、実父のフィネストがユキに認知されたので
彼を優先させている。
プレアデス団壊滅のときに一度死んでゾンビとなり、その後ユキに討たれて浮遊霊となったが、
ミニチュアガーデンの崩壊と再構築のどさくさにまぎれて肉体を取り戻した。
年齢は死後の分も加算してあるが、見た目は死亡時のままで若い。
日頃のプレアデス統制は彼が担う。
強力な闇属性魔力を持つファイター系魔道士。
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ヤチでの生活 |
宿の従業員として働くのはもちろんのこと、運営などユキやユカリスでは十分にこなせない内政面を担当している。
良く言えば個性的な面々をまとめあげる程度の手腕はある。
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主な技一覧 |
『ナイトエッジ』(闇属性魔法攻撃)
刃物に魔力を流し、刀身を伸ばす。
魔力部分は物理防御無効の効果がある。
『ジェネラルエッジ』(闇属性魔法攻撃)
媒介なしで魔力の刃を構成する。
ナイトエッジと違い物理を受け流すことができない。
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ケーフィア=キファ・ケフェウス
種族:
魔物(人間29年→ゾンビ13年→浮遊霊1年目→魔物1年目)
性別:男
年齢:42(見た目20代後半)
盗賊名:古代エチオピアの王、「ケフェウス座」から。
ユキの師匠その2。
髪を短くしているにもかかわらず女性と間違われるような顔立ちをしており、独身のティルダと
「デキている」としょっちゅう勘違いされている。
一応言っておくが、ノーマル。
他と比べるとおとなしい性格のためフィネスト、ナガリス、ティルダに常に振り回されている人。
後天的に魔力を得たという変わった経歴を持つが、戦闘ではティルダとフィネストにかなわない。
なんか影が薄い。
プレアデス団壊滅の際に一度死んでゾンビとなり、その後ティルダの手によって討たれ浮遊霊となっていたが
ミニチュアガーデンの崩壊と再構築によって肉体を取り戻した。
年齢は死亡後の分を加算し、42歳。でも見た目は老化していないので若い。
現在も暴走気味のプレアデスを押さえようとして振り回されている。
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ヤチでの生活 |
主にティルダの補佐をしている。
しかし補佐なのをいいことに事態収拾を押し付けられることが多く、苦労が絶えない。
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主な技一覧 |
『ナイトエッジ』(闇属性魔法攻撃)
刃物に魔力を流し、刀身を伸ばす。
魔力部分は物理防御無効の効果がある。
『豊耳』(特殊能力)
一度に複数の会話を聞き分け、かつその内容を理解することができる。
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ニコラス=ニッケ・N・アルディバ
種族:
魔物(人間30年→ゾンビ13年→魔物1年目)
性別:男
年齢:43(見た目30代)
盗賊名:アラビア語で「ハイエナ」の意。
もともとは流れの傭兵だったが、偶然立ち寄ったルオルでプレアデスの面々に会い、彼らの陽気さを
気に入ってプレアデス入りした。
Nは彼のファミリーネームであるニールディン。
元傭兵であるためがっしりした体格。業物は傭兵時代からのロングソードを使っている。
また、闇魔法も少し使える戦闘のエキスパート。
豪快かつ抜け目のない性格だが、彼も例に漏れずユキ達に甘い。
プレアデス壊滅の際に一度死んでゾンビとなり、ティルダ、ケーフィアに代わってプレアデスの代表格を努めていた。
しかしミニチュアガーデンの崩壊と再構築によってほぼ元の体に戻り、現在はヤチで宿経営に従事している。
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主な技一覧 |
『三連突』(無属性物理攻撃)
素早く連続で突きを放つ。
長剣だけでなく、長物であれば繰り出せる。
『スウォーム』(無属性魔法攻撃)
自分を中心に全方位へ衝撃波を飛ばす。
吹き飛ばすことが目的であり、ダメージ自体は小さい。
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リーガル=リック・アケルナル(故人)
種族:ゾンビ(人間24年→ゾンビ13年)
性別:男
年齢:享年24
盗賊名:アラビア語で「川の果て」の意。
ケーフィアの弟分であり、情報通。ニコラスともパートナーを組んでいた。
不自由な体でありながらもその情報収集能力は生前同様高く、大陸各地を回ってさまざまな情報を仕入れていた。
その道中、魔物狩りをしている
村正と遭遇してしまい、討たれた。
ティマフは彼のことを「リク坊」と呼んで弟扱いしてはからかっていた。
彼だけはユキのいないところで死んだためユキの絶対権力の影響を受けて浮遊霊にもならず、それによってミニチュアガーデンの
崩壊にも関わっていなかったため復活しなかった。
最近ニコラスによく懐く大鷲がヤチに現れ、リーガルと名づけられた。
コールタール=コール・エリダヌス
種族:
魔物(アースガルド系魔族67年→ゾンビ13年→魔物1年目)
性別:男
年齢:80(外見は60代)
盗賊名:ギリシャ神話の川、「エリダヌス座」から。
親はアースガルドの
ラケシスにいた
魔族。
ルオルに移住して盗賊になったのはコールタールだけで、その時にいろいろあったらしく苗字は盗賊名をもらった時に捨てた。
口と喉の奥、首の後ろに「変蝕」があり、それぞれ蜘蛛の毒牙、糸を作る器官、第3、第4の眼がある。
また、手足の指も人より一本だけ多く、硬い毛が生えている。
髪はストレートの銀髪で、眼は橙。
手先が器用で盗賊のスキルは一通り身につけているが、趣味は料理。
よって宿では板長である。
生前はルオルの酒場でマスターをしており、人望も厚い情報屋。
ティルダ達が幼い頃からの付き合いで、彼らの父親みたいな存在だが、盗賊団の仕切りは若い人たちに任せて自分は退いている。
ただし、騒ぎたいだけ騒いでる。自由人。
得物は「ナイフ屋ですか?」と聞かれるくらいに隠し持っている様々な種類のナイフ。
ちなみに熱心ではないが
ラスタル教信者であり、ゾンビ化してからもシンボルマークのアクセサリを身につけている。
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ヤチでの生活 |
酒場を経営していた経験を活かして宿の経営担当に自然と収まる。
従業員としては板長(厨房の主)をしている。
ユカリスが調理に興味を持ち始めたので俄然張り切っているが、その理由やきっかけを思うと
複雑な心境になる。
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テオ=バルティオ・R・ヅィバン
種族:
魔物(人間45年→ゾンビ13年→魔物1年目)
性別:男
年齢:58(外見は40代)
盗賊名:アラビア語で「二匹のハイエナ」の意。
茶色の髪に緑の目を持つ壮年の男性。髪はセミロングだが、後ろで束ねている。
旅の傭兵だったところをルオルに流れ着き、盗賊に転向した人。
元々の本名が短いため、逆に愛称が長い変わった人。Rはファミリーネームであるロッソ。
似たような境遇のニコラスとは師弟関係であり、得物も同じロングソード。テオの方が師匠。
魔力はさほどないが、魔法についても詳しい。
仕事熱心と見せかけて、作業を中断させて遊んでいることが多い。
マウロとも旧知の仲であるらしく、休みの日はよく彼を訪ねているようだ。
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ヤチでの生活 |
掃除、食材調達など裏方の力仕事が主。
ただ、 コロナリアガーデンへの訪問や事後処理班の代理出張を増やしているため、
ヤチにいないことも多い。
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主な技一覧 |
『三連突』(無属性物理攻撃)
素早く連続で突きを放つ。
長剣だけでなく、長物であれば繰り出せる。
『スウォーム』(無属性魔法攻撃)
自分を中心に全方位へ衝撃波を飛ばす。
吹き飛ばすことが目的であり、ダメージ自体は小さい。
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トスカーナ=トナー・アルハイヤ
種族:
魔物(
フェアリー・アマルガム28年→ゾンビ13年→魔物1年目)
性別:男
年齢:41(でも外見は20代)
盗賊名:アラビア語で「蛇」の意。
黒いロングヘアーが自然と二つに束ねられているような、それでいて髪の先がボール状に丸くなっている変わった髪型の男。
どんな季節でも黒スーツを着ている。
性格はひょうきんな様でいてニヒルであり、常に薄く笑っては神出鬼没な人。
楽しいことは好きだが、笑いのツボが他の人とは異なる。
どのくらい異なるのかというと、人が使っているカップを左右入れ替えたり、勝手に人のイカサマを助けたり、こっそり背後に忍び込んで気づいてもらうのをずっと待ったりなど。
とにかく、時間経過で人がびっくりするような、ささやかないたずらが好きらしい。
ユキを「首領」、ユカリスを「お嬢」と呼び慕い、ユカリスにつき従っていることが多い。
魔物化しても
フェアリーとしての能力は健在であり、『影化』と『千眼』と呼ばれる能力を持つ。
フェアリーの能力のほかにも魔法が使え、全て低級ではあるが攻撃、防御、補助、状態異常は一通り使える。
しかし所詮低級で実戦で役に立つのはまれ。
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ヤチでの生活 |
自分からユカリスにつき従い、ユカリスの外出にも付き添うため、宿の仕事にはあまり関わっていない。
その代わり、外の情報収集を任されている。
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主な技一覧 |
『影化』(特殊能力)
自身を実態のある影に変化させる。
変化の形に制限はないが、自分の体積以上には伸ばせない。
黒いロングヘアーは実は首より下の部分は影であり、自在に伸ばせる。
影を伸ばしている分トスカーナの身長は縮んでいる。ロングヘアーをやめると5cmは身長が伸びる。
余談であるが、髪だけでなく黒スーツのような服も影か下自分の体である。
つまり彼は……。
『ファットマン』
影化を利用した変装。文字通りまるまる太った男性に体型を変える。
体を影によって内側から膨らませているだけだが、幻術の類を使っていないので
変装だと看過されにくいのが利点。
『千眼』(特殊能力)
腕、足、胴体問わず全身あらゆるところに大小様々な眼がある。
ボール状の髪先も実は眼球。普段はほとんどの目を閉じているため、見た目は人間と変わらない。
眼の視力もよく、夜目も利くが、これほど眼があるにもかかわらず本来人間の眼がある部分には瞼以外何もない。
『シャドーボール』
『ダークシールド』
『リュージュ』
『クイック』
『ヒール』
『闇討ち』
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アルナシュカディラ=アルカナ・アルゴル
種族:
魔物(人間28年→ゾンビ13年→魔物1年目)
性別:男
年齢:41(しかし見た目は20代)
盗賊名:アラビア語で「悪魔の頭」の意。
オレンジの天然パーマに褐色の目を持つ青年。
魔力の属性は闇だけだが、先祖に
エルオラン族がいるらしく、面長、少しだけ尖った耳、小さな一対の角と種族の面影がある。もちろんイケメン。
生来型召喚獣も2体ほどいたらしいが、どちらもアルカナがゾンビ化した時に死んだらしい。
霊感が強く、色々見聞きしている。
その関係で素材の目利きにも敏い。
本人は石や宝石を眺めているのが好きな性格で、苦労人のケーフィアとは気が合う。しかし、キレたら話は別。
得物は弓。素材や装飾にはかなりこだわったらしい。
足が速く身軽なため、伝令兼情報収集役をすることが多い。
トスカーナのいたずらの一番の被害者だったりする。
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ヤチでの生活 |
イケメンなので宿の接客に駆り出されている。
本人は食糧調達とか外回りがしたいけども、人手不足なのでかなわない。
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クラメル=グリム・アティク
種族:
魔物(ダークエルフ155年→ゾンビ13年→魔物1年目)
性別:男
年齢:168(外見31)
盗賊名:アラビア語の「プレアデスの肩胛骨」を省略したもの。
長い耳と、藍色の髪に灰色の眼を持つ男性。
アースガルド大陸の
ニューエイジダークエルフの集落から移住してきた。
頭に血が上りやすく喧嘩っ早い性格で、集落ではそれが原因で追い出されてしまったらしい。家族の縁も切られたため、苗字はその時に捨てた。
プレアデスでは喧嘩してもその日に殴り合えば次の日に仲直りできるため、彼の性格にちょうどいいらしい。
プレアデス入りしてからは多少おとなしくなったらしいが、それでも率先して野次を飛ばしたり煽ったりする。
がなり立てる声がしたらだいたいこいつ。
盗賊にはあまり向いていないが、鍛冶師としてのスキルは高く、団員の武器やアクセサリーの作成・装飾を手掛ける。
得物のハルバードもお手製。
団員証とも言える銀の短剣も作っている。
手先は器用なのに鍵開けや縄抜けは下手。イライラしてくるらしい。
したがって、魔法を使う時もノーコンごり押しで闇の魔法弾をバカスカ撃つ。防御は考えない。
ちなみに、ユキにネックレスとピアスの作り方を指導したのは彼。
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ヤチでの生活 |
趣味が高じて、彼だけ山間の空家を改築して工房を作ってしまった。
宿に寝泊まりしつつ工房で道具の作製、修理、カスタムなんかをしている。
武器や防具に限らず、アクセサリー類から漁に使う道具など日用品まで扱う。
腕は悪くないが、「趣味でやってるだけのアマチュアだから」と必要最低限の費用しかとらない。
そのうち工房で寝泊まりできる程に設備が整うかもしれない。
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レイグラード=レイ・H・サダルバリ
種族:
魔物(ステルディア系魔族68年→ゾンビ13年→魔物1年目)
性別:男
年齢:81(外見34)
盗賊名:アラビア語で「知識に優れた人の守り星」の意。
連合国ホルィジア、
ヴァルヴォート領出身の魔族の男性。
ほとんど白の金髪で耳が長く、目はタイガーアイのような茶色。髪は腰までの長さで、ゆるく束ねている。
長身痩躯の割には目がぱっちりしていて童顔で、20代と言っても通用する容姿を持つ。
元々は幼い頃から別口の盗賊団に所属し、当時から魔法の才をいかんなく発揮していた。
しかし所属していた盗賊団が討伐され、さまよっていたところを当時のプレアデス団首領(ダリウス)に拾われたという経緯がある。
Hは彼の性であるフルメリ。
ユキ、ユカリスのことはかわいいと思っているが、プレアデス入団の経緯から二人に対しての忠誠はそこそこ。
それでも彼女達が見せる底力には一目置いており、その成長を期待している。
基本的に、騒ぎも人の成長も一歩下がって見守るような性格。
仲間から武術の手ほどきを受けているが、体力はいまいち。
同じ元魔族の
エーヴェルトに対しては、彼が魔法下手である差別よりも同じように一度死んだ存在として親近感を感じているらしい。
どうでもいいがノーマルである。念のため。
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主な技一覧 |
レイグラードはレパートリーが多いため、上級魔術のみ記載。
記載されている術系統の初級・中級ももちろん使える。
『』
『』
『』
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コルデオ=コーダ・サダクビア
種族:
魔物(
メガロ38年→ゾンビ13年→魔物1年目)
性別:男
年齢:51(外見30代後半)
盗賊名:アラビア語で「テントの守り星」または「隠れ家の守り星」の意。
玉虫の
メガロ族の男性。
虫のような黒塗りの眼と、玉虫色の羽をもつ。ちなみに髪は黄緑から青のグラデーション。
人間の妻1人と子供が5人いたが、自我のあるゾンビになれたのは彼だけだった。
だから、ユキとティマフに対する思い入れは特別。
そうでなくても子どもの相手をするのは好きである。
元々身体能力も低く、寿命もそろそろ尽きようとしていたため、今のこの体を「結構便利だな」と思っている。
しかしそれを野良ゾンビと化した仲間を討伐する時にふと思ってしまったため、それから10年以上たった今も罪悪感にさいなまされている。
それを「ユキのため」と正当化するため、ユキへの忠誠心は強い。
ちなみに現在の種族は魔物に分類されるため、メガロ族よりかなり寿命が長くなっていると思われる。
ミキヒサ=カユ・サクマ・アルコル
種族:
魔物(
鬼族73年→ゾンビ13年→魔物1年目)
性別:男
年齢:86(見た目36)
盗賊名:アラビア語で「かすかなもの、見捨てられたもの」から来た言葉。
イーシス大陸の魔族の子孫。名前を漢字にすると佐久間 三鬼粥。愛称はこの漢字からきている。
2m近い巨体に、腕力特化の鬼族であるため筋肉もすごい。
魔力はあるが魔法は使えない。
芝生のように逆立った黒髪に、血走ったような赤交じりの金瞳をしている。
鬼人化すると筋肉がさらに厚みを増し、肌もさらに黒に近くなって額に角が2本生える。
もちろん犬歯も爪も伸びる。
しかし体格に反して気の優しい性格で、自分の体格はコンプレックス。(ただしそれを言うとフィネストが泣きだすのであまり口にはしない)
復活してからは何かと前向きになった。
ちなみに、銀剣は彼の体格に合わせて大きく作られており、短剣というよりはショートソードに近い。
カイルダイン=カイン・カストル
種族:
魔物(人間31年→ゾンビ13年→魔物1年目)
性別:男
年齢:44(外見31)
盗賊名:ゼウスの双子の息子のうちの、兄の方の名前。
アベルダインの双子の兄。
金髪にルビーのような赤目の好青年。人懐っこくて面倒見がいいが、弟と競争する時だけは別。
戦闘スタイルは徒手空拳がメインで、短剣もそれに合わせてメリケンサックに刃がついたような特殊な形状をしている。
出身は本人たち曰く「ド田舎。」
そのド田舎の「双子はどちらか強いほうだけ残す」というしきたりに反発し、兄弟そろって出奔する。
しかし、生来兄弟で競い合うのが好きな性格であったため、ただの手合わせが殺し合いレベルになることも珍しくなかった。
そこで、互いの身を考えて別々に旅立つも、結局ルオルで再会してしまう。
そのまま2人とも盗賊となるが、やはり2人一緒にいることはめったにない。
兄弟仲は良く、良き兄弟良きライバルとして互いを認めている。
なので戦績で競わせたりすると、2人同じ場所にいても互いを殺し合うことなくものすごい成果を上げる。
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ヤチでの生活 |
兄弟で宿の清掃を担当している。
2人で担当場所を区分けし、競うように毎日宿のそこかしこを掃除して回っている。
もちろんお客の目につかないように配慮することは忘れない。
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アベルダイン=アベル・ポルックス
種族:
魔物(人間31年→ゾンビ13年→魔物1年目)
性別:男
年齢:44(外見31)
盗賊名:ゼウスの双子の息子のうちの、弟の方の名前。
カイルダインの双子の弟。
双子らしく、容姿は兄と瓜二つ。戦闘スタイルと短剣の形状も一緒だが、性格はアベルダインの方が大人しい。
ただし、こっちも兄と競争する時だけは別。
口にはしないが、自分達の名前が不吉だと思っている。
ちなみに現時点での戦闘能力はまったく互角。勝負でどちらかが勝ったとしても、次やった時はもう一方が勝つという具合。
これはお互いの実力が相手を上回ることを繰り返した結果起こったことだが、戦闘能力のインフレに互いの体が追いつかなくなってきている。
そのため、次に戦闘面で競争する時は2人の両方が死ぬまで勝負がつかないレベルにまでなっている。
別に兄弟そろって相手を殺すことが目的ではないため、普段からお互い距離を取っている。
それでも互いに気分が落ち着いている時は普通に談笑することもできるし、離れていても双子のテレパス的なもので意図せず連携をとることも多い。
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ヤチでの生活 |
兄弟で宿の清掃を担当している。
2人で担当場所を区分けし、競うように毎日宿のそこかしこを掃除して回っている。
男女それぞれの浴場を掃除しているときが一番すごいらしい。
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ノーマン=ノア・コルレオニス
種族:
魔物(
獣人18年→ゾンビ13年→魔物1年目)
性別:男
年齢:31(外見18)
盗賊名:ラテン語で「獅子の心臓」
ヴァルヴォート領、ディサイアキャニオン出身のライオン系の獣人。
鬣のような癖のある白髪、アイスグリーンのネコ科の眼をしている。手は人型だが獅子の脚と尻尾がある。
尻尾の先は黒い。
本来あるはずの獣人の本能を自覚できないまま歳をとってしまい、自分の意思というものがよくわからない性格。
自分の好き嫌いすらわからない。(ちゃんと選ぶ基準は彼の中にあるが、なぜそれを選んだのか彼自身がわかっていない)
ルオルに来たのも、傭兵の両親に言われるまま連合国ホルィジアの内戦を逃げのびたからで、そして首領に言われるままプレアデスに入った。
常に誰かからの指示を待っている状態だが、知力、戦闘能力は高め。
得物はチャクラムやナイフなど投擲武器。
戦闘に入ると無意識のうちに武器や己の体に魔力を付加して能力を上げる。
自分が誰かのために強く願ったり、肉体を得て復活するほど強い生存本能があったことに戸惑っている。
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ヤチでの生活 |
何でもそつなくこなすため、宿中のいろんな仕事に駆り出されるが、
厨房で手伝いをしていることが多い。
淡々と仕事をこなしながら自分の存在理由について考えている。
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ウィズロー=トヨサネ=トヨ・アルバリ
種族:
魔物(
ウルドイド21年→ゾンビ13年→魔物1年目)
性別:男
年齢:33(外見21)
盗賊名:アラビア語で「呑み込むものの守星」
アースガルドの
ウルドで男娼をやっていた青年。
名前はウルド式に「姓=名=愛称・盗賊名」となっている。けど姓の「ウィズロー」を名乗るのはまれ。
姓は母のもので、実は名家の隠し子らしい。
黒に近い茶髪に紫眼。色白なうえに小柄で線が細く、顔立ちも中性的。見目麗しいって言葉がよく似合う容姿をしている。
ちなみに同性愛者。
しかし性格は女々しいわけではなく、見た目を裏切らないおしとやかな言動に反して、本性はしたたかな姉御肌。
生まれも育ちも娼館で、そのまま男娼として働いていたところを盗賊見習いだったエルドラードに惚れられて、
彼に連れられて(もとい盗まれて)ルオルに来る。
魔術の才に秀で、同じチームの面々から様々な魔法を教えてもらっている。
+
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ヤチでの生活 |
中性的な容姿を利用して、女性として仲居をしている。
分野は違うが接客第一の職場にいた経験があるため、役職としては仲居頭や女将に近い。
女性のナガリスよりも女性らしいが、むやみにそれを指摘しないのが暗黙のルールである。
あと、部屋はエルドラードと同室。リア充している。
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アウレオールス=エルドラード=エル・ビハム
種族:
魔物(
ウルドイド23年→ゾンビ13年→魔物1年目)
性別:男
年齢:36(外見23)
盗賊名:アラビア語で「雨の守星」
生まれ育ちはルオルだが、祖先がウルド人。その名残でウルド式の姓を持ち、名前の表記もウルド式。
しかし「アウレオールス」を名乗るのはまれ。(長すぎて名乗るのがめんどいらしい)
ツンツンした赤黒い髪に金眼。
顔と体にピアスやチェーンを大量につけており、そのどれもが魔法具あるいは魔石に装飾を施したもの。
同様に術式として使える刺青も体中にある。
不良そうな見た目に反して、学問はちゃんとできる。
しかしバカ。
盗賊見習い時代に、魔法の修行でウルドへ留学。
その時にトヨサネと出会い、惚れた勢いでルオルまで連れて行った。
本人はこれを盗賊としての初仕事だと自慢してはばからない。
周りに対しては面倒見がいいが、相手から乞われない限り知識や技術を教えたりはしない。
つまり、ユキは勉強するのが嫌なので教えない。(ユカリスは積極的に勉強しにくる)
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ヤチでの生活 |
勉強ができるために宿の財政管理を担当させられている。
そもそも容姿がサービス業向きでないため、できるだけ人目につかないようにしている。
本人は事情をちゃんと分かっているものの、トヨサネと業種が分かれてしまったことに少々不満なようだ。
なお、人当たりはいいのでヤンキーの様な見た目さえどうにかなれば接客も問題ない。
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パティ(仮
種族:不明
性別:女子
年齢:不明
盗賊名:なし
ユキが闇オークションで見つけ、ユカリスが買い取り先から強奪してきた少女。
少し濃いめのピンクマゼンタの髪に薄い碧色の目、少し尖った耳を持つ。
体液が空気にさらされるとあらゆるお菓子に変化する特殊な体質。
聖域のどの語圏にも属さない外国語を話すため、意思疎通が少し難しい。
今のところ彼女の言葉を介せるのは
ルーチェと
シャドーくらいである。
プレアデス団員ではないが、ヤチにいるのでここに記載する。
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ヤチでの生活 |
多少は打ち解けてきたようだが、まだ少し距離がある様子。
角からじーっと見るのを保護者勢が見つけてはトコトコ追いかけるという
追いかけっこ+かくれんぼのような遊びが繰り返されているらしい。
あとたまに保護者勢があの手この手でパティをあやしに来るのだが、
いつもパティはびっくりして逃げる。
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ユカリスが召喚した悪魔。
黒が混じった灰色の短髪、金色の目を持つ。獣化した姿は灰色の貂。
混沌を好む悪魔らしい性格をしており、シャレにならないドッキリが好きな危険人物。
その性格のためか、トスカーナとは気が合うらしい。
プレアデス団員ではないが、ユカリス専属の部下なのでここにも記載。
+
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ヤチでの生活 |
衣食住足りて悠々自適な生活を満喫している。
ユカリスの希望で一日の大半を貂の姿で過ごしており、悪さをしては
色んな人からとっちめられている。
ただ、後述の新入りが来てからは風向きが怪しい。
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テロリストに召喚されたが主が死んだため野良だったところを、色々なツテと縁でユカリスに雇われた。
白髪のサイドテールに赤目で肌が青い。獣化した姿は青みがかった黒い猪。
素直で明るい性格をしており、野菜とスナックと
ライカンスロープの血が大好き。
ライカンスロープの上位種であることから、
ヘレボラスへの牽制のために雇われた。
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ヤチでの生活 |
雇われた経緯と彼女自身の性格からかなり好意的に受け入れられており、待遇もいい。
仕事は主に厨房や狩猟になるだろうが、肌の色をごまかすことができれば仲居も任せてもらえるだろう。
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種族:
キルクロイド
性別:無し
年齢:できたて
盗賊名:なし
闇の商人三角兜から購入した自立型戦闘兵器。
青を基調とした、丸い頭部を持つ人型をしている。
三角兜の兵器の性能を見るためにトスカーナが試し買いしたもので、
兵器とは言っても単体での戦闘はそこそこ。
よって宿の従業員として使われており、それを前提として錆に強いコーティングがされている。
また、購入したのはトスカーナだが、命令はティルダのを最優先にするよう言われている。
名前は「デウス=エクス=マキナ(機械の神)」とエリダヌス座の「ケイド」から。
ケイドはアラビア語の「アル・カイド(卵の殻)」が由来となっているため、
愛称としてカイと呼ぶ人もいる。
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ヤチでの生活 |
基本的にあらゆる方面の雑用係。
身体能力、知能ともに一般人より高いので、周りからいろいろ試されておもちゃにされることも。
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ヴォルス・リダスタ=リナウェスタ(故人)
種族:人間
性別:男
年齢:27
盗賊名:なし
ヴィダスタとユキ達の仲がよかったよしみで、ミニチュアガーデンの魔物討伐と護衛任務に参加する。
しかしプレアデスの誰一人として
ヴォルスの言い分を信じておらず、裏切り対策のために一時的に入団させる。
しかしえげつないまでに黒幕だった。
今でもプレアデスほぼ全員のトラウマになっている。
ダリウス=ダヤル・プレアデス(故人)
種族:人間
性別:男
年齢:享年42
盗賊名:星団の名前「プレアデス」から。
ユキの3代前の首領。
濃い隈、濁った灰色の目、枯草のような金髪、細い体と一見病人のような外見をしている。
誰よりもプレアデスを愛し、団員達を愛した人。
しかしその優しさは旧友のテオとコールタールからは「残酷」と評されている。
その半端な優しさと自分を省みない生き方はティマフにも大きな影響を与えた。
ちなみに、ユキは団員の居場所、意思、その他諸々を各々の声として認識するが、
ダリウスは光として認識していた。
彼の視界では、ルオルはまさに星の海に見えていたのだとか。
他多数
全員が元ゾンビであり、四苦八苦しながら3歳で両親と死別したユキを育てた。
ただ、全員が度は違えど大雑把な性格の男であるため、ユキは野生児に育ってしまった。
今はそのことを少し後悔しているらしい。
そのため、できることならユキ、ユカリスには普通の女の子として生活して欲しいと願っている者が大半である。
肉体を得てからはティルダの指揮の元、ヤチで宿の従業員として働いている。
入団試験
プレアデスに入団するためには誰か他のプレアデス団員に師事し、後述する7つの歌のうち1~5の歌を歌っている
必要がある。
その条件さえ満たせばあとは何歳からでも入団試験を受けることができる。
試験に合格すれば晴れて盗賊として自分の好きな盗賊名を名乗ることができる。しかし、プレアデスを名乗れる
のは首領だけである。
盗賊名が決まれば、師事する時に師から与えられた黒い短剣の柄にその名前を刻む。
試験に合格すればいつでも師弟関係を解消できる。
プレアデスは基本年功序列無視の実力主義であるため、主だった上下関係はこの「師匠⇔部下」の
師弟関係と「首領⇔部下」の主従関係のみである。
ユニット
団員はたいてい二人以上のチームを組んでユニットを作る。
各ユニットは好きに名前を決めることができるが、師弟で組まれたユニットの名前は自動的に師匠の盗賊名になる。
ユニット名はそのまま呼んだり、「チーム○○」と呼んだりする。
「
五つ星」…
ティルダ、ケーフィア、ナガリス、フィネストのユニット。最初から4人なのに名前には5を入れている。
一時期ティマフが入って5人になり、ティマフがルオルを離れたので再び4人に戻った。
「戦乙女」…
ナガリス、ティマフがとっさに結成したユニット。突発的なものなので結成したその日に解散した。
別名「アマゾネス」
「アルディバ」…
ニコラス、リーガルのユニット。当初はティマフもここに加わる予定だったらしい。
「ペガスス」…
レイグラードを筆頭とする、コルデオ、トヨサネ、エルドラードの魔術に秀でた4人で構成されるユニット。
4人で連携を取って発動する防護壁はかなり強固なもので、援護、遠距離攻撃にたける。
「
ディオスクロイ」…
アベルダイン、カイルダインのユニット。
ただし2人の性格上の理由から、常に2人とも別行動をとっている。
このほかにも多数あるが、ティマフ、ユキ、ユカリスはどこのチームにも属してない。
文化
プレアデスには土地柄か、独特の価値観、死生観、文化がある。
名前
プレアデスで生まれた人にはファミリーネームがなく、「本名」=「愛称」・「盗賊名」という構成で名乗る。
「本名」は普段から用いる名前。
「愛称」は親しい間柄の者達でのみ呼び合う名前。
「盗賊名」は正規メンバーの証であり、敬称として使われたりもする。
プレアデスにおいて名前はさまざまな意味合いを持ち、皆それぞれの思いをもって名前を使い分ける。
また、盗賊名は全て星の名前に由来し、それぞれ意味がある。
黒い短剣
プレアデスに所属している証。刃渡り20cmほどの銀の刃に黒い柄の短剣。
柄はたいてい滑り止めに布が巻かれているが、その下には意匠を凝らした銀細工模様がある。
また、銀には退魔効果がある。
盗賊見習いとして師事したときに師匠から柄が無地の短剣を二本渡される。
そして入団試験に合格したときに模様と盗賊名を柄に刻んでもらう。
この短剣は戦闘時にも使えるほか諸々の役割を与えられて、譲り譲られる。
一般的なのは互いの短剣を一本ずつ交換してエンゲージリングとすること。
型
プレアデスには独特の型がある。
それは剣舞として習得されるが、おおよそ以下の二種類に分かれる。
柳:相手の力の流れを読み、それを利用して必要最小限の力で相手を攻撃する。
樫:己で力の流れを作り、最小限の力を大幅に引き上げる。
7つの歌
プレアデスには口伝でのみ伝えられる7つの歌がある。
1、「月夜の咆哮」……
自分がプレアデス団の一員であることを示し、忠誠を誓う。
2、「粗樫の歓声」……
自分達を鼓舞するとき、テンションを上げたいときに歌う。
3、「嵐の嗚咽」……
うなるような単調な曲でトランス状態に入り、身体能力を上げる。曲自体に人気がない。
4、「柳のささやき」……
無意識下で意思を伝え合う。いわゆる直感の強化。これで連携を高め、首領は統制をとる。
5、「旅人のエール」……
互いの感情を半分ずつ請け負う。恐怖、混乱などを軽減するために使われることが多い。
6、「星砂の産声」……
現首領が代替わりすることを伝え、絶対権力と絶対服従の関係を一時的に解消する。
7、「首領の呼び声」……
絶対権力の象徴。歌というよりは号令であり、首領が誰かを示し他の団員に認識させる。
そのうち1~5の歌は誰にでも歌えるが、6と7は首領のみが歌える。
また、6の歌は首領の代替わりのときにだけ当代の首領が歌う。
1~6の歌を聞いた者のうち7の歌を収得した者が次の首領になる。7の歌を習得する条件は1~6の歌を聴く他に特にないらしい。
当然ユキも1~7まで歌えるはずなのだが、首領が代替わりしたプレアデス壊滅のときユキはまだ0歳であり、どうやって収得したのかは謎。
7の歌を習得し、首領となった者は1~5の歌を歌った部下に対し絶対的な権力を振るえる。
その度合いは7つの歌を歌う頻度によって変わるが、部下の心の内まで読めるらしい。
ちなみに1~5の歌には振り付けがあり、それぞれ剣舞に応用できる型の基本となっている。
絶対権力と絶対服従
「絶対権力」
首領が部下に対して振るえる力。
程度の強弱はあるものの、部下の居場所・心情を把握することができ、行動を強制することもできる。
意識しないと直感が少し鋭くなった程度にしか働かない。
「絶対服従」
首領を除くプレアデス団員全員に付与される能力。
「絶対権力」への服従を余儀なくされるが、その命令により身体能力が底上げされる。
また、仲間内での連携でも能力の底上げが起きる。FEの支援効果みたいなものと言えば分りやすいか。
連携の難易度は上がるが、人数が多いほどその効果も大きくなる。
勘違いしてはいけないのは、「絶対権力」は必ずしも独裁的にふるまえるものではなく、
7つの歌は洗脳歌ではないということである。
この二つは本質的には同じ能力であり、違いは上記の取得条件と行使する人の精神力の強さにかかっている。
たとえば部下の精神力を1とするなら、ユキの首領としての精神力は20程度強い。
当然これも個人差があり、部下であっても精神力の強弱はさまざま。
さらにその時々の精神状態によっても精神力の変動は起こる。
したがっていくら首領の立場・能力が上であっても、部下全員でクーデターでも起こせば覆すことができる。
首領⇔部下の関係はお互いの信頼によってはじめて成立する関係なのである。
たとえ反乱がなくても四六時中大勢の他人の意識が流れ込むのはかなりの負担がかかり、
首領は総じて短命であり交代までのサイクルも短め。
現在首領のユキは何気に歴代でも上位に入るほど長く務めている。
死生観
プレアデスでは死者は骨まで灰にして風に流す。
これは死者を風に乗せて旅をさせるためであり、死者は風と共に世界中を回っていつかルオルに帰ってくると言われている。
そのためルオルには墓地がなく、代わりに死者の名前を刻んだ石碑がいくつもあった。
(ミニチュアガーデンの崩壊でルオルごとなくなってしまったため、ヤチで石を削って代用している)
死者が転生して帰ってきたら石碑の名前を削り取ることになっている。
この言い伝えに半信半疑のものも多いが、古い石碑の名前が確かに削り取られていることにわずかな希望を
抱いている。
最近ではアンデット化していた者たち全員の名前と、リーガル=
リック・アケルナルの名が削り取られた。
また、生が「記憶をためて行く旅」、死は「記憶を無くして行く旅」だとされ、
思い出が多いほど一番大切な思い出だけを持って帰ってこられると言われている。
そのため、自分の身に起こったことはいいことも悪いことも全部憶えておくべき、というのがプレアデスの共通認識である。
しかしユキとティマフはまだそれが実行できるほど大人ではない。
ユカリスは本人の性質によりいやでも全部記憶してる。
この輪廻転生の考えが深く根を下ろしているため、プレアデスは基本無宗教であり神はいないという考え。
一応宗教は自由であるため、これ以外の考えを持ってもいい。
挨拶
上記の死生観とのつながりで、プレアデスでは分かれるときに「さようなら」ではなく「また会おう」と挨拶することになっている。
この挨拶は死別においても交わされる。
そして二度と会いたくないような憎い相手に対してのみ「さようなら」を使う。
魔道士と騎士と戦争
ミニチュアガーデンでは少し前まで魔力を持つ魔道士と魔力を持たない騎士が戦争をしていた。
ルオルの住人は大半が魔力を持たない人間であったが、魔道士側、騎士側どちらにも加担しなかった。
その結果争いを好まない魔道士もプレアデスに属したため、プレアデスには魔力持ちが多い。
ヤチの宿について
ヤチにて木造の建物と土地を借り、宿として経営している。
財政の関係上、運営に必要なもの(特に食材)はほぼ自給自足で調達しており、宿代の支払いに関しても後述のクエスト掲示板で肩代わりさせたり変わった制度を取っている。
立地が僻地であるために客足は少ない。
構造
宿泊施設となる本館、従業員宿舎の別館、ユキ、ユカリスの部屋となる離れからなる。
本館には宴会場、大浴場、露天風呂もある。
こう書けば規模が大きいようにも見えるが、実際には建物も土地もこじんまりとしている。
たぶんユキ達の知り合いを泊めたらそれで部屋が埋まる。
クエスト掲示板
誰が設置したのか、保護者組のノリと遊び心で出現したもの。
入り口すぐの廊下に目立つように設置されており、宿の運営の手伝いに関する仕事がクエストとして紙に書かれて掲示されている。
難易度もピンからキリまであり、簡単な皿洗いから難易度の高い食糧調達、果ては素材の収集までいろいろある。
これらクエストをいくつかこなすことで宿代をチャラにしてもらうこともでき、相応にハードな仕事ばかりである。
最終更新:2016年05月20日 02:04