マジックアイテム(珀路)


概要


霊力=魔力と親和性が高いor魔力を宿すことで特殊な力を持ったアイテムの総称。
輝石大陸では魔法発動の媒体となったり、魔術の行使をサポートしたりする使い方が一般的。
このマジックアイテムを専門に製作する職人も存在する。

マジックアイテムの仕組み


常時発動型


装備者に常時効果を発揮し続けるもので、主に護符などが該当する。
基本的に周囲の土地や空気中に含まれているマナや魔力に呼応して作動する。

反応型・任意


装備者もしくは対応する者の魔力反応により作動するもの。
大半のマジックアイテムがこの仕組みを利用している。
対象者の魔力のみ反応するように術式を組めば、その対象になった者にしか使用できないようなアイテムも製作可能。

反応型・自動


装備者など指定した対象がある一定の状態に陥った際に効果を自動発動するもの。
上記二つのタイプと比べると数は少ない。
オート防御の魔法盾などがこの仕組みを利用している。

素材系


魔宝石


魔力を宿した宝石のこと。
内部には魔力を蓄えており、様々なマジックアイテムに加工される。
輝石大陸の霊場付近でよく採掘されている。

魔法金属


魔力を宿した金属のこと。
魔力により特殊な性質をもっており、こちらも様々なマジックアイテムに加工される。

マジックハーブ


霊的な力を浴びて特殊な生態系を持った香草。
主にポーション類の材料となり、効能も精神安定から傷の治癒、病気の治療など様々。
ハーブティやアロマの原料としても好まれる。

マナエッセンス


なんらかの要因で強力な魔力そのものが液状化したもの。
マナエッセンスの溜まり場は「泉」と称される。
霊場付近で見られることが多く、マナクリスタルと共に発見されることが多い。
素材としても使用できるが、生物などが適度に取り入れれば様々な恩恵を齎す。
(具体的には一時的な耐性の付与、相反する属性を持つ呪いや状態異常の中和、魔武器やゴーレムなどの魔力充填など)

ただし便利だからといって短時間に大量のマナエッセンスを体内に取り入れることはよくない。何事も適度が一番である。
過度の魔力(霊力)を取り込むことにより心身の破壊、異形化などの致命的な悪影響がでることがあるのだ。
他にもエッセンスの属性と相反する属性を持つ者が取り入れすぎることで元々の属性の加護が消失したりすることもある。
しかしこの性質を悪用し、人工的な魔物を生み出したり人工的に耐性を付与したりと恐ろしい研究も進められている話も実在する。

なおエッセンスの回収には特別な道具や装置が必須である。


アイテム


呪符


ラケルタ式


ラケルタ島で発展した符術の為に作られたマジックアイテムで、霊水で清められ、月の光を浴びせながら乾燥させた和紙が材料。
そこに魔術のコマンドを文様として書き込み、術行使に必要な魔力の90%を注ぎ込みそのまま定着させる。
後残りの10%の魔力を注ぐことで魔術を発動させるという仕組みになっている。

水や風に弱い特徴を持つが、携帯性に優れており持ち歩く者も多い。

プレート


魔法金属に魔宝石が埋め込まれた作りをしているカード型のプレート。
魔術のコマンドを文様・ルーンなどとして書き込み、魔石に蓄えられた魔力により魔術を発動する仕組みになっている。
一つの魔術しか発動できない制約はあれど、何度も使用できる。
ただし、魔石に蓄積した魔力がなくなった場合は外部から充填しなくてはならない。
魔術のコマンドによって魔力の減り具合が変動する。

埋め込んだ魔石は繰り返し使うことで劣化し、職人の手によって取り替えてもらわなくてはならない。

魔法武具


魔術のコマンドを刻みつけ、魔術の媒体としても使えるようにした武具。
儀式や神事などに使用する祭器、神器などにも多く見られる。

魔道書


修練中の術師用に様々な魔術が書き記された書物。
書き込まれている文章にすら神秘的な力が宿っており、書物自体がマジックアイテムとなっている。
この文章は書を媒介に術を行使する術者をサポートし、慣れない術行使を文字に込められた神秘の力を用いて安定させる効果がある。

市販品の他、腕の立つ術師が自身の生み出した魔術を後世に残すため自作する場合もある。
基本的には術式の修練に励む術者用。

ポーション


魔法薬の総称。各種回復用から補助、術式の媒体など様々な目的で利用される。
材料は主にマジックハーブだが、他の素材から作られるものもある。
飲めるタイプとそうじゃないタイプがある。

アミュレット


装備者に霊的な加護を齎す護符で、様々な素材から製作される。
旅人や傭兵たちにも人気が高い。
最終更新:2015年03月23日 15:38