死後の人間達が最初に向かうと言われている世界。 冥界の王ハディスが世界を統治している。 冥界に住んでいる種族は死神しかおらず、またその死神は、前世で自ら命を絶った者だけが止まっているといわれている。 一般的な死神の外見は人間と変わらぬ姿に、黒いフードを纏った姿で顔をうかがうことは難しい。 それぞれが自分専用の鎌を持つ。 種族間の関わりは殆どなく、あるとすれば冥界の王とそのお付きが、魔界や精霊界などと少し交流があるくらい。
まだ死期が来ていない『生きた』人間は、この冥界に足を踏み入れる事は原則的に無く、あったとしても死神達によって、強制的に意識を失い、目を覚ますと元いた世界へと戻される。 この時、人間側には死神達の姿が見えず、冥界までの生き方や冥界の姿などの記憶が消されているらしい。 それでも、人間達が冥界へ足を踏み入れる手段があるようだが……
因みに魔界や精霊界から、冥界へ向かうことができるようだが、生きた人間はそこから行こうとしても、先述したとおり、意識を失わされ、元の世界へと戻されるようだ。
・冥王城 冥王ハディスが住む城。 大きさは魔王城よりも土地面積は狭いが、高さは魔王城のそれより高い。
・死神 冥界に住んでいる種族。 死神の鎌を持ち、死期が訪れた魂を冥界へと連れて行くことが主な仕事となっている。