概要

ネスト大陸の国家アークに仕える、数十の荒くれ者とそれを統率する将校数人で構成された遊撃隊。
60人の荒くれ者を10人毎に分け、6部隊が存在するらしい。
アーク国内では「死を恐れない英雄達」と名高いが、他国(主にイー・ゼン)からは「冷徹非道な虐殺吸血部隊」と悪名高い。
下には各部隊の隊長を紹介していく。
ちなみに、「冷徹非道な虐殺吸血部隊」とは、ほぼ「槍の部隊」・「斧の部隊」・「鎌の部隊」の評判である。
戦車、杖、剣の部隊は必要以上の殺戮は行わないのだが、風評被害を一身ならぬ一隊に受けてしまっている。

槍の部隊

ウィンカー・ミッドベル 44歳 男 人間

人目見て「顔長」とあだ名されるような馬面、面長な金髪のクルーカットの白人。碧眼。
眼も鼻も顔も口も背も総じて高く長く、かなりの狂相。その顔の強烈なイメージから「本人が既に槍」とまで言われる。
冗談の通じない一本調子真面目の男であり、部下にも自分にもとても厳しい。
作戦行動上でミスを犯した兵士を「ウィンカー会議」と称し、その場で処断(殺害)する事で有名。人望は無い。
部隊とあだ名の通り槍を得手とし、かなりの使い手と言われている。
ライニグング戦で戦死している。

斧の部隊 †

セイラン・ジェスヴェリ 24歳 男 人間

血気盛んな若者ばかり集めた「斧の部隊」の隊長。赤髪ストレート、髪を後頭部で縛っている。
サングラスと口の裂けた笑みに加え、いつも黒いスーツの上下に黒い手袋、青いネクタイを纏っている。
女装しても違和感の無い細長い、少女マンガに出てくるイケメン男性キャラクターのようなボディバランスが特徴。
実力以外は隊長の器ではなく、指揮能力は「特になし」。
性格は残虐極まりなく、人間を己の獲物の鋼線で切り刻む事に生き甲斐と性的興奮を覚える男。
何故こんな男が隊長に配されているか、本人に聞けば「部隊長が死んだらなんでかオレのとこに任命が来た」と語るのみ。
家族愛の強い男で、自分の異常性を理解しているのか本来の姓である「アメリエン」姓を隠している。
統率もクソも無い部隊であり、人望は無い。それどころか隊長の名前を知らない隊員も存在する。

身長:170cm
体重:60kg

剣の部隊

マリ・カイ 340歳 女 鳥人

実年齢340歳、外見年齢30代後半の鳥人族の女性。
黒髪をアップに纏めた、筋肉による豊満な肉体を持つ非常に厳つい人物。
得物は自身の身長(178cm)の2倍はあろうかと言う大剣と人間離れした腕力。
過去にイー・ゼンの軍事行動で夫と子供(息子、娘)を失くしており、その代わりか部隊員を家族のように扱う。
厳しい訓練で有名だが、いざ実戦場に出るとどうしても部隊員を大切にしてしまい、部下の育ち様が他部隊より遅めなのが悩み事。
部隊員以外の軍人から「バンドリーマーブの人望の有る方」と呼ばれる。

身長:178cm
体重:79kg

飛ぶ為に軽量である鳥人族ながら、蓄えた筋肉により体重はなかなか。

戦車の部隊

ジード・レムギーゴ 159歳 男 サイボーグ

非常に細い、空き缶と鉄パイプで作られたようなボディを持つ脳髄人間体ロボット。
妙なのは見た目だけではなく、バグが生じているのか頭がおかしくなってしまっているのか、時折奇矯な振る舞いを見せる。
しかし指揮能力、実力、性格は問題なく、むしろ6部隊の中の方では常識の有る方らしい。
アーク元首バスジナーク・フェイミィとは古くからの友人。
本人が語るに「バスジナーク坊やと遊んであげた事が有る」そうで、バスジナーク本人もそれを肯定しているが
バスジナークの話によると、現在ほど機械化は進んでおらずも、その頃から既にジードの体は半分ほどが機械部品だったと言う。
得物は下半身を埋め込んで使う個人用戦車「エルジャンヌ」。接近戦装備は機械仕掛けの薙刀「ヘイルメリー」。

杖の部隊

ダン・ハードル 77歳 男 人間

カイゼル髭と目までかかった白髪が特徴。身長はかなり低く、一見子供に見られてしまう事もしばしば。
機械に恃む武力の多い中、魔術による武力を得手とする。
その理由からバンドリーマーブ唯一の魔法部隊である杖の部隊の創設と共に隊長に任命される。
私情を出さない性格で有名で、外見がロボットじみたジードと比べて「こちらの方がロボットに見える」と言われる。
しかし事実人間であり、ロボット等ではない。「理想的な下兵」「完成された中間管理人」と揶揄されている。
みすぼらしい外見とは裏腹に、仮にも一部隊の長を務めるだけあって実力は認められるもの。
が、一部の部下からは外見のせいでナメられている。
寡黙な本人がどう思っているかは部下達の知るところではない。

身長:152cm
体重:44kg

鎌の部隊

サンゾウ・イッツギ(三蔵 市次) 50歳 男 種族不明

柔和な笑みを浮かべた長身の男。左目の上に座した大きな黒子が特徴。肌は浅黒く、黒い髪は角刈り。
いつも山伏の格好に高下駄を履いており、いでたちは「天狗」そのもの。
部隊長が最近戦死した鎌の部隊にやってきた、6代目鎌の部隊隊長。
しかし経歴には謎が多く、部隊員から選ばれた隊員でもなく、本隊の人間かと言われれば「見た事が無い」
と言われ、上部にそれを問うと「前から居た」と色々な証拠や理由を説明される。
怪しい点は色々あるものの、「任務はこなしているし能力も申し分ないし良いだろう」と看過されている。
一部のゴシップ好き、首突っ込み癖の有る部下には、未だにサンゾウの身元を探ろうとしている者も居る。
得物は体より大きい鎌。

身長:185cm
体重:不明

余談
グレームリーシープー
データ移植不全修復
最終更新:2012年12月01日 00:27