ホロロギウム
1: 名前
ホロロギウム=メンシス
2: 年齢
20歳前後
3: 性別
男性
4: 種族
【時の精霊憑き】
銀時計の悪魔(精霊)との契約を果たして精霊憑きになった身。
とはいえホロロギウム自身は普通の人間よりもちょっと頑丈という程度。
5: 外見
ディープロイヤルパープルのぼさついた長髪。平時は高い位置で結び、ポニーテールにしている。
怪しげに光る満月のようなジョンブリアンの瞳。肌色は白いものの赤みが強い。
いかにも弱々しげでヘタレそうな顔立ちで体格は細身。身長に対し体重も軽い。
左腕には肩口まで包帯を巻いており、包帯の上から白銀のブレスレット型腕時計をつけている。
包帯の下は悪魔との契約の証として解読不能の魔術文字(文字を媒体にして魔法発動できる)が無数に焼き刻まれている。
服装
アイアンブルーで左袖が破れているロング丈のフードつきローブコート。
その中にブルー
アシードの膝丈の上着を着込み、ピーコックブルーの布を帯代わりに締める。インナーはパールホワイト。
ボトムはゆとりのあるデザインのものを着用。色はブルーラベンダー。靴はショートブーツで、ボトムの裾を入れ、絞っている。
全体的に男の魔法使いといった服装で、有事の際は髪を解き、フードをかぶる。
身長・体重
【身長】 178cmほど
【体重】 64kgほど
6: 性格
温厚な気質を持ち、大人しく気弱な小心者で一般人気質。子供好きで、自分よりも年少者にはだだ甘。
殺伐とした荒事にはあまり携わりたくないと語るが、冒険者としての活動が出来るくらいには勇敢。
いざという時の底力は凄まじいが、自分は普通の人だからと思い込んでおり、それが発揮される場面は数少ない。
常日頃から人の顔色を伺いびくついてあれこれ要らぬことを考えがちな八方美人。
その関係か、元から人がいいのか頼みごとをされてしまうとノーと言えず、人を叱ることもできない。
しかし頼まれた事は放棄せず出来るだけ完遂しようと努力するためやっぱり人がいいのかもしれない。
他に助かる道が無かったとはいえ突発的に強大な力を求め、勢いで悪魔と契約をしてしまい、自身で抱えきれない程の強力な力とそれに伴うだろう代償に苦悩している。
荒事にあまり関わりたくないといいながら契約を破棄したり、ヴェリーミアの銀時計を手放そうともせず、せっかく得た力なのだからと思うちゃっかりした面も。
苦悩の中には人の命の奪い合いについても含まれており、賊であり、自身を瀕死になるまで甚振った相手を殺害したものの、それに罪悪感を抱く位には善良。
またこうするしかなかった状況であれど殺人を犯した自分に対する恐怖のようなものも持っている。
更には荒事に携わるようになって、こういった状況に陥ることが多々増えてきており、彼の苦悩を更に複雑にしてしまっている。
異性関係に対しては年齢に反して奥手な思春期の少年のような初々しい反応を見せる。
基本的にヘタレ、ついでに草食系。
総じて小市民気味の普通の人と言える。
7: 過去
魔法の才能や学校での成績は可も不可も無く平凡であったが、マジックアイテムやその素材に強く惹かれており、卒業後は魔法研究者にはならずそちらの関係の仕事を目指すことに。
店を開く為の資金を冒険者としての活動で集め、2年前にようやく小さな店舗であるが自分の店を開くことが出来た。
まだまだ魔法屋だけでは食っていけないので魔術学校で培ったノウハウを生かし、引き続き冒険者としても活動している。
最近になって普段通り冒険者として活動する最中、ペレネス寺院を要する極北の地、「イセベル島」にて
シャリム大陸と同時代の遺跡を発見。
遺跡を探索した際「ヴェリーミアの銀時計」という古い時代に作られたふしぎな魔道具を入手する。
その後、彼の後をついて遺跡に入った遺跡荒らしの賊達に多勢に無勢で襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。
命の瀬戸際に立たされた彼は、力を求めた。そして、それに応えたヴェリーミアの銀時計に宿る悪魔とある契約を交わす。
悪魔との契約者となった彼は無我夢中で力を奮い傷を癒し、賊を一網打尽にし、自身が得た強大な力におののきながらも遺跡から生還。
以後は冒険者としての実力も飛躍したが、その力に目をつけた人々から様々な頼みごとを受けるようになってしまう。
彼らが求めるのはヴェリーミアの銀時計の契約者であるホロロギウムが持つ力。
混迷を極める世界の中で、脅威に抗う為の力を彼に求めたのだ。
そんなこんなで、なし崩し的に傭兵業の手伝いをすることとなり、
魔法屋を営みつつ適度に冒険して日々を過ごそうとしていた彼の人生計画は今にも崩れようとしているのであった。
8: 職業
魔法屋店主兼冒険者……といいつつ何でも屋的な存在になりつつある。
9: 口調
温厚な男性口調。慣れない同年代以上の相手には敬語になりがち。
またパニックを起こし支離滅裂になることも多く、喋り方にも気弱な性格がよく現れている。
「あ、どうも。いらっしゃい。…えと、色々揃ってます」
「僕ですか?ホロロギウム=メンシス。ホロでも、ロギーでもいいです。学生時代もそう呼ばれてて」
「実家は魔道書の出版とか、そうだ。翻訳もやってるんです。魔道具に興味を持ったのはそこからで」
「え、え、手を繋いで欲しい……?ああ、うん。いい……ですよ……?」
「よ、よぉへい?ち、違いますよぉ!僕はただ、ただ……村の人から頼まれたお手伝いで……その……」
「こっこれ、ですか?えと、その時は死に掛けてて……全身が痛くって、苦しくてそれどころじゃなくて……。え、そうじゃない?」
「仕方ないなぁ……解りました。引き受けましょう。引き受けますとも。何をすればいいですか!」
「そんな風に言われるとは僕だってびっくりですよ!?だ、だって僕より強い人なんて幾らだって…」
「ひっ! び、びっくりさせないで!? し、深呼吸……すー…はー…… よしっ!!」
「し、し、知ったことか!!お前なんてな、今にこの左腕で捻り潰してやるんだからな!!!!」
「ほわっ あれ……あんまり怖くない………」
「お前、何考えてんだよ……!そんなこと、許されるわけないだろッッ!!!!!」
「ああああもうどうにでもなれ!!やってやろうじゃないかぁっ!!!」
「………僕にだって力はあるんだ!お前を倒す、力がな!!」
10: 一人称、二人称
【一人称】 僕
【二人称】 お前、君、あなた/~さん、~君、~ちゃん、呼び捨てなどまちまち
11: 好きなもの
魔道具の解析や鑑定、翻訳された本を読むこと、エスプレッソ、時計、冒険、未知への探求
12: 嫌いなもの
殺伐、理不尽な暴力、会話の続かない何を考えているか解らないタイプの人、答えの見つからないこと、自分というか人間の暗黒面(こわい)
13: 好きな人
学生時代は居たが玉砕。以後はとくになし
14: パートナー
その場によりけり
15: 属性
空(風,時)
16: 苦手な属性
地
17: 戦闘スタイル
主な戦闘スタイルは徒手空手+魔道具やルーンによる近~中距離戦闘。
魔道具「ヴェリーミアの銀時計」により異形化した左腕が武器で、魔道士としては異質な戦闘スタイル。
平時はしがない魔法屋店主であるものの冒険者として活動している為か、身のこなしは傭兵たちに引けを取らない。
また、このヴェリーミアの銀時計は「極短時間限定の時間操作能力」を持つ。
巻き戻しによる再生や時間加速によってステータス以上のタフネスやスピードを持つ。
唯の人の身でヴェリーミアの銀時計を操ることは過度の負担が掛かるらしく、長期戦に弱い。
また特殊能力の多くは連発や長時間の展開がほぼ出来ないため使用タイミングを上手く見計らう必要がある。
18: 精神力
気弱で小心者な性格のせいか、その精神は揺らぎやすい。人並み。
更にまだ荒事に慣れておらず殺しに罪悪感を持ち、不安定な為傭兵達と比べると未熟に映る。
だが、いざという時の根性や底力は目覚しく、下手に追い込むのは危険といえる。
19: 戦闘熟練度
★★★☆☆
20: 技や魔法
瞬きの時空制御者
魔道具「ヴェリーミアの銀時計」の能力を使った魔術。
いずれもごく短時間に限られるが、強力な効果を持つ。
「モラトリアム」
異形化した左腕で触れたものの勢いを殺し、止めてしまう。
強化された腕力や異形の腕の硬度もあるものの、瞬間的に時間操作能力を使い受け止めている。
強力な技だが、ホロロギウム自身の技術不足からいまいち使いこなせていない。
「一時停止」。
「エクステンド」
指定した対象のスピードを緩やかにしてしまう。
結界のようにして小範囲に展開することもできるが、効果は大幅に減少する。
緩やかに出来る時間はごく短い。
「停滞」。
「ファストフォワード」
指定した対象のスピードを速める。
しかしながら毒や病気の回りも早めてしまう弱点がある。
速めることが出来る時間はごく短い。
「早送り」。
「リワインド」
指定した対象に時間操作を行い、負傷や異常をまるでビデオテープを巻き戻すように修復する。
ある程度の再生スピードは制御できるが、負傷が深刻であればある程再生に時間がかかる。
再生時には白銀の根のようなものが傷に覆いかぶさり、蠢いて修復される。自動再生というわけではないらしい。
巻き戻せる時間はどれだけ頑張っても5分まで。
「巻き戻し」。
「リイタレイト」
目にも留まらぬスピードから繰り出される無数の拳によるラッシュ攻撃。
重さもかなりのものだが、とにかくスピードが人間はおろか怪物や機械のスピードとも思えない程速い。
その詳細はごく瞬間的に行われる時間の繰り返し。一発の拳を繰り返してラッシュを実現する。
繰り返せる回数は最大5回。つまりラッシュはどれだけ頑張っても5発。
「繰り返し再生」。
その他
その他の技・魔法
「アロースペル」
手元に描いたルーンを浮かばせ、矢のように発射する魔法。
描いたルーンによって威力、速度や属性が変動するが、強力なものを発射するには多くの節を使い、複雑な文様を描く必要がある。
特殊な紙などにあらかじめ書いておいたものを飛ばすことも出来る。
「ウィッチリーサークル」
自身の周囲にルーンによる魔法陣を形成する。
魔法陣は周囲の霊素を吸い上げ、陣内部で発動される魔術を強化してくれる。
陣にルーンを付与することで強化の対象を制限することが可能。
発動まで時間が掛かるのが難点。
「サクリフィス」
自身の生命力を霊力に還元する魔術。
使用しすぎるのはとても危険。
21: 特殊能力・特殊技能
能力
「人間」
ちょっと頑丈で丈夫な普通の人間。
人間に特別な効果を齎す技・魔法・能力の影響を受ける。
「軽業」
身のこなしが軽く、動きが素早い。
しかしアクロバットはそうそうできない。
「空属性耐性」
空属性への強めの耐性を持つ。
「地属性弱化」
地属性に非常に弱い。
「契り結ぶ者」
ある悪魔との契約により「ヴェリーミアの銀時計」の所有者となった契約者。
そのお陰でヴェリーミアの銀時計の持つ様々な力を使用することが可能。
「回帰する時」
ヴェリーミアの銀時計の便利機能。
持ち主の心身の異常を察知し、自動で「リワインド」を発動する。
しかしながら自動発動するごとにしっかり魔力消費される。
異常の原因が残り続けると、異常を回復させようと延々とリワインドを自動発動し続けてしまい、魔力が減り続けてしまう。
魔力残量がない場合は不発となる。
技能
「解析」
簡易な解析技能を持つ。しかし解析してもアイテムや兵器じゃないと専門外。
「目利き」
確かな鑑定の目を持つ。マジックアイテム限定。
「アイテム鑑定」
アイテム鑑定の技術を持ち合わせる。かなり正確。
「商売」
商人としての各種スキルを持つ。
「メンテナンス」
アイテムや武器などの簡単な修理、メンテが可能。魔術機構も簡単なものならばいじれる。
「収納術」
より効率のいい収納技法。アイテムなどを多く持ち歩ける。
「魔術技能」
精霊魔術の知識、技能を持つ。
知識は魔道具や魔道の歴史に偏っており、技能は普通の魔術師程と平凡。
「ルーン魔術」
ルーン魔術が使える。
とはいえ腕前は特筆する程でなく、二節紋章技法やルーンを使った魔法陣の構築がちょいちょい出来る程度。
戦闘時に文字を描くのは時間がかかる為、あらかじめカンペを用意しているらしい。
「格闘技術」
護身用として卒業後、冒険者として活動する中身に着けた技能。
主に身のこなしや回避術を中心に鍛錬していたが、ヴェリーミアの銀時計を手に入れてからは戦闘技術も学び、鍛錬するように。
「古代語」
聖域各地の古代語に関する知識。
ある程度翻訳できる。
他にもあれそれあるらしい。
22: 必殺技
「サスペンション」
フィールドを巻き込む程効果拡大した「モラトリアム」。瞬きの合間、周囲が完全に認識できぬ程のスピードで高速移動を行う。
そのタネは最長1秒までの周囲一帯の時間停止。どれだけ頑張っても1秒までしか止めることはできない。
魔力消費も大きく、肉体にも過度の負担が掛かるハイリスクの大技。
一度使用すると丸1日は使用不可能。つまり一度の戦闘で時間停止ができるのはたった一度、たった一秒だけ。
「プレイバック」
時間停止、及び時間加速をフル利用することで実現する超高速拳打。
ほぼ回避不可能かつ強烈な衝撃が相手を襲う。
「倍速再生」。
23: 能力
体力:B+
魔力:B+
魔法攻撃力:B+
魔法防御力:B+
精神力:C+
精神防御:C
腕力:B(ヴェリーミアの銀時計使用時:A+)
物理攻撃力:B(ヴェリーミアの銀時計使用時:A+)
物理防御力:B
知力:B
素早さ:B+
命中:C++
24: 武器やアイテム
「ヴェリーミアの銀時計」
【装備効果】契約の印(悪魔との契約の印。持ち主、契約主が契約を破棄するまでどこまでもいつまでもつきまとう)
【特殊能力】瞬きの時空制御者(ごく短時間に限られた時間操作能力を持つ),???
ホロロギウムが左腕に身に着けている白銀のバングルのようなデザインの腕時計。悪魔の魂を封じた精霊魔具。
非常に特異な魔力を秘めた古代のマジックアイテムで、ある
シャリム大陸時代の遺跡を訪れたホロロギウムにより発見された。
使用することで左肩口まで浸蝕・融合し怪しげなオーラを湛えた白銀に輝く異形の腕を形成し、武器となり、腕力・強度も上昇する。
また、解析出来なかったり、破損してもいつの間にか修復していたり、契約者が手放してもいつの間にか指に嵌っていたりとまだまだ不思議な力があるらしい。
一説にはヒトが扱えるシロモノではないという。
「蛍集めのローブ」
【装備効果】魔力効率上昇【小】
【特殊能力】マナ吸収(大気中の霊素を吸収する特殊素材で出来ている)
ホロロギウムが羽織っているローブコートのこと。
大気中の霊素を微弱ながら吸収し、持ち主の霊力に変換。緩やかな魔力回復効果を得ることができる。
他にも魔力を扱いやすくする補助魔術がかけられている。
「シールドブローチ」
【装備効果】物魔防御力上昇【小】
【特殊能力】自動防御(相手の攻撃に合わせて自動的に起動。バリアを展開する)
輝石大陸の魔法使いたちに好まれる自動発動型マジックアイテム。
相手の攻撃に合わせてバリアが自動展開する仕組みとなっている。
ホロロギウムの所有するものは物魔共にB+程度のものまでなら完全無効化可能。
「銀河水晶の魔杖」
【効果】魔術制御(魔法の行使を安定させる),術増幅【小】(術の効果を若干高める)
ホロロギウムが魔法を行使する際に使用する小杖。持ち歩く際は杖ホルダーのついたベルトに収め、吊っている。
先端の結晶体は銀河を封じ込めたような美しい魔宝石であり、魔力制御や術増幅の効果を持つ。
しかしながら彼はもっぱら杖の先端をペン代わりにルーンを書くことに使用している模様。
「ハーバルポーション」
【効果】 負傷回復【中】、体力回復【中】
カミルレなど各種ハーブを調合してハチミツで飲みやすいよう味を整えた魔法薬。
治癒効果だけでなくスタミナ回復効果もあり、肉体の負傷と体力を回復する。
回復量は中程度。複数所持。
「マジックチンキ」
【効果】 魔力回復【中】
ルナティックリーフなどの薬効植物を特殊な溶媒につけてエキスを抽出した魔法薬。
魔力回復の効果がある。回復量は中程度。複数所持。
他にも色々なアイテムを持ち歩いているようである。
25: その他
1: 商人を作ろうと思い立って製作。もとは
ナナセの設定で死の商人設定だったキャラ。
結局魔法屋店主兼冒険者に定着。戦闘能力をくっつけてしまうのはよくあること。
2: 名前の由来はホロロギウム⇒星座のとけい座から。メンシス⇒ラテン語で月の意味。
3: 例の如く追記予定ありあり。
4: 性格の案は虎眼さんより。ありがとうございますorz
5: 伏せていたあれそれを追記。技名はビデオデッキとかDVDプレイヤーの操作を行うイメージで命名。
最終更新:2016年06月16日 23:02