フラヴィア
【種族】 フルドフォルク(妖精系魔物と人間のハーフ)
【性別】 女性
【属性】 光
【所属】 フリーランス
概要
フルネーム「フラヴィア=ディーツェ」。通称「フラウ」。12歳のこども。
霊術師としての才能に優れ、目に見えぬ精霊との交流能力を持つ。
輝石大陸 ステルディア、
連合国ホルィジアレヴィステル領の出身の傭兵術師。
容姿
グレーの癖毛にややツリ目の翠玉の瞳。
肌は白く、童顔でだいぶ幼さの残る顔立ちをしているが表情は硬い。
背も小さくモヤシで体型もぷにぷに幼児体型。本の読みすぎからか視力が悪いので眼鏡を愛用している。
ちなみに耳はやや尖っているが長くはない。
右の手の甲には精霊との契約の証である文様が刻まれており、術を使用する際に輝く。
服装は青灰色のリボンつき術師のケープにクラシカルなデザインのワンピース。丈は膝上でやや短め。
ラベンダーのタイツを着用し、白いショートブーツを履いている。
宝石があしらわれた髪飾りをしている。
身長:145cm/体重:32kg
性格
快活かつ生意気。世間知らずで純粋。おまけにお調子者。
貴族令嬢ということで育ちの良さが滲み出ているが、かしましくしとやかではない。
すぐ調子に乗って天狗になることも多いが、妙な愛嬌や人のよさがあり憎めない性格をしている。
知識欲豊富の秀才であり、自分の知らないことに対する興味は非常に強く、間違ったことをきちんと正しく学び活かす向上心も強い。
ややお節介の傾向があるからか同行者とは揉めることが多いものの、有言実行に移す意思の強さと行動力(もとい怖いもの知らずともいう)も持っている。
世間の荒波と理不尽に揉まれようとも折れず這い上がるガッツを併せ持ち、諦めが悪い。
胆力もしっかりした未熟ながらも逞しい性格をしている。
経歴
輝石大陸 ステルディア、
連合国ホルィジアレヴィステル領の出身の傭兵術師。
ヴァルヴォート国境に近い森林地帯にひっそりと開かれた辺境の森林都市、「ヴァイデ」を治める領主に仕える騎士の家の子。
「ヴァイデ」は土地の関係上ヴァルヴォートからの移民の数が多く、亜種族や混血児が多い街として知られているが、フラヴィアも例外ではない。
彼女の場合は妖精系魔物と人間とのハーフであり、他大陸で言う所のハーフエルフ的なものに相応する。
幼い頃よりいずれは家を支える兄弟の支えとなるべく勉学に励んでいた秀才で、母親譲りの精霊魔法を得意とする。
現在は本や精霊達から与えられる知識では飽き足らず、見聞を広めるべく騎士としての修行を兼ねて家を出て放浪の身。
ひょんなことから旅中に出会ったある愛想のない傭兵、「
アシード=レザン」のパートナーとなり、彼と共に各地の冒険者や傭兵を募るギルドを転々としているらしい。
現在の目標はアシードをびっくりさせる為に大精霊との契約を成功させること。
口調
快活かつ丁寧。小生意気で喧しいが育ちの良さが滲みでているような口調をしている。
こどもの癖に難しい言葉は良く知っているがやっぱり幼い。
「私(わたくし)、フラヴィア=ディーツェと申します!宜しくお願いします!」
「もー!またそんなことを言って!もっと優しく接さないと印象が悪くなってしまいますよ!」
「震えがする位ならなんでビジネスパートナーを募ったのか。ほんとは寂しがり屋なんですね!解ります」
「はーん。お姉さまですか。貴方にもそういう人間が居るんですねぇ……少し印象が変わりましたよ」
「アシードさん、みてくださいかわいいうさぎのぬいぐるみですよ!待って置いていかないで!!」
「そんな脅しに屈する私ではないのです!こ、こわくなんてないですよ?」
「ほら敵ですよ。ちゃぁんと戦ってくださーい」
「ふふん……あなたがそこに居ることなど最初からお見通しです!」
「それ!私の魔法で一網打尽にしてやります!」
「うわーんこんな筈ではー!!!」
「勝手にしろといったのはそちらです。私は勝手にあなたについていくのでどうぞお構いなく!」
「家出のパターンはいくつも考えたんです!ですが!!聞いてください!!!引きとめもされなかったんです!!!!?」
「ふっふっふ。凄いでしょう!もっと褒めてくれてもいいんですよ?」
主な技・魔法
多数の精霊と契約を交わした精霊使い。
炎、水、空、地、光の汎用的な精霊術を扱うことが可能。
攻撃から補助、回復に至るまで幅広く習得しており、子供ながら侮れない。
なお、彼女の精霊魔法は精霊が存在しない所では使用できない。
「グリューエン」
炎精の力を借りて、対象を発火させる炎の魔術。
接近された時のカウンターに使うことも可能。
- 詠唱
- 「火花(フンケ)、焦がせ(ゼンゲン)、白熱(グリューエン)」
「クヴァルム」
炎精の力を借りて、煙を発生させる炎の魔術。
撹乱・陽動そして連絡用の合図にするなど用途は多数。
- 詠唱
- 「炎(フランメ)、点火(アン・ツュンデン)、煙(クヴァルム)」
「ブラーゼ」
水精の力を借りて、回復効果のある泡を発生させる水の魔術。
回復量は小だが持続性があり、泡で包み込んだ対象を癒し続ける。
- 詠唱
- 「雫(トロプフェン)、恵み(ゲファレン)、水泡(ブラーゼ)」
「ツェーレ」
水精の力を借りて、激流を発生させ広範囲を洗い流す水の魔術。
- 詠唱
- 「降雨(レーグネン)、荒れ狂う(ヴォーゲン)、涙(ツェーレ)」
「フェアヴェーエン」
風精の力を借りて、突風を起こす風の魔術。
攻撃にも移動にも色々使える便利な魔法。
- 詠唱
- 「息吹(オーデム)、叫び(シュライ)、吹き散らせ(フェアヴェーエン)」
「ドンナー・シュラーク」
雷精の力を借りて、落雷を起こす雷の魔術。
ピンポイントで作用するため回避が難しい。
- 詠唱
- 「雷光(ブリッツ)、輝き(グランツ)、落雷(ドンナー・シュラーク)」
「マオアー」
地精の力を借りて、大地の防壁を生み出す地の魔術。強度はそこそこ(C+~B程度)。
- 詠唱
- 「岩盤(フェルス)、盾(シルト)、障壁(マオアー)」
他にも多数の魔法を扱うことが可能。
主な能力・技能
「魔物」
魔物に特別な効果のある技・魔法・能力の影響を受ける。
魔物特効に加え、妖精系特効の対象内でもある。
「人間」
人間とのハーフなので人間に特別な効果のある技・魔法・能力の影響を受ける。
しかし普通の人間よりは若干の耐性を得ている。
「契り結ぶもの」
炎、水、空、地、光の精霊と契約を交わしている。
その為、精霊の力が弱い場所でもこれら5属性の精霊術が使用可能。
「心通わせるもの」
目に見えない精霊との対話・認識能力を持つ。
様々な場所で彼らの力を借りたり情報収集をすることが可能となる。
「光属性耐性」
光属性に対し、高い耐性を持つ。
聖属性に対しては常人よりもやや高い程度。
「闇属性弱化」
闇属性に弱い。
死属性に対しては常人よりもやや低い程度。
「応急手当」
頻繁に怪我をするアシードの手当てをしていたら慣れたらしい。
「薬草学」
応急手当の技術を学ぶ過程で勉強したもの。
ある程度の薬草、毒草の判別が可能。
「魔法知識」
ようじょの癖に魔法の知識が豊富。
ただし知識はあっても技量がまだまだ追いつかない。
「体捌き」
アシードが教えてくれた護身用の足捌き。
ようじょの癖にいい身のこなしをしている。
「護身拳」
アシードが教えてくれた護身術。
同じ位の歳の男の子くらいなら張り倒せるけど大人には適わない。
ちなみに
1: 元はクラウスという名の男子だったけど、ようじょ×2に懐かれるアシードが面白そうなので女の子に。
フラヴィアは没キャラの名前を採用。由来はフラウって名前にしたかった以外はとくになし。
2: 旅立つ際、本人は家族から反対されると思い、言いくるめる為のパターンを幾つも用意していた様子。
特に引き止められることなく素直に送り出されて驚愕したとか。
3: 術名、詠唱は共にドイツ語由来。
最終更新:2017年01月09日 17:00