ジャックV1709普及型
概要
護衛戦闘用メカニロイド。
元々は
ネスト大陸の旧
アークで使用されていた人格非搭載半人型ロボット。
現在は同系列の新型にその座を取って代わられた為に生産ライセンスが民間に払い下げられ、アークでは使用されていない。
ドラム缶様の体形で、曲面装甲を多用したボディを持ち、非適切な角度による銃撃や打撃に強い。
関節部アタッチメントの採用によって様々な用途の変更を加える事も出来るが、互換性・拡張性の高さが最初から揃えられているのはアタッチメント部だけで、各アタッチメントを使うには内部プログラムの入れ替えが必要。
様々な用途と性能を発揮出来るようには作られているが、安価な旧式ロボットであり、「その当時の技術ではそこそこの性能」と言う但し書きが付けられる程度のもの。
機体の大元の設計としては高速機動タイプではない為、そちらの方面への改造には向いていない。
半面、増加装甲の取り付けや火力の増強などには適している。
基本
カラーはオリーブドラブ。
モノアイ・レーンタイプのカメラシステムを採用しており、円周上360度に視界を巡らせる事が出来る。
これにより視界は広まったが、カメラシステム周りの強度は心許ない。
運用方針によっては追加装甲板により視界を狭める代わりに強度の補強が成される事もあった。
元々システムダウン対策の閃光防御などの為に緊急稼働レーン閉塞機構なども搭載されていたが、これはドラム缶状ボディを稼働により縦に縮めてレーン全てを防ぐ機構であった為、視界がゼロとなる。
対閃光防御の為のシステムであり、レーンの物理的防御システムではない上に、高性能機としての位置づけでも無かった為にこの問題は考慮されていない。
ボディスペック(基本アタッチメントによるドラム・ヒューマノイドタイプの際のもの):
身長:180㎝ 体重:125㎏
体力:連続戦闘稼働時間…10時間
魔力:魔力媒体は非搭載
腕力:B
知力:無し
素早さ:C-
命中:C
武装・機能
多くの生産工場や個人生産マーケットなどで本体とセットで売られる武装。
最低限の装備。
これら以外の追加装備も、現在では安く、ネスト大陸などの機械技術に優れた地域なら闇の市場ではない表の店でも簡単に仕入れられる。
「腕部把持型機関砲」
グリースガンと良く似た形状の円筒形の機関砲。
分500発の連射速度を持ち、7.62×51㎜の尖頭型フルメタルジャケット弾を使用する。
「合成鋼スパイクタワーシールド」
シールド表面に
スパイクが付与された合成鋼製シールド。
合成鋼と言えど超硬度合金と呼ぶには程遠い、安価な鉄鋼材。
拳銃弾などのストッピングを主目的にした非尖鋭型の弾丸には強いが徹甲を目的にした侵徹性能の高い弾丸には弱く、連続した直撃は危険。
由来と余談
フランスの発明家、ジャック・ド・ヴォーカンソンから。
最終更新:2017年01月11日 20:21