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男「なあ…週末一緒に映画見に行かないか?」
女「何であんたなんかとデートに行かないといけないのよ!」
男「俺と一緒は嫌か…?」
女「べ、別に…そういうわけじゃないけど…」
男「じゃぁ駅前に8時に待ち合わせな!絶対だぞ~!」
女「あ…」
男「じゃぁな~」




その後



彼女が駅に来る事は無く



俺は駅前を通るたび



あのそっぽを向いた横顔を思い出す──




              BAD END





女「(そろそろ桜の時期か・・・来年は見れない・・・だろうな・・・)」
男「おーい、ジュースかってきたぞー」
女「あ、ありがとう。わざわざごめんね」
男「ん。気にすんな。俺も飲みたかったし。」



男「桜綺麗だな。病院の窓からってが味気ないけどw」
女「・・・綺麗だネェ・・・ケホッケホッ」
男「今年は無理かもしれないけど、来年退院したら二人でお花見でもしないか?」
女「・・・。」
男「あの・・・俺とじゃダメかな・・・」
女「む、なんで男君とみなきゃだめなのっ 他の人と行けばいいじゃない」
男「やっぱダメかぁ・・・。 俺、入退院繰り返して留年してるから友達あんまいないんだよ。」
女「あっ・・・ごめんなさい・・・」
男「いいって。 だから、だめかな・・・?」
女「・・・うん そんなに言うなら・・・いいよ。」
男「本当!?よかったーいっつも怒ってるから 嫌われてるのかなーと」
女「嫌ってなんかない!・・・でも、あんまり期待しないで。」
男「あはは 笑ってる顔もかわいいけど照れてるかもかわいいねw」
女「やっぱさっきの取り消し!お花見なんかいかない!///」
男「うわっ ごめんいまのなし!」
女「ばかっ しらない!(///)」




女「(生きることなんてどうでもいいと思ってた。でも、今はまだ生きたいと思ってる・・・。
  神様、一緒に満開の桜をみたいです・・・。もう少し、もう少しだけ生きる力をください・・・。)」







男「お前…後一月しか生きられないってホントなのか…?」
ツン「アンタには関係ないでしょ!」
男「関係なくねぇだろ…なぁ、俺にできることがあったら何でも言ってくれよ」
ツン「アンタさえよければ死ぬ前にHしたい…じゃなくて!させてあげてもいいけど!!」
男「ツン…」




 し ば ら く お ま ち く だ さ い




男「なぁ、ホントにもう助からないのか?ってか、結局何の病気なんだよ」
ツン「HIV」
男「ちょwwwおまwwwwwww」







男「よう」
ツン「また来たの?粘着ってキモイわよ」
男「いいじゃないか。じゃじゃーん!今日はお前の好きなマロングラッセだ!」
ツン「えい」
男「これは見事!マロングラッセをごみ箱へしゅーーと!ってコラ!」
ツン「あんたが買ってきたのなんて一生食べないわよーだ!」
男「ひでぇなおい。まぁいいさ、ちょっと下の売店でコーヒー買ってくるから待ってろ」



ツン「……栄養管理で療養食しか食べれないに決まってんでしょ……」



男「よう!今日もきたぞ!って、それ何」
ツン「マロングラッセ」
男「食べないのか?というかなんかくずれてないか?」
ツン「……ふん、観賞用よ観賞用」



ごみ箱には、マロングラッセはありませんでした。







男「なぁ」
ツン「何」
男「明日何の日か知ってる?」
ツン「知らないわよ」
男「そうか…」



ツン「遅かったわね」
男「いろいろあってな」
ツン「へぇ」
男「ん、まぁ、今日もこの綺麗な布団で昼寝をしようと思ってだな」
ツン「はい、マフラー」
男「え?……」
ツン「誕生日でしょ、あんたの」
男「あっ、あぁ、うん」
ツン「失礼ね、狐につままれたような顔して」
男「い、いや…編んでくれたの?」
ツン「……下で売ってたセールの安い品よ。悪かったわね」



その網目の不ぞろいなタグもついてない安い品は、どんなマフラーよりも暖かかったそうな。







男「SSネタ尽きてきた…」
ツン「何言ってんの」
男「んーそうだなぁ、ツンよ、SSのために素直になるんだ」
ツン「それで?」
男「すると病弱でこの上なくかわいい美」
ツン「却下」
男「なんでー」
ツン「面白くないもん」



男「はい、あーん」
ツン「自分でたべら!れふっふぇふぁ…んぐ。看護婦さん見てるってば!」
男「病人は寝てろ。あーん」
ツン「あぅんぐ。もぐ」
男「ちょ、なんか顔赤いぞ!?看護婦さーん!」



看護婦「心配ないわね。ただの病気よ」
男「おおおおおおれ、なんか変なことしましたか!?」
看護婦「大丈夫よ。病原菌は君だから」
男「へ?」



ツン「…恥ずかしかった…」







男「おい」
ツン「」
男「おいってば」
ツン「」
男「まさか…」
ツン「」
男「」
ツン「ごめん、死んだふり」
男「え…あ…」
ツン「ごめん」
男「…そういうの、やめろよ」
ツン「現実味が、ある?」
男「…」
ツン「ごめん」







『ねーねー一緒に遊んでー』
「今からなんかするみたいだからだめ」
『えーっ』
「ごめんね。後で遊ぼ」
『…いい。もう遊んであげない!』
「……」



「(痛い~あんなに血採るなんて…)」
『…終わった?』
「うん、終わったけど…」
『じゃあ遊ぼ』
「いいの?」
『…だって一人だとつまんないんだもん』
「じゃあ一緒にジュース買いに行こうか?」
『…うん、行こっ!』







男「俺、 君のことが好きなんだ」
女「!!」
男「どうした!? 大丈夫かよっ!」
女「びっくりさせるから! 心臓に負担がかかるでしょう!?」
男「…ごめん。」
女「そう思うなら落ち着くまで背中さすってなさい! はぁ、はぁ…」







男「なあ、お前の病気って…」
女「何よ?只の肺炎だしあんたに関係ないでしょ!」
男「あ…ああ変な事言って悪かったな」
女「本当よ!謝ってもらっても足りないわ!」
男「え?」
男にもたれ掛かる女
男「うわ!何をかんがえ──」
女「煩いわね!男なんだから少しくらいじっとしてなさいよ!」
二人で肩を寄せ合う二人
女(肺炎なんて嘘……でも私は最後まで負けない…病気治してあなたと…)



以上10個の短編をお送りいたしました




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最終更新:2007年02月15日 11:53