ガチャリ。
男「入るぞ。」
女「・・・・事後承諾?デリカシーが無いわね」
男「まぁ、そう言うな。・・・花瓶はどこだ?」
女「・・・あんたもまめね・・・毎日持ってこなくても良いのに・・・。」
男「まぁ、毎日がエブリディ、って言うだろ?」
女「・・・話のつながりが見えないわ・・・ばっかみたい。」
男「あぁ、話のつながりを見るためには今日の出来事を話さねばなるまい。聞きたいならやむをえん、話してしんぜんよう。」
女「ちょっと!頼んでないわよ!?」
男「実はな・・・」
女「聞きなさいって!」
女「へぇ~・・・それで『毎日がエブリディ』なわけ?」
男「そういうわけだ。全く、男友の奴、馬鹿だよなww」
女「気持ちはわかるけど、あんたには言われたくないと思うわよ?」
男「・・・・相変わらず厳しいご指摘で。」
女「・・・まぁね。」
男「まぁ、じゃあ明日また来るからな。」
女「ッ!?」
男「じゃあn(ギュッ)・・・・?」
女「もう、お話・・・無いの?」
男「・・・聞きたいのか?」
女「べ!別にそういうわけじゃ!」
男「そうかそうか、可愛いこと言ってくれるじゃないか。」
女「だ、だから別に聞きたいわけじゃなくて!」
男「・・・はいはい、じゃあ、俺が話したいから。聞いてくれよ、な?」
女「そ、そこまでいうなら・・・聞いてあげるわよ」
男「それでな~・・・」
女「うん、(ギュッ)」
男(・・・・裾掴まなくたって逃げないのにな・・・)
緩やかに時は流れ。
男が話し終えたとき、女は小さく寝息を立てていたとか。
男「あいつ『このスレが落ちたら私の命は尽きるんだわ』とか言うんですよ」
医者「へぇ」
男「このスレが落ちるわけないじゃないですか。
まったくあいつも変なことを言ってさ、」
医「なんだ、知らないのか?」
男「何をです?」
医「どんなスレも落ちるんだよ。例え1000に到達してもね。
そう、スレッドは必ず――落ちる。自明の真理だ」
男「……」
医「ほら、早く行くんだ」
男「え?」
医「時間は限られているんだ。彼女の側にいなくてどうする?」
男「は、はい! あ、そうだ。ありがとうございましたっ!!」
男「俺は閃いた」
女「突然なによ」
男「何も病ツンが女じゃなくてもいいんじゃね?」
女「それは新しいわね」
男「早速やってみようか」
女「男、お見舞いに来たわよ」
男「な、なんでお前がお見舞いに来たんだよ!帰れ帰れ!」
女「でも顔は嬉しそうじゃない」
男「べ、別に嬉しくない…」
男「…でも、来てくれてありがとっ…」
男「これはひどい」
女「単なる駄々っ子じゃない」
男「出任せに書いた文章な上に俺がそれはもうキモいことに」
女「気持ち悪くて吐きそう」
男「それは俺が悪いのか?病気の方なのか?」
女「あんたのせいよ…」
男「ごめん」
女「………」
男「本当に申し訳ありませんでした」
女「……な、ならお詫びに抱きしめてくれたら許してあげる…///」
男「これがデレなのかよくわからんが、目一杯抱き締めさせていただきます」
俺は死神
死んだ人間の魂を刈り取って活きる神
病院や墓は恰好の狩り場
俺はその中から病院を選んだ、それは只の気紛れだった
裏庭で変な女を見つけた
腰まである黒髪の女
女はベンチに座ってジュースの缶を握っている
そこまでは普通だが、何故か仕切りに辺りを警戒し、もう中身が無い空き缶に口を付けたりしている
俺にはそれが滑稽に見えて近くまで寄っていった
これがあいつとの出会い
「何笑ってんのよ」
あいつはそう言った
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「へえ、あんたもうすぐ死ぬんだ」
女はびくりと反応し、ベンチから立ち上がった
死神は死期に近いものには干渉する事ができる
それは死期が近いものも同じで、干渉できる
女は俺に指を突きつけ
「そ、そうよ!私もうすぐ死ぬのよ!薄幸の美少女なのよ!」
「そうか、ならお前は予約だな」
女は少し変な顔をした
「あんた、驚かないの?同情しないの?」
わけがわからない、とでもいうような顔をする女
「驚いて欲しいのか?同情して欲しいのか?」
女はぺたんとベンチに座り
「…別に…」
と呟いた
女の死期は2週間後
微妙に変動するかもしれないが、だいたいその頃には女は死ぬだろう
唐突に女は指を指した
「ジュース買ってきて」
「はあ?」
「買ってきてって言ってるの」
俺のケツを蹴りながら指を指す
何故か逆らえず、自販機まで来てしまった
…通貨はないんだが…
適当に選んで中から一本抜き取った
それを手土産に、あいつの元へと駆けた
女「男くん、お見舞いにきたよー」
男「お前かよ。暇な奴だなまったく」
女「素直じゃないなあ、嬉しいくせに」
俺「だ、誰がだよ」
女「そんなことよりホラ!美味しそうな林檎でしょ。食べよ」
男「ケッ、余計なことしやがって・・・」
女「今切るからね・・・はい」
男「・・・・・・」
女「・・・食べないの?」
男「・・・手、あんま動かねえんだよ」
女「じゃ、はい。あーん」
男「・・・美味ぇ」
女「ほんと!?やった!」
男「べ、別におめえが食わせてくれたから美味かったとかじゃねえからな!勘違いすんなよ!」
女「そんなこと言ってないしwww」
男「なっ!・・・知るか、バカヤロー!」
男「・・・けどよ・・・」
女「ん?」
男「その・・・あ、ありがとな・・・」
女「男くん・・・」
男「も、もう寝るからな!///////」
【雪の降るクリスマス】
ツン「(省略)――って、話聞いてるの?」
男「いつになったらBカップになるのかしら……まで聞いた」
ツン「人が気にしてる事を!!
……これから毎回ご飯に消しカス混ぜてあげるから楽しみにね」
男「ごめんなさい、次からはしっかりお話を聞きます……」
ツン「素直でよろしい」
男(正直、胸の無い奴に言われても……)
ツン(前言撤回。絶対混ぜる)
男「……それはそうと、俺とクリスマス過してくれてありがとな。
病院なのが残念だが」
ツン「お、男が独り寂しくクリスマスを過ごすのが可哀想だから仕方なく一緒にいてあげるだけよ!」
男(……否定できないorz)
ツン「た、たまたま暇だった私に感謝しなさいよね!」
男「そうだな、本当にありがとな」
ツン「た、たまたま暇だった私に感謝しなさいよね///
あ……雪よ」
男「ホワイトクリスマスだな」
ツン「綺麗ね……」
男「ツンも雪に負けないぐらい綺麗だよ」
ツン「あ、当たり前じゃない///」
男(相変わらず素直じゃないな……まぁそこがいいんだが)
男「まぁ、これからもよろしくな」
ツン「こ、こちらこそ///」
以上6個の短編をお送りいたしました
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最終更新:2007年02月15日 11:56