男「よーう、ツン、元気か?」
ツン「馬鹿じゃないの?病人が元気なわけ無いでしょ?」
男「まぁ、そういいなさんな。万国共通の挨拶じゃねえか。」
ツン「そういうの嫌いなのよね、って言うか無神経?」
男「おーおー、そんなこと言うか?見舞いに来てやらねえぞ?」
ツン「ふ、ふん、別にあんたなんかに頼んだ覚えは無いわ!恩着せがましく言うなら帰って頂戴!」
男「お、おい、そんなに怒るとk」
ツン「出てけ出てけ出てけ!もう二度とくるな!」
男「・・・・そうかよ、わかったよ。邪魔したな。」
ツン「あっ・・・」
ガチャ
ツン「・・・・・馬鹿・・・」
そして、その日以来男は訪れない。
ツン「馬鹿・・・本当にもうこないつもりなの・・・?」
一週間が経ち・・・3月3日は訪れた。
~ナースステーション~
男「あ・・・・あの、すいません。」
看護婦「あら?男君、毎日大変ね?」
男「あ・・・はい・・・」
看護婦「・・・ねぇ、一つ聞いていいかな?」
男「え?」
看護婦「ここのところ、ツンちゃんの病室の前で立ちすくんでるけど・・・何かあったの?」
男「あ・・・いえ、何も無いです!」
看護婦(嘘ね・・・)
婦長(嘘・・・)
医者(嘘だな・・・)
レ○「嘘だッ!」
男「え?」
看護婦「最近ツンちゃんも元気ないのよねー。お姉さん聞きたいなぁ~?」
男「いや・・・でも・・・」
医者「正直言えば、彼女の気力の低下は、彼女のためにも良くないんだ。病状が悪化する可能性があるんでね。」
男「っ・・・・」
医者「本当は二人で十分にもめて、乗り越えるように解決してもらえるのが理想なのだが・・・今はそうも言ってられないんだ、彼女の気力の低下はもはや誤差範囲では収まらないんでね。」
男「・・・ツンのために・・・ですか?」
医者「・・・そうだ、彼女のためだ。」
看護婦(嫌な尋問ね・・・)
婦長(嫌な尋問だわ・・・)
??(嫌な事件だt・・・)
・・・・事情説明中・・・・
看護婦「・・・っぷ・・・ぷぷぷ・・・」
男「なっ!わ、笑うこと無いでしょう・・・」
看護婦「ごめんごめん、いやぁ~・・・可愛いなぁ~。それで本気にとっちゃったんだ?そのツンちゃんの発言を。」
男「・・・昔から煙たがられてた感じはあったので・・・って、本音じゃないんですか!?」
看護婦「あぁ~やだわぁ~こういう鈍感なお子様は・・・・将来女泣かせになるのよね・・・」
男「!?そ、そんな!俺はツンしか・・・」
看護婦「ふーん?じゃあ、その愛しの愛しのツンちゃんに会いに行ったら?」
男「・・・いえ、もう少し反省して・・・じゃないと、どんな顔であいつに会えばいいのかわからないので・・・」
看護婦「ちょ・・・ちょっと待って!」
看護婦(婦長!まだドクターたちは?)
婦長(お願い、もうちょっと引き止めて・・・)
看護婦(もう限界ですよ~・・・)
男「・・・?用が無いなら帰りますね・・・あぁ、すいません、これ、ツンに渡してもらえますか?」
受付に置かれた、小さな小さな雛人形。
紙で作られたそれは、多少不恰好ではあるが、否、不恰好であるからこそ・・・
看護婦「・・・・手作り?」
男「そ、そうですよ!これでも図工は得意なんですから・・・!」
看護婦「・・・だったら直接ツンちゃんに渡してきたら?」
男「直接渡せないから・・・・渡してもらえないんですか?」
看護婦「そうね・・・引き受けられないわ」
男「そうですか・・・じゃあ持ち帰ります、失礼します。」
看護婦(婦長~!もうだめ~!)
婦長(もう少し・・・もう少しだから!!)
医者「おとk」
ツン「男!」
男「え・・・?」
声がしたほうを振り返る。
そこには・・・ツンがいた
躊躇いも無く・・・・・
最終更新:2007年03月05日 01:39