戦火の後継者
- 紋章のモチーフ・・・剣と炎、中立
- 『太陽』と『月』(白の科学省と黒き聖城)との中間に位置し、双方に炎を向けている。
戦火の後継者とは?
- 盟主と呼ばれる青年を頂点に、名だたる傑物達を抱えた、シエン大陸で随一の非体制組織。明確な政治理念やイデオロギーを持つわけではないため、テロ組織でも反体制組織でもない。
- 元々は盟主が幹部数人の復讐を手助けしたことから始まった極小の組織たっだのだが、復讐、報復を望む者達を迎え入れていくうちに肥大化した。
- 灰色戦争で何らかの災禍を被り、その果てに復讐を決意した者達。彼らを迎え入れ、その互助努力の場となることを目的とする。言ってしまえば、復讐人達の寄り合い。復讐人であれば、その矛先が個人だろうと国家だろうと関係なしで受け入れてしまうため、構成員同士で殺し合うこともしばしば。それすらも是としてしまうあたり、組織として破綻した部分がある。
- 決して狂人や外道の集団ではなく、むしろ構成員の多くは喪失や挫折といった痛みや苦悩を、普通の人達よりも遙かに深く理解している。それでも、自分の感情が収まらない、どうしても許せないといった様な理由で、他者に痛みを強いることを躊躇わないという、言ってしまえばどうしようもなく自分本位な者達の集団。
- 構成員たちは組織運営などには興味が無く、いつ空中分解してもおかしくないような状況だったが、助力に恩を感じた者や、盟主や幹部に心酔する者達が現れる様になり、彼らの尽力もあってかろうじて組織としての体裁を保っているのが現状。
- 大それた大義名分を掲げているわけではないため、復讐を終えた者の一部や組織に疑問を持った者が離反することも多々ある。しかし、盟主を始め構成員の大半が、基本的に自分のこと以外に興味を持たないため、よほどの人物でもない限りは去る者を追うということはない。
- 行動の根幹が感情に基づく「復讐」であるため、理屈によって戦いを止めるということはない。また、講和や報復といったことにも応じない。
- 個人主義者が多いので団体としての強みは持たないが、「もう後がない」「復讐以外はどうでもいい」という個人であるが故の強さを持ち、たとえ死が確定していても、最期の瞬間まで突き進んで踏み破ろうとする。
- 復讐を第一目的にする者達が集まる組織にあって、ただ一人、憎しみやねたみといった負の感情を全く持たないのが盟主である。日も月も風も草も大地も人も、世界に存在する全てを同列に見なし、すべてに対して純粋な怒りを抱くその姿はあまりにも人間性に薄く、一部を除く構成員の大半が彼を忌避している。反面、著名な傑物を含む幹部七人の非人は、人格がゆがんでいる者が多いものの、その実績から慕う者もいる。
- 構成員それぞれに戦う理由があり、決して絶対悪と言える組織ではない。しかし、どこまでも自分本位な活動をする者ばかりのため、間違いなく善でもない。
- 幹部クラスの中で、復讐対象の規模が大きい者が動き出すと、それに便乗しようとする者も増えるため、結果として多大な被害が生じる。むろん、その被害に心を痛めても、止めるような者はいない。
- 現在はエルレインが下準備として精力的に動いている。
最終更新:2010年06月02日 23:32