シエンの食べ物


大陸西側の食べ物

画像1(カルギス・ソンカツェ・クノー・ハスパ)

カルギス(トリの羽イモ)

  • 西側でおもに主食とされているイモ。ひょうたん形で、外見は薄い黄色だが中身は黒色。皮はつるりとしており分厚く固い。
  • 雨の少ない地域でも、イモ(塊根)に水分をたくわえるためよく育つ。一株につきイモは必ず4つずつできる。
  • 淡泊な味だが、調理により食感が幅広く変化するため、用途はさまざま。主食としてはふかして潰したものがよく食べられている。
  • 軍ではレトルト状のものが糧食として採用されており、味がついているものや具入りのものが人気だとか。
  • 名前の由来はトリの羽に似た形の葉をつけるため。

ソンカツェ(赤い蜜)

  • 非常に硬く、甘い木の実。砂漠地帯の貴重な甘味。
  • 実の構造は植物と言うより結晶体に近く、赤く透き通っており一見ルビーのように見える。
  • 皮はなく、枝を折ってそのまま飴のように舐めて味わうのが一般的。
  • 中心に種が入っている。種は黒い半球体で、非常にもろい。そのためソンカツェの実は決して噛んではならないとされている。
  • 食べ終わったら種はきちんと埋めておくこと!

ハスパ(香辛料)

大部分が砂漠地帯である西側には多種多様なハスパが生育しており、様々な用途に利用されている。

  • ミスパ(辛い香辛料):
とにかく辛く、香りも強いハスパ。夏場は発汗を促すためによく使われるが、摂りすぎると危険。
水分を含んだ肉厚の葉を乾燥させ、すりつぶして作る。葉は緑だが、すりつぶすうちに辛味成分がしみ出し、真っ赤な粉になる。

  • フルスパ(暖かい香辛料):
少量摂取すると身体が温まるため、砂漠の夜や厳しい冬には欠かせないハスパ。料理や飲み物に入れたりする。
10cmほどのさやの中に、小さな芥子粒状の種が無数に詰まっている。シナモンに似た香りがするが、味はほとんどしない。

  • ゴルダスパ(岩の香辛料):
その名の通り、岩から採れるハスパ。コハクのように結晶化しており、一見硬そうだが割ともろい。すりつぶすと特徴的な香りが強くなる。
主に肉の保存や臭み消しに使われるが、粉末を水で練ると傷薬にもなり、応急処置(とくに破傷風予防)に役立つ。

クノー(具入り汁)

  • 海岸沿いの地域で作られる家庭料理。
  • メゴットのヒレで取った出汁に、根菜、豆、メゴットの身をぶつ切りにしたものを加えて煮込み、ハスパで味を調えて最後にニワトリの卵を加えてできあがり。
  • とろみがあって、栄養たっぷり。
  • 夏場は冷やしていただく。

大陸東側の食べ物

最終更新:2010年06月12日 02:20