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クロバラノワルキューレ
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クロバラノワルキューレ
【くろばらのわるきゅーれ】
ジャンル
RPG
対応機種
PlayStation 4 / PC
発売・開発元
コンパイルハート
発売日
2016年7月21日
定価
7,776円(税込)
判定
なし
ポイント
重めの世界観と美少女RPG&br;独特な裏切り者システム&br;粗の多いゲームバランス
評価点
藤島康介によるキャラクターデザイン
『テイルズ オブ』シリーズや『サクラ大戦』などで知られるに藤島康介よるキャラクターデザインを採用。
コンパイルハート作品の中では比較的クセが弱く、一般向け寄りのデザインとして評価された。
特に女性キャラは「可愛い」との感想が多く、作品の大きなフックとなっている。
音楽面
戦闘曲やイベントBGMは全体的に評価が高い。
特にボーカル曲は終末感や悲壮感を強調しており、作品世界との相性が良い。
シリアス路線の雰囲気作りに貢献している。
キャラ同士の掛け合い
部隊ものらしく、仲間同士の会話量は比較的多い。
軽口を叩き合う場面も多く、重い世界観の中での息抜きになっている。
キャラクターによっては終盤で印象が大きく変わる者もいる。
サービスシーン
戦闘中にダメージを受けることで衣装が破損し、下着姿になる要素が存在する。
コンパイルハート作品らしいサービス要素として好評。
キャラクターごとにデザイン差もあり、コレクション的な楽しみ方もできる。
シリアス寄りの世界観
未知のウイルスによって文明が崩壊した世界という設定は比較的重め。
単なる萌えRPGに終わらず、人類側の疑心暗鬼や組織内対立を描いている。
終盤はかなり陰鬱な展開も多く、先の気になるシナリオとの意見もある。
裏切り者システム
部隊内に裏切り者が潜んでいるという設定が特徴。
プレイヤーは仲間を完全には信用できず、独特の緊張感を生んでいる。
RPGに推理要素を混ぜた試みとしては評価する声もある。
賛否両論点
シリアスと萌え要素の混在
世界観自体はかなり重い一方、美少女キャラ同士の軽い掛け合いやサービスシーンも多い。
そのギャップを魅力と感じるプレイヤーもいる。
一方で、「空気が軽すぎる」「シリアスが台無し」と感じる意見も存在する。
裏切り者システムの仕様
誰が裏切り者になるかはプレイごとに変動する。
周回要素として面白いという声がある。
反面、キャラクターの印象やストーリー整合性が犠牲になりやすく、「無理矢理感がある」との指摘も多い。
戦闘システム
リアルタイム寄りの戦闘を採用している。
慣れると爽快感はある。
しかし味方AIが不安定で、操作性も洗練されているとは言い難い。
主人公アスヒの性格
熱血系主人公として描かれているが、感情的に動く場面が多い。
仲間思いで真っ直ぐな性格を好意的に見る声もある。
一方で、「暑苦しい」「空回りが多い」と感じるプレイヤーもいる。
ダンジョン構成
広めのフィールドを探索する形式となっている。
終末世界を歩いている感覚が出ているとの意見もある。
反面、似た景色が多く単調で、迷いやすいとの不満も存在する。
一之宮ルナの演技
一之宮ルナ役を担当した御伽ねこむの演技については賛否が分かれている。
ルナの浮世離れした雰囲気や儚げなキャラクター性には合っているという意見もある。
一方で、台詞読みの抑揚や感情表現はややぎこちなく、いわゆる
棒読み気味との指摘
も見られる。
特にシリアス場面では他声優陣との差が目立つという感想も存在する。
ただし、独特の素人っぽさが逆にルナの不安定さや危うさと噛み合っていると評価する声もある。
問題点
敵の索敵範囲が広い
敵シンボルがプレイヤーをかなり遠距離から感知する。
そのため連続戦闘になりやすく、探索テンポを損ねやすい。
狭い通路では回避困難な場面も多い。
カメラの見づらさ
戦闘中・探索中ともにカメラ挙動が不安定。
壁際や狭い場所では視界が悪化しやすい。
戦況把握がしにくいという指摘もある。
専門用語の多さ
世界観説明で専門用語が大量に登場する。
設定自体は細かいものの、説明不足気味。
序盤は特に理解しづらいという感想が多い。
真相への到達条件
真エンド到達条件がやや分かりにくい。
特定行動を要求される場面もあり、初見では逃しやすい。
結果としてノーマルエンドへ流れやすい構成となっている。
ゲームバランスの悪さ
敵の攻撃力が高く、難易度バランスがかなり大味。
雑魚敵でも事故死しやすい。
一方で、強スキル取得後は逆にバランスが崩壊しやすい。
テンポ面の悪さ
ロード時間や移動テンポに難がある。
マップ移動も単調で、プレイ時間の割に作業感が強い。
UI周りも快適とは言い難い。
ストーリー演出不足
重厚な設定の割に、イベント演出自体は簡素。
棒立ち会話が中心で、盛り上がる場面でも演出不足を感じやすい。
終盤展開も駆け足気味との指摘がある。
キャラクター掘り下げ不足
メインキャラ数が多い反面、個々の描写はやや薄い。
裏切り者システムの都合上、人物描写が安定しない部分もある。
結果として、「設定は良いが感情移入しにくい」との感想も見られる。
総評
重めのSF世界観と美少女RPGを組み合わせたコンパイルハート作品。可愛らしい3Dキャラクターやサービスシーンなど、キャラゲーとしての魅力はしっかり存在している。
特にダメージによる衣装破損や下着描写などは、同社作品らしいファンサービス要素として印象に残りやすい。
一方で、ゲームバランスやテンポ、演出不足など粗も多く、完成度自体は荒削り。裏切り者システムも独自性はあるが、シナリオとの噛み合わせには賛否が分かれる。
総じて、「光る要素はあるがクセが強い作品」であり、コンパイルハート作品に慣れている層ほど楽しみやすいタイトルと言える。
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最終更新:2026年05月25日 21:23