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ドラゴンボールZ KAKAROT
【どらごんぼーるぜっと かかろっと】
ジャンル 悟空体験アクションRPG
対応機種 PlayStation 4 / PlayStation 5 / Xbox One / Xbox Series X/S / Nintendo Switch / Windows
発売元 バンダイナムコエンターテインメント
開発元 サイバーコネクトツー
発売日 2020年1月16日(PS4・Xbox One)
定価 8,360円(税込・通常版)


僕らはみんな、孫悟空だ




概要

  • 『ドラゴンボールZ』を題材としたアクションRPG。
  • プレイヤーは孫悟空を中心に、悟飯、ベジータ、ピッコロ、未来トランクスなどを操作し、サイヤ人編から魔人ブウ編までの物語を追体験していく。
  • 戦闘だけでなく、広大なフィールド探索、釣りや狩猟、料理、修行などの生活要素も盛り込まれ、「悟空として生きる」ことをコンセプトとしている。
  • 発売後も多数のDLCが配信され、『ドラゴンボール超』や『-DAIMA-』など新たなストーリーが追加されている。


評価点

  • 原作の再現度
    • ストーリーは原作やアニメを非常に忠実に再現しており、多数の名場面がフルボイスと迫力ある演出で描かれる。
    • 原作では省略されたエピソードやアニメオリジナル要素も補完されており、ファンには嬉しい演出が多い。
    • 声優陣もテレビアニメと同じキャストが多数出演しており、没入感を高めている。
  • 圧倒的なバトル演出
    • 高速移動や気弾、かめはめ波、元気玉など、『ドラゴンボール』らしい超高速バトルを高い完成度で再現。
    • 必殺技演出はアニメさながらの迫力があり、ボス戦では原作の名シーンを再現した演出も多数用意されている。
    • サイバーコネクトツーらしい派手なカメラワークやエフェクトは高く評価されている。
  • 広大なオープンフィールド
    • 各地を自由に飛び回ることができ、筋斗雲や舞空術で世界を探索できる。
    • ドラゴンボールの世界を実際に旅しているような感覚を味わえる点が好評。
    • フィールドには恐竜や恐竜型の動物など、鳥山明作品らしい世界観も忠実に再現されている。
  • サブイベントの充実
    • 原作終了後のキャラクター同士の交流や、ゲームオリジナルイベントが多数収録されている。
    • 敵キャラクターのその後や意外な組み合わせの会話など、ファン向けサービスが豊富。
  • BGM・グラフィック
    • セルアニメ調のグラフィックは完成度が高く、キャラクターの表情やモーションも自然。
    • 戦闘演出と相まって、「ドラゴンボールを操作している」感覚を味わえる。
  • 原作・アニメの補完
    • 『ドラゴンボールZ』本編だけでなく、原作では描かれなかった空白期間のエピソードも追加されている。
    • 未来トランクス登場から人造人間襲来までの3年間や、セルゲーム後のベジータの心境の変化、クリリンと18号の関係など、ファンが気になっていた部分が描写されている。
    • 悟飯と16号の交流なども追加されており、セル編終盤の展開により説得力を持たせている。
  • アニメオリジナル要素も収録
    • 悟空とピッコロの自動車教習所、ヤムチャの野球選手時代など、アニメ版で人気の高かったエピソードもゲーム内イベントとして再現。
    • ゲームシステムのチュートリアルや乗り物解禁イベントとも自然に結び付けられている。
  • 世界観・設定の掘り下げ
    • 原作で説明されなかった設定についても、新たな公式設定が多数追加されている。
    • サイヤ人の尻尾が生えなくなった理由や、動物型地球人の存在など、長年語られなかった疑問点に一定の回答が用意されている。
    • これらは原作者・鳥山明氏監修による設定も含まれており、ファンにとって見どころとなっている。
  • 細部まで作り込まれた再現性
    • ストーリーの進行に合わせてキャラクターの服装やビジュアルが細かく変化する。
    • 一時期しか登場しない衣装まで再現されており、原作ファンへのサービス精神が感じられる。
    • 食事シーンではサイヤ人らしい豪快な食べ方や、食事を必要としないキャラクターごとの違いまで細かく描写されている。


問題点

  • 戦闘の単調さ
    • 基本的な戦闘は回避と気弾、必殺技の繰り返しになりやすい。
    • システム自体はシンプルなため、長時間プレイするとマンネリ化しやすい。
  • 雑魚戦の多さ
    • フィールドでは敵とのエンカウントが頻繁に発生する。
    • 後半になると簡単に倒せる敵が多いにもかかわらず戦闘回数は多く、テンポを損ねるという意見もある。
  • RPG要素の浅さ
    • レベルを上げれば比較的簡単に攻略できる場面も多く、育成システムや装備要素はやや単調。
    • ソウルエンブレムやコミュニティボードなども、終盤は効果を意識しなくても攻略可能になる。
  • 移動のテンポ
    • 序盤は移動速度が遅く感じられ、目的地までの移動が長い場面もある。
    • ロード時間はアップデートや現行機版で改善されたものの、発売当初は不満点として挙げられていた。
  • DLC依存
    • 『ドラゴンボール超』や『DAIMA』など人気エピソードの多くは有料DLCとなっている。
    • 本編だけでも十分楽しめるが、全てのストーリーを遊ぶには追加購入が必要となる。

シナリオ

  • 負けイベントの多さ
    • ストーリー上の演出として「勝てない戦い」が多く用意されている。
    • ゲーム内ではボスを圧倒し、体力をゼロまで削り切っても、イベントでは主人公側が一方的に押し負ける展開になることが少なくない。
    • 特にプレイヤーが「勝った」と感じるほど善戦した直後に敗北イベントへ移行するため、ゲームプレイとストーリーの整合性に違和感を覚えるという意見がある。
    • 原作の展開を忠実に再現するための演出ではあるものの、「せめて一定時間耐える」「体力を一定まで削る」といった演出に留めた方が自然だったのではないかという声も見られる。
  • 原作を知っていると新鮮味に欠ける
    • ストーリーは『ドラゴンボールZ』を非常に忠実に再現している反面、原作やアニメを知るプレイヤーには展開がほぼ予想できる。
    • 追加イベントはあるものの、本筋は原作通りに進行するため、意外性は少ない。
  • 劇場版キャラクターがほぼ登場しない
    • 本作はテレビシリーズおよび原作漫画を中心とした構成となっている。
    • そのため劇場版や『GT』の人気キャラクターは基本的に登場せず、物足りなさを感じるファンもいる。
  • 悟空を操作できる期間が意外と少ない
    • タイトルこそ『KAKAROT』だが、原作同様に悟飯やピッコロなどを操作する期間が長い。
    • 悟空視点の修業などもイベントで簡潔に描かれるため、「もっと悟空を操作したかった」という意見も見られる。
  • 一部の名場面が省略されている
    • 容量やテンポの都合もあって、一部の名シーンや台詞は簡略化・省略されている。
    • 印象的な場面がイベントのみで終わるケースもあり、原作ファンから惜しまれている。特に魔人ブウ編では一部の説明が簡略化されているため、原作未読者には状況を理解しづらい箇所が存在する。
  • テンポの悪い本編シナリオ
    • 本編で◯◯を持ってこいなどの言わゆるお使いイベントが多くダレやすいという意見もある。

バトル

  • キャラクター間の性能差
    • 範囲攻撃に優れるキャラクターは雑魚戦を短時間で終わらせられる一方、単体攻撃中心のキャラクターは戦闘時間が長くなりやすい。
    • 特に操作時間の長い悟飯は殲滅性能で他キャラクターに劣るという声がある。
  • スタン・吹き飛ばしが多い
    • 敵の攻撃によるスタンや吹き飛ばしが頻繁に発生し、テンポが悪く感じられる場面がある。
    • 高レベルになっても弱い敵の攻撃で行動を中断される仕様には不満も見られる。
  • 敵の特殊攻撃
    • 一部ボスは専用演出を伴う攻撃を多用する。
    • 演出中はこちらの攻撃が中断されることもあり、テンポを損ねる原因となっている。
  • 一部の戦闘バランス
    • 原作では圧勝した相手とも通常のボス戦として戦うため、原作とのギャップを感じる場面がある。

システム

  • 周回プレイに対応していない
    • クリアデータを引き継いで最初から遊ぶ「強くてニューゲーム」が存在しない。
    • ストーリーの再プレイは可能だが、一部制限が多く、自由度は高くない。
  • サブイベントを再挑戦できない
    • サブストーリーは一度クリアすると再び遊ぶことができない。
    • 評価の高いイベントも多いため、何度も楽しめない点は惜しまれている。
  • 会話ログがない
    • イベント中の会話を見逃してしまうと後から確認できず、不便に感じる場面がある。
  • 探索の快適性
    • 一部マップは移動経路が分かりづらく、ファストトラベルも十分とは言えない。
    • 敵とのエンカウントを避けにくい点も不満として挙げられる。
  • 衣装変更の自由度
    • ストーリーに合わせて多彩な衣装が登場する一方、クリア後に自由に変更できない。
    • 人気の衣装を好きなタイミングで使いたかったという声も多い。

論争点

  • 生活シミュレーション要素
    • 釣り、料理、狩猟、食事など、原作の日常を再現した要素が多数用意されている。
    • 「悟空の生活を体験できる」と評価する声がある一方、「テンポを悪くするだけで何度もやりたい要素ではない」という意見もある。
  • 忠実すぎるストーリー
    • 原作をほぼそのまま再現しているため、初めて遊ぶ人でも物語を理解しやすい。
    • 一方で、『ドラゴンボールZ』を何度も見ているファンからは「展開を知っているため新鮮味が少ない」との声もある。
  • 探索要素
    • 広大なフィールドには収集物やサブイベントが多数存在する。
    • 探索好きには好評だが、ストーリーだけを楽しみたいプレイヤーには移動時間や寄り道が冗長に感じられることもある。
  • ゲームバランス
    • レベルを十分に上げれば難易度は比較的低くなる。
    • 「誰でもドラゴンボールの爽快感を味わえる」と評価する声がある一方、「アクションゲームとしては歯応え不足」と感じるプレイヤーも少なくない。


総評

『ドラゴンボールZ』の世界をこれまでで最も忠実にゲーム化した作品の一つ。
ストーリー再現、戦闘演出、フィールド探索などファンが求める要素を高いレベルで実現しており、「ドラゴンボールの世界で生活する」という体験を味わえる点は本作ならではの魅力である。
一方で、RPGとしては戦闘や育成の単調さ、繰り返し要素の多さなど課題も残る。しかし、原作ファンであれば高い満足感を得られる作品であり、『ドラゴンボール』ゲームの中でも屈指の完成度を誇るタイトルとして評価されている。

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最終更新:2026年08月20日 20:55