アットウィキロゴ

キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS

【きゃぷてんつばさ らいず おぶ にゅー ちゃんぴおんず】
ジャンル サッカーアクション ASINが有効ではありません。※PS4版
対応機種 PlayStation 4 / Nintendo Switch / PC(Steam)
発売・開発元 発売:バンダイナムコエンターテインメント / 開発:タムソフト
発売日 2020年8月27日
定価 7,600円(税抜・パッケージ/ダウンロード版)
レーティング CERO:A
備考 原作:高橋陽一
ポイント 約10年ぶりとなる『キャプテン翼』の家庭用ゲーム化作品
アニメ調グラフィックで原作の迫力ある超次元サッカーを再現
オリジナル主人公で挑むドラマチックな育成モードを搭載
判定 判定なし


世界を相手に、己の技を叩き込め―――



特徴

  • 直感的な操作で爽快感を味わえるサッカーアクション
    • 従来のコマンド選択式サッカーRPGから一転、リアルタイムでリアルなアクション操作を行うサッカーアクションゲームへと刷新。
    • 相手のスピリット(スタミナ)を削り、強力な必殺シュートや必殺ムーブ(ドリブル・タックル)を繰り出してゴールを狙うアーケード調のバトルシステムを採用している。
  • 二つのメインストーリーモード
    • 原作の中学生編を追体験できる「EPISODE OF TSUBASA」と、プレイヤー自身が作成したアバター主人公でジュニアユース大会に挑む「EPISODE OF NEW HERO」の2本を収録。
    • 特に「NEW HERO」では東邦学園・ふらの市・武蔵中学校の3校から所属先を選択し、原作キャラとの絆(フレンドシップ)を深めながらオリジナル技や能力を習得していく育成要素が楽しめる。

評価点

  • 原作アニメの迫力を完璧に再現したグラフィックと演出
    • セルシェーディング技術によって原作・アニメのビジュアルを見事に3D化。ドライブシュートやタイガーショット、スカイラブハリケーンなどの名物技がハイクオリティなムービー演出で炸裂する。
    • キーパーのキャッチアニメーションや各種必殺技のカットインは迫力満点で、『キャプテン翼』の「超次元サッカー」としての世界観や爽快感を存分に堪能できる。
  • 「EPISODE OF NEW HERO」によるIFストーリーと高い育成体験
    • プレイヤーの分身である主人公が原作キャラクターたちと切磋琢磨し、世界大会へ挑む展開は「ファンが思い描いた夢のシチュエーション」として絶賛された。
    • 選択肢や育成方針によって能力値や習得技が変化し、原作にはないオリジナルのチーム編成やシナリオ分岐(アメリカ戦・ブラジル戦など)を楽しめる点も評価が高い。
  • ファンを喜ばせる劇中BGMとボイス演出
    • アニメ版の豪華声優陣による熱演と、試合展開を盛り上げる重厚かつスピーディーなBGM群が臨場感を高めている。
  • 「Vゾーン」と連携技が生むチームスポーツとしての熱い駆け引き
    • チーム全体を強化する「Vゾーン」の発動タイミングや、複数人で繰り出すコンビネーション技(ツインシュートやコンビネーションタックル)の選択が試合展開を大きく左右する。
    • 単なる個人のゴリ押しだけでなく、チーム単位でのリソース管理やゲージの使いどころを図る戦術的な深みが評価された。
  • 試合中に条件を満たすと発生するドラマチックエミッション
    • ストーリーモードの試合中に特定の条件(特定のキャラ同士の接触や位置取りなど)を成立させると、原作の名場面や特殊なイベント演出がシームレスに差し込まれる。
    • ゲームプレイの手を止めずに原作の熱いシチュエーションを体験できる演出技法として、ファンの没入感を大きく高めた。
  • 原作未登場の海外ジュニアユース代表チームと新規キャラの魅力
    • シュナイダー率いるドイツやカルロス率いるブラジルに加え、原作には登場しないイタリア、イングランド、フランス、アメリカなどの各国の新規キャラクターが多数追加。
    • 個性的かつ魅力的な海外ライバルたちの描写や専用の必殺技が丁寧に作り込まれており、世界観の拡張として高い満足度を得た。

論争点

  • 「良くも悪くも原作通り」な再現度とサッカーのルール規定
    • 『キャプテン翼』という作品の独自の世界観や物理法則を忠実に再現しているため、一般的な現実のサッカーのルールや常識とは異なる独自の仕様が多数存在する。
    • 相手を吹っ飛ばす過激なタックルがお咎めなしになったり、特定のキャラクターや必殺技の組み合わせによって現実離れした挙動が正当化されたりする展開は、「キャプテン翼のゲームとして完璧な原作再現」と好意的に評価する声が多い。
    • 一方で、純粋な「サッカーゲーム」としてのリアリティや厳密なルール適用を期待したプレイヤーからは、「審判の判定がガバガバすぎる」「ルールや挙動がサッカーとしておかしい」と難色を示され、原作ファンと一般のスポーツゲームファンとの間で評価が大きく分かれている。
  • 「サッカーゲーム」としての独特すぎるゲームシステムとキーパーの仕様
    • 本作のゴールシステムは、キーパーのスピリットゲージを必殺シュートなどで削りきってからでないと基本的にゴールが入らない「削り合い(格闘ゲーム)」に近い仕様となっている。
    • どれほどフリーで打ったシュートであってもゲージが残っていれば防がれてしまうため、「サッカーとしてのリアルさや戦術性に欠ける」と難色を示す声がある一方で、「原作の怪物キーパーたちの圧倒的な堅牢さを再現した演出」として評価する声もあり、スポーツゲームとしての捉え方で賛否が割れる。
  • オンライン対戦におけるアバターキャラとスキル調整
    • 「NEW HERO」で限界まで強化された極端なステータスのアバター主人公(通称:エディットキャラ)や強力なスキル構成が対戦環境を席巻。
    • 対戦の面白さを認める意見がある一方で、特定の強行動やアバターの性能差による大雑把な対戦バランスに対し、対戦ツールとしての完成度に疑問を呈する声も挙がった。
  • 「ダッシュ」「1on1(ジャンケン)」によるアクションのテンポ感
    • ドリブル側とタックル側が特定のボタン選択でかみ合った際に発生する「1on1」判定や、ダッシュ移動時のスタミナ消費の重さについて評価が分かれた。
    • アクションゲームとしてのテンポの良さやスピード感を評価する声がある一方、判定の発生によって頻繁に試合が中断される感覚や、スタミナ管理のシビアさにストレスを感じる声も挙がった。
  • 高難易度CPUの超反応と「イベント起こし」のゲーム性
    • ストーリーモードにおける高難易度CPUは、こちらの入力に対して即座にカウンターを合わせてくる超反応を見せる。
    • 原作再現のイベント(ドラマチックエミッション)を発生させるために特定の行動を強要される場面が多く、「自由なサッカーをプレイするゲーム」か「決められた手順を踏むイベント回収ゲーム」かでプレイヤーの好みが分かれた。

問題点

  • 発売初期における多数のバグと挙動の不安定さ
    • 発売当初はオンライン対戦での頻繁な回線切断、UIの不具合、グラフィックの表示バグ、進行不能エラーなどが多発した。
    • アップデートで順次改善されたものの、初期状態の質の低さが作品の第一印象を大きく損ねてしまった。
  • AIの挙動やカメラワーク、UIの不便さ
    • 味方NPCの思考AIが全体的に拙く、オフサイドラインのケアやポジショニングで不自然な動きを見せることが多い。
    • ドリブル技の応酬時にカメラアングルが急激に回転して状況を把握しづらくなる点や、育成モードにおけるテキストスキップのテンポの悪さなど、細かなユーザービリティの不備が散見される。
  • ストーリーモードでの作業感と周回プレイの重さ
    • アバター主人公を何人も育成しようとすると、同じシナリオや試合を何度も繰り返す必要があり、試合間の会話パートのスキップ機能の物足りなさも相まって周回プレイのストレスが大きい。
  • ロード時間の長さとテンポの悪さ(特にSwitch版)
    • 試合開始前やイベント演出の挟み込み、メニュー画面の遷移ごとに挟まるロード時間が長めに設定されている。
    • 特にNintendo Switch版においてはグラフィックの処理落ちやフレームレートの低下、読み込みの長さが目立ち、周回育成プレイにおける大きな障害となった。
  • ファールやカード判定の曖昧さと審判の不自然さ
    • 『キャプテン翼』の作風ゆえにラフプレイのような強力なタックルが飛び交うものの、ファール基準が極めて不透明で審判の判定が安定しない。
    • 明らかな後方からの危険なタックルがお咎めなしになる一方で、理不尽なタイミングでイエローカードが提示されるなど、ルール判定の基準に疑問符がつく場面が散見された。
  • キーパーの「ゴールデンダブルハンド」等の一部の極端な技性能バランス
    • 若林源三やヘルナンデスといった強豪キーパーの専用能力や一部の超大型必殺技の威力が極端に高すぎる調整となっていた。
    • オンライン対戦や高難易度戦において、特定のキャラクターや技をセットすることが半ば強制される環境となり、戦術の幅を狭める要因となった。

総評

    • 『キャプテン翼』ならではの超次元的な技の応酬やダイナミックな演出を最新のグラフィックで現代に蘇らせた、キャラクターゲームとして熱量の高いアクション作品。
    • スポーツゲームとしての味付けやキーパーの「ゲージ削り」システム、発売初期のバグやUIの不便さなど課題も多いが、オリジナル主人公で憧れの選手たちと肩を並べて戦う「EPISODE OF NEW HERO」の完成度は非常に高く、原作ファンであれば間違いなく胸を熱くさせられる一作である。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2026年08月21日 20:40