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ONE PIECE WORLD SEEKER
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ONE PIECE WORLD SEEKER
【わんぴーす わーるどしーかー】
ジャンル
アクションアドベンチャー
対応機種
プレイステーション4
発売元
バンダイナムコエンターテインメント
開発元
ガンバリオン
発売日
2019年3月14日
定価
5,189円
レーティング
CERO:B(12歳以上対象)
判定
なし
特徴
ルフィで縦横無尽に大冒険
グラフィックは高水準
オープンゴーストタウンワールド
ONE PIECEファンよりルフィファン向け
''
ONE PIECEゲームリンク
''
概要
評価点
論争点
問題点
総評
概要
評価点
ゴムゴムの能力を活かしたオープンワールド
オリジナルで描かれる壮大なストーリーとフィールドをルフィの視点で縦横無尽に移動でき、豪快かつ爽快感あふれるアクションを楽しむことが可能。
「腕伸ばし」や「ゴムゴムのロケット」を駆使した能力による移動は心地よく、移動そのものがプレイスルーの楽しみとなるため、ルフィというキャラクターを操作したいファンからの評価は高い。
進入可能な建物こそ限られるが、島のあらゆる場所に到達できる設計は冒険心をくすぐる。原作の雰囲気を反映した山々や海軍本部などの高所へ登るアクションは爽快である。
能力と覇気を駆使したバトルアクション
「ゴムゴムの銃乱打(ガトリング)」をはじめとするお馴染みの技や、覇気を用いた特殊技が搭載されており、ルフィの動きを再現したいプレイヤーを満足させる仕上がりとなっている。
本編の進行に応じて「ギア4」が解禁される。原作通り時間制限や使用後のパワーダウンという制約はあるものの、極めて強力な攻撃を繰り出すことができる。
原作再現を追求したグラフィック
グラフィックは原作のタッチを忠実に再現しつつ、スムーズなアニメーションを実現している。
「ゴムゴムの象銃乱打(エレファント・ガトリング)」などの必殺技は、滑らかな動きと相まって非常に迫力のある演出となっている。
王道的かつ堅実なシナリオ
ジェイルアイランドを舞台に、過去の惨劇から端を発する島民の衝突、海賊の侵略、世界政府の陰謀が渦巻くドラマが描かれ、原作さながらの王道的な展開を見せる。
原作者の尾田栄一郎氏がデザインしたオリジナルキャラクター「ジャンヌ」や「アイザック」を中心とした物語は、進行に合わせて謎が解明されていく面白さと意外性があり、手堅くまとめられている。
多彩な原作キャラクターの参戦
麦わらの一味はもちろん、スモーカー、たしぎ、黄猿、ジェルマ66などの人気キャラクターが登場しストーリーを盛り上げる。
なお、ジェルマ66については本作が家庭用ゲームへの初参戦となった。
アニメのクオリティを継承した音楽
アニメ版の作曲も手掛ける田中公平氏が本作のBGMを担当しており、いずれの楽曲も質が高く、評価は非常に高い。
海楼石の銃弾に関する設定提示
「海楼石の弾丸を使用すれば能力者の海賊は即座に捕縛できるのではないか」というファンからの長年の疑問に対し、一つの回答が示された。
作中の描写から、能力者に対して海楼石の弾を用いても致命傷には至らず、決定的なダメージを与えるには不十分であることが判明している。
論争点
ルフィによるステルス要素の導入
本作では「テイクダウン」として背後からの不意打ちで敵を無力化できる。隠密行動自体は原作のインペルダウン等でも描写があるため許容範囲内とする声がある一方、背後から音もなく倒すアサシン的な手法には違和感を覚えるファンも存在する。
ただし、アクションの選択肢としては面白く、ゲーム的な表現として肯定的に受け止める意見もあり、評価が分かれるポイントとなっている。
問題点
キャラゲーとしての不備と物足りなさ
会話シーンのボイス仕様
イベント以外の通常の会話シーンはフルボイスではなく、一部の返答のみがボイス付きとなる形式に留まっている。
プレイアブルキャラクターの制限
本編において操作可能なキャラクターがルフィのみに限定されており、麦わらの一味全員を操作できた「アンリミテッド」シリーズ等の過去作と比較して落胆するファンは少なくない。
後にDLCで3人の追加キャラクターが配信されたものの、基本的にはルフィ一人のみに焦点を当てた構成となっている。
NPCの少なさと街の活気
街の住人やNPCが極端に少なく、設定上で「発展している」とされる街であっても閑散としており、ゴーストタウンのような印象を与える。
無人販売所のような商店が点在する不自然さもあり、オープニングムービーで見られた賑わいとの乖離から「OP詐欺」と揶揄されることもある。
宝箱解錠の仕様
宝箱を開ける際にボタンの長押しを要求される仕様があり、テンポを削いでいる。スキルによる時間短縮は可能だが、初期設定から即座に開けられる仕様を望む声が多い。
ゲームボリュームとクエストの質
メインシナリオの短さ
ストーリーを重点的に進めた場合、10時間足らずでクリア可能なボリュームであり、オープンワールド作品としては物足りなさが目立つ。
サブクエストとアイテム収集の不備
クエスト内容の大半が特定素材の納品といった「お使い」に終始しており、その素材のドロップ率も低めに設定されているため、探索に多大な労力を要する。
戦闘システムの単調さと課題
初期状態における単調なアクション
見聞色と武装色の切り替えシステムはあるものの、スキル開放が進まない序盤は攻撃パターンが固定化されやすく、単調な戦闘になりがちである。
戦闘の意義と敵の挙動
消耗品の概念がなくリトライも容易なため、一度効率的な戦術が確立されると最後まで変化に乏しい展開が続く。
敵がダウンやワープによる無敵時間を多用するため、必殺技を無効化されるなどのストレス要因も存在する。
雑魚敵戦の形骸化
敵を倒して得られる経験値や素材が微量であり、中盤以降は道中の戦闘が単に進行を妨げるだけの要素となり果てている。
オープンワールド特有の「強敵への挑戦と相応の報酬」といったサイクルも希薄であり、戦闘の無意味さを助長している。
移動アクションの操作性
ゴムゴムの能力を用いた移動において、高い壁に接触すると急激に失速する仕様があり、スムーズな滑走感が損なわれる場面がある。
滞空可能な「ゴムゴムのUFO」の発動には空中でのボタン連打が必要であり、長距離移動の手段としては煩雑さが目立つ。
総評
ルフィとなってオープンワールドを冒険するというコンセプト自体は魅力的だが、技術面やコンテンツの密度において課題を残す結果となった。
原作20周年記念作品として「ONE PIECEらしい魅力」を掲げていたものの、実際にはルフィ一人のキャラクター性に特化した内容となっており、他の麦わらの一味の存在感は薄い。
ルフィというキャラクターを操作することに最大の価値を見出せるプレイヤーであれば満足度は高いが、作品全体としての出来は「ONE PIECE」のファンゲームというより「ルフィのファンゲーム」としての性質が強く、良くも悪くも『LUFFY WORLD SEEKER』と呼ぶべき内容に仕上がっている。
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最終更新:2026年05月10日 22:53