光放つ刃

◆  ◆

初夏の蒸し暑く、暗い和室だった。
亥の刻を過ぎ、行燈の灯りはあってもその深い闇を照らすのは余りにも頼りなくおぼろげにしか見えないが、そこには10人近い男たちが犇めいていた。
各々その手に持つ抜身の刀を怒声とともに振り回し、こちらに切りかかって来る。
頭数は向こうが圧倒的だが、その分それぞれの身体がぶつかり邪魔し合い生まれた隙に腕を裂き、首筋を削いで1人ずつ地道に仕留めていた。中々面倒くさい戦いになったが、『あの人』はいまだに無傷。この調子なら今日の仕事も――――――そんな時だった。

突如、背後から激しく咳き込む音が響き、すぐ後にぽたりと液体が畳に滴る音が続いた。行燈の弱い光にもそれがはっきりと赤色をしていることが解る。
凄まじい倦怠感と咳嗽に襲われたのだろう彼は、たまらず顔を歪め身体をくの字に折り曲げ膝をついてしまう。
分かり切ったことだがここは敵陣でありしかも未だ複数の敵に囲まれた状態である。つい先ほどまで鬼のような大立ち回りを演じていた相手の突然の吐血に戸惑っていた様子の男達だったが、好機が回ってきたのだと悟ったらしく口元を吊り上げ刃を振りかぶる。それに反応できたのは、やはり当代の剣士たちの中でも彼の人の力がずば抜けていた証拠だろう。その一閃は彼に傷一つもつけることはなかった。

だが、流石に急な体調の悪化のせいで手元が狂ったのかそれともこれまでの戦闘での無理が祟ったのか、敵の胴を薙いだ刀身からばきん、と鈍く嫌な音がした。折れた切先が宙を舞い、畳に突き刺さる。

「総司っ!!」

階段を駆け上がる足音と共に近藤さんの慌てた叫び声をどこか遠くに聞きながら、ある刀の意識は闇に閉ざされた。


◆  ◆


夕刻、京都市内のある路地―――京都では数多く存在する赴きのある町屋が並び、石畳が敷かれた小道。京都を訪れる観光客の中には、そのひっそりした和の雰囲気を感じるために路地を探して巡る者もいるという。この路地もその一つのはずだった。しかし、今やその自慢の穏やかな空気は失われ、剣呑な殺気とどす黒い闘気に満ち溢れていた。

周囲の家屋の軒先を軽く超えそうな身長に、肥え太った身体。狂気を隠そうともせずに切り立った崖の一部をそのまま取り出してきた様な歪な剣を振り回し、醜悪な姿の男が喉を潰しそうな叫びを上げた。
それに相対する白髪和装の少年がいた。自身の倍近い体格差を前に微塵の恐れも見せずに鈍い風切音をたてて迫る刃を涼しい顔で回避する。
ほんの少し掠っただけでも、その部位の骨を確実に粉砕するであろう威力を持つ『狂戦士』の斬撃であっても少年の髪の毛すら掠ることもできずに空を切り、対する少年はその隙を見逃さずに踏み込むと、瞬時にバーサーカーの手首を掻き切った。
動脈と腱を断たれ、噴水のように出血した腕は重力に逆らえず剣を取り落とし、バーサーカーはまた何事かを叫ぼうとしたがそれは叶うことはなかった。
落とした剣が指先から離れるよりも速くに、目にもとまらぬ動きで間合いを詰めて跳んだ少年の刀による一閃で憐れバーサーカーの頭部とそれから下は泣き別れになったのだ。
単純な腕力ではバーサーカーが圧倒的に勝っていたのだが、それを全く感じさせないほどのたった数分間ほどの戦いの呆気ない幕切れであった。



頭部が切断された死体と化したバーサーカーの霊基が光の粒となって大気に溶けるように消えていくのを眺めながら、納刀した少年はふう、と息をつく。この程度の相手に不覚を取る気はさらさら無かったが、目下最大の弱点となりうる自分が宿す厄介な特性を自覚する身としては、欠片の油断も許されず、速攻で片を付けるに越したことはない。今回は上手く事が運べたようだ、と新たに察知した気配を感じて思う。
敵意も殺気もないそれは、少年―――アサシンの後方に建っている家屋の屋根から跳躍し、アサシンの隣にほとんど音をたてずに着地した。

「よっ、と・・ただいま。そっち終わった?」

鮮やかな紅色の爪が目を惹く手をひらひら振り、親しげに話しかけてきたのはこのアサシンを召喚したマスター、加州清光であった。
アサシンとちょうど同じくらいの背格好である彼は、銃刀法が布かれた現代日本ではそうお目にかかれないであろう一振りの日本刀を携えていた。
――――――赤い鞘に猪目が彫られた鍔というアサシンが今も腰に佩いている刀とそっくりの・・否、そのまま同じ物を、である。
そして、その刀の名も『加州清光』。マスターである清光がこのアサシンを召喚した時に触媒となったものであり、そしてこの主従の間に強い縁があるという証拠だ。
まさしく百数十年前――――清光にとっては三百年以上前にもなる、アサシンが存命だったころからの物が。

アサシンの真名は、沖田総司。幕末の混沌の中にあった京の都にあってなお、血気盛んな攘夷浪士から無辜の町人まであらゆる人間を恐れさせた治安維持部隊『新撰組』の若き天才剣士であり、日本でも有数の知名度を誇る侍だ。

そして、この場にある二振りの刀と同じ名を持つマスター加州清光の正体は人間ではなく、刀工・六代目清光が鍛えた数多くの刀のうち『沖田総司に使用された加州清光』に宿っていた刀の付喪神が審神者の能力で人間の肉体を得た存在―――時間を跳躍し、自ら刃を振るい時間遡行軍を殲滅する歴史の守り手、刀剣男士の一振りである。



「ええ。その様子だとそちらも上手く行ったようですね。」

数分前、あのバーサーカーは路地に迷い込んだと思われる幼い少女に大剣を振り下ろそうとしていた。間一髪のところでアサシンが割って入り、清光がそのまま気絶していた少女を抱えて退避させることで事なきを得たが。

「まーね。あの子は近くの交番前に下ろしといたから、もう大丈夫だと思う。
で、戻りついでに見つけたんだけど、1個向こうの通りにあのでかい奴のマスターっぽいのが襲ってきたからのしといたよ。
      • すぐに木乃伊みたいになって死んだけど、『バーサーカーの魂喰いを邪魔するな』とか言ってたから、あいつのマスターでまちがいないと思う。
魔力ってやつを絞られすぎたんだろうね」

「なるほど。仕留める寸前に何か言おうとしたように見えたのは宝具を使おうとしてたんですね。それで魔力切れで干からびたと」


人外の脚力によって踏み砕かれた石畳や切断された電柱、しかも近くには元マスターの変死体もある。通行人や警察が気付くのも時間の問題だろう。
人の気配を避けながら足早にその場を離れる。アサシンはもちろんだが、清光も普段から時間移動で何度も京都に出陣しているおかげで大体の地理は把握できていた。
夕日はだいぶ前に完全に沈み、無数の街灯や建物の灯りが闇に煌めいていた。遠くから人々の喧騒と、鴨川の向こう南方面、京都駅の方だろうか、複数のサイレンの音がかすかに聞こえてくる。
日本でも屈指の観光地で人口も多い方であるため、その分犯罪が地方よりは起こりやすくはあるが、それを抜きにしても今月に入ってからこの京都では建造物損壊、変死体、大量の行方不明者、はたまた怪物としか言えない奇妙な生物の目撃情報など、ありとあらゆる事件が発生し常にメディアを騒がせ、警察などが京都中を駆け回る異様な場所となっていた。
しかし、懸命な彼らの捜査または取材が報われることは決して無い。むしろ少しでも真実に近づいてしまえば『こちら側』となるか、あるいは最悪の場合死よりも恐ろしい終わりを迎えることになるだろう。



【・・・警邏の者が多いですね。今日のところは帰宅した方がいいかと。人間として過ごすのなら、学生であるマスターがあまり遅くに出歩くのは咎められるでしょう。その刀も見つかればまずそうですし・・『じゅうとうほう』とかいう法があるんですよね?】

霊体化したアサシンが念話で囁く。刀剣としての記憶を取り戻すと同時にどこからともなく顕れた刀は、清光が着ていた上着で包んで小脇に抱えている。常人よりは丈夫にできているはずの刀剣男士の身体だが、それでも真冬の夜の寒さは身に染みた。
これまで帯刀が許されない時代に転移したことはなかった清光にとっては、刀を隠して行動するのは始めての経験だ。

「そーね。竹刀袋とか用意しなきゃいけないか。あー俺が短刀とかならまだ隠すの楽だったんだろうけど」

返事をしながら川向こうをまたちらりと眺める。京都駅にほど近い七条通添いには嘗て新撰組二番目の屯所であった西本願寺がある。
池田屋事件により一躍脚光を浴び、人員増加で大所帯になったり、長州志士と寺とのつながりを断ちたいという思惑もあった隊は事件の翌年、八木家からここへ移転することとなったのだ。近藤、土方、沖田を始めとした総勢二百人が約二年間暮らしたという。
池田屋で折れ、修理を依頼した刀鍛冶にも匙を投げられた清光はそこで過ごすことはなかったけれど。

そんな景色を眺めていると、清光にはとある疑問が湧いきてしまう。自らに課せられた役目の内容としては、本当ならば口にしない方が良いことなのだろう。
しかし、沖田総司の逸話によって生まれた清光にとって絶対に切り離せない存在であるアサシンの、というかその心情について無関心の態度をとることはどうしてもできなかった。
その人が清光を認識していて、交流することが禁じられていないのならなおさら。

「・・ねえ、沖田くんはさ、ほんとに良いの?俺のお願い、全部聞いてもらっちゃってさ」

先刻アサシンを召喚した際、真名が真名だけに少なくない動揺があったものの、所謂平行世界の存在であり、全てを話したとしても清光の世界の歴史には影響がないだろうということ、そして何よりも一時的にとはいえ命を預ける相手として話しておく必要があると判断したので、自身の正体『刀剣男士』のこと、そして背負う使命を明かした上で清光はアサシンに「聖杯戦争に乗るつもりはない」と伝えた。

望んでもいないのにいきなり異世界に拉致され、偽りの記憶を刷り込まれたあげくに殺し合いをしろなどと到底従う気にはなれない。
正直、清光は『どんな願いも叶う杯』のことは非常に胡散臭い話しだと感じていた。願いが叶うこともそうだが、仮にそれが本物だとしても多人数で殺し合うという蠱毒に似た儀式の内容からしてそれがまともに願いを叶えてくれるとは思えなかった。
自分と同じく望まずに巻き込まれた者達が居るならば、彼らと協力し脱出を。可能であれば聖杯を破壊なり無力化して、万が一にも今の主の怨敵である歴史修正主義者などの手に渡ることのないようにしたい――――それが今の自分の望みである、と。

聖杯を求めて現界した者がほとんどだと思われるサーヴァントに対して、無茶苦茶な話だろうことは分かっていた。契約を破棄、またはその場で粛清されるかもしれないと覚悟してのことだったが、アサシンは己を召喚したマスターの正体は自分が今腰に佩いている刀であることには驚いた様子だったが、清光の方針を聴くと僅かに考えた素振りをした後に、はっきり了承したのだった。
あまりにもあっさり了解がもらえたことに驚愕した清光が何か聞き返す前に、幼子の悲鳴が聞こえてそちらに駆けつけたために聞きそびれていたのだった。

「叶えたい願い、何かあるんじゃないの?あんたは俺の知ってる沖田くんとは違う人なんだろうけどさ、でも『沖田総司』なんでしょ?」

自分が嘗て共に在った彼とアサシンは髪色やら顔の造作は似ていない、恐らくその他にも人生の所々違うことが起こったのかもしれないけれども、彼のサーヴァントとして持つスキルの一つ――――只人の身にありながら、魔剣と呼ばれる域まで冴え渡った彼の剣を唯一鈍らせてしまう恐れのある忌まわしいデメリットスキルの存在が、彼らが辿った末路が同じであることの動かぬ証拠となっている。

肺結核。治療薬の存在しないあの頃にできることと言えば、なるべく身体を休めることでほんの少しの延命を期待することくらいの文字通りの死病である。清光は直接見てはいないが、彼の最期を見届けたという、ここにはいないもう一振りの沖田の刀から聴いてはいた。その刀が語った様子では、何の憂いや悔いなく逝ったようにはどうしても思えなかった。

清光の真剣な声音を感じ取ったのか、アサシンは人通りの無さを確認したように少し間を置いてから霊体化を解いて、こちらと視線を合わせて口を開いた。

「ふむ、なら僕の願いが君たちの守る世界をも含めた『全ての平行世界で沖田総司の病気完治!ついでに新政府軍撲滅で新撰組&幕府大勝利!』だと言ったら清光は協力してくれるんですか?」

軽い口調からはかけ離れた冷気を帯びた視線が向けられる。それが数多の攘夷浪士、そして新撰組の掟に背いた元同僚達に突き付けられた冷徹な気であると、遠い昔の経験から清光は即座に理解した。

「っ!それ、は――――――それはできない・・今の主は審神者だから。あんたがこっちの歴史まで巻き込むって言うんなら、俺をまた必要としてくれた主と仲間のために、俺は沖田総司とでも戦うよ」

突き刺さる痛みを錯覚しそうなほどの鋭い殺気に、負けないようにそう言い返すとアサシンはふっと表情を和らげてそうですか、と穏やかに言った。

「だったらそれを貫いてください。あなたのやるべきことは・・戦いたい戦場はここではないんでしょう。そこに戻るために戦うというならこの沖田さん、快く協力しちゃいますよ?大切な人達と最後まで戦い抜きたい気持ちは、よーく分かるつもりですから。」

アサシンは首を動かして何処かを見やる。それは遠くの西本願寺を眺めているようであり、ここではない過去の風景を思い起こしているようでもあった。

「沖田くん・・・。」

「ま、自分の意志で参戦したんならともかく、無理やり拉致られてきた相手に強請するほど僕は切羽詰まっていませんからね。
っていうか、この鬱陶しい病弱も聖杯では治らないみたいですし!」

「えぇ、治らないんだ・・・なら『何でも叶う』ってやっぱ嘘じゃん!」

ひとしきり会話してからふふ、とどちらからともなく笑う。少しだけ、憂いが晴れた気がした。そういえば自分の歴史の彼も、こういう明るさで隊の仲間たちを励ましていたことがあった。こういうところはやっぱり同じなんだなと清光は思う。
ならば自分も彼の逸話を引き継ぐ者として、親身になってくれた彼に報いなければ。


「正直さ、こんなとこにほっぽり出されて、どうしたもんかと思ってたけど。俺の召喚に応えてくれてありがと。短い間だと思うけどよろしくね、アサシンくん。」

「ええ、こちらこそ。この沖田さんにどーんと任せてください、マスター!」


大切な仲間の元に帰るため、今度こそ最後まで折れずに戦うために、一人と一振りは時空と世界を越えて再び共に戦いに挑む。


◆  ◆


【クラス】アサシン
【真名】沖田総司
【出典】史実
【性別】男
【身長・体重】165cm・56kg

【属性】中立・中庸

【パラメーター】
筋力:C 耐久:D 敏捷:A+ +魔力:D 幸運:C 宝具:D
新撰組の本拠地である京都での召喚のため少し上昇補正が掛かっている

【クラススキル】
気配遮断:B +
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。

【保有スキル】
心眼(偽):A
直感・第六感による危険回避。虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。


病弱:A
天性の打たれ弱さ、虚弱体質。アサシンの場合、生前の病に加えて後世の民衆が抱いた心象を塗り込まれたことで、「無辜の怪物」に近い呪いを受けている。
保有者は、あらゆる行動時に急激なステータス低下のリスクを伴うようになる、デメリットスキル。
発生確率はそれほど高くないが、戦闘時に発動した場合のリスクは計り知れない。


縮地:B
瞬時に相手との間合いを詰める技術。多くの武術、武道が追い求める歩法の極み。単純な素早さではなく、歩法、体捌き、呼吸、死角など幾多の現象が絡み合って完成する。最上級であるAランクともなると、もはや次元跳躍であり、技術を超え仙術の範疇との事。その為、恐らくは人間が技術でやれる範疇としての最高峰に相当するのがBランクと思われる。


内部粛清:C++
裏切り者、内通者への暗殺技術。アサシンの所属する陣営に対しての裏切り行為を行った味方、または同盟相手への奇襲攻撃を仕掛けた場合にその成功率を引き上げる。攻撃時のみCランク以下の精神干渉を無効化し、ランク以上でもその効果を低下させる。
正面から挑んだ場合はこのスキルは作用しない。


無明参段突き
種別:対人~対軍魔剣 最大捕捉:1~50人
稀代の天才剣士、沖田総司が誇る必殺の魔剣。「壱の突き」に「弐の突き」「参の突き」を内包する。
平晴眼の構えから“ほぼ同時”ではなく、“全く同時”に放たれる平突き。超絶的な技巧と速さが生み出す、防御不能の秘剣。
三段突きの瞬間は壱の突き、弐の突き、参の突きが”同じ位置”に”同時に存在”する。
壱の突きを防いでも、同じ位置を弐の突き、参の突きが貫いているという矛盾のため、剣先は局所的に事象飽和を起こす。
そのため三段突きは事実上防御不能の剣戟となる。結果から来る事象飽和を利用しての対物破壊にも優れる。


【宝具】
『決意の羽織』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
アサシンとしての召喚であるため浅葱色の羽織ではなく、その後に着用した漆黒の羽織。
着用していてもパラメーターに影響はしないが、病弱スキル発動時にのみ真名解放できる。
解放すると白地に黒のダンダラ模様の羽織に変化し、病弱によるステータス低下の影響を無視して1つだけ何かしらの行動を成功させることができる。
行動が終わった後の羽織は真名解放前の状態に戻り、アサシンは必ず重度の病弱スキルを発症して10ターンの間行動不能状態になり、戦闘どころか立っていることも困難になる。

『誠の旗』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50
最大捕捉:1~200人
新撰組隊士の生きた証であり、彼らが心に刻み込んだ『誠』の字を表す一振りの旗。
かつてこの旗の元に集い共に時代を駆け抜けた近藤勇を始めとする新撰組隊士達が一定範囲内の空間に召喚される。
各隊士は全員が独立したサーヴァントで、宝具は持たないが全員がE-相当の「単独行動」スキルを有しており、短時間であればマスター不在でも活動が可能。
この宝具は新撰組の隊長格は全員保有しており、 効果は変わらないが発動者の心象によって召喚される隊士の面子や性格が多少変化するという非常に特殊な性質を持つ。 また召喚者との仲が悪いとそもそも召喚に応じない者もいる。


【weapon】
『乞食清光』
日本刀『加州清光』の愛称。諸説あるが、史実通り沖田総司の愛刀。

『ミニエー銃』
幕末期に使用された西洋式の銃。新撰組も使用した記録がある。
刀と一緒に腰に下げているがアサシンの銃の腕前はさほど高くはない。

【人物背景】
Fateおなじみ沖田さん(女性)の平行世界での同一人物。アルトリアに対するプロトアーサーのようなもの。一人称は僕または沖田さん。
幕末、京都にその名を轟かせた新撰組一番隊隊長・沖田総司。
普段はお調子者の様に明るくも物腰柔らかく、子供好きであり謙虚で礼儀正しいが、こと斬り合いになると人斬り集団の隊長らしく冷酷かつシビアな面を覗かせる。今回はホームグラウンドで活躍できるのとマスターが自分に縁ある者(物)であるということでモチベは高い。
でもやっぱり病弱さは健在で時々吐血することは免れない。是非もないね


【外見的特徴】
白髪ポニーテールの少年。
袖なしの白い着物の上に黒い羽織を纏い、白の襟巻をしている。下は膝丈の袴に脚絆。額には鉢金を着けている。

【サーヴァントとしての願い】
清光を生還させる。



【マスター】
加州清光@刀剣乱舞

【マスターとしての願い】
本丸への帰還。できるならば聖杯が歴史修正主義者などの危険人物の手に渡らないようにしたい。

【weapon・装備】
『加州清光』
彼自身でもある江戸時代初期の日本刀。別名乞食清光。これを修復不可能なまでに破壊されると連動して彼も消滅する。

『お守り』
刀剣男士の装備。装備した者が死亡した(破壊された)時に一度だけHP1の状態で復活させる。一度でも効果が発動するとお守りは消滅するが、その戦闘中に限り装備していた者は戦闘不能の状態ではあるものの、敵の攻撃対象から外れる(狙われなくなる)。
違う人物に譲渡することもできる。

【能力・技能】
西暦23世紀初頭、歴史修正主義者に対抗するためプレイヤーである審神者(さにわ)の持つ「眠っている物の想い、心を目覚めさせ、自ら戦う力を与え、振るわせる」という能力によって人の姿を与えられた刀剣の神。少なくとも普通の人間よりは高い戦闘能力と相応の霊力(魔力)を持つと思われる。
沖田総司および新撰組から剣術と戦法を受け継いでいる。

『真剣必殺』
攻撃され中傷、あるいは重傷になる。または、中傷、重傷の時に攻撃を受けると発動することがある状態。これ以降攻撃が全て会心の一撃となり、攻撃してきた相手に対してカウンター攻撃を返すことができる。怪我が回復するまたは戦闘が終了すると元のステータスに戻る。


【人物背景】
ゲームで最初に貰える刀剣男士の一人で、かつて沖田総司が愛用していた刀の付喪神の片割れ。黒髪赤目で両手両足の爪に紅をした少年の姿をしている。打った刀匠が非人小屋暮らしだったということに因んでか自らを川の下の子と名乗る。
貧しい環境の生まれと、池田屋事件後に廃棄されたとされるからか身なりにとても気を使っている。一見すると軽そうな人柄に思えてしまうが、戦闘では勇ましく戦い、達観していたり、芯の強い内面を見せる。

【ロール】
1人暮らしの高校生

【令呪】
左手甲に木瓜の花に似たものがある

【方針】
周辺を警戒しつつ協力できる他主従を見つけたい。アサシンくん以外には付喪神であることはなるべく隠し、人間のふりをしておく。

【把握手段】
原作ゲーム「刀剣乱舞」。動画サイトやwikiで台詞集や回想(他の刀剣との会話)が見れる。
アニメ「刀剣乱舞‐花丸‐」1期&2期。メインキャラなのでほぼ毎回出演している。

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最終更新:2018年03月01日 22:47