16匹の子まりさ10/16 12KB
制裁 野良ゆ ゲス 希少種 自然界 人間なし ようやく書けた続編、やや長め?
16匹の子まりさ10/16
マーラーあき
・ようやく書けました、多分誰も期待してない子まりさsの続編です
・このシリーズはこれの次ぐらいで終わりにします
・かなり俺設定入ってますが無害です、多分!
・希少種がたくさん出ますが希少種は死にません、めっちゃ優遇してます
ある時は死に別れ・・・またある時は記憶を無くし別れた姉妹
そんな中、生き残りの子まりさ達は今もまだ旅を続けていた・・・
―――山の中
あれから更に2週間が経過した・・・
成体一歩手前ぐらいまで成長した子まりさ達は例の如く1匹欠ける事無く順調に旅をしていた。
生まれてからずっと街で育った子まりさ達が今回山の中を進んでいるのには理由があった
それはあの町(11/16の舞台)を出る時に聞いた・・・
「この町は保護団体がいるからそうでもないけど次の町は普通に虐待される可能性がある」
という言葉であった。
子まりさ達はその意見に従い、人の少ない山道へと入ったのだ・・・。
季節はまだ冬であったが暖かい日が続いたお陰か、草や山菜も少量ながら芽を出し始めていて
少なくとも飢え死にする事だけはなかった。
また、川沿いに歩いているので水分補給も出来たし、体を綺麗にする事もできた。
そんなある日の事、子まりさ達の前に分かれ道が現れた・・・。
「みちがみぎとひだりでわかれてるね・・・」
因みに右はこのまま川沿いに、左は川を抜けて木や草が生い茂っている道である。
「どっちにいく?」
「うーん・・・」
全員が悩んでいると長女子まりさが・・・
「かわさんにそってあるいてるとそのうちごはんがたべられなくなるかのうせいもあるし
ここはくささんがいっぱいあるほうにいこうね」
といった。
それを聞いた子まりさ達は
『ゆっくり理解したよ!』
と、誰も反対せず従った。
そして草木を掻き分け進むこと1時間・・・
ポッ・・・ポッ・・・サァ………
山に小雨が降ってきた。
『ゆわぁぁああああ!あめさんはゆっくりできないぃぃぃぃぃぃぃぃ!!』
子まりさ達は雨宿り出来そうな場所を探し出す・・・。
暫くして次女子まりさが山小屋を発見した。
「みんなー、あそこにおうちがあるよ!」
「ほんとうだー!みんなゆっくりしないであのおうちまでいくよ!」
『ゆっくり理解したよ!』
小屋の入り口は閉ざされていたが、幸いな事にゆっくりが通れるぐらいの穴があり子まりさ達は難を逃れる事が出来た。
ザァァァァァ………
子まりさ達全員が小屋に入った時、雨は本降りとなった
もし子まりさ達が川沿いの道を選んでいたら今頃は全員増水した川に流されていたであろう・・・。
どうやら運は悪くなかったらしい。
「みんな、だいじょうぶ?」
『だ、だいじょうぶだよ・・・』
―――翌朝
ザァァァァァ・・・
雨はまだ振っていた・・・
「ゆぅぅ・・・おなかすいたよ」
「そうだね・・・でもたべものが・・・」
その時三女子まりさが・・・
「こんなこともあろうかと、どんぐりさんをひろっておいたよ」
そう言って、ぼうしから20個のどんぐりを出した。
『ゆわぁぁ・・・まりさえらい!』
「ゆふふー・・・てれるよ」
この子まりさ達はかつてお爺さんに教育してもらったお陰で100まで数える事が出来た。
故に喧嘩せず20個のどんぐりを公平に分ける事に成功した。
『いただきまーす、むーしゃむーしゃ・・・しあわせぇー!』
とはいえ1匹たった2個のどんぐりでお腹が膨れる訳もなく、順番で素早く表に出て雨水で空腹を紛らわせた。
「ケプゥ・・・おなかふくれたよ」
「これできょうはいきていられるね」
「それじゃまだあめさんやまないみたいだし、みんなすーやすーやしようね」
『ゆっくり理解したよ!』
そして更に翌日・・・
ピチョッ・・・ピチョッ・・・
ようやく雨が止み、太陽が姿を現していた。
「ゆんやぁ!やっとはれたね!」
「おひさまさん、ゆっくりしていってね!」
「でも、まだじめんにおみずさんがのこってるからもうすこしゆっくりしてからしゅっぱつしようね」
『ゆっくり理解したよ!』
それからおよそ3時間後、ようやく地面から水溜りが消えた。
「もうだいじょうぶだね、それじゃゆっくりしゅっぱつしようね」
『おー!』
そして子まりさ達は途中草やドングリ、草に溜まった雫を食しながら進んでいった・・・。
そして夕方・・・
「きょうはこのあたりでのじゅくしようね」
『ゆっくり理解したよ!』
子まりさ達は分散してベッドに出来そうな草を用意し、食べられる草やドングリを集め、捕食種や野生動物がいないかどうかの見張りをした。
やがて食事も終わり、すーやすーやしようとしたその時・・・
ガサガサ・・・ガサガサ・・・
背後から何かが近づく音がした。
「な、なんのおとだろう・・・」
ガサガサ・・・
「なんだかゆっくりできないおとだよ・・・」
ガサガサガサ・・・
「みんな、はなれないでいっかしょにかたまって!」
『ゆっくり理解したよ!』
ガサガサガサガサ・・・
『ゆんやぁー!ゆっくりさせてぇーー!』
やがてそれは姿を現した。
ザバァー!
「おお、はっけんはっけん」
『き、き、き、きめぇまるだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
子まりさ達は急ぎ逃げようとしたが・・・
「おとなしくするみょん!」
「もうにげられないんだよねー!わかるよねー?」
「むきゅ、ていこうさえしなければきがいはくわえないわ・・・いまはね」
「おお、あわれあわれ」
きめぇ丸(胴無)を筆頭に自分達よりも素早いちぇんが
自分達よりも高い攻撃力を持つみょんが
そして自分達よりも知能の高いぱちゅりーが子まりさ達を囲んでいた・・・。
「どうするみょん?このままていこうしてにげるみょん?それともおとなしくとうこうするみょん?」
「おとなしくつかまればてあらなことはしないよー、わかってねー!」
やがて長女子まりさが口を開いた。
「ゆぅぅ・・・みんな、ここはおとなしくとうこうしよう」
『お、おねぇちゃーーーん!』
「だいじょうぶだよみんな、まりさたちはなにもわるいことをしてないんだから・・・
それよりも、もしここからにげられたとしても・・・またつぎのおってがまりさたちをおいかけてくるよ
だったらいまのうちにごかいをといたほうがいいよ・・・そうでしょ?」
『おねぇちゃん・・・ゆっくり理解したよ!』
「むきゅ・・・どうやらはなしはおわったみたいね」
「おわったよ・・・さあ、まりさたちをつかまえてね!」
『かくごはできたよ!』
「おお、みごとみごと!」
そして子まりさ達は全員投降してきめぇ丸達に連れられ、とあるゆっくりプレイスへと連行された。
―――翌朝・とあるゆっくりプレイス
「みんな、おきるみょん!おさのさいばんがはじまるみょん!」
「おくれたらせいっさいなんだよー、わかってねー!」
慌しいみょんとちぇんの声で群れのゆっくり達が広場に集合する。
ザワザワ・・・
(バン!バン!)「静粛に!」
そして広場の中央・・・裁判を行う裁判官にしてこの群れの長は胴付のえーき
それを補佐する胴付さとりと胴無こまち
その回りにはたくさんのみょんが長の警護に当たっていた。
この群れでは白黒をハッキリつけられるえーきと相手の心を読めるさとりが統括しているせいか
他の群れと比べて格段にゲスが少なかった・・・。
もし群れの中にゲスが現れた場合や、問題を起こしたゆっくりが現れた場合は今回の様に裁判を行って処罰を下す。
その結果基本種が激減し、俗に言う希少種が多数を占めていた。
「コホン・・・それじゃ今からゆっくり裁判を始める!」
と、裁判長の胴付えーきの一言で裁判は始まった。
「すーやすー(バシン!)ったた・・・では最初の被告ゆっくり、前へ」
というこまちの声を聞いたちぇん達が最初のゆっくり・・・
「うがぁぁぁぁぁはなせぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
『はなちぇーーーーーーーーーーーーーーー!』
いかにもゲスなでいぶとその子供の赤れいむ3匹が連れられて来た。
そしてでいぶを連れてきたちぇんがそのゆっくりの罪を述べる。
「こいつはこのむれのしょくりょうのちょぞうこをおそってたべものをうばおうとしたんだよー!
そのさいにみはりをしてたさくや(胴無)がけがをして、ありすがえいえんにゆっくりしちゃったよー、わかってねー!」
「なにいってるの!れいむはしんぐるまざーなんだよ!かわいそうでしょ!
なのにあれっぽっちのごはんさんじゃたりなくてゆっくりできないでしょぉぉぉおおおおおおおおお!
もっとたくさんごはんさんとあまあまたべなきゃおちびちゃんがおおきくならないよ!りかいしてね!!」
「しょうじゃ、しょうじゃ!」
「もっちょよこちぇー!」
「きゃわいぎゅっちぇごみぇんにぇー!」
その言葉を聞いた胴付さとりがでいぶと赤れいむの心を見る・・・。
「ふむふむ・・・駄目ですね、救う価値はありません」
「こまちも同感」
そして・・・
(バン!バン!)「判決を言い渡す!」
「被告ゆっくりでいぶ!
その方・・・ふらんのあまあまになれ!刑と処す!」
「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
ふらんのあまあまになれ!刑とは・・・
早い話が死刑である。
「尚、このでいぶの子供達も同じゲスになる可能性があるからこの群れに置く事は出来ない!
よってでいぶと同じふらんのごはんになってもらう!」
『しょんにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!ゆっくちしゃしぇちぇーーーーーーーーーーー!!』
その言葉にこまちはこう返した。
「ゆっくりさせてあげるよ・・・永遠に、だけど」
でいぶと赤れいむがふらんの眠っている洞穴までめーりんに連衡される・・・
それを見届けると同時にえーきは次の裁判の準備をする。
「次の被告ゆっくりをここへ!」
そしてありすに引きずられて現れたのは・・・
「はなすのぜ!まりさはわるいことしてないのぜ!」
だぜまりさであった。
そして連れてきたありすがだぜまりさの罪状を述べる。
「このまりさは、さなえ(胴無)とゆるさなえ(胴無)のふうふのしょくりょうをうばって
あろうことかベッドやたべものをほぞんするためのあなのなかにうんうんしーしーをもらし
そしてさなえにけがをさせたところを、となりにすんでたかなことすわこにとりおさえられたいなかものです!」
「なにいってるのぜ!クズのごはんをまりさがたべてなにがわるいのぜ!
むしろクズはまりささまのうんうんでもたべればいいのぜ!」
その言葉を聞いて胴付さとりが一言
「駄目ですね・・・心を読むまでもありません」
「こまちも同感」
そして・・・
(バン!バン!)「判決を言い渡す!」
皆一斉に黙る・・・。
「被告ゆっくりまりさ!
その方・・・うんうんどんぶらこの刑に処す!」
「どぼじでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
うんうんどんぶらこの刑とは・・・
罪人の口の中にうんうんを詰めて川に落とす
早い話が土左衛門にする罰である。
最も水死体になる前に溶けて消えるのだが・・・。
だぜまりさがゆうか(胴付)に肥溜めまで運ばれるのを見届けて・・・
「次の被告ゆっくりをここへ!」
次の裁判をするべく進行させた。
そのついでみたいにこまちは一言
「あ、きょうはこれで最後みたいです」
そしてぱちゅりーに連れられて来たのは・・・
「お・・・おねえちゃん」
「だいじょうぶだよ、おねえちゃんをしんじてね」
『ゆ、ゆっくり理解したよ!』
子まりさ達であった。
子まりさ達に緊張が走り、連れてきたぱちゅりーが罪状を述べる・・・。
「このまりさたちはこのむれのかりばからむだんでドングリとアザミ(※1)をあつめてたべちゃったのよ。
それと、むれのベッドにするためにってゆうか(胴付)がそだてていたチチコグサ(※2)もかってにとってベッドをつくっていたわ」
「え・・・あれってそだててたの!」
「てっきりもともとやまさんにはえてたやそうだとおもってたよ・・・」
その言葉を聞いたさとりは・・・
「・・・ふむ、嘘はついていない様ですね
本当にこの群れの物だというのを知らなかった様です」
「こまちにはむずかしいからえーきさまにまかせます」
そして判決が下されようとした・・・その時、長女子まりさが口を開いた。
「・・・さいばんかんさん、おねがいがあるよ」
それを聞いたえーきは・・・
「・・・聞きましょう、言ってみなさい」
「いもうとたちがかってにこのむれのごはんをとってしまってゴメンナサイ・・・
このせきにんはぜんぶまりさがとります、だから・・・いもうとたちをかいほうしてください!」
『お、おねえちゃん!』
「・・・いいんだよ、いもうとのつみはまりさのつみなんだから」
『やだー!おねえちゃんとはなれるのはいやだー!』
(バン!バン!バン!)「静粛に!」
『ヒッ!ゆっくり理解したよ!』
「ゴホン・・・それでは判決を言い渡す!」
『・・・ゴクリ』
子まりさ達に再び緊張が走る・・・
まるで○のさんのF・アンサーみたいに心臓に悪い沈黙が走る。
「フー、被告ゆっくりまりさ、及びその妹達!
その方達には・・・食った分だけ働け!の刑に処す!」
『・・・・・・・・・・ゆ?』
食った分だけ働け!の刑とは・・・
要するに群れの食料食ったんならその分働いて返せ!
って事である・・・。
「ってことは・・・まりさたちは・・・」
その疑問に答えたのは、ここまで連れてきたぱちゅりーだった。
「むきゅ、おめでとう・・・あなたたちはむざいよ」
『や・・・や・・・やったぁー!』
「ただし、とうぶんのあいだはこのむれのためにはたらいてもらうわよ?」
『ゆっくり理解したよ!』
こうして子まりさ達は暫くの間、この群れに留まる事になった。
子まりさ達は狩りに、戦いに、見張りにと・・・
これまでの経験を生かし頑張り、また人間から教えられた知識も役に立てた。
これにより群れの食料が3割増となり、通常食べられない物を他の群れや野良ゆっくりを追い出す為の武器へと変えていった。
やがて子まりさ達も成体となり、姉妹達は新たな家族を得ようと思う年頃となった・・・。
でもこの時はまだ・・・
子まりさ達に起こる悲劇を誰も知らなかった・・・。
~~To Be Last Episode…~~
※1アザミ・キク科アザミ属の野草
胡麻和えや天ぷらにすると美味しいが育ちすぎるとトゲが痛い
※2チチコグサ・これといった毒はないが食べられない
ハハコグサと見た目がそっくり。
因みにハハコグサは七草粥等に入れて食べる。
※あとがき・アザミの天ぷらに七味付けて食べたい・・・
でも3月入ってからじゃないと採れないのよね・・・orz
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- 異議あり!えーきさま、この裁判は矛盾しています。
よって、このまりさは有罪です。
-- 2014-11-01 08:07:14
- ↓↓↓流石ゲスだなwwwww餡子脳wwwww -- 2012-11-20 15:04:09
- ↓↓おwwwwwいwwwww -- 2011-12-01 04:22:12
- ↓おいゲスしかいねえぞww -- 2010-08-07 12:56:24
- えいきはげすだね!かわいそうなしんぐるまざーはだいじにしなきゃいけないんだよ!! -- 2010-07-16 18:17:32
- さすが、えいきさま!!めいさいばんちょうだね!!あとあまあまちょうだいね!! -- 2010-07-12 09:56:01
最終更新:2010年03月19日 10:05