ユグルイ その4 16KB
※俺設定
※東方オリジナルの設定をほとんど無視します
※某マンガのパクリ
※基本的には、長編になりそうなので、
数回に分けて、UPします。
※人間が出ます
※人間がゆっくりに仕えています
※人間が非常に強すぎます
基本的には、原作無視です
※段々、シ○グイと離れてきた
※作者は低学歴なので、日本語がおかしいです
ゆとり乙と罵ってください
※思ったより、進展しません。
ホントは4話くらいで終わらせるつもりが、やっと序盤が終わったくらい。。。
つか、これからやっと作者のやりたかったことが出来ます・・・。
※あと、あまあまさんちょうだいね!!!!
それでもいい人は読んでください。
ユグルイ その4
ゆっくり道は死狂ひなり。一匹の殺害を数十人して仕かぬるもの。
(ゆっくり道は死に狂いである。一匹を殺すのに数十人がかりでかなわないこともある。)
「ゆぅ・・・?ここは・・・どこ・・・?」
飾りのないれいむが目を覚ましたら、そこにはたくさんのゆっくりたちがいた。
確か、さっきまで、ゆっくりできない人間が、ゆっくりたちを襲ってきたはずなんだが・・・。
ドスまりさたちが、ドススパークを撃ち放った後、
なぜか、人間は銀色の骸骨になっていた・・・。
そこまでは覚えている。
しかし、そこから先が全く覚えていない。
気を失っていたのかもしれない。
いや、そうではない。
恐らく、ここは・・・。
あの世じゃないのか・・・!?
あんなゆっくり出来ない人間と出会って、自分が生きているはずがない。
れいむは、そう思っていた。
あたりを見渡すと・・・。周りに黒や黄色や白といったあまあまが、
たくさんあるんだけど・・・。これは一体なんだ?
れいむは一瞬だけ、都合のいいことを考えた。
もしかして、ここは天国というところか???
いや、違う。なぜなら・・・。
「ゆゆぁぁぁぁああああんん!!!!
おきゃあしゃんどきょぉおおぉお!!!」
「ばでぃざぁっぁああああああ!!!
どぼじでごんなずがだにぃいいぃいい!!!!」
「ゆわぁぁあっぁああああ!!!!みんながじんでるぅううう!!!!」
あまあまの周りには、沢山のゆっくりの死体。
れいむは、やっと気が付いた。
そうだ。れいむたちはゆっくり道を学びにきて、なぜか人間に襲われた。
そして、かろうじて生き延びたのだ。
1時間、人間から逃げ切れというその試練から・・・。
「ゆぅ・・・ゆぅ・・・ゆぅ・・・」
「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」
そこには満身創痍の傷とあまあまに塗れたゆっくりたちがいた。
しかし、一部のゆっくりたちは、
「♪ゆゆゆ~ゆっくりしていってねぇ~ゆゆゆのゆ~」
「おきゃあしゃん、おうたじょうじゅだにぇ!!!」
「ゆっ!!ここはれいむたちのゆっくりぷれいすにするよ!!!」
「ゆふぅ~!!!ゆっくりできるんだぜぇ~!!!」
「なかなかとかいはなゆっくりぷれいすね!!!」
「ゆゆっ!!!じめんにあまあまさんがおちてるよぉ!!!」
「む~しゃむ~しゃ、しあわせぇー!!!!」
と呑気なことを言っているゆっくりたちがいた。
さっきまで、修羅場だったはずの部屋に似つかわしくない光景だ。
「う・・・うる・・・さい・・・しずかにし・・・ろ・・・」
と、まりさが浮かれているゆっくりたちに息も絶え絶えに叫んだ。
「ゆゆゆっ!!!なにをいってるの?ばかなの?しぬの?」
「ここはれいむのゆっくりぷれいすなんだよ!!!
ゆっくりできないまりさはゆっくりしね!!!!」
「ゆっくちちね!!!
と、喧嘩腰のれいむとその子供たち。
「お・・おま・・・え・・ら・・・き・・・は・・・たし・・・か・・・か?」
まりさが聞き返した。
「ゆぅ?なにをいってるのばかな」
「にんげんさんにひどいことされたのをおぼえていないの・・・?」
生き残ったぱちゅりーが、れいむの言葉をさえぎった。
「・・・」
「ゆ・・・ゆ・・・ゆ・・・」
「ゆっぁあっぁぁぁっぁぁああああぁぁぁあああああああ!!!!」
「どぼぢでごんなごどになっでるのぉおおおおぉおお!!!!」
「ゆんやあっぁあああああああ!!!!ゆっくちできないぃいいい!!!」
「ゆぴぃいいいいいい!!!!!もうやじゃぁあああ!!!おうちがえるぅうう!!!
「ゆびぃいい!!!!こわいよぉおおおおぉおお!!!!」
「ごんなのどがいばじゃないわぁああああ!!!!」
と、先ほどのゆっくりっぷりが嘘だったかのように、
あの恐怖を思い出し、急に叫びだすゆっくりたち。
あまりの出来事に、ゆっくり特有の嫌な出来事を記憶から消去するという本能が働き、
さっきまで、かつてないほどの惨劇があった部屋を自分たちのゆっくりぷれいすだと、
言い出す楽観的な言動を取っていたゆっくりを見た生き残ったゆっくりは、
例えようもないくらい呆れていた。
「ゆげぇええええええ!!!!ごめんなじゃいぃいい!!!」
「でいぶばあんござんをだべじゃっだぁあああ!!!ゆっぐりのあんござんをだべじゃっだぁぁああ!!!」
彼らがあまあまだと勧んで、食べていたのは、当然、死んだゆっくりの中身。
それを気づいたゆっくりたちは、無理矢理吐き出そうとした・・・。
「ご静粛に・・・」
そこには、ありすがいた。
あの入門手続きの際にいたありす。
自分たちが部屋から出ようとしたら、何かをして、ゆっくりを殺した悪いありすが・・・。
「ごのうらぎりものぉおおお!!!!どぼぢでにんげんざんのみがだをずるのぉおおお!!!」
あるれいむが叫んでいた。
それを皮切りに・・・。
「じねぇえええ!!!れいばーばじねぇえええ!!!!」
「ゆっぐりでぎないありずばじねぇえええ!!!!!」
など、ありすに対して、批難の声が止まらなかった・・・。
ありすは、ただずっと無表情で黙っていただけだった。
それを良い事に・・・。
「あまあまをもってごいぃいい!!!このうらぎりものぉお!!!」
「おまえなんかとはいじゃないわぁあああ!!!!このいなかものぉおお!!!」
「ぜーざいじでやるぅううう!!!ごろじでやるぅうう!!!」
「だまっでないであやまれぇええええ!!!!」
「びびっでるんだねぇえええ!!!!このゆっぐりごろじ!!!!わがるよぉおおお!!!」
「なにかいえよぉおおお!!!このげすぅ!!!!!」
「どぼぢでごんなごどじだのぉおおお!!!でいぶばゆっぐりじだがっただげなのにぃいい!!!」
何度も何度もありすを批難する。
しばらくして、批難していたゆっくりたちも落ち着いたのだろうか・・・。
次第に口を塞ぎだした・・・。
「言いたいことはそれだけか?」
今まで黙っていたありすが口を開いた。
「私は最初になんて言ったか覚えているか?
強さを得るために、自身の命すら惜しまないという覚悟があるかと・・・
そして、覚悟していないのなら、やめた方がいいとも言った。
誰が無理強いをした?誰が進んで入門した?
みんな、お前らの意思でここに来たんだろ?強くなりたいって・・・。
そりゃぁ・・・。まさかこうなるとは思っていなかった・・・。
って思いたくなる気持ちもわかる・・・。
でも、覚悟はしてたんだろ?覚悟の程度に、それぞれ大小はあるとは思うが・・・。
死んでもいいと言葉に出したよな。入門手続きの時に・・・。
あれは嘘だったのか???
あと、誰かが逃げようとしていた時に言っていたな。やりすぎだと。
何を持って、やりすぎだと言うんだ?
ゆっくり道を学ぶには、あれくらいの人間の攻撃から生き延びなければ、
まず無理だ。そういうことを知らなかったとしてもだ・・・。
死んでもいいといっておきながら、実際に死にそうになったら、
やりすぎだと・・!?
つまり、あれか?死んでもいいというのは言葉のあやで、
実際には死ぬことなんかない。とりあえず、ゆっくり道を学べばゆっくりできる。
修行とかどんなものか、よくわからないけど、
自分はゆっくりだ。ゆっくりしていればいいよ・・・。
そうすれば勝手に強くなれるよ!!!!
と、でも思っていたのか?
じゃあ、この中で、入門手続きの時に、一匹でもいい・・・。
修行ってどんなことをするの???
って聞いたゆっくりはいるか???
いるわけないよなぁ・・・。お前ら、みんなの声を録音して保存しているけど、
お前らの中で一匹たりとも、そういう質問を聞いているヤツはいないぞ・・・。
だから、こちらもどういう修行内容か教えなかった。
だって、死んでもいいって言ってから、それくらいの覚悟はあると思っているものだと、
こちらは認識している。そんなやつに今更説明する必要があるか?
勝手にお前らがゆっくり道のことを解釈して、
勝手にお前らが私を一方的に悪いとか言っているが・・・。
失笑するしかないな・・・。お前らのおめでたい頭の悪さにな・・・。」
「なにをわげののわがらないごどをいっでるのぉおおお!!!
でいぶばゆっぐりじだいんだよぉおおお!!!
ばがなのぉおおお!!!じぬのぉおお!!!
もうがまんでぎないぃいい!!!
ゆっぐりでぎないぃいありずばじねぇええええ!!!!!」
れいむの怒りは抑えきれず、ありすに体当たりを仕掛けたが・・・。
次の瞬間、
バビュン!!!!
れいむの体が爆発し、辺り一面に四散した・・・。
「・・・。カスが・・・。」
他のゆっくりたちは、何が起きたのかわからなかった。
ただ、この光景は・・・。
さっき見た。あの惨劇が始まる前に見た。
先生と言われる髪もないゆっくりできないゆっくりが、
まりさに何かした時と一緒だ・・・。
あの時は、初めて見る光景に恐怖のあまり、叫ぶゆっくりたちだったが・・・。
今回は違う・・・。
みな、顔が真っ青になり、誰もが言葉を発せられなかった。
あのゆっくり出来ない出来事がこれからまた始まるのではないかと思うと・・・。
逃げようとしても、逃げ切れず、殺されて、
苦痛の叫び声を上げて死んでいくゆっくりたちを思い出した・・・。
それを思うと、恐怖で体がすくみあがり、
逃げたくても逃げられないと体が知っていて、逃げさせない。
怖さのあまり、叫んで、我を忘れたいと思っていても、
その結果、現在に至るわけで、何をしても、どこに行っても、
目の前にある絶対的な死の存在に、身動きが取れなくなった・・・。
「まあ、お前らは生き残った。
先生の言われるとおり、運がないヤツは鍛えたところで、どうせ死ぬ。
そういう面では、お前らは合格だ。
そこだけは認めてやる。
だが、高弟に逆らうとどうなるか・・・。
今のでわかったな・・・。お前ら・・・。」
ゆっくりたちは、声を上げることができなくなっていた。
いつもなら、口うるさく、
「ゆんやあああああ!!!」
「おうちかえるぅううぅうう!!!!」
「ゆっくりできないぃいいいい!!!!」
なんて、叫ぶのが本能となっていたが・・・。
ゆっくりたちもその本能に逆らうかのように、
黙るしかなかった・・・。
~~~~~~~~~~
それから、数日後・・・。
ゆがん先生と言われるゆっくりらしきゆっくりと、
入門式で逃げる邪魔をした、自らを高弟と名乗ったありすが、
あの地獄のような入門式を生き残った一同の前に現れた。
飾りのないれいむも、そこにはいた。
全員、この先生やありすに対しては、得体も知れない恐怖を抱いている。
次は一体どんなことをされるのだろう。
そういう感覚に囚われているといった方が正しい。
いや、それよりも・・・。
この数日間、あれから何もされなかったという不安の方が大きい。
数日前、ありすに逆らったれいむを、ありすが殺した後、
「しばらく、ゆっくりしてろ。」
という言葉を最後にして、
出て行ってから、乾燥したおいしくないゆっくりフードを1日に1回だけ、
部屋にバラ撒きにきて、無言で立ち去っていった。
だが、いつ、このありすが何を言い出すのかわからない、そんな雰囲気が毎日続き、
みな、精神的に限界を迎えていた。
「こんなゆっくりできないばしょからにげるよ!!!おちびちゃんたちぃ!!」
「ゆっくちちないではやきゅかえりゅよぉ!!!」
「れいみゅはおうちにかえりゅよぉおお!!!」
と出ていたれいむ親子が、しばらくすると、
焼かれてジリジリとなった髪、抉られて空洞になった眼、
歯と舌を抜かれ、まともに言葉を発することができない口、
剥がれて餡子丸出しになった姿で帰ってきた。
しかも・・・。
「「「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」」」
そんな姿になりながら・・・。生きていたのだ。
みな、その姿を見て、逃げることはもう無理なんだと悟った。
その結果・・・。
「ぱぴぷぺぽぉおぉお!!!ぱぴぷぺぽぉおぉお!!!」
「ゆへぇへぇぇ・・・ゆへぇええぇえ・・・ゆへへぇ・・・」
「んんほぉおおお・・・・んんんほぉおおおお・・・・」
目が虚ろになり、毎日、ゆっくり出来ない言葉を発するゆっくりが増えてきた。
そして、今、先生とありすの前に集まっているゆっくりたちで、
まともなゆっくりは、入門式を生き残ったゆっくりたちの4割しかいなかった・・・。
相変わらず、ゆがん先生は、
「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」
と、喘いでおり、視点もどこを見ているのかわからなく、
どう見ても、ゆっくりできていなかった。
「先生、本日の稽古は何に致しますか・・・」
と、ありすが先生に問う。
「ツ・・・バキ・・・マ・・・イ」
「椿舞ですね。」
椿舞!?
何だそれは?
飾りのないれいむは、疑問に思った。
だが、次の瞬間、そんな疑問はどうでもよくなった。
「これから、お前らを燃やす。」
ありすの言葉を聞いた瞬間・・・。
「どぼぢでぞんなごどいうのぉおおおぉおおお!!!!!」
「ゆんやああぁあああああああ!!!きょわいよぉおおぉおおお!!!!」
「ぞんなごどするどじんじゃうでじょぉおおぉおお!!!」
「なにぞれぇええぇえええええええええ!!!!」
「ごごはゆっぐりでぎないぃいいいい!!!!」
「もうやじゃぁあああ!!!!おうちがえるぅううううぅうう!!!!」
「ぞんなごどでぎるわげないでじょぉおおおおお!!!ごのいながものぉおお!!!」
と口々に叫ぶゆっくりたち。
今まで我慢していた恐怖と得体も知れない不安が開放された瞬間、
抑制されていた現実逃避のために絶叫するという本能に従った。
「お前らの意見など、知らん。」
と無表情で言うありす。
『では、始めるとするか・・・。』
と・・・。
どこかで聞いたことある声が後ろから聞こえた・・・。
振り返ると・・・。
そこには、師範代と言われる人間がいた。
しかし、銀色の肌に眼から赤い光を発する骸骨の姿ではなく、
どこから見ても普通の人間の姿だった・・・。
「どぼぢでにんげんざんがいるのぉおおおお!!!」
「おにいざんばじんだばずでじょぉおおお!!!!!」
「ゆんやぁあああ!!!ゆっくりできなぃいぃいい!!!」
だが、そこにいたのは、師範代だけではなかった。
人間が沢山いたのだ。
ゆっくりには数え切れないほどの人間たちが・・・。
みな、嬉々とした表情で、バケツに水を沢山入れて、
待ち構えていた。
『ヒャハアァアアア!!!!!虐待だぁあああ!!!!!』
『汚物は消毒だぁあああぁああ!!!!』
『スーパー焼却タイムゥゥウウ!!!始まるよぉお!!!!』
と、人間たちは叫びながら、一斉に、バケツの水をゆっくりたちに、
駆け出した。
「ゆべええぇえ!!!」
「ゆぎゃぁああ!!」
「なにこれぇえええ!!!!」
「ゆちゅぁあああ!!ちゅべたいぃいいい!!!」
「ゆんやああぁああ!!!くちゃいっぃいいい!!!」
「やべぇてぇええ!!!みずさんをかけないでぇええ!!!」
その水は、冷たく、そして、臭かった。
今まで嗅いだこともないような匂い。
この人間たちは何がしたいのかさっぱりわからない
飾りのないれいむ。
燃やすと言いつつ、水をかける!?
意味が分からない。
ただ、これだけはわかる。
絶対にゆっくりできないのだということ。
師範代が口を開いた。
『これは油だ。水ではない。そして・・・。
これに火をつけたら・・・勢いよく燃える・・・。
当然、油塗れのお前らも・・・勢いよく・・・。』
「ゆびぃいいい!!!しにたくないよぉおおお!!!」
「どぼぢでごんなごどずるのぉおおおぉお!!!!」
「にんげんざんんん!!!だずげでぐだざいぃいい!!!」
「ごめんなざいぃいいい!!!ゆるじでぐだざいぃいい!!」
「じにだぐないぃいいい!!!じにだぐないぃいいい!!!」
「もやざないでぇえええ!!!にんげんざんん!!!」
「ごめんなじゃいぃいいいい!!!あやまりまずがらぁああ!!!」
「だずげでっぇええ!!なんでもじまずがらぁああ!!!!」
必死に命乞いをするゆっくりたち。
『よし!!!!!!!助けてやろう!!!!』
と笑顔で笑いながら、師範代はゆっくりたちの願いを受け入れた。
「やったぁあああ!!!たすかったよぉおお!!!!」
「ゆわぁあんん!!!きょわかったよぉおおお!!!!」
「ゆんやぁあああ!!!!ゆっくりできるよぉお!!!」
「たすかったんだねぇえええ!!!わかるよぉおおお!!!!」
「にんげんざんはとはいはねぇええええ!!!!たすけてくれるなんてぇえええ!!!!」
「ゆっくりできるよぉおお!!!これでゆっくりできるよぉおお!!!!」
「ひさんはこわよぉおおお!!!!もえたくないよぉおお!!!!!」
それぞれに助かったことに対して、安堵したのか、
生き残った喜びに笑顔のゆっくりたち。
だが・・・。
飾りのないれいむは思った。
ない・・・。
絶対にない・・・。
こんなことは絶対にない。
ここまでやっておいて・・・。
助ける!?
この人間が言うことは・・・。
絶対にないっ!!!!
『と・・・でもいうと思ったか?』
「「「「ゆっ!?」」」」
さっきまで笑顔だった表情は、一瞬にして、硬直した。
何を言っているっ!?
さっき助けるって言ったじゃないかっ!?
この人間さんが言っていることはわからないっ!?
助かるはずだっ!?常識的に考えてっ!!
だって、助けるって言ったっ!!!
だから助かるはずだっ!!!
バカなっ!!!何を言っているんだっ!!!この人間さんはっ!!!
『お前らは椿のように艶やかに燃え咲き、椿のように無惨に燃え散るのだぁぁあああ!!!!』
と、言うと同時に、いつの間にか手に持っていた、マッチに火をつけ、
床に向けて、ゆっくりと放り投げた・・・・。
「ゆゆゆゆゆゆゆゆっぅううう!!!!!!!!!」
その場にいるゆっくりたちは、放物線上に落ちていくマッチの火を、
その軌道を追うように視線を動かしていた。
それは一瞬の出来事だったが、ゆっくりたちにとっては、
とてつもなくゆっくりに見えた・・・。
自分たちが助かったはずと思っていた恐怖が実現へと向かう様が・・・。
マッチの火が地面に付きそう担った瞬間、とあるまりさが・・・。
「ひさんんんんん!!!!ゆっくりしていってねぇええええええええええええ!!!!!!!!」
と、半狂乱・・・というより、
狂い出す寸前のまりさが、自身のゆん生で一番大きな声だと思われるくらいの叫び声が部屋中に鳴り響いた・・・。
その叫び声に答えるかのように・・・・。
『火さん!!!ゆっくりしていってね!!!』
師範代は、口を三日月上に開き、口から歯が見えるくらい笑っていた・・・・。
つづく
あとがき
やっと、本格的なゆっくり道の稽古(虐待?)に辿り着きました。
日夜、ゆっくり道の稽古の内容を考えていて、ストーリーが先に進みませぬ。
ゲス愛で派 について
思ったより、お兄さんの反響がよいことにびっくりです。
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
最終更新:2009年10月19日 17:42