ふたば系ゆっくりいじめ 452 体3

体3 28KB


※『ふたば系ゆっくりいじめ 393 体』『ふたば系ゆっくりいじめ 401 体2』の続きです先にそちらを見なければわからない描写が存在します。
※俺設定要注意
※ご都合主義満載です
※虐待されないゆっくりも存在します
※ガ板ネタ 要 注 意!!







体3











先生は喜んでいた。とある『計画』のために街の排ガスなどに汚染されていない野生のゆっくりが欲しかったのだ。そこへ4匹も、それも山からこんなところまで歩いて来れる活きのいいゆっくりを無償・無労働で手に入れることができたのだから。
先生はそれぞれの箱にお菓子を入れ、皆が食べるのに夢中になっている隙に長ぱちゅりーの箱にのみ蓋をして積み込んだ。これによって長に他の連中の言葉を遮らせない。しかもぱちゅりーの箱にのみお菓子を多めに、他3匹には見えない角度で、という徹底ぶりである。
そして車を発車させた。これにより、車は中の会話は誰にも聞けない動く密室と化す。


「やあ君たち!本当は何か別の目的があって山からきたんじゃないのかい?」
「ゆゆっ!?どうしてわかったんだぜ?」
「うん!さっきお話ししたとき、ぱちゅりーが何だかゆっくりしてなかったからね。何かあるんじゃないのかって思ってね!」
「ゆー!すごいよ!実はね……」


先生は人目を気にする心配がなくなったため、鬼意山口調になっていた。
にもかかわらず、ゆっくり達は命の恩人でありお菓子をくれた先生を完全に信用していた。そして、計画をしゃべってしまったのだった。


「へえ…なるほどね」


心の中ではもう踊りたくなるほど喜んだ。
―――なんということだろう!すぐゆっくりが欲しかった時にこんな好都合なゆっくりが手に入るなんて。まるで腐女子の前の投手と捕手!!!―――


「そうだ!皆今日は疲れただろう。『おにいさん』の家に泊まって、明日ゆっくり帰ればいいよ」
「ゆゆっ!それはめいあんだぜ!さすが『おにいさん』だぜ」
「ゆわーい!おとまりだよ!みんなでおとまりなんてちいさかったときいらいだよ」
「ちこう!ちんこ!ちぃぃぃぃぃぃんぽぅ!」
(むーしゃむーしゃ!むきゅうう!し・あ・わ・せええ!)

当然、この『おにいさん』と『おにいさん』はまったくニュアンスが違う。ゆっくりが「まりさのいえのまりさはまりさのところのまりさといっしょにゆっくりすることにしたんだって」というのと同じである。ただ、人間は漢字でそのニュアンスを区別できる。そう、『鬼意山』と『お兄さん』の違いを…。
なお、ぱちゅりーであればさすがに泊まることは何かと理由を付けて反対しただろうが、「完っ全っ防音!透明な箱Z」(拘束鬼意加工所製、¥3,980)のせいでこの会話を聞くことはかなわない。


計画どおり!
「よし、そうと決まればおにいさんのお家に行こうね。」


といっても元々山になど向かっていなかったので、すぐに到着した。
箱に入れたままゆっくり達を虐待ゆっくり用の待機部屋に入れ、そこでようやく箱から出した。


「ゆわー…。とってもゆっくりしたゆっくりぷれいすだね」
「ここをまr「おにいさんの家だからね」…そ、そうだったんだぜ」
「ちーーーんぽ!」
「むきゅう。なんでこんなことに…?」


ぱちゅりーは一応心配はしていたが、先ほどからお菓子をたくさん食べて満腹に近かったため、警戒心が薄れて実際に何か行動を起こすようなことはしなかった。
そしてゆっくりたちがその場でくつろごうとしたとろで、先生は大きな声で言った。





「あらためていらっしゃいませ!加工所にようこそ!」

















「がごうじょはい゛や゛あああああああああああああああああああああ」
「ゆぎゃああああああああああああああああああああああああああああ」
「いいいいいいいいでぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
「むぎゅううううううう!だましたわねええええええええええええええ」
「ああ、ごめんごめん。説明が足りなかったね。ここはゆっくり加工所じゃなくて人間加工所だよ」
「ああああ…ゆ?どういうことなんだぜ!?」
「君たちは胴が無い人間の子供を探しにきたんだろ?」
「むぎゅ!?どぼじでぞれを!?」
「さっき君のお友達に教えてもらった」
「むぎゅうううううううう。なんでおしえたのーーー!?」
「だってこのおにいさんはゆっくりできるんだぜ!」
「そうだよ!ねー」
「さお!」
「というわけで何で胴が無いのか教えてあげようと思ってね」
「お、おにいさん…ぱちゅりーたちをころさないいの?」
「はっはっは、今回は許してあげるさ。でももうやっちゃだめだぞ。虐待鬼意山に捕まっちゃうかもしれないからな」


ここで普段のぱちゅりーなら本当に許されたのかと警戒したが、先生はとてもゆっくりした人間であり、愛で派であるだろうと認識してしまっていた。偶然助けたことに始まり、意識を逸らせる為にお菓子を多くあげたことでそのような判断を下してしまったのである。

「あ、ありがとう…でもにんげんかこうじょってどういうことなの?」

ぱちゅりーは先ほどの疑問を思い出して質問した。なにせ加工所といったらゆっくりを捕まえ、苦しませて殺すことで有名なのだ。故に『ゆっくり』加工所。つまり『人間』加工所と言ったら人間を捕まえてを殺す場所という意味になってしまう。
そしてその疑問に応えるべく先生は笑顔で説明を始めた。


「君ちは人間が生まれた時は胴が無いのは理解しているかい?当然だよね。捕食種だって最初は胴無しなんだもの。そっくりな人間が最初から胴があるわけないもんね」
「ゆー!おさのいったとおりなんだぜ!」
「でもなんでさっきのばしょにいたおちびちゃんたちはみんなどうがあったの?おかしいよ!」
「その通り!」


先生は的を射た発言をした生徒に対するようにれいむに反応した。


「そう!彼らは子供なのにもう胴付き人間になっている!そしてその答えがこの人間加工所なのさ!つまり…」
「つ…つまり?」
「ここで生まれてすぐの子供に胴を付けてあげているのさ!」
「「「な、なんだってーー!?」」」「ど、どぴゅどっぴゅーー!?」
「だって考えてごらん。街は危険がいっぱいだ。とても大きなスィーや硬い地面、それに猫や犬、鴉それがどんなに危険かわかるだろう?」
「た、たしかにそうだわ!」
「だから生まれてすぐに胴付きにして何倍も強くしてあげるんだ。そうすることで街でも生き延びれるし、街で鍛えられているからこそ人間は強いんだよ」
「りにかなっているわ…。まさかにんげんさんにそんなひみつがかくされていたなんて…」


ぱちゅりーはショックを受けていた。それならば同じ胴付きであるれみりゃやふらんが敵わないのも無理はない。生まれてすぐに強くなる上、こんな場所に住み続けているのだから。車に乗る前は人間の強さを探り、ゆっくりもそれをやろうと思っていたが、これでは無理だ。自分の計画が完全に破たんしたことを理解し泣きそうになっていた。しかし…


「ところでさ、提案があるんだ」
「ていあん?いったいなんなんだぜ!?」
「うん、ねえ君たち…」












胴付きに、なりたくない?












「え?」
「それっていったい…」
「なんなら、順番に君たちを胴付きにしてあげてもいいんだ。やめておくかい?」
「で、できるの!?」
「勿論さあ!おにいさんは気に入ったゆっくりがいると、ついやっちゃうんだ!ゆっくりの体のことなら何でも知ってる、胴ぐらい朝飯前さ!」
「そ…それは…」


さすがのゆっくり達もこの提案には困惑していた。確かに胴付きになれば何倍も強くなれる。しかし通常6種の胴付き化など聞いたことがない。そう不安がっていると、


「ぱちゅりーはどうつきになりたわ!そしてぜんそくとはおさらばするのよ!」


ぱちゅりーは意を決したように叫んだ。人間ほど強くならずとも、胴があればかなり今の状況が改善される。あわよくば群れに帰った後、みんなをここに連れてきて胴付きにしてもらおう、と。



むきゅ!どうつきになればたとえにんげんさんにかてなくても、かなりていこうすることができるわ。そうなればきっとにんげんさんもわたしたちをけいかいしてあまりひどいことをしなくなるにちがいないわ!れみりゃたちはかずがすくないからにんげんさんからにげているんでしょうけど、ぱちゅりーたちならゆうかんにいどむわ。かんぺきなさくせんね!むきゃきゃ!



ぱちゅりーの頭の中では、全員胴付きになった時の強さを人間≧捕食種≧通常種ぐらいにしか考えていなかった。自分たちと胴無しの捕食種との戦力差など頭にない。やはり森の賢者(笑)であった!
ちなみにもう1つ。ぱちゅりー種、というかゆっくり自体喘息にならない。体が弱い=喘息という単なる思い込みである。


「おさがなるんなられいむもなるよ!」
「まりさもどうつきになってきのみさんをいっぱいあつめるんだぜ!」
「にじせーちょー!」
「じゃあ決まりだね。順番はそうだな・・・一番元気なまりさ!きみに決めた!」
「やったぜ!いちばんのりだぜ!」
「いいなあ。れいむもはやくやってほしいよ!」
「ははは、でもまりさ1つ聞いておくよ。一度この手術をしたらもう元には戻れない。いいね?」
「かまわないんだぜ!どうつきになってれみりゃをぎったんぎったんにしてやるぜ!」
「よし、では胴付き手術にレッツゴー!」


まりさと先生は笑顔で部屋から出て行った。まりさは好奇心に満ちた笑顔で。しかし先生の笑顔は違った。
そこにあったものは、先ほどの惨劇になかったもの……悪意に満ちた、大人の笑顔であった。











「むきゅ。げんきなゆっくりのじゅんってことはぱちゅりーはいちばんさいごね…はやくやってもらいたいわ!」
ユギャアアアアアア!
「そうだね!つぎはれいむだよ!」
パイルダーーーーーオンッ!
「あばれうま!」
ナジム!ナジムゾオオオ!!
「むきゅきゅ。そうねみょんもげんきだものね」
バリザノナガニハイッデゴナイデエエエ


何やら非常にゆっくりできない声が家じゅうに響いているが、生憎ゆっくりたちには聞こえていなかった。虐待鬼意山たちの例に漏れず、虐待関連の部屋には防音が施されているのだ。もしこれがなければ「胴付きになれる」という本当の意味を理解して泣きわめいてしまっただろう。


がちゃ
「ふぅ…。手術は終わったよ。後は2日間安静にしていれば体が馴染むだろうね」
「おにいさん!まりさはもうどうつきになったの!?」
「なったけど、体がまだなじんでないんだ。もうちょっとしたら完全な胴付きさ!」
「ゆー!じゃあつぎはれいむだよ!はやくつれていってね!」
「せいてんかん!ばべるのとう!!」
「悪いけど、胴付き手術に必要なものを休ませなければならないんだ…。もう3日待ってくれよ。それまでご飯もあげるしさ」
「ゆえええええいやだよさっさとしてね!」
「おちついてれいむ!いそいでもなれないんだったらまちましょう。でもおにいさん、ごはんはちゃんとちょうだいね」
「お安い御用さ」


このような調子でれいむ、みょんと3日ごとに部屋から出されて手術を受けに行った。しかし、みょんが連れ出された時点でにぱちゅりーはあることに気づいた。

みんな帰ってこないのだ。もうだいぶ経つのにれいむはおろかまりさも戻ってこない。さすがに怪しいと感じてそのことを話したが、

「今はリハビリ中なんだ。体を動かす訓練で毎日クタクタだから来れないんだよ」

と言って会わせてもらえない。では自分が会いに行くといっても何かと理由をつけて部屋から出してもらえないのだ。
そしてとうとうぱちゅりーの番が来た。


「むきゅ。おにいさん…よろしく…おねがいするわ」


―――あちゃーまずいな。さすがに警戒している。暴れてもいいように力が弱いぱちゅりーを最後にしておいてよかった。―――


先生は自分の判断の正しさに安心して、ぱちゅりーを抱いて作業部屋の扉を開けた。そこにはさまざまなものが置いてあった。インパクトや電ノコなどの工具、薬品が多く陳列している棚、それとは別にさまざまなゆっくり関連の本が並んでいる棚、他にもいろいろなものがあったが、ぱちゅりーの目はそれらを見ていなかった。なぜなら、

「ついにそれが最後ですね。おお感謝感謝」

捕食種に並ぶ天敵、胴なしのきめえ丸が部屋の真ん中にいたのだから。












「むぎゃあああ。き、きめえま………る?」


叫んでいる途中でぱちゅりーはあるきめえ丸のある異常に気づいた。
子ゆっくりであろう小柄なきめえ丸の体の下に何やら大きめの丸い物が3つ付いていた。胴付きで四肢が欠損しているのであればもっと平坦なはずである。だがそれにはくびれが3つも付いてるうえ、1つ1つが丸い。先ほどのように丸い物体が3つと表現するほうが近い。しかも真ん中と下は少し動いているのだ。


「ゅ……ゅぅ……」
「まら…だんこーん……」

「むきゅっ!?れいむ!?みょん!?」


ぱちゅりーは3日ぶりの友人の声に思わず声をあげた。だが、その聞こえた方向がおかしい。なぜならそれはきめえ丸に付いている謎の物体から聞こえてきたのだ。


「まだ意識があるとは。黒饅頭とは一味違いますね。おお、あっぱれあっぱれ」
「ど、どういうことなのきめえまる!!」
「そのことについて僕が説明してあげるよ!あれは君と会う前日だった…」

先生は待ってましたといわんばかりに話を始めた。









――――――10日前
休日を利用して先生は虐待に使うゆっくりを収穫するために森に来ていた。ぱちゅりー達が来た時に待機部屋に誰もいなかったのもストックが切れていたためだ。
何匹かは見つけたが、先生の虐待に耐えられそうなゆっくりはおらず、見つけては潰し、巣を暴いては潰すを繰り返していた。
そうしてしばらく歩いていると、何やら泣き声が聞こえてきた。先生はしめた!と思いその場に急いで駆け付けてみると、2匹の野犬達がそれぞれゆっくりを襲っていた。その後ろには子供以上大人未満の大きさのきめえ丸が横になって涙を流して叫んでいた。先程聞こえた声は彼女のものだったのだ。
先生は大声を出して野犬を驚かすと、彼らはそのまま逃げだしていった。するときめえ丸は2匹の元に駆け寄ろうと体を起こしたが、同時にすさまじい絶叫をあげた。どうやらあんよを食い破られていたにもかかわらず起きたため、中身が地面に触れてしまったようだった。


「おお…人ゲンさン……」
「オ゛、おぢビじゃンヴぁだいじょウぶだドゥ…?」
「父上ぇーーー!母上ぇーーー!」


襲われていたゆっくりはきめえ丸とふらんだった。だが、この2匹はもう長くないであろう。羽は食いちぎられ、振りまわされたであろう髪もあちこちに散らばっていた。歯もかなり砕けているし体中に噛み跡がありかなりの量の中身が飛び出ていた。何より、顔面の4分の1が喰われているのだ。きめえ丸は左目しか残っていないし、ふらんは頬が消えて口の中が丸見えだ。
どうやら手遅れだったようだが、落胆以上にこの状況を不思議に思った。きめえ丸とふらんが一緒になって動物に襲われるなど珍しい。ふらんがきめえ丸を襲っている最中に犬が来たのかと一瞬思ったが、ふらんがきめえ丸を積極的に襲うなど聞いたことが無い。
とりあえず小さいほうのきめえ丸をそっと反対にして抱いてやり、オレンジジュースをかけてやった。そして無駄とは分かっていたが2匹にもオレンジジュースをかけてやることにした。


「おお、痛みが…少し…引きました」
「うー…ありがと…」
「父上!母上!大丈夫ですか!?人間さんありがとうございます!」
「いや、この傷じゃもうだめだ…もうこのジュースじゃ鎮痛剤ぐらいの効果しか期待できないよ」
「かまいません…最期に、この子の顔が見れるのですから」
「おにいさん…たすけてくれて…ありがと」
「そんな!?気をしっかり持って!休めば大丈夫ですよ!?」
「いいえ、私達はもう助かりません…。だから…これからはあなた1人で…生きていくのですよ」
「で、でも…おちびちゃんもケガしてるんだどう。おにいさん、おねがいが…あるんだどう」
「子供を助けてやってくれってか?別に構わないが、お前ら番いなのか。珍しい組み合わせだな」
「…ええ…そんな珍しいが故の…たった1人だけの可愛い可愛い子供です…どうか…怪我が治るまで…ぐふっ」
「もう…おわかれだど…おちびちゃん…げんきで…」
「「さよう…な…ら…」」
「うううう。うわああああああああ」


先生も虐待鬼意山である。親が目の前で死んだ子ゆっくりなどよく見かけるし、親の死体をさらにぐしゃぐしゃにして子のお飾りをそれに突っ込みヒャッハーするなど日常茶飯事だ。
だがそれは餡子脳饅頭の話。彼女らのような高い知能を持つ稀有なゆっくりの死にはある程度敬意をはらう。


先生はきめえ丸が落ち着くのを待ち、今後の話を始めた。

「お前の両親に頼まれた。だからそのあんよの傷がふさがって自立できるようになるまで俺の家に来い。」
「ぐすっ。本当によろしいのですか?」
「子ゆっくり1匹ぐらいなら当面はわけないさ」
「おお、感謝…感謝…」


先生は親の死体を別々の袋に入れ、きめえ丸を手に持って帰路に着いた。驚いたことに、きめえ丸のあんよすでに膜が張っていた。

―――オレンジジュース効果とはいえ普通これだけの大怪我はこんなに早く治らないぞ!?ふらんの血…餡を引いてる影響か―――





帰宅後、きめえ丸にさらにオレンジジュースをかけてやり、死体入り袋を冷蔵庫に入れた。死体を処理するのはあることを確認した後に、と先生は決めていた。そして、あの4匹の運命を決定した『計画』について話を始めた。


「なあきめえ丸、お前も栄養をちゃんとつけたらいずれ胴付きになるんだよな?」
「ええ。その通りです。でもあの森は食べ物は決して多くありませんからね。きめえ丸種は雑草はあまり食べれませんから、母も胴なしのままだったんです。父も私達に合わせてゆっくりを食べるのを控えてましたし…」
「その事なんだが、お前、子供のまま胴付きになってみないか」
「は?」
「お前が大人になるのを待っていたら秋の中盤になっちまうんだ。その頃には冬ごもりの準備はほぼ終わってなきゃいけない。でもお前は人間の家から森に帰ったばかり、しかも独り立ち直後だ。ほぼ確実に失敗して死ぬ。」
「おお…おお…」
「でも胴付きなら大人になる前に森に帰れる。それどころか身体っていうアドバンテージがあるから準備もスムーズに進む」
「それならとても魅力的な提案ですが…可能なんですか?」
「ああ。最近『月刊ゆ虐の友』で見てな。それによると成功率は低いそうだが、俺の見立てではお前の場合かなりの高確率でうまくいく。」
「…元々選択肢など無いに等しいのです。それをお願いします」







――――――9日前(ぱちゅりー一行捕獲、まりさ手術日)

「ゆゆーん。これでまりさもどうつきだぜ!」
「そうだね。まりさは胴の上部分や手になるんだよ」
「ゆ?」

がちゃ
「おお、それが『あれ』の材料ですか」
「ゆぎゃあああ!きめえまるだあああああ!」
「そおい!」


先生は部屋に入るやいなやまりさを顔面から床に叩きつけた。そのせいでまりさの前歯が折れてしまっていた。


「ゆぎゃあああ!?なにするんだぜ!?」
「ヒャアアアアア!ゆっくりは改造だああああああ!」


虐待鬼意山の中には称号やG(ぎゃくたい)ネームとして○○鬼意山と呼ばれる者がいる。ぺにぺにがおちびちゃんな『短小鬼意山』や自動車の修理工として働く『修理工鬼意山』などが後者にあたる。

先生は前者……Gネーム、『改造鬼意山』と皆に呼ばれる虐待鬼意山であった。










よし、ではまずはまりさのあんよを切り刻む!
「ゆひいいいいい!?やめるんだぜえええゆぐおおおおおあああああ!?」
カッターで碁盤目のように縦横に切っていく。中の餡子も一緒に傷つけることで痛みも加わりより一層移動能力を奪える。
「ゆああ。ばりざのしんそくのあんよが…」

これで安心してより痛い作業に移れる。次はまりさの目に指を突っこもう。

「ゆぎゃああああああ!」

抉る、抜くなどという生易しいものではない。掻き出す。何回にも分けて眼球をほじくり出す。これにより眼球からの痛覚の信号がいつまでも餡子に送れていく。それを2回、両目で行われることでまりさを気絶も出来ずに苦しませ続ける。
「ゆがあ、ゆがあ」
うん!スプーンの方がきれいだけど、今回はどうせ眼の痕は消えるんだ。だったら声を楽しまなきゃな。

おつぎはぺにぺに。さすがに手では餡子を削り取りすぎてしまうな。ならば…これだ!




先生……改造鬼意山は短いアルミパイプを取り出した。直径は4?ほどであり、これをまりさのぺにぺにがあるであろうの位置にあてがった。




そおい!
「ゆごああああああ!!!!!!」
先程よりさらに大きな声をあげたな。まあ当然だ。内臓にダイレクトで異物を入れられたんだから。ではこれを体内から出してっと。
上手に抉れました~♪
いまアルミパイプに詰まっている餡子はぺにぺに、まむまむとして機能する部分だ。これで変な所でにんっしんする心配もなくなった。穴がでかいからジュースを流して出餡多量を防ぐ。
「いじゃい…いじゃいよおおおお…もうおうちかえるぅぅぅ」

まりさがうるさいが無問題だ。あんよ、目、ぺにぺに…ならば次は歯だな。

「ふが!?」
まりさの口の上下をフックで固定し、大開きにする。そして!ペンチで!!抜く!!!
「ふごおおおおお!?!?」
一本一本丁寧に抜いていく。なるべく痛みをあたえるのがゆっくりの歯医者の極意だと聞く。ならば虐待鬼意山にだって可能。
ぶちっ「ぬ゛」
ずぽっ「ヴぁ」
べきっ「あ゛」
めりっ「ぼ」
ついにすべての歯を抜き終わり、残すはあと一か所。頭だ。これが今回の肝であり、失敗は許されない。


まず頭髪を表皮ごとナイフではぎとり、ハゲ饅頭にする。そして目的に合わせて頭頂の皮を切り取った。
次に冷蔵庫から2種類の餡入りのビンを取り出す。これはきめえ丸の両親の中身だ。あの後、計画の為に中身の一部を取り出し、保管しておいたのだ。
親きめえ丸の餡子をふらんのものより多くビンから出し、小皿の中で混ぜた。そしてまりさを立たせて固定し、見えている餡子を覆うように先程の混合餡を乗せた。


「きめえ丸、いいな!タオルをしっかり噛んで喰いしばれ!」
「わ、わかりました。お願いします」

きめえ丸の底部をナイフで切り取っていく。可哀想に。あんなに痛そうなうめき声を上げて…。もう少しの辛抱だからな!
幸いにも前日の確認後、あんよの治療を中止していたので薄皮を切るだけで済む。健全なあんよを切り取ることになっていたらと思うと自分まで痛くなりそうだった。

「きめえ丸、よく頑張った!さあ最後の仕上げだ」

先程放置しておいたまりさのところまで抱えて行き、

「パイルダーーーーーオンッ!」

餡子がむき出しのあんよをまりさの餡子むき出しの頭に合体させた。
すぐさま結合部にオレンジジュースを浴びせ、今までの手術の成果を見守る。すると3分も経つと…

「ゆ゛!?」
「おおっ!?」

ついに反応が出てきた!

「馴染む!馴染むぞおおお!!」
「はひはのははひはひっへほはひへえええ!」

うん、まりさお前何言ってるんだ?しょうがないので以前ゆっくりの歯で作った入れ歯を口に突っ込んでやると、

「ばりざのながにはいっでごないでえええ」

と弱弱しく叫んだ。



普通、ゆっくり同士を結合させるとバラバラの意思を持つ双頭ゆっくりができる。だが今回の虐待…もとい手術ではだんだんきめえ丸に主導権が移っていっているようだ。これこそが俺が雑誌の方法に独自のアイデアを加えた胴付き化の手法なのだ!

その秘密はあの混合餡にある。あれはきめえ丸の両親のものだ。ふらんの餡がふらんとのハーフであるきめえ丸の餡に反応して『傷ついている』と認識することで、再生能力をまりさの餡子に作用させて置き換えているのだ。だが、そのままではふらんの餡が増殖しかねないと思い、親きめえ丸の大量の餡と混ぜた。
こうすることで量を確保しつつふらんの餡の濃度を下げ、同時に混合して一体化した親きめえ丸の餡がきめえ丸の餡との『つなぎ』として働き、きめえ丸側の餡がまりさを侵食していったのだ。やがて混合餡もきめえ丸の大量の餡に駆逐されて一体化するだろう。両親は死んでなお子供を助け、子供の一部として生きていくのだ。
今は1匹分だけだし体もくそもないが、最終的に成ゆっくり4匹分の餡子と大量のオレンジジュースの効果で下のパーツから胴が形成されていくだろう。その形成もふらん再生能力による欠損部の修復作用のおかげなのだ。


手術は大成功だったが、俺もきめえ丸もくたくただ。念のため時間を置きたかったし、きめえ丸の体力回復もかねて残りの3匹には3日後と伝えておこう。






――――――6日前(れいむ手術日)

「ゆぎゃああああああ」

「いやだやめてだれかれいむをたすけて」

「ゆあああああ…れい丸は…しにたく…おお、いやだ…」






――――――3日前(みょん手術日)

「ちんぽおおおおお」

「でかまらあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

「ぢ…ん…わたしのほわいとちょこがなにかにおかされていく…。だがたとえからだとこころはあけわたしても、このたましいだけはまもってみせる…」






――――――現在(ぱちゅりー手術日)

「……とまあこんな感じで目の前のきめえ丸…いや寄生丸がいるんだ。さっき声がしたのは上からまりさ、れいむ、みょんだよ。まりさは完全に一体化したみたいだけど、下2つは本体から遠い分しぶといね」


あまりにも凄惨な内容のため、クリームを吐き出さないように口をホッチキスで止められたぱちゅりーは大粒の涙を流していた。
改造鬼意山がホッチキスを外してやるとぱちゅりーは弱弱しく体当たりしながら責めてきた。


「だましたのねええ!どうつきにするなんていってええええ!ふざけるなああ。みんなをかえせええええ!!!!」
「おいおい、落ち着いてくれよ。僕は何にもだましちゃいないよ。寄生丸に取り込まれて一体化することで胴付きになったじゃないか。たかがゆん格が消滅しちゃっただけだよ。いつか勝手に生えてくるよ。それに二度と元に戻れないって念を押したのに志願したのは君たちじゃないか」
「むぎゅうううううううぁああああああああ!」
「やれやれ…ヒャッハパンチ!」


改造鬼意山はもう会話は無駄だと結論を出し、パンチの先制攻撃を口にお見舞いした。



「がは…」
「さて、では恒例の……ヒャア!我慢できねえ!改造だあ!」


先生はぱちゅりーに再びホッチキスをして身体をひっくり返した。あんよを切るつもりだが、今回はカッターでなく名刺を取り出した。

「一流の社会人鬼意山は仕事道具を虐待に応用できるという。部品はともかく作業くらいはその域に達したいものだ。というわけで練習に付き合ってくれよっ!」

そういうとあんよに当たるような軌道で名刺を高速で振りぬいた。紙とは張りを持たせることで時に人間の皮膚すら切り裂ける。ぱちゅりーのあんよも例外でなく切られたが、饅頭であるがゆえに人間より皮が厚く、運動能力を奪うほどの深さには達しなかった。

「~~~~~!?」
「やはり1回じゃ無理か。せめて名刺2,3枚で済むようにしたいな。」


そう言って名刺であんよを切る作業を続けていった。慣れていないせいもあり、結局名刺15枚をダメにし、時間もまりさの3倍もかかってしまった。だが苦痛はそれに比例していない。少しずつ削られていくあんよ、時間をかけ露出していく中身のクリーム。口がふさがっていなければおそらく今頃皮だけになっていただろう。
続いて、半田ごてを持ち出した。餡子よりも流動性の高いクリームがこぼれないように少し焼いて固めるのだ。
あんよを切られた苦痛に参っていたぱちゅりーはいままでをはるかに超える激痛に白目をむいた。なにせ内臓むき出しの部分を焼かれているのだ。やがてあんよ全体が焼かれ、気絶してしまったぱちゅりーにオレンジジュースとキツケの胡椒をかけて無理やり覚醒させた。

改造鬼意山は次はどの作業をしようかと迷っていた。あんよ→目→まむまむ→口→頭ばかりでは芸がない。最初と最後は必須なので、中の3つを入れ替えるべきなのだろうが、どれが一番いいか悩んでいた。
考えること10秒。逆転の発想、ならば同時進行でやってみようという意見に至った。


先程のようにわざわざオレンジジュースをかけるのも面倒なので、今回はスプーンで右目をくりぬいた。それを左目の前に持っていくと、滝のような涙を流してそれを食い入るように見つめた。いったん目の作業は中止。続いて口の作業に移る。
問題は口の中の大量のクリームである。おそらくホッチキスを外した瞬間一気にこぼれて絶命してしまうだろう。そこで、今回の副題、同時進行にふさわしいやり方で解決する。そのために口より先にまむまむを処理する必要がある。

今回のまむまむくり抜きは、まりさの時と違い大き目に穴をあける。そこでパイプでなくショベルで穴をあけることにした。
理論もくそもない。改造鬼意山はただひたすら掘った。やがて口の下に直径8?、深さ6?程の穴がぽっかり空いた。中枢餡を傷つけないかと少し心配していたが、杞憂に終わったようだった。
この余分な大きな穴が役に立つ。今度は真ん中あたりから上に掘り進み、口とまむまむ跡とをつなげた。
口からまむまむ跡へ大量のクリームが流れ込んでいく。だが元々体内にあったものが戻っただけなので、多くは吸収され残りは穴をふさぐ程度だった。

これで口の中はきれいになった。まむまむにも半田ごてを軽く当てて漏れないようにし、いよいよ口を開いた。

「む゛…おに゛いざん…やべで…やべで…」
オニイサンハキニシナーイ。ラグラージハキモクナーイ。
ぱちゅりーに死なれても困るし、新しい手法も作りたかったので今回はペンチを使わない。ナイフで歯茎ごと切り落としてすぐに口を閉じ、再び半田ごてを用いて唇を癒着させた。今回の功労賞は間違いなく半田ごてである。後でバーナー派に布教でもしようかな、とも改造鬼意山は考えていた。


「~~…~…」


もうぱちゅりーと口をきくことはない。目を残しておいたので口をふさいでも恐怖の感情がはっきりわかる。同時進行プロジェクト、大成功である。

髪の毛の作業に移るが、さすがに工夫を凝らすこともなかったのでここでは割愛する。

そして最後に残った目の除去である。






「やあぱちゅりー!どうしてこうなったんだろうって疑問に思っているだろうね。目をとる前に答え合わせしてあげるよ!」
「…~~」
「まずタイミングが悪かったね。寄生丸がいなければ、もしかしたら君たちは生きて山に帰れたかもしれない。まあ十中八九改造した上でだろうけど」
「……」
「次に胴付きになった後の夢だね。言っとくけど人間は胴付きふらんを1人で10匹皆殺しにできる。5匹ぐらいなら無傷だよ。人間に抵抗できないし、そもそも胴付きになっても捕食種に敵わないよ。今だって胴なしに勝てないだろ?」
「~~!」
「そして教師に捕まったこともアウトだね。自分の教え子に危害を加えようとしていたゆっくりを優しくするわけないさ」
「~!~!」
「そして最後に…人間は生まれたときから胴があるんだよ。成長して胴が生えるなんて、虫じゃないんだからさあ」
「……!?」


ぱちゅりーは最後の言葉を理解できなかった。自身の計画の根幹の理論。そもそもそれが完全否定されたのだ。ぱちゅりーの餡子脳はその瞬間思考を停止していた。






改造鬼意山はきめえ丸ももとへぱちゅりーを連れていき、自分の未来を目に焼き付けさせてからスプーンを左目にあてがった。
「じゃあさよならぱちゅりー。暗闇の中、徐々に浸食されながらヒャッハりしていってね!」








――――――約2週間後
改造鬼意山…いや先生は卒業生を送るような目で玄関に立っていた。
「今まで本当にお世話になりました」
「ああ、達者でな。でもホントに森に帰るのか?お前さえよければ俺の飼いゆっくりになってほしいんだが」
「嬉しい提案ですが、やはり父と母と一緒に暮らした森こそが私の住む場所なのです」


寄生丸…否、きめえ丸は見事な胴付きになっていた。
あの後順調に体が形成されていき、3日前ついに成体前に完全に胴付き化した。形成の過程で餡子が大量に消費されたので体も頭の大きさに見合ったものになっており、とても整った美ゆっくりになっていた。
なによりうれしい誤算だったのは、ぱちゅりーの野生で生きるための豊富かつ有用な知識がきめえ丸に残った事だ。一番頭から遠かっただゆえにクリームの中にあった記憶がが中途半端に残り、それが『記憶』でなく『知識』としてきめえ丸に定着した。おかげでかなりの知識を手に入れ、おまけにぱちゅりーの記憶と混同することもなかった。
そして残りの日々をリハビリ・訓練にあててこの日ついに一人立ちとなったのだった。


「じゃあ元気でな」
「ええ、春になったら挨拶に来ます。先生もお元気で!」


こうして、きめえ丸は森に帰って行った。その後も交流を続け、きめえ丸が森を案内したり奥さんになったふらんを紹介したりして死ぬまできめえ丸は先生を慕い続けるのだった。


「さあて、たまには作業部屋を掃除するか。ん?なんだっけこの頭皮?気持ち悪いなあ」


それぞれ色の違う髪の付いた4つのゆっくりの頭皮が部屋の隅に積まれていたが、先生はそれが何なのか完全に忘れていた。






こうして森の賢者(笑)の作戦は失敗し、優秀な長と多くの大人を失った残りの群れは今までの敵に加え、最近出現した人間の協力者と噂される胴付ききめえ丸による誘拐にも頭を悩まされいったのだった。






【あとがき】
補足
1.先生は二重人格ではありません。ただ単にTPOをわきまえているだけです。


2.作者の作品ではゆっくりの知能によって喋り方を変えています。
ドスクラス、特に高い知能のゆっくり(例:きめえ丸)・・・・・・漢字混じり

一般的な知能の高いゆっくり(例:ふらん、『仏』の帰依なずーりん)・・・・・・カタカナ混じり

普通のゆっくり(例:言うまでもないでしょ。馬鹿なの?死ぬの?)・・・・・・ひらがなのみ





終わった…終わったぞ…。
元々『』で完結させていた作品。中途半端との声を聞き無理矢理『体2』を書いたため、ネタ切れ・虐待描写下手・レポート三昧の三重苦で結局『体3』の完成に2週間弱も近くもかかってしまった。
もう…寝てもいいよね…?








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感想

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  • ラグラージはカワイイ -- 2014-06-21 22:38:28
  • いいはなしだ 。・゚・(ノ∀`)・゚・。 -- 2011-06-04 06:38:12
  • みょん実は誇り高いこと言ってたwww -- 2011-01-13 00:38:31
  • けっこうシリアスに見てたのにパイルダーオンッ!!でクッソワロタwwww -- 2010-12-07 02:03:23
  • きめぇ丸を嫁にしたいぜ・・・ -- 2010-11-06 17:50:37
  • きめぇ丸の両親が、子供の一部となり命を繋いでいく、か。
    感動的だなぁ… きめぇ丸達、幸せになってね! -- 2010-10-10 19:13:45
  • みょんの言葉が微妙に感動的だった。 -- 2010-08-15 22:04:34
  • >>死んでなお子供の一部となり
    まさかゆ虐で涙腺緩む日がくるとは……
    イイハナシダナー
    (つд`)

    P.S. いや、ラグラージはキモいだろjk -- 2010-07-19 20:14:42
  • きめぇ丸優遇は、ゆっくりできるね!! -- 2010-06-23 12:17:03
最終更新:2009年11月01日 16:48
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